2021年7月15日のじっちゃまライブです。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- 昨日パウエルの発言を受け、ハイパーグロース下がった?
- ナスダック今後も上がる?
- OLO オーロ―
- 8月末の金利は今より下がる?
- AFRM アファーム
- DAL デルタ航空
- 3月、5月のグロースの下げは金利2%を織り込んでいった?
- CRWD クラウドストライク、DOCU ドキュサイン、ZS ジースケイラーの見通し
- MQ マルケタ、ストライプの違い
- 去年IPO銘柄が今年の最安値を更新していくシナリオは?NCNO エヌシーノ
- 宇宙銘柄
- 孫正義さん 投資家としてはどう?
- LEVI リーバイストラウス
- DOCS ドクシミティ MQ マルケタ CURV トーリッド XMTR ゾーメトリー
- 先送りになることで秋の相場が荒っぽくなる可能性があるのはなぜ?
- クルーズ株
- GLBE グローバルイーコマース
- NKE ナイキ
- SPCE ヴァージン・ギャラクティック のアットザマーケットオファリングについて
- 70代後半の母、年金以外で年間数十万円の収入が欲しいと言っている。PFFは?
- ANVS アルツハイマー関連
- 30歳男、投資額500万、さらにつみたてNISA30年、年利7%で4,000万超、年利10%で1億弱、夫婦2人つみたてで倍になり老後年金問題無縁?
- AA アルコア
- クルーズ、ホテル株もテーパリング延期の影響はある?
- ZI ズームインフォ
- テーパリング発表後の株価、為替の影響は?
- KRUS クラスシ
- AI シースリーエーアイ
- PINS ピンタレスト、TWLO トゥイリオ
- ローテーション戦略についての見解。
- TSM 台湾セミコンダクター
- T AT&T ワーナーのスピンオフについて
- noteで決算取り上げる選定基準は
- ブルーオリジンのベゾス初飛行の宇宙関連銘柄への影響は?
- BA ボーイング
- QS クアンタムスケープ
- ULCC フロンティア航空
- WBA ウォルグリーンズ
- LYFT リフト
- DAL デルタ航空 決算良かったが
- VUZI ビュージックス
- TDOC テラドック
- INPX
- 前回AFRM アファーム決算のように特殊要因ある場合なぜ事前にアナウンスが無いのか
- 年後半MRNA モデルナ、BNTX バイオンテック、GS ゴールドマンサックス、AMZN アマゾン、NVDA エヌビディアどれがおススメ
- BMY ブリストルマイヤーズ
- リア充の中でもHA ハワイアン航空、NCLH ノルウェージャン・クルーズライン、DAL デルタ航空 研究の余地あるとのこと、どのような方法で研究すればいい?
- 予想EPSなどはどこで確認?
- BIGC ビッグコマース アマゾン提携は?
- RPRX ロイヤリティファーマ
- PRFT パーフィシエント
- QRVO コルボ
- CLX クロラックス
- リチウム鉱山関係株
- ASTR アストラ
- ICHR アイコア
- AKAM アカマイ
- PGNY プロジニー
- SEER シーア
- GDRX グッドアールエックス
- TSLA テスラ
- ZM ズームビデオ
- DOCU ドキュサイン
- SAP
- MRNA モデルナ
- 現在の株価水準はテーパリング織り込んでいないのでテーパリングの話が出たら株価は下がる?
- これから数か月のお遊び期間、投資はどの程度OK?
- NFLX ネットフリックス
- TSM 台湾セミコンダクター
- BNTX バイオンテック
- NVDA エヌビディア
- RPRX ロイヤリティファーマ
- RVLV リボルブ
- SPG サイモンプロパティズ
- DOMO
- 長期保有に適した銘柄はサブスクリプション?
- NIO ニオ
- BIDU バイドゥ
- ARK
- FVRR ファイバー
- TSLA テスラ
- RKT ロケットカンパニーズ
- SHOP ショッピファイ
- TM トヨタ
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
今日は米国経済、インフレ、金融政策についてレビューしたいと思う。
アメリカ経済は良好、インフレは足元は高いが将来期待は低い。
アメリカ経済は非常に良好。今年はGDPで多分7%成長が出ると、前回6月16日の連邦公開市場委員会、FOMCでFRBメンバー18名のアンケート調査の平均値。
来年2022年は3.3%成長がコンセンサス。今年も来年も立派な数字。経済成長は問題ない。新型コロナによる経済の混乱はほぼ終わったという風に考えていい。
問題は足元のインフレでちょっと高い。先日発表されたCPIは5.3%。
こんなチャートになる。いま6月は前年+5.3%。ビューンと上がっている。シェード(灰色)がかかっている部分はリセッションで、今も景気後退局面でシェードがかかっている。
今の水準5.3%くらいだったインフレ率は2008年7月、1990年10月しかない。
それより前に遡ると1980年にピークのインフレ率14.6%というときがあった。
でも、最近ではインフレはあまり激しくない、ということ。長期にわたって低インフレが続いているので、それがアメリカ国民のインフレに対する先入観、考え方にも影響し、それはひとことで言えばインフレは大したことないという先入観をアメリカ人が持っている。
今は新型コロナに伴う、外出禁止➡経済再開でみなが一度に動き始め、モノが足らず例えば材木の値段が急騰した、とか、半導体が品薄、とか、半導体不足から自動車が完成できない、となり中古車が高騰する、という一過性のインフレが今起きているという理解を大部分のアメリカの投資家はしている。
FRBは米議会からインフレ率はだいたい2%に収めなさいと言う使命=英語でいうmandateを託されている。
いま5.3%ということはそれを大幅にオーバーシュートしている。でもさっき説明したように「これは一過性のもの」とFRBは固く信じているので今あたふた引き締めに走る必要は無い、というスタンスを打ち出している。
市場関係者もそのFRBの考えに賛同していると思う。なぜならば長期金利、たとえば10年債利回りは今1.32%くらい。ということは、長期債の利回りは政策金利と投資家の考える長期でのインフレ率の足し算と(ものすごく乱暴に考えると)分解できる。今政策金利が動かないなら、長期金利を決定しているのは人々の、トレーダーたちの先入観・予想・期待。いま長期債が1.32%で取引されているなら、インフレ期待はすごく小さいということを示しているわけでしょ。
要は人の考え方、先入観には変化が無い。変化がない以上慌てて動くべきではないとFRB、パウエル議長とかは考えていると思う。
ということで、なるべく引き締めを後へ、後へプッシュバックする、そういう事をいまFRBはやろうとしている。
ジャクソンホールではテーパーが発表されないかもしれない。
で、きょうの話のポイント。僕はひょっとしたら8月にワイオミング州のジャクソンホールで毎年FRBが経済シンポジウムを開催するが、そのシンポジウムでテーパー(債券買い入れプログラムの縮小)が発表されるかもしれないというシナリオをここ数か月間持ってきた。
だけれども最近のパウエル議長ほか要人の発言を見ているとひょっとしたらジャクソンホールで何も出ないかもしれないという印象を持っている。まだわからないけれども。
でもジャクソンホールで何か出る確率は昔よりは低くなったと考えている。今投資戦略にそれを翻訳すると、7月の相場は高いと思っている(これは意見変更なし)。8月はジャクソンホール、8月末に転換期、踊り場を迎えるかもしれないという風に僕は考えていたけれども、その部分、ひょっとしたら何も出ないかもしれない。ということは7月に加え、8月もしっかりした相場で凪のようなイベントのない相場になるかもしれない、という風に思い始めている。だからもう1か月遊べる期間が追加された、ということ。
9・10月はよくわからない。ひょっとしたら8月に発表しなかったものを9・10月に発表するかもしれない。発表が先送りになっている。そうやって粘って粘って引っ張っていることで、発表が出た時のショックは今より大きいかもしれない。つまり、先送りにされたことで一段と荒っぽい相場が秋に来るかも、と考えている。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
昨日パウエルの発言を受け、ハイパーグロース下がった?
関係ないと思う。
今ハイパーグロース、ストーリー株に起こっているのはロビンフッドのIPO。個人投資家が待ちわびているが、どうもうまくいっていない、主にSECとの関係でうまくいっていない。要するに当局に嫌がらせを受けているということ。
ロビンフッドがIPOされるなら、そこでもう1回個人投資家ブームが盛り上がる。ロビンフッダーがつついているような、材料株、ストーリー株、みなで買いあがろう!というタイプのことを考えている個人投資家が多いがそれと正反対の方向に株価が動き始めている。
たとえばAMCは昨日1日で-15%暴落、GMEも昨日急落。そんな形で小型、テーマ株は今ことごとくやられている。そういう地合いが、本来ロビンフッダーとは無縁のZM ズームビデオ、DOCU ドキュサイン、CRWD クラウドストライクとかにも波及している。そっちの方が理由と思う。
①ZM ズームビデオその他SaaS銘柄の業績に問題があるかというとそうではない。すこぶるすこぶるすこぶる良い。
②金利環境 10年債利回りは1.32%。だからバリュエーションの問題ではない。
何が問題かというと、ストーリー1発で買いあがる株、みんなで相場を作りに行ったら勝てるんでは?という作為的な相場の作り方がボコボコに打ちのめされ、ギトギトになっている。当局の意図だと思う。SECはひひひ、ざまみろ、とほくそ笑んでいるんじゃないの?
そういうリスクがあるから気を付けて、気を付けて、と何回も言っていたでしょ、僕。
この手のIPO、いまIPO多いけれどもクオリティが下がってきていて、ポンコツな株ばかりIPOされている。過去に出てきた話題のIPOって上場後のパフォーマンスロクなものが無い。
最近でいうと、COIN コインベース、全く鳴かず飛ばず、一切いいところなし。少し昔でいうとABNB エアビー&ビーも前評判に比べればどうかな、という感じ。最近でいうとDIDI 滴滴出行とかクソ。良いところ何もなかった。そんな感じでIPOが儲からなくなってきている。
これは、サイクル。そういうもの。意図してそういう風に演出されている。僕はIPOの仕事やってきたのでこういう事は慣れている。相場の環境が悪くて、公募もできない、株売り出しても誰も買ってくれない、そういう状態をIPOのウインドウが締まっていると表現する。そのIPOのウインドウをバーン!とこじ開けるためにはなんか一発化増してやる必要がある。冬の状態、ものすごく市場が冷え込んでいる状態では、アンダーラインター(幹事証券)は手持ちのいろいろある案件でベストのものをぶつける。営業マンが顧客のところに行くとき「いやー、今正直IPOつらいです、マーケット締まっていて誰も買ってくれません、そこでうちはこの度、手持ちの案件から一番いいものを出してくるので、よろしくお願いします。」というトークになる。
だからIPOのウインドウを開ける第1号のディールはだいたいハイクオリティの会社を持ってくることが多い。そこで、株価がバーンと上がって、あのIPO良かったね、となると2番手、3番手のディールもいいディールであることが多い。そういう風にいいものから順に、強いもの、強い会社から順にIPOする。これはアンダーライターの鉄則。
そうすると、投資家側は前回のサイクルで損した、という苦い経験があるから、もう証券会社にだまされないぞ、IPOの案件持ってこないで、と聞く耳を持たない。でも第1号のディールが儲かったら、「え、儲かったのかよ?ほかの客は参加したの?じゃあ俺も参加したい」と第2弾、第3弾は比較的カンタンに売れる。そういった形で第2弾、第3弾がどんどん株価が上がれば、今度は投資家がエキサイトして「もっと、もっと、もっと行きたい」「これを機にホームランをかっ飛ばして、みんなからの遅れを取り戻したい」とどんどん気が大きくなる。注文を入れるときもどんどん大きなサイズで注文を入れ始める。
それがブックビルディングのときの、需要の積み上げにもたらす副作用は、一見するとホットディールのようにたくさん需要が集まってきているように見える。しかし、個々の注文は、そんな貪欲な投資家が大きめな注文を噴かせて入れている。噴かせた注文にさらに噴かせた注文・・・とどんどん膨れ上がって、「このIPOは10倍、20倍、30倍のオーバーサブスクリプションになっている。」とニュースが駆け巡る。
それを見るとさらに個人投資家は「30倍なの??それはいかん、すぐに口座を開けて、IPOに応募しよう」とかそういうやつが出てくる。これは本当にド素人の、下の下の投資家がやるんだけど、みんなはやってほしくないんだけれど、そんな感じで超ホットディールみたいになっているけれども、よーく考えてみるとみんながその会社を研究して買いたいと注文入れているのではなく、「みんなが買うから俺も買う」と無節操に注文を入れている。
そういうブクブク、ブヨブヨした部分を全部取り除くと実需はすごく小さかったりする。そういうのを突き止める作業がシンジケート部では非常に重要な仕事になるわけだけれども。
そういった形で後になるほどディールは一見ホットになりがち、だけれども案件的には何回も何回も何十社もIPOしているんで、手持ちのコマがだんだんなくなってくる。そういう時はアンダーライター(引受幹事)が、「そういえば、前回公募に失敗したあの会社、いまの環境ならIPOできるんじゃね?」とクソな会社を埃をはたいて売り払うような、クソな案件をどんどん出してくる。
今日われわれが置かれているのは、まさしくそんな状況。ディールのクオリティは悪い。粗製乱造。どこかでそれはつかまる、このゲームは終わると思う。
大―きなサイクル的にもロビンフッド現象的なモノは今だいぶ萎みつつあり、仮想通貨もそう。COIN コインベースのIPOがド天井でそこからシューンと萎んでいる。そういうバブルとかブームは萎む運命にある、それが自然の摂理。
IPOのマーケットにもいずれそれが来る、というか今がそうかも。
そういうカレンダーものに関して言えばまだ一応利が乗っているので、IPO後に損するかというとDIDI 滴滴出行を例外とすれば大体儲かっているので、IPOをプレーしたいなら、しても良いんだけれども、でも、次はもっと大きく、もっとアグレッシブに振り込んでやる、というような態度はダメで、「前回は自分の投資資金の3%をIPOに突っ込んだ、ならば今回は2%、次は1%…」とだんだん傘下のディールのサイズを小さくしてほしい。そして回数も絞り込む。
みんなが気が大きくなって大胆になっているとき、それが今だけれども、そんなときの自分の投資態度は保守的であるべき。
そして、みんながIPOなんかイヤだ、という形で冬の時代がきて、ディールが全然できないとき、「いい案件なんでこれを突破口にしたいんです」というディールはがっつり買ったほうが良い。
そういう仕組みになっている。
ナスダック今後も上がる?
7月はしっかりした展開になると思う。そのモメンタムが8月も続くかも。でも9月10月あたりはわからない。多分安いと思う。
OLO オーロ―
レストランに出前ピックアップ注文を取ることを可能にするソフトウェア。
受注と、受注後すぐに作り始める、キッチンへの指示とか一切合切レストランのオペレーションをつかさどるソフトウェアを提供するSaaS企業。
ひじょうにレストランの人たちには評判のいいソフトウェア。レストランは経営合理化が比較的遅れている産業でもある。いまウーバーでネット注文が流行っていて、そういうネット注文に対応できないのはレストランの死活問題。そういう背景で業績を伸ばしている会社。非常にいい会社。前回決算も良かったと思う。
8月末の金利は今より下がる?
これが10年債利回り。
長期で見ると1981年くらいの15%以上をピークとして、ずーっと下がっている。最近上がったかなと思ったらまた下がった、それがこの状態。こういうじわっじわっと下がってくるような下がり方が8月にも持ち越される可能性は非常に強いと思う。
もっと言うと長期金利に大きな異変は出てない、人々の物価に対する先行きに大きな変化は出ていない。
AFRM アファーム
アップルがゴールドマンサックスと組んで、クレカビジネスに参入しているが、そこでも分割払いをやると発表し、アファームの株が下がった。
これに関しては多くのアナリストが心配ないとコメント。僕も心配ないと思う。例えて言えばFB フェイスブックがデートアプリに参入しますと発表して、ティンダーの親会社マッチドットコムの株価が急落したのと同じこと。
皆さま、フェイスブックのデートアプリ使ってる?もし使ってる人が居たら、そいつは大バカ者。だってフェイスブックなんてリアルな人とつながっているわけだから、それはデートアプリは水を切ってあると思うけれども、もし万が一自分がデートアプリ使ってゴチャゴチャやっているとかパパ活しているとかバレたら目も当てられないでしょ笑
GAFAみたいな大企業だから参入するすべてのビジネスに関して成功すると考えるのは大間違いで、はっきり言ってゴールドマンのクレカのビジネスなんてクソ。アップルがゴールドマンのクレカビジネスと連携というニュースを聞いて、メガバンクの連中はワーッと小躍りした。これで少なくともアップルからの脅威は来ない、と。組んだパートナーがショボいから。
ゴールドマンのマーカスってバックエンドは全部マルケタ。今回アップルカードで分割払いを可能にするというのは突き詰めて言えば、マルケタの技術。AFRM アファームもマルケタなんですよ。
MQ マルケタという会社はアファームにも分割払いソリューションを提供し、ライバルのゴールドマン・アップル連合にも提供している。武器商人のように全方位外交しているのがマルケタ。
アップルとゴールドマンのクレカ、スマホの中に入っていてすげー、と言っている人が居る。有名なインフルエンサーも勘違いしているが、違うんですよ。バックエンドはマルケタがやっている。冷静になれよっていう事を僕は言っている。ファイナンスということに関してのブランドであればアップルとかいいブランドじゃないと思う。あるいはバンキングに限ればゴールドマンもいいブランドじゃないと思う。どうだろうね。
よくあるじゃん。アップルがEVの世界に参入したらアップルカーすごいんじゃないか?とか。どうだろうね。俺なんかそういう風なのは注意すべきだと思う。
たとえばアップルが素晴らしいデザインの会社なら、「アップルホテル」が仮に発表されたとして、泊まる?僕なら泊まらない。ホテルで一番いいサービスはフォーシーズンズ。セフレ探すならティンダーでいい。なんでフェイスブックで探すわけ?
個々のテクノロジー企業の製品やサービスを味わって、使い分けろよ、という話をしている。アップルカードなんてアファームにとって全然脅威じゃない。お呼びじゃないって感じ。
DAL デルタ航空
2021年2Q
EPS予想-1.35ドル 結果-1.07ドル
売上予想62.5億ドル 結果71.3億ドル(前年+385.6%)
エコノミークラス:新型コロナ前2019年2Qと比べ、-53%
ビジネスクラス・ファーストクラス:新型コロナ前2019年2Qと比べ、-56%
大西洋路線:-85%
南米路線:-36%
太平洋路線:-87%
ヨーロッパとアジアの落ち込みが激しい。
航空会社のKPIである有償旅客マイル:-47%、座席有効マイル数:-32%、乗客マイル利回り-11%
最も大事な決算カンファレンスコールのコメントは「ビジネス客が戻ってきている」というこめんとで、「えっ?」と引っかかるものを感じた。その部分に関してもう少し考えると「それ、ビジネス客でないのでは?」と僕は思う。
みんなワクチン打ったとはいえ、エコノミークラスだと密すぎるので、デルタの場合は3人掛け席の真ん中を空席にしたりはしたが、ビジネス・ファーストで旅行したいという客もいると思う。必ずしも出張要因でビジネスクラスのチケットが売れていることではないと思う。
そこら辺の突っ込んだ議論はなかったが、ビジネスクラスが戻ってくるかどうかはすごく大きな重要なテーマ。今後もそれに対して注意を払う必要がある。ビジネス・ファーストの客は利幅が大きいから。
もう一つビジネス顧客が復活しているかをチェックする方法がある。ビジネス客に強いH ハイアットホテルの決算カンファレンスコールを聞いてみる方法。
ぼくのドタ勘ではまだ需要は戻ってきていないと思う。
3月、5月のグロースの下げは金利2%を織り込んでいった?
3月は長期金利への不安がグロースのバリュエーションに影を落とした。
CRWD クラウドストライク、DOCU ドキュサイン、ZS ジースケイラーの見通し
今成長株全部売られている。
その地合いに押される格好でSaaS企業の株かもプレッシャーを受けると思う。
しかし、特にセキュリティ関連CRWD クラウドストライク、ZS ジースケイラーの足元の業績はギャンギャンに、絶叫するほどいいと思う。
今ランサムウェアの攻撃がものすごく多い。
セキュリティに関して企業の担当者が東奔西走している。業績面の問題でさがっていることはあ・り・え・な・いです。
MQ マルケタ、ストライプの違い
マルケタはカードのイシューに特化。
ストライプはそれより幅広い決済ソリューションを扱う。それが大きな違い。
去年IPO銘柄が今年の最安値を更新していくシナリオは?NCNO エヌシーノ
48ドル以下に下がっていく可能性について。
それは、あるかもしれない。特に9月10月あたりは非常にタフな厳しいマーケットを予想している。そのマーケット環境の中でこれらの銘柄が苦しむというのは十分に考えられるシナリオ。
宇宙銘柄
宇宙銘柄はすべてSPAC(特別買収目的会社)で通常のIPOをした会社は1社もない。会社としての体裁がまだ十分に整っていないということ。
四半期決算の数字はボロボロにならざるを得ないということ。そういう意味において、業績は当分鳴かず飛ばずとみるべき。
別の切り口でいえばストーリー一発の投資対象。期待で買って、現実で売る、この前のSPCE ヴァージン・ギャラクティックのリチャードブランソンの飛行のような形でのトレードしかやりようがないと思う。
孫正義さん 投資家としてはどう?
いいと思う。
でも彼が常に正しかったということではぜんぜん無い。
でも大きなトレンドを掴むのは上手い。例えばうまいと思ったのは最初にパソコン雑誌みたいなのをやっていたんだっけ?そのあとにコムデスクというラスベガスの見本市の運営会社を買収した。あの買収面白いと思った。見本市やカンファレンスは情報の発信源。すべてのエキサイティングなニュービジネスアイディアがそこに集まる。主催者の立場でそれを仕切れば、一番いいアイディアに自分でつばをつけることが出来る。
そういうビジネスからスタートしたのはとても彼のセンスの良さを示していると思う。
僕もニューヨークの証券会社からサンフランシスコに転身したのは、H&Qという証券会社が世界で一番有名なヘルスケア関連のカンファレンスをオーガナイズしている証券会社だった。そのカンファレンスが魅力で転職した。なぜかと言うとそこに重要なプレイヤーが全員集まってくるから。企業の経営者も、投資家も、全員。そこを外すわけにはいかない。
そういう情報が集まってくるところを抑えるのは素晴らしいストラテジーだったのではないかと思う。
その後で彼は、携帯電話の会社を買収した。あれも素晴らしい買収だったと思う。
なぜかというと携帯電話はサブスクリプションのビジネス。一度携帯に契約したら、毎月毎月変更しない。毎月お金を払わなければならない。将来のキャッシュフローが読みやすい、そういうタイプのビジネスで、しかも成長が見込めるビジネスに投資した。それも素晴らしかったと思う。
あるいはYahooに対する投資。インターネットブーム初期にいちばん重要なディレクトリのビジネスだった。素晴らしかったと思う。
あるいは中国でインターネットブームが起きると、アリババと深い関係を結んだ。そのあたりも非常にいい選球眼と思う。
だから大きなビッグテーマ、ビッグなトレンドをきちんと押さえることに関しては彼は非常に素晴らしい投資家だと思う。
細かい話をすればウィワークとか取りこぼしもあるが、それは、どうでもいい、というかソフトバンクのメインの重要なストーリーでないと考える。
LEVI リーバイストラウス
思ったよりずいぶんいい内容で驚いた。チャート的にはカップウィズハンドルのカップ完成しに行く動き。過去の高値30.84ドルを上にブレイクして初めて買いシグナルが出る。
でも、いい感じ。
EPS予想9¢ 結果23¢
売上予想12.1億ドル 結果12.8億ドル(前年+156.5%)
Eコマース売上前年+42%、すべてのデジタルチャンネルの成長率前年+75%。
総売り上げに占める、デジタルチャンネルは23%
ガイダンス2021年度
EPS予想1.15ドル 新ガイダンス1.29-1.33ドル
四半期あたり6¢→8¢に増配も発表
DOCS ドクシミティ MQ マルケタ CURV トーリッド XMTR ゾーメトリー
全ていいと思う。IPOの買い方は簡単に言えば上場初日に買って1回転取るというやり方が博打だが一つある。もしそれをやらない、あるいは1回転とったなら、次にIPOしたばかりの企業に投資する重要日はIPO後初の決算発表をきちんと出せるか。
それがIPO初日よりもっと重要。まだゾーメトリーとかトーリッドとかは初の決算発表がきていないのでそれを待ちたいと思う。
先送りになることで秋の相場が荒っぽくなる可能性があるのはなぜ?
金利政策は先送りにすればするほど、揺り返しは大きくなるから。その一例がドットコムバブルの崩壊。ほかの例がリーマンショックの後で金融セクターがガタガタになったのもその例。
できるなら、できるときに引き締める、というのが保守的で手堅いやり方と僕は思うが、いまのFEDは民主党政権からのプレッシャーがあるんでインクルーシブグロース(黒人やマイノリティの人に雇用のチャンスを与えて)というプレッシャーが強いので、後回しにできるなら物価対策を後回しにする気持ちが働きやすい。
ここ1週間2週間のFRB高官の発言を見てもやっぱりそっちの方向になびいている印象を否めない。
クルーズ株
いろんなクルーズ船のオペレーターが、クルーズの開始を設定してはまだ出向してはいかん、と指令が来て、先延ばしになるということが繰り返されている。
あるいはワクチンを打ったかどうかの証明とクルーズの関係についてもフロリダで訴訟になったりして、行政とクルーズオペレーターの間でもめている。
先日でいえばベニスにクルーズ船がすぐ近くまで横付けすると波が来て古い文化遺産の建物が侵食されるのを防いだほうが良いのでは、とクルーズ船の立ち入り禁止が発表されたり。
そんなこんなでエンジンがかからないままでいる。そういう状態と思う。
僕はリア充銘柄を冬に勧めていて、実際ワクチン注射が進み始めた時リア充銘柄には気を付けたほうが良いといい、現時点では推奨していないというか、良くないと思う。
しかし、次の一手はこの辺の銘柄に順番周ってくるのではと思う。
では今まではどういう銘柄が良いと僕は言っていたかというと、アップルとかアマゾン。GAFAMの中で出遅れているテクノロジー株を買ってといっていた。その中でもアマゾンがイチ押しと言っていた。
それは今いい感じで株価が伸び始めているから、値が伸びるがままに任せて走り続けてください。
マイクロソフト、あるいはフェイスブック(しばらく前に勧めた)とかも。
あるいはグーグル(アルファベット)。GAFAMの推奨はアルファベット・フェイスブックから始まり、次にアマゾン・アップルに拡散していった、それがここまでの足取り。この辺は継続して投資してもらって結構。
ただ、研究する価値があるかどうか、皆さんが投資の勉強をする時間を割く価値があるかと言えば、この辺(GAFAM)は時間を割く価値は無いかもしれない。
むしろ、僕がいま時間を割いているのはMAR マリオット、NCLH ノルウェージャン・クルーズライン、H ハイアットホテル、HA ハワイアン航空、DAL デルタ航空、この辺。
経済再開、リア充と言っていたが、何か今一つプレーアウトしていない、モタモタした銘柄が今から時間かけて研究するなら、見返りも大きい時間の使い方かな、と思う。
GLBE グローバルイーコマース
分かりません。知りません。
NKE ナイキ
ウイグル問題で下げるか?
関係ない。
SPCE ヴァージン・ギャラクティック のアットザマーケットオファリングについて
リチャードブランソンが宇宙から帰ってきた直後公募を発表し、株価が下がった。
公募のいやらしいところはアットザマーケットオファリング(ATM)という手法を用いているところ。
ATMは非常に姑息で下品なやり方。例えば僕が昔務めていたJPモルガンは上品な証券会社なので、JPMの社内でATMやりたいと社員が提案したら、「お前、自分で言ってることわかってるのか?」と矢のような批判にさらされると思う。
そのくらいATMは倫理的に「頭おかしいんじゃないの?」っていう感じのディール。
じゃあ具体的にATM何やるかというと、公募増資すると発表して、労働省にもいかない、オーダーブックも取らない。何もしない。
発表した翌日ニューヨーク証券取引所が開くと、普段と同じように通常の株式取引が始まる。だけれども違う点がひとつある。
何が違うかというと、ヴァージンギャラクティックの新株を託された証券会社が場で個人投資家の買い注文に対し、会社の新株を売り込んでくる。会社の新株を振り込まれたら、どんだけ買ったって会社が勝つに決まっている。
ATMの問題は情報の非対称性。同じ土俵で戦えるはずがないということ。だってリチャードブランソンが宇宙に行った、という形で個人投資家が買おうとエキサイトしている。それ自体は問題ないが、それに向かって1週間前から弁護士や証券会社を巻き込んで、
「リチャードが宇宙行ったらどうせそのタイミングで個人投資家が買ってくるから、それに向けて資金調達しようか?」
と売り出し目論見書を下っ端社員に準備させ、それをスポーンと売り込んでくる。こんなアコギなことはない。
しかも通常の公募増資であれば証券会社はリスクを取る。だけれどもATMではノーリスク。何もしないで通常の委託注文の売買の突合せと同じ感じでホイホイと突き合わせればいい。
売り注文を浴びせるだけでいい。それが直近の下落部分。ATMが以下にクソかとわかってほしい。
じゃあそのリスクを取る、取らないは何か、通常の公募とはどう違うかというと、昨日のヴァージンギャラクティックの引け値が50ドルでした。とするなら、お前のところではそれより7%下で値決めできるのか、とだいたい公募する価格のアバウトなラインを決める。
それでマーケティングして、売れ残ったら、売れ残った株数は証券会社が食う。それはボートディールというやり方もできるし、フリーアンダーリトゥンディール(完全に引受されたディール)証券会社がコミットして売れ残ったら買いますという形でコミットメントする。
結局何をやっているかというと、本来海のものともわからない株価の不確実性において、この一線を防戦ラインと考え、それより下に株価は下げさせないという形で感じが努力する、そういう事があるから買い手はそうか、この辺の水準で主幹事が頑張るなら付き合おうか、と付き合う気になる。
だけれどもATMはそういう水準が無く、5億ドルなら5億ドル売り切るまで売ってくださいと言うオープンエンデッド。際限なく底なし沼に落ちていくような、そういう約束。金額ベースで約束していて、株価と株数で約束しているのではない。その違い。
それでヴァージンギャラクティックの株価はこんなにも崩れた。しばらく立ち直れないと思う。
どうしたもんかね。せっかく宇宙ブームになるかと思ったけれども、お預けですよね。
70代後半の母、年金以外で年間数十万円の収入が欲しいと言っている。PFFは?
まあ、悪くはないがリスクゼロではない。自分のやっていること、元本が減るリスクを分かってやるならいい。でも70代後半なんだからもうインカムゲインだけでいいのでは。銀行預金とかそういうのでいいのでは。
ANVS アルツハイマー関連
アルツハイマー関連企業はなん10社なん100社もある。なぜこの銘柄がベストなのか意味不明。
みんながつついているから上がっているだけでは?それだけの理由と思う。知らない銘柄だが。
個人ゲーミファイして株価釣り上げるのでもいいけど、それの末路はAMCみたいになるのでは?
承認されている薬はいまのところBIIB バイオジェンしかない。なんでみんなBIIB バイオジェンやらないか、非常に疑問。
30歳男、投資額500万、さらにつみたてNISA30年、年利7%で4,000万超、年利10%で1億弱、夫婦2人つみたてで倍になり老後年金問題無縁?
別に甘くない考え。
机上の空論というか夢を見ることはいくらでもあるが、そういう仕組みを実際に始めないと意味がないのでは。まずiDeCo、つぎにつみたてNISAという順番で始めてください。
AA アルコア
しばらく前にトレーディング的な感覚でいいかも、と言っていた。
いまはちょっとチャートが垂れてきている。それがダメな理由はほんの少し中国の経済がスローダウンしている。極めて強い水準から少しスローダウン。そういう事が少し関係していると思う。
中国のGDPは非常にインフラストラクチャードリブンなんですよね。政府が財投をする、それにより建設活動でGDPが押し上げられる、経済が過熱化され始めると、少しブレーキを踏む。
いまは少しブレーキを踏むところに差し掛かって、もう一回緩和しようかという局面に来ている。アルコアはいちばんそれに敏感に株価が反応する銘柄の一つ。
目先のアクションとしてはレンジの下限まで下げ、一段高出来るかをトライしに行く動きを見ている。同じことはFCX フリーポートマクモランにも言える。
一足先に相場になり、中国のピークアウトと共に下がって、目先はモメンタムは下だと思う。どこまで下がるか。どこかでもう一度中国がテコ入れするので反発する、というシナリオを考えている。
クルーズ、ホテル株もテーパリング延期の影響はある?
あまり関係ないと思う。
むしろそれらの銘柄が一番苦しんでいるのは新型コロナのテスト、ワクチン、デルタ変異種の問題で、その辺の方が重要。
たとえばデルタの決算を見るとアメリカ国内は復活しているが、大西洋路線、太平洋路線、落ち込みが大きかった。デルタの大西洋路線は非常に儲かるドル箱路線だが復活できていない。
その理由は、ヨーロッパの多くの国々はヨーロッパ観光はOKだが、到着して入国管理をするにあたり72時間以内に新型コロナのテストを受け、パスポートとワクチンの接種証明書とテスト結果を到着時に提出してください。ということ。結構ハードル高い。ヨーロッパに行って10日間遊んでアメリカに帰るとしたら、またテストが必要。遊びに行ったヨーロッパの先でどこかテストセンター探して、72時間以内に次の国境を渡らなければならない。それってどうなんだろうね。僕はめんどくさいな、と感じる。
そういう事の方がそれらの銘柄にとって重要なことでないかな。
ZI ズームインフォ
あまり話題に上らない銘柄だが、足元の業績は良く、新型コロナ以降のリモートワーク環境で最も必要性が痛感されるようなサービスをやっているのがZI ズームインフォのビジネス。この銘柄は好きです。
コーラス買収は?
ちょっとポジティブなニュース。メチャクチャポジティブではないと思う。
テーパリング発表後の株価、為替の影響は?
わからない。
想像だにできない。でも決め打ちできる人なんていないのでは。たとえば2013年にベンバーナンキ議長が議会証言をしている最中に、そろそろ債券買い入れプログラムも縮小して…とちょっと言ったらマーケットが荒れた。しかし、バーナンキ議長は唐突にそういう事を言い始めたのではなく、2回くらい下ごしらえ、こういうことやるかも、とコミュニケートした後、議会証言した。ある意味下ごしらえしたときに全然市場が反応しなかったから、これは大丈夫なんだな、というメッセージとバーナンキ議長が受け止め、それを踏まえてああいう(テーパリングの)陳述をしたと思う。
今回もいまのところマーケットは凪のような状態で、テーパリングに関してあまりそわそわしていない。テーパリングやるかもしれないということは6月16日のFOMCでかなり露骨にハッキリと打ち出した。
市場の反応は、それで・・・?という感じであまり反応なかったよね。そうすると、次のアクションとして9月くらいにパウエル議長がテーパリングやりますという風に発表したら、織り込まれているはずなのに、テーパリング来るということを知らない人は居ないと思うよ、投資している人で。
だけれどもそれに合わせて、いろいろな原資産の価格の水準が訂正していない、調整していないから実際にテーパーの発表があったときはドカーンと下がるかもしれない。予断を許さないと思う。
株価を見てください。あるいは債券価格を見てください。どんだけ心の中で織り込んでいるとかいったって、プライスにそれが反映されてない。安心できないと思う。
KRUS クラスシ
昨日急騰。COO(チーフオペレーティングオフィサー)が変更。ルナグリルというレストランのCOOを2015年から務めた人。よくわからない。知らない人。すごいか分からない。株価が上がっているということはそういう事なんでしょうね。
別の質問で
-メチャクチャ買われるような材料ではないと思う
AI シースリーエーアイ
鳴かず飛ばず。特に弱い。前回の決算はボチボチ良かったと思う。やるべきことはやっていると思う。だけどなんか時間かかりそうな展開。ご指摘の通り資金効率悪い。
もっとカスタマーアダプション、つまりこの会社のサービスを買ってくれる人を加速する必要がある。ちょっとビジネスとしてキビキビしていないというか、モメンタムに欠けるというかそういうわだかまりを感じる。
PINS ピンタレスト、TWLO トゥイリオ
どうなのかね。降り時なのかね。
(途中飛んでいましたが)
ほとんどすべてのハイパーグロース銘柄がこういうチャート。もう降りなければいけないわけ?
他にはCRWD クラウドストライク、DOCU ドキュサイン、OKTA オクタ、ZM ズームビデオもダウンティックが入っている。
これで売りと言うのはごく超短期のトレーディングをやっているなら降りてもいいと思うが、ファンダメンタルズとは全く関係ないと思う。僕は。
ローテーション戦略についての見解。
僕が好きなのはコアになるポジション、僕の場合はVTIを使っているが、それをドーンと持つ。あとは個別株をトレードするにあたって、サイクル的なもの、セクターローテーション的なものもある程度考慮するやり方が好き。
そしてセクターローテーション的部分に関しては、早く、早く、早く、早く、みんなより先取りすることを心掛けている。
たとえば去年9月だったと思うがピークデジタルという概念をみんなに言い始めた。今アマゾンをはじめとするテクノロジー株調子いいけれども、ひょっとして経済再開したら皆リア充に流れるかも、と継承した。あの時点で僕はGAFAMなんかから少しずつ足を抜いて、リア充銘柄にシフトしていった。
だけれども実際にワクチンの注射がはかどり始めたら、そろそろ次のこと考えたほうが良い、リア充も降りたほうが良いと皆に案内した。
そういった形でセクターローテーションにフォーカスしたトレードをみんながやりたいと思うなら、みんなより先、先に行く決心が無いなら、のんびりセクターローテーションをプレーして、という怠けた心でセクターローテーションをプレーしたって全然儲からないと思う。
研ぎ澄まされた感覚が必要になりますよ。ほとんどの投資家はついてこれないと思う。
大部分の僕の視聴者の僕に対するリアクションんは「広瀬さんは何で節操もなくコロコロ意見変えているの?ついこの前買え/売れっていったじゃん」と3か月前の切り抜きを見ていっていることが違う、と思う。その程度だよ、みんなのトレーディングに対する姿勢って。
僕はそういう姿勢は持っていない。アグレッシブに次、次、次、アイディアがワークしたら、ポイ。コリドー街のようなもの。一生添い遂げる伴侶を見つけようと思ってみんなコリドー街行く?行かないでしょ。
そういう風に使い分けをするべきだと思う。
僕はVTIを売ったり買ったりトレーディングしているやつはバカだと思う。VTIはグーっとずーっと持ち続けるための投資対象。あるいは好決算銘柄もグーっと持ち続けるためにやっている。
そういう風に最初から言っているのに、決算しか見ていないと言っているのに、わざわざチャートを持ってきて、ズームさがっている、とか言っている人が居るけれども、そもそも銘柄選択している基準が全然違うのでそういう株価の動きにならないのは当たり前。
そんなお門違いな批判を僕のところに持ってこないで。
それはたとえて言えば、そこら辺の駅前のホテルとフォーシーズンズホテルの違い。フォーシーズンズは貧乏な客は相手にしない。高いわけですよ。そうすると、何だあのホテルは、値段が高すぎる、とみんな言うけれども、そういう商売・ビジネスしていないんだから、批判するのはお門違い。
そういうあべこべ、でたらめのことをみんなやっている。そうでなくて、自分がこうすると決めたらそれにちゃんと基づいた、くっきりとしたメリハリのついた、丁寧な相場の張り方をしてください。
だから、「長期」というなら「売るな」ということ。でも長期というのに何でそれが、BTC ビットコイン、KOPN コーピン、EH イーハンホールディングスなのか。長期なんてありえないだろと僕は言っている。
それはマクドナルドでミシュランの星付きレストランになれないのと全く同じで、構造的にそれは向いていないから。特定の投資ストラテジーに。そういう話をしている。
TSM 台湾セミコンダクター
2021年2Q
EPS予想5.24ニュー台湾ドル 結果5.18ニュー台湾ドル
売上予想3,725億ニュー台湾ドル 結果3,721.4億ニュー台湾ドル
ガイダンス3Q
予想133億ドル 新ガイダンス146-149億ドル
なぜ2Q悪かったかはわからない。
T AT&T ワーナーのスピンオフについて
いいスピンオフだったと思う。
その後で減配うんぬんの話が出て投資家から総スカンをくらったが、やっていることは正しいと思う。
エンターテイメントのビジネスをバッサリ処分して、本業に回帰しているのは良いことと思う。
noteで決算取り上げる選定基準は
特にない。ポピュラーな銘柄、自分が興味ある銘柄にしている。
別の言い方をすればノートを書いている銘柄が僕がウォッチしている銘柄。
ブルーオリジンのベゾス初飛行の宇宙関連銘柄への影響は?
ヴァージンギャラクティックのリチャードブランソンが一番乗りした後なので、二番煎じというか、新鮮味が無いというか、材料としてのインパクトは弱いかもしれない。
BA ボーイング
レンジの下限に下がってきているが中期的に上か下かでいうと上だと思う。
QS クアンタムスケープ
随分下がった。特にニュース、材料ない。まだR&Dしている途中。しばらく何も材料ないと思う。
ULCC フロンティア航空
随分株価下がった。すごくよく経営されている会社。
いろいろな航空会社の経営指標から判断すると最も効率的に経営されている企業。面白いかも。買いかも。
WBA ウォルグリーンズ
ディフェンシブな性格の銘柄。株価はここのところ下がっているけれどもあまり大きく動かないと思う。横這いじゃないですかね。
LYFT リフト
いわゆる経済再開銘柄。経済再開の材料で買われた後、いま垂れている状況と思う。決算で数字がどんどん追いついてこないといけない局面。次の決算に期待。
DAL デルタ航空 決算良かったが
経営陣のコメントは割と楽観的だった。とりわけビジネスクラス、アッパークラスの客が戻っていて心強い思いをしたというコメントが出ていた。
僕もその通りだと思う。ヨーロッパ路線、アジア路線はいずれ再開されると思う。今はほとんどからっぽで飛んでいる状態だけれども。
VUZI ビュージックス
これも個人投資家の好きなストーリー1発の銘柄。なんていうかファンダメンタルズから買いたいという銘柄ではない。
TDOC テラドック
マイクロソフトのコラボは別に関係ない。
INPX
よくわからない。どこからこういう銘柄探してくるの?あまり良くないと思うよ。
株価見てごらん。こんなにバカでかい株価でそれが下がってるということはリバーススプリット、株式の統合をしているはず。
この手のロビンフッド銘柄というか、Twitterでほかの人がはやしている銘柄を拾ってきて買うとかやらないほうが良いと思う。
数字見てごらん、嘘みたいなバカでかい赤字。例えば2020年のEPSは-71¢ということは株価1ドルであれば株価の70%分が損で吹っ飛んだことを意味する。
この会社メチャクチャ利益を吹っ飛ばしている。会社の価値をメチャクチャぶち壊している。だから長期で見ればこんなひどいチャートになる。
なんかの詐欺じゃないの?よくわからないけど。普通にまっとうなビジネスをやっている会社じゃないと思うけど。なんでこんな銘柄をネットで拾ってくるんだよ。そういう事しないでください。
あなたのためにならないと思うよ。こういう銘柄ばっかりいじっていたら。
前回AFRM アファーム決算のように特殊要因ある場合なぜ事前にアナウンスが無いのか
ちゃんとやる良心的な会社もある。だからそういう事があればアナウンスすべきですよ、というアドバイスを僕なんかは会社側にやっていた。仰る通りだと思う。
年後半MRNA モデルナ、BNTX バイオンテック、GS ゴールドマンサックス、AMZN アマゾン、NVDA エヌビディアどれがおススメ
アマゾンだろうね
BMY ブリストルマイヤーズ
高値更新した。地味だけどいい会社と思う。
リア充の中でもHA ハワイアン航空、NCLH ノルウェージャン・クルーズライン、DAL デルタ航空 研究の余地あるとのこと、どのような方法で研究すればいい?
HA ハワイアン航空はひじょうにユニークな航空会社で路線をみると、日本とかアジアに飛ばなければいけない、あるいはハワイからアメリカ本土に飛ぶ、どっちに飛ぶにしても遠いところに飛んでいる。
ハワイ旅行ということになると気軽にはいけない行先。その関係で新型コロナのワクチンで経済再開で復活してもたぶんHA ハワイアン航空が一番後回し、遅いだろうと僕はドタ勘でそういう風に考えた。
ハワイアン今から研究する価値があるというのはそういうところ。これからがタイミングになるかもしれないから、という意味。
NCLH ノルウェージャン・クルーズラインはクルーズ3社の中では一番バランスシートが弱い。そういう意味ではあまり良くないが、でもCCL カーニバルのようにアコギなATMオファリングはあまりやらない会社。
どちらかというと、おっとりした、というか上品なというか、3社の中では資金到達が一番きっちりしている。だからクルーズ株というと一番手銘柄はCCL カーニバルなんだけれども、カーニバルはあまりにもやっていることが汚いので、それでちょっとわだかまるものがある。
ノルウェージャン・クルーズラインを選んでいるのはそういう理由。
DAL デルタ航空は数ある航空会社大手の中で一番バランスシートがしっかりしているから。この会社はつぶれない。ブランドフランチャイズとしても大手の中で一番イメージが良いのがデルタ航空。大手の中では最も安心できる株。
予想EPSなどはどこで確認?
基本的にはキャピタルIQとかそういうのを見ている。
BIGC ビッグコマース アマゾン提携は?
小さなプラスと思う。それほどビッグプラスではないと思う。
RPRX ロイヤリティファーマ
シェルフオファリングについての質問。
シェルフとは一括登録と日本語に訳される。将来のある時点でポーンと資金調達する、それは債券を出すケースもあるし株を出すケースもあるかもしれないが、どっちにしたって資金調達しまっせ、というプリアナウンスメントがシェルフオファリングというもの。
それの狙いはSECとの事務をやるにあたって、タイミングのいいところで、ホイ来たドン、で出せるように準備しておきましょうね、という形でシェルフを確保する。
いずれ将来のどっかで資金調達をしてくると思う。
そして、ロイヤリティ・ファーマという会社はまず資金調達して投資原資を作って、それを突っ込むことでロイヤリティを取得し、リターンを生む会社。本業の一環として外部の資金調達をすることが組み込まれている会社。資金調達=ダメということはこの会社には当てはまらない。
PRFT パーフィシエント
チャート的にはプロフィットテイキングゾーンをぶち超えている。
オニールのシグナルは参考にならない、ひたひた来ている。ちょっと良く分かりません。見ていない銘柄。宿題にさせてください。
QRVO コルボ
ちょうどカップのツラのところ198ドルをブレイクできるか。個々から上に切れば株価の動きが軽くなると思う。
CLX クロラックス
去年新型コロナで手洗い、消毒が励行された。前年比較むずかしい。しばらく消化不良が続くのでは?
出も地味でしっかり経営されている会社と思う。目先は足踏みせざるを得ないと思う。
リチウム鉱山関係株
アメリカで大きなリチウム鉱山が発見されたというニュースがあった?
新鉱山のニュースは業界全体にはマイナス。供給が増えるから。
ASTR アストラ
僕は好きな銘柄 いいと思う。
売りでしょうか?
ーそんなことないと思う。アストラがやろうとしているビジネスと、ヴァージンギャラクティックのビジネスは全く縁もゆかりもない。ヴァージンギャラクティックは宇宙遊覧旅行であって、エンターテイメントビジネス。アストラは行ってみれば、UPS、フェデラルエクスプレス、クロネコヤマトのように宇宙に小荷物を届けるビジネス。
ヴァージンギャラクティックのフライト成功の後で宇宙が相場にならなかった、原因は公募増資で宇宙株下がっているが、先週と今週でアストラの業績が変わったのか、というと全然変わっていない。
SPACをつかったストーリー1発の銘柄の限界というか難しさはセンチメント1発で、投資家の気分が変わったらそれで株価が下がる。ファンダメンタルズではない。チャートですらないと思う。気分一発。それで下がっているということだと思う。
ICHR アイコア
レンジの中。特に手掛かりに欠ける展開。
AKAM アカマイ
これもレンジのなか。特に何とも言えない。ちょっとカップウィズハンドル崩れ的なチャート。強気でも弱気でもない。
PGNY プロジニー
プロフィットテイキングゾーンまで上昇した後下がっている。下がっている理由はよくわからない。多くの人が必要とするサービス。ストーリーとしては面白いが株価的には1回相場出来上がったようなチャートしている。
SEER シーア
プロテオミックス、つまりたんぱく質の高速スクリーニングの会社。
今この会社が持っているツールが世界で最高峰と思う。有名な教授によって研究室に使われている。ストーリーとしては非常に面白い。だけれども今は大学の研究室においてもらって使ってもらって、フィードバックをもらって、それをてこにリファーラルという形でほかの研究機関にも置いてもらうという草の根の地味な営業をしている局面。
業績的に目覚ましいニュースが出るとかそういうことはないと思う。
目先出る可能性があるニュースはこんど○○大学にも使ってもらうことにした、とかそういうニュースしか出ないと思う。
それを断ったうえで、この会社のツールは非常に良い。エキサイティングなツールを持っている。銘柄のイメージとしては、昔イルミナという会社が出てきたとき1996年に「これはすごい技術だなー」と僕は思ったが、あれを彷彿とさせるような画期的なマシーン。
GDRX グッドアールエックス
この前の決算いま一つだった。僕の期待には応えなかった。そろそろ経済再開しているのでグッドアールエックスのアプリもたくさんたくさんたくさん使ってもらっていいはず。
なぜか爆発力が無い。
TSLA テスラ
中期的に大事な材料はベルリンギガファクトリー、オースティンギガファクトリーがきちんと立ち上がるか。今のところスケジュール通りに行っていると聞いている。
ZM ズームビデオ
決算良かった。特に悪い材料は聞いていない。売る理由もない。
DOCU ドキュサイン
決算良かった。売る理由もない。
SAP
べつに、特になんかこの会社が株価が急に動き出すような材料はないんじゃない。地味な銘柄。僕だったら買わない。特に投資する理由が無い。悪いと言っているのではなくて、買う理由が見つからないという話をしている。
MRNA モデルナ
相場的には新しい発見はないのでは。
チャート的にはもう少し騰がるかもしれないが、持っているなら粘れるだけ粘ればいいと思うが、ここから新しく買い始めるそういう銘柄じゃないと思う。
現在の株価水準はテーパリング織り込んでいないのでテーパリングの話が出たら株価は下がる?
はい、そういう事ですよね。
これから数か月のお遊び期間、投資はどの程度OK?
1回転取れるかどうかという感じ。
僕は、コアのポジションVTIは全然変更する気が無い。
コアのポジションでZM ズームビデオとかOKTA オクタとか、数年の歴史を持ったSaaS銘柄は持ったままにして変更する気は一切ない。
それ以外のIPO銘柄は早乗り、早降りで売ったり買ったりしている。1回にコミットする株数はだんだん小さくしている。保有期間もだんだん短くしている。そういう火遊びはしていますよ。
NFLX ネットフリックス
インフレは一過性と市場は判断している。だから長期金利低い。そういう環境の中でネットフリックスも少しずつ株価戻している。この前ディズニーがESPNの値上げ発表しているので、今後ストリーミングの会社がこぞって値上げするシナリオもあり得ると思う。
TSM 台湾セミコンダクター
手放すという手もある。僕なら売る。
BNTX バイオンテック
もう食指があまり動かない。この銘柄知らない人いないので。僕ならパスします。
NVDA エヌビディア
業績悪くはないが、いま中国政府のビットコインマイニング規制に乗り出したという材料もあり、どちらかというとダウンサイドのリスクが心配。
RPRX ロイヤリティファーマ
新しい材料ないが、この銘柄中小のバイオテクノロジー企業が、他の中小のバイオテクノロジー企業を買収する際の資金の出し手になるという新しいビジネスを追加している。
面白いと思う。
RVLV リボルブ
日本のお客さんには全然心に響かない会社なのかもしれないけれども僕はやってることは面白いと思う。
インフルエンサーを中心としたファッションの遡及をしている銘柄。
まだ旬は過ぎていないと思う。
SPG サイモンプロパティズ
株価的にはするっと上がっている。どちらか(リボルブと)売却するならSPGを売却する。
DOMO
ちょうどレンジを抜けてきそうな感じ。チャート的には好き。良いと思う。
長期保有に適した銘柄はサブスクリプション?
ビジネスモデルとしてサブスクリプションは良いと思う。長期保有に向いていると思う。ただし、条件があり、四半期決算を取りこぼさない、決算しくじったら売ってください。そうでなければサブスクリプションを抱いておくのは良いことと思う。
NIO ニオ
手掛かりに欠けるチャート。半導体不足への投資家の懸念がくすぶっているが、納車台数とかはそこそこ出していると僕は思う。
BIDU バイドゥ
中国のADRは全般としてあまり良くないと思う。
中国政府がアメリカにADRを出している企業にとりわけ厳しく接しているから。だから環境はあまり良くないと思う。
ARK
持っていません。アーク自体は良いと覆うが僕は持っていません。
FVRR ファイバー
長期的にはギグワークは変わらないと思う。昨日下がったのはすべてのグロース株が売られたのでこれも下がっているが悪材料はない。
TSLA テスラ
8月末に向けてポジションの調整必要?
別に必要ないのでは。
RKT ロケットカンパニーズ
今住宅ローンのビジネス少し減速している。
ここ数日間銀行株の決算発表が相次いでいるが、その中でも住宅ローンのビジネスはスローダウンしているという発言があった。どこの銀行だったかど忘れした、多分バンクオブアメリカだったと思う。
そういう事であまり良くないと思う。
SHOP ショッピファイ
いいと思う。カップウィズハンドル形成している。早い段階でピボットを上に切る必要がある。しばらく揉んでいるのであまりこのゾーンに長居はできない。一刻も早くうわっパ慣れる必要がある。
TM トヨタ
わかりません。
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