デュオリンゴは月間約4,000万人のアクティブユーザーに40言語のコースを提供する、グローバルなモバイル学習プラットフォームのリーディングカンパニーです。IPO目論見書S-1をまとめました。
本記事は情報の整理を目的としており、投資・その他の行動を勧誘する目的で作成したものではございません。投資の判断はご自身の意思と決定でお願いします。本記事の内容は主にIPO目論見書S-1をもとに作成していますが、翻訳における誤りや、具体的解釈の内容についての保証は致しかねます。
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- デュオリンゴ NASDAQ:DUOL IPO目論見書 S-1まとめ
- DUOL リアルタイムチャート
- 日本での取り扱い証券会社:(SBI証券、楽天証券、マネックス証券 上場初日~取扱い)
- 上場予定日はいつ?株価は? デュオリンゴのIPO公募価格、上場初値は?(公開価格102ドル) (上場初値:確認中)上場市場:NASDAQ 上場日:2021年7月28日
- 引受幹事企業:ゴールドマンサックスなど
- 経営者:ルイス・フォン・アン 42歳
- 売上・利益:2020年は売上成長率+129%
- 何をしている会社? スマホアプリでのオンライン言語学習を提供する会社
- 市場機会 オンライン学習のCAGR+26%、消費者向けオンライン言語学習もCAGR+26%、言語学習の支出の41%になるという予想
- 商品・サービス:モバイルアプリ、テスト
- 顧客:全世界18億の言語学習者がターゲットで、現在月間アクティブユーザー―は約4,000万人、課金顧客は180万人
- 収益モデル=無料顧客とサブスクリプション。フリーミアムビジネスモデル。広告収入やDuolingo English Testの収入も。
- 競合:オンライン言語学習やオフライン言語学習、言語学習評価プロバイダーやリテラシー・プラットフォームと競合
- リスク要因 Risk factor
デュオリンゴ NASDAQ:DUOL IPO目論見書 S-1まとめ
- モバイルアプリでの言語学習プラットフォームを提供する企業。
- 5億以上のダウンロード、月間アクティブユーザー約4,000万人
- AIを駆使した教え方の改善を図る
- 学習者は億万長者や有名人から最近再定住した難民に至る
- 無料での提供でユーザー拡大を図り、5%が有料会員
DUOL リアルタイムチャート
日本での取り扱い証券会社:(SBI証券、楽天証券、マネックス証券 上場初日~取扱い)
SBI証券(7/28~取扱あり)
楽天証券( 7/28~取扱あり )
マネックス証券( 7/28~取扱あり )
DMM 株 (DMMドットコム証券)(不明)
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必ずしもすべての証券会社が気になる銘柄を取り扱うわけでは無いです。複数の口座を持っておくことで、心配は減ります。
上場予定日はいつ?株価は? デュオリンゴのIPO公募価格、上場初値は?(公開価格102ドル) (上場初値:確認中)上場市場:NASDAQ 上場日:2021年7月28日
価格レンジは85-90ドル→95-100ドル→102ドルです。
追加情報を確認次第変更します。
引受幹事企業:ゴールドマンサックスなど
経営者:ルイス・フォン・アン 42歳
ルイス・フォン・アンCEO 42歳
- 2011年8月ハッカー氏と共同でDuolingoを設立
- 設立以降、取締役および最高経営責任者
- 2007年から2009年にGoogleに買収されるまで、不正検知技術を提供するreCAPTCHA社の最高経営責任者。
- 2020年10月から、個人向け保険に特化したテクノロジー企業として上場しているRoot, Inc.の取締役
- デューク大学で数学の学士号を取得し、カーネギーメロン大学でコンピュータサイエンスの博士号を取得しています。
セヴリン・ハッカー CTO 36歳
- フォン・アン氏と共同でDuolingoを設立
- 取締役および最高技術責任者
- スイスのチューリッヒ工科大学でコンピュータサイエンスの学士号を取得し、カーネギーメロン大学でコンピュータサイエンスの博士号を取得
マシュー・スカルパ CFO 39歳
- 2020年2月から当社の最高財務責任者。
- 2016年1月から2020年2月までは、ゴールドマン・サックス・インベストメント・パートナーズの副社長
- 2010年から2015年までKKR Capstoneのプリンシパル、2004年から2008年までBain & Companyのコンサルタント
- ノースウェスタン大学で化学工学の学士号を、スタンフォード大学ビジネススクールでMBAを取得
売上・利益:2020年は売上成長率+129%
2020年売上162百万ドル、前年+129%
2021年1-3月売上55百万ドル 前年+97%
の成長をしています。
月間アクティブユーザーは
2020年:3,670万人(前年+34%)
2021年:1-3月 3,990万人(前年+19%)と伸長しています。
デイリーアクティブユーザーは
2020年:820万人(前年+58%)
2021年1-3月:950万人(前年+40%)と伸長しています。
有料ユーザーは
2020年:160万人(前年+78%)
2021年1-3月:180万人(前年+64%)
です。
ユーザー拡大と有料ユーザー化により売上を伸ばしています。
営業キャッシュフローは2020年17.7百万ドル、2021年1-3月5.1百万ドルです。
何をしている会社? スマホアプリでのオンライン言語学習を提供する会社
世界で最高の教育を開発し、普遍的に利用できるようにすることを使命としています。
経済的な理由で教育を受けることのできない人にも教育の機会を持ってもらうべく、スマホアプリを使った無料~月額課金での言語学習を提供しています。
アプリは、Google PlayとApple App Storeの両方で教育カテゴリのトップ売上を記録しています。
以下は実際のGoogle Play版の画面です。
ダウンロードして起動するとかわいいフクロウのキャラが手を振って登場します
コース・言語を選びます。※実際は何分勉強しても大丈夫です。
スマホゲームのステージ制のように各ステージでレベル(難度)が上がっていきます。
設問を間違えるとハートが削られていきます。ハートは時間や広告の閲覧で回復します。
実際の問題はリスニング、ライティング、英文和訳などです。同じ単語を繰り返し勉強します。
課題をクリアするとレッスンコンプリートになります。
このようにゲーム感覚で反復、学習ができるアプリです。
市場機会 オンライン学習のCAGR+26%、消費者向けオンライン言語学習もCAGR+26%、言語学習の支出の41%になるという予想
オンライン学習へのシフトは加速しています。歴史的に、教育分野はオフラインからオンラインへの移行において他の産業に遅れをとっています。GSV Venturesによると、2019年のデジタル学習市場は1,600億ドルの支出を表しておりますが、世界の教育支出全体の2.3%に過ぎません。しかし、COVID-19パンデミックはオンライン学習への抜本的な転換を引き起こし、その効果は永続的である可能性が高いです。GSV Venturesは、デジタル学習が2026年までに教育市場支出の11%に達し、2019年から2026年にかけて約1兆ドルの支出と26%の複合年間成長率(CAGR)に達すると予測しています。
オンライン+オフラインの言語学習市場=610億ドル、18億人の消費者
HolonIQによると、18億人の人々が新しい言語を学んでおり、2019年にはオンラインとオフラインの両方の言語学習に対する消費者の支出は610億ドルの市場となる。
2021年にドゥオリンゴが実施した調査によると、米国のDuolingoユーザーの約80%は、Duolingoを使い始めた時点ではまだ言語を学んでいませんでした。
オンライン+オフラインの言語学習が1,150億ドル、CAGR+11%、オンライン言語学習はさらに伸長しCAGR+26%、120億ドル➡470億ドルに。言語学習市場の41%を占める予測
直接消費者向け言語学習の世界市場は、大規模で成長し、オンラインで変化しています。HolonIQによると、オンラインとオフラインの両方の言語学習に対する消費者支出の総額は、2019年に610億ドルの市場を占め、2025年には1,150億ドルに成長し、この期間に11%のCAGRを意味します。オンライン言語学習は最も急成長している市場セグメントであり、2019年の120億ドルから2025年には470億ドルに成長し、この期間に約26%のCAGRを占め、2025年の言語学習に対する消費者支出全体の41%を占めると予測されています。デジタル支出の増加は、消費者がより手頃な価格で便利で高品質のオンラインソリューションを求める中で、オフライン製品からのシフトによって部分的に推進されると考えています。
SNSの典型的な利用時間は2時間25分
世界のオンライン人口の95%がソーシャルウェブサイトやアプリを使用しており、典型的なユーザーは毎日ソーシャルメディアに2時間25分を費やしています。
商品・サービス:モバイルアプリ、テスト
日本でもダウンロード可能です↓
「Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや単語の練習」をApp Storeで (apple.com)
Duolingoで英語学習 – リスニングや会話をゲームのように楽しく学べる言語学習アプリ – Google Play のアプリ
40言語のコースを提供。Mau4,000万人。大学4学期分の語学教育を半分の時間で完する
40言語のコースを提供しており、月間約4,000万人のアクティブユーザーがいます
毎日、数100万人が、5億以上の課題をこなし、世界最大の学習データセットを作成しています。
データをもとに、大量のA/Bテストや斬新な人工知能(AI)を駆使して、教え方を継続的に改善しています。社内調査によると、Duolingoの5つの「ユニット」、つまりDuolingoのコースの約半分を完了した人は、大学の4学期分の語学教育を受けた人と同等の学習効果が得られ、しかも半分の時間で完了するという結果が出ています。
AIを使用することで有料顧客獲得のためのデータ分析も行っています。
2020年には、2019年の約17,000件に対し、344,000件以上の「Duolingo English Test」の個別購入が行われ、約2,000%の成長となりました。
2020年初頭には、3歳から6歳の子どもを対象とした早期リテラシーに特化した新製品「Duolingo ABC」を発売しました。
顧客:全世界18億の言語学習者がターゲットで、現在月間アクティブユーザー―は約4,000万人、課金顧客は180万人
特定言語では母国語を話す人<ドゥオリンゴで学ぶ人のケースも
「アイルランド語」や「ハワイ語」などの特定の言語をDuolingoで学んでいる人の数は、その言語を母国語とする人の数を上回っています。
収益モデル=無料顧客とサブスクリプション。フリーミアムビジネスモデル。広告収入やDuolingo English Testの収入も。
無料コンテンツと広告なしの有料コンテンツ=フリーミアムビジネスモデル
フリーミアム | マーケティング用語集 | シナジーマーケティング株式会社 SynergyMarketing (synergy-marketing.co.jp)
意図的に学習コンテンツを有料化していません。誰もがDuolingoのアプリをダウンロードし、好きなだけ使い、好きなだけコースを修了することができますが、すべてお金を払う必要はありません。Duolingoを無料で利用する学習者には、各レッスンの最後に広告が表示されますが、DuolingoのプレミアムサブスクリプションであるDuolingo Plusを購入した学習者は、広告なしで利用でき、追加機能を利用できます。
2021年3月31日現在、当社の月間アクティブユーザーの約5%がDuolingo Plusの有料会員です。2017年にDuolingo Plusの提供を開始して以来、当社の有料会員の普及率は順調に増加しており、ユーザー数の増加と相まって、当社の収益はその後毎年2倍以上に増加しています。当社は、機能改善と最適化の強力な将来のロードマップを持っており、有料会員の普及率を高めるための初期段階にあると考えています。
有料顧客の料金体系は以下です。
1か月…12.99ドル
6か月…47.99ドル(7.99ドル/月)(ウェブ版は47.94ドル)
12か月…79.99ドル (6.67ドル/月)(ウェブ版は83.88ドル)
月間アクティブユーザー数とサブスクリプション(課金)ユーザーの割合は以下です。
2020年時点では課金ユーザーの71%が12か月以上の契約になっています。2018年時点より+24%構成比を伸ばしています。
広告収入は収益の17%
広告収入は、主に、当社の無料ユーザー数、当社の無料ユーザーの利用時間、および、当社のユーザーに関連性があり当社の広告パートナーのリターンを高める革新的な広告商品を提供する当社の能力に左右されます。広告収入は、2020年の当社の収益の約17%を占めています。
アプリ内課金は収益の1%
アプリ内課金は、学習者がアプリ内で “ストリークフリーズ “や “タイマーブースト “などの1回限りの特典を購入することで構成されています。2020年のアプリ内購入による収益は約1%でした。
Duolingo English Test1回49ドル 手数料収入が収益の9%
言語学習アプリ「Duolingo」の収益化に加えて、テスト受験者に49ドルの1回限りの料金を課すことで、「Duolingo English Test」からも収益を得ています。 大学のプログラムの受け入れは、「Duolingo English Test」の収益の原動力となっています。
2021年5月現在、世界中の3,000以上の高等教育プログラムが、留学生の入学時に英語能力の証明としてDuolingo English Testの結果を受け入れており、その中にはUS News and World Reportによると、米国のトップ20の学部プログラムのうち17のプログラムが含まれています。Duolingo English Testからの手数料収入は、2020年の当社の収益の約9%を占めています。
競合:オンライン言語学習やオフライン言語学習、言語学習評価プロバイダーやリテラシー・プラットフォームと競合
オンライン言語学習やオフライン言語学習、言語学習評価プロバイダーやリテラシー・プラットフォームと競合。モバイル言語学習アプリは数千種類あると推定している
オンライン言語学習業界は競争が激しく、新製品や新規参入者が絶え間なく現れます。
オンライン学習においてもオフラインとの組み合わせや、特定言語に強いなど特徴を打ち出したサービスがあります。
ポッドキャストやモバイルアプリケーション、オーディオコースやレッスン、ビデオ、ゲーム、ストーリー、ニュース、デジタル教科書などを利用して、文法、発音、語彙(医療やビジネスなどの専門分野を含む)、読解、会話などを学ぶことができる無料のオンライン言語学習機会が多数あります。
デュオリンゴは、言語学習用の無料モバイルアプリケーションが数千種類あると推定しています。
潜在的な競合として、2020年に、アップル社が開発したiOSデバイス用の翻訳アプリ「Translate」をリリースし、複数の言語間でテキストの文章や音声を翻訳しています。
リスク要因 Risk factor
リスク要因にはいろいろなことが書かれていますが、個人的に気になった点をいくつか記載します。
リスク要因① Apple、Google経由の売上が7割。プラットフォーマーの価格変更や契約リスク
アプリのプラットフォームであるAppleとGoogleに対し、通常、課金による収益の30%を支払っています。
収益の51%、総予約の53%をApple App Storeから、収益の19%、総予約の20%をGoogle Playストアから得ました。
料金変更などのリスクがあります。
※アプリを提供する会社としては良く書かれている項目という認識です。
リスク要因② 広告ネットワーク、当社の広告収入、営業成績はマイナスの影響を受ける可能性があります。
広告インプレッションを通じて配信されるディスプレイ広告およびビデオ広告の販売から広告収入を得ています。2020年には、当社の総収益の約17%が広告収入によるものでした。
通常、主要なプログラマティック広告ネットワークと契約を結び、広告在庫をマネタイズしています。十分な広告在庫を確保するためには、これらの広告ネットワークと良好な関係を維持する必要があります。
モバイルアプリケーションを含むオンライン広告は、競争の激しい業界です。アマゾン、フェイスブック、グーグルなどの多くの大企業は、自社のウェブサイトやプラットフォームを広告主にとってより魅力的なものにするため、データ分析に多大な投資を行っています。
デュオリンゴの広告収入は、主に無料ユーザーの数と利用時間、およびユーザーに適した革新的な広告商品を提供し、広告パートナーの収益を向上させる当社の能力に左右されます。
何らかの理由で広告パートナーとの関係が終了した場合、あるいは関係の商業的条件が変更された場合、あるいは有利な条件で更新され続けない場合、当社は新たな広告パートナーを認定する必要があり、少なくとも短期的には当社の収益にマイナスの影響を与える可能性があります。
※重要なKPIとしてユーザー、特に無料ユーザーの継続的増加が広告収入に関連し得る点があると思い抜粋しました。
S-1をみて、個人的に気になった点 ダウンロードもしてみました
今回ダウンロードもして実際少しやってみました。
同じ質問、似た質問が敢えて繰り返されているようで短時間でもしっかり一単語をインプットしてもらうような仕掛けになっていると感じます。
かわいいキャラクターのリアクションなど含め、特定のユーザーを狙うというより男性も女性も大人も子供も分け隔てなく狙っているというように思えました。
私は「敵」がいて、「フリーザ」とか「セル」に英語で立ち向かうような仕立ての方がテンションが上がるタイプですがそういう年齢や性別によるターゲティングをしていない、極力避けている、無駄なコストは省いていると感じます。
広告の非表示、オフライン使用可、というサブスクリプションのメリットはYoutubeと同じで、ユーザーとしての感想は、終了のたびに表示される広告が非表示だと学習スピードは上がりそう、オフラインはそこまで必要か不明、です。
後はアイテムで経験値ブーストとか結構スマホゲームっぽい要素はありました。
数字面では、直近のユーザー数増加が少し停滞しているように感じました。新型コロナウイルスでのユーザー拡大が凄すぎたためのように思えましたが、ユーザー数の拡大と、既存ユーザーの課金の両輪が回っていくのかが重要そうです。
じっちゃま 広瀬隆雄さんも注目の銘柄
面白い銘柄だと思っている。この会社の経営者を見ていて僕が感じたことは「あれ、なんかジェフベゾスと同じようなノリだよね?」と思った。
まずいえることはデュオリンゴの経営者はカーネギーメロン大学教授。そしてコンピューターサイエンスを教えている。もうすでに2社起業して、そのうちの少なくとも1社はグーグルに売却している。
もう億万長者だが、そういうシリアルアントレプレナー、つまり何回も会社を始める人が興した会社。
彼は教育というエリアは本来AIと相性がいいエリアのはず、だけれどもAIを使った教育のベンチャーは非常に少ない。まずビジネスプランとか何にもないところから、巨視的に、マクロの経済というかコンピューターの世界をみて、おおーきな市場、それは教育市場、AI、そこに何もないというところをまず抑えた。
つぎに、じゃあAIによって個人の人が学習するのを助ける会社を作る場合何が言いかと思ったら、スマホアプリにネイティブなサービス。学習塾で教えるとかスケーリングできないことではなく、アプリを使えばみんな肌身離さずスマホを持っているし、学習しやすい。だからアプリ使って何かやろうということを決めた。
3番目に決めたのは、じゃあ、何を勉強させる、ということで世界で一番勉強されていることは何だろうということを彼は調べた。そしたらそれは言語、多国語での会話が勉強されている。18億人だったかと思う。そうすると言語学習アプリが良いよね、とだんだんターゲットを絞り込んでいった。
だからデュオリンゴの経営者は英会話が好きでデュオリンゴを始めたわけでは全然ない。言語教育が好きで始めたわけでも全然ない。そうでなくてAIの人。
だから、僕がデュオリンゴのアプリをやって、何か間違える。ゲームみたいになっていて先に行こうと思うと宣伝が出てくる。どうしてかというとデュオリンゴは無料なので、ひっきりなしに広告が出る。広告なしで学習したい人はサブスクリプションをしなければならない。
僕が間違えた場所はAIが覚えていて、間違えたところを切り口に違う練習問題をどんどん、どんどん振り込んでくる。つまり、誤りを矯正している。
そうして治るようになったら次のレベルに行く。個人教師というか家庭教師というかパーソナライズされた僕の弱点をきちんと直して進んでいってくれる、そういうソフトウェアの会社。
だからアーキテクチャはしっかりしていると思う。
それと、途中で学習者が意欲を失わないようにいろいろマンガみたいなのが出ていて、ユーザーが継続しやすいかどうかをA/Bテスティング、同じ学習画面でもAという絵と、Bという絵を提示して、どちらがエンゲージメントが高いかを比較テストして、高い方、高い方ばかりを選んでいる。
だからデュオリンゴのアプリを使うとサクサク勉強がはかどる。なぜはかどるかというと、ABテスティングによって、人気のないやり取りはドンドン排除しているから。この手のアプリのデザインというかUIっていうのかはロビンフッドなんかもやっている。
ゲーミフィケーションというか、あたかも株式トレードをゲームのように。あたかも英会話の学習をあたかもゲームのように楽しめることをゲーミフィケーションというが、それをこの会社はやっている。
あまり経費はかからない。なぜかと言うとマーケティングしていないから。口コミだけでデュオリンゴを聞いているから。僕らは誰からデュオリンゴを聞いたかというと、ワイフの大学時代の友達。デイブという弁護士がいるが、そいつがいま3言語を勉強していると言っていたが、「うわ、なんでこんな50、60歳にもなって新しい言語を勉強しているんだよ、と聞いたらデュオリンゴというアプリがあってマイブームになっている」と話を聞いて存在を知った。友達はみんなデュオリンゴをやっている。そんな状況。
8/6 中国政府の規制によりAppStoreから削除のニュース
$DUOL
— 𝐓🇺🇸投資勉強中 (@dangerousteee) August 6, 2021
中国がDuolingoをAppStoreから削除
China Removes Duolingo From App Stores, Hitting U.S. EdTech https://t.co/ceHnSB871u
IPO後のボラティリティの高い段階なので何とも言えませんが、このニュースがあった日、株価が7.96%下落しました。※前日は一時+9.9%伸びていました。
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