2022年1月27日のじっちゃまライブです。目次などから記事に飛んでいただき必要な情報を手早くとれるようにしています。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- HA ハワイアン航空
- ADP
- FLNG フレックスLNG
- 長期かつ大胆な緩和となるならマルチプルが締まる可能性大?
- NEM ニューモント
- KOS コスモスエナジー
- 銀行・石油・エアラインはいったん逃げたほうがいい?
- FANG ダイヤモンドバックエナジー、PXD パイオニアナショナルリソーセズ、FLNG フレックスLNG ウクライナ問題でどう思う?
- ドットコムバブル崩壊時高値奪還をするのにアップル5年、マイクロソフト16年、シスコはいまだに回復せず。今回ハイパーグロースが高値奪還するのに長い年月がかかると考える?
- 就活生です。バイサイド・セルサイド、どちらがおススメ?
- T AT&T
- HAL ハリバートン 今からInしていい?
- 母が数年前、地銀の営業マンから勧められ、フューチャーバイオテック、次世代通信、サイバーセキュリティに投資していて、現在マイナス。
- 相場がどれだけ荒れても総資産の50%はVTIを保有するというやり方は
- SGU
- 去年秋からキャッシュ増やして買い場を探している。VTI,VOOのヘッジでS&P500の逆相関のEDVをインカムゲイン狙いで買う方法は間違えている?
- NOC ノースロップグラマン
- FANG ダイヤモンドバックエナジー、XOM エクソンモービルこれからINは?
- VOO,QQQなどインデックス投資の入るタイミングは?
- FCX フリーポートマクモラン
- FANG ダイヤモンドバックエナジー利確、JAZZ損切でリセットした。HES ヘス、FLNG フレックスLNG 再INありますか?
- MSFT マイクロソフト、XLE、ホールドでいい?
- もしじっちゃまがFRB議長なら昨日投資家にどんなスピーチをした。
- T AT&T ホールドでいい?
- HES ヘス 昨日キツイ下げ
- ゴールドはインフレに比較的強いと思うがこれまでは逆相関だった。
- FLNG フレックスLNG 下げの理由は?
- 貧富の差は今後10年加速すると伺ったが、金利、物価、賃金今後のプロセスは?
- 長短金利差が潰れてきている。このペースで行けば数年後リセッションがあるかも?
- MCK
- PBR ペトロブラス
- BVN ブエナベンチュラ
- インフレがさらにアウトオブコントロールになることがなぜ悪いことか
- 先週PBR ペトロブラス売ってXOM エクソンモービル買った
- IBM
- 低PERでピカピカの銘柄を探すポイント。PER10前後の企業をリストアップした場合。スクリーニングについて
- Instagramについて
- PSFE
- ロシアによるハイブリッド戦争戦略は陸海空だけでなくサイバー攻撃や思想の認知戦争になっているがどう考えるか
- パウエル議長は株価よりインフレ対策重視?
- ニック・ティミラウスを経由したコミュニケーションは失敗だった?
- CRWD クラウドストライク
- LMT ロッキードマーティン、NOC ノースロップグラマン 軍需産業の上昇は地政学の影響だけ?
- FRBは最終的に好景気を維持するよりインフレ退治が優先?
- 新興国は売り?タタモーターズ10%下落している。
- 最近の下げでバリュー感の出てきた銘柄、セクターは
- 恥ずかしながら逃げ遅れました。前回決算良かったバリュー株銘柄が大半、グロース株はほぼ処分しました。次善の策としてこのままホールドするかいったん払ったほうがいいか。
- 恥を忍んで聞きます。インフレの抑制なら利上げだけでもいい気がするがQTまで必要な理由は?
- 年末にLUV サウスウエスト航空買った。現在米国のコロナ、乗客の状況は
- AWK アメリカンウォーターワークス
- 昔のIPOの話を聞いていると今起訴されているセラノスも氷山の一角かと思った。
- AI シースリーエーアイ
- 原油の需給がいったん緩む時期はいつ頃?
- 次のFOMCでまたFEDウォッチャー使ってトークしまくる感じ?
- ニック・ティミラウス記事を出した内容を参加者は織り込むなら、FOMCでFRBが同じことを発表しても大丈夫なのでは?
- ウクライナ問題が軟着陸した場合原油・天然ガスは下がると思うがそれでも長期では上目線でホールドOK?
- KO コカ・コーラ
- PBR ペトロブラス 利益出ている。まだホールドでいい
- 金鉱株は早く手放したほうがいい?
- 新値外ということはド天井を掴むということ?危ないように思う。
- ADM先日の決算はクリアだったと思う。穀物メジャーは今後どう?
- じっちゃまの君子豹変に文句を言う奴が多いです。
- TSLA テスラ 今後の見通し
- TDW タイドウォーター 今から出動してもいい?
- U ユニティ
- FRBは投資家にとって常に見方ということ?
- MRVL マーベル
- 2月~6月まで底入れは不透明と思うが石油、天然ガス関連は底入れまで出動しない方がいい?
- FOMC前に買い向かったじっちゃまの行動を解説願います。
- RPRX ロイヤリティファーマ リスク高い?
- 米国の利上げが進んでいくとインドに影響する?
- 33歳会社員キャッシュポジション50%ビビりすぎ?
- HES ヘス PER高いけれども大丈夫?
- ROE、ROA 参考にしますか?
- ブラジルの銀行株は?
- 米国・中国・日本などで予定されている原油の備蓄放出は
- NFLX ネットフリックス
- TRMD トーム
- BTC ビットコイン インフレ資産になる?
- COST コストコ
- 指数しばらく下と思い、高値で掴んだS&Pを損切りしようと思う。
- 石油株とはいえFOMC前の買い向かいは危険と思った。なぜサクッと行けた?
- CCL カーニバル、DAL デルタ航空伸びるのは何月頃?
- SOXSのようなベア型ETFは?
- ハイイールド債の積み増しを検討中です。
- ABNB エアビー&ビー ホールドでいい?
- DVN デボンエナジー
- ZIM
- HMY ハーモニー
- JAZZ
- このまま数年間アメリカのインフレ率が高いまま長期金利が上がっていく可能性は?
- NDAQ
- 利上げ回数明言しなかったことにより、よりインフレが長続きし、将来的な株価の落ち込みリスクは大きくなった?
- ARKK アークイノベーションETF 長期なら持っていていい?
- パウエル議長「我々は」ではなく「私は」を使う場面が多かった。
- BWXT 原子力銘柄
- 石油株
- 将来的にトレンドがグロースに戻るにはインフレが2%に抑制できた時?
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
きのうFOMCがあった。ちょっと今回のFOMCはまずかったかな、と思った。
今回1月25-26日のFOMCは手の付けられないアウトオブコントロールの予兆があり、まずかったと思う。
今回のFOMCで打ち出されたこと。
①3月~利上げ開始 について何とか宣言できた。
②6月15日くらいのFOMCをめどに、連邦準備制度の総資産の圧縮、QTに着手する ということも宣言できた。
でも、それで終わり。
思い出せば今週月曜日、火曜日、結構相場が荒れた。
荒れた理由は粛々と、ズンズンズンズンという形で利上げしていくんだという、利上げのペースっセッティング、毎回のFOMCで+0.25%ずつ、ズンズンズンズンと上げていくんだ、という期待を力強く打ち出したい、という狙いがあった。
それに関しては月曜日、火曜日に相場が荒れたのでパウエル議長が屁垂れた、というか、あまり強いことを言わない方がいいんじゃないか、と判断したんでしょうね。
非常に曖昧模糊とした、取っ散らかった答弁に終始して、へっぴり腰だったということ。
いまFRBが直面している問題はどうやってインフレの息の根を止めるんだ、という問題。
足元のインフレ率は7%。対して政策金利は0~0.25%。
全然後手に回っている。これからどんどんどんどん利上げしてその差を詰めていかないといけない。だけれどもちんたらしていたら間に合わないということ。
将来こういう風にする、Forward Guidanceを打ち出して、投資家の期待をある特定の政策金利の水準にアンカーする、ということをやりたかったが、それは空振りに終わったのね。
すごろくでいえば振出しに戻ったということ。
今日僕が伝えたい一番大事なメッセージは何かと言うと、FOMCが終わったから、「イベント通過」とか「リスク出尽くし」と考えている人がいるなら全然間違えている。
そうではなくてインフレを前にしてFRBの苦しい対応、無策、手がないということが露呈したミーティングが昨日のミーティングだったのではないかと僕は思う。
QT、つまり連邦準備制度の総資産の圧縮、バランスシートの縮小、もっと言えば中央銀行の金庫に入っている債権がうずたかく在庫として詰まっている。それをドンドン圧縮していかなくてはならない。
それについてパウエル議長が言っていたのは、
①在庫の金額は過去の水準よりずいぶん肥大してしまっている
②その在庫になっている債券類のデュレーション(平均償還期間)はリーマンショックのときよりは短い、短期債がこんもり在庫になっている。
そして足元のインフレ率は前回と比較にならないほど高い、そういうもろもろのファクターを考慮したら、今回のQTはかなりバッサリ、ざっくり、急速なペースで落としてくというメッセージは何とか出せた。
そういうと、「え、中央銀行が債権を市場に売り返してくるのかよ、それは債券を売ってキャッシュを吸い上げるわけだからすごい引き締めになるのでは」
とみんな感じるかもしれないが、さっき説明したように在庫の大部分が短期債。
短期債はそのまま持っていれば償還期間が来て、キャッシュに変わる。そういう形にナチュラルにキャッシュアウトされる部分が3兆ドルか4兆ドルある。それに関しては粛々と縮小していくことができる。
そんなに需給関係をメチャクチャにするリスクは今のところはないのかなと思っている。
もう一回昨日のマーケットで起こったことを振り返ってみると、株式もパウエル議長がしゃべりはじめてから値を消したが、それより印象的なのは長期金利がヒューっと上昇したこと。
それはある意味QTをやっているので、イールドカーブがスティープにングするのはパウエル議長が狙っている、いいスティープニングと言えるかもしれないが、僕が見ている感じだと悪いスティープ二ング、「もたもたしてるじゃないの、早くやってください、このまま手をこまねいているとインフレが一層ひどくなるじゃないですか」ということをシグナルするような長期金利の上昇だったと思う。
それが証拠に長期金利が上昇しているとき、WTI、原油価格も新値を更新していた。
手の付けられないアウトオブコントロールになることの片鱗がちらっと見えた立ち合いだったんじゃないかと思う。
全体として非常にまずいミーティングだったのではと僕は感じた。
投資戦略は新値を取っている個別株の方がよいのでは、と僕は思う。
では投資戦略はどうあるべきか、というと、僕は「そろそろ悪材料出尽くしでは、ここがボトムじゃないか」とピンポイントで指数のボトムを取りに行くトレーディングというようなことは一切考えていない。そういうことに興味がない。
そうではなくて、月曜日以降酷い相場が続いている。でもその中でも新値を取っている銘柄はある。例えばEDP,PDCE、CLR(シェール)、RDS ロイヤルダッチシェルなど厳しい環境で新値を更新している銘柄は実はある。
個別でプレーしたほうが指数を取るよりはるかに良いのではと僕は思う。なぜかというと、今新値を更新している銘柄はいずれもインフレで恩恵を被る銘柄、具体的には石油、素材、農業関連など。
新値を取っているんだからそれを素直に買えばいいわけでしょ。それらはすべてバリュー株何がけれども、今はそういう相場つきになっています。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。作成中です。
HA ハワイアン航空
昨日の決算後下がっている、という質問。
いまオミクロンが吹き荒れている。もうピークを越えつつあると思うが。足元の業績が悪いのは仕方ない。わかっていたこと。
そういった意味では心配していません。でも今マーケット凄くギクシャクしているので、今買ってすぐに儲かるとは思わない。
でも、テクノロジーの株とかネット株とかよりここらへんで待ち伏せたほうがはるかに洗練された買いだと僕は思う。
でも今じゃないということ。
ADP
決算後大きく下げているという意見。
EPS予想1.63ドル、結果1.65ドル 売上高予想39.8億ドル 結果40.3億ドル(前年同期+8.9%)
ガイダンス2022年 EPS予想6.77ドル 新ガイダンス6.74ドル~6.86ドル ほぼ一緒かちょっと上
目くじらを立てるような悪い決算ではなかったと思う。
FLNG フレックスLNG
ホールドでOKと思う。
長期かつ大胆な緩和となるならマルチプルが締まる可能性大?
緩和じゃなくて引き締めということかな。
今引き締めが始まったばかり。多分ご質問者の方の質問通り長期でなおかつ大きな引き締めになると思う。だからマルチプルコントラクションは起こると思います。
今現在S&P500のPERは21倍くらいと思うがひょっとしたら20倍まで下がっているかもしれない。それが15倍くらいまで平均PERが下がることは十分予想できること。
そういう風にマルチプルコントラクションが起こっているときに気を付けなければいけないのは、PERの高い銘柄やPERのない、利益の出ていない銘柄、若いIPOされたばかりの銘柄などは株価墜落すると思う。
グチャグチャになると思う。
NEM ニューモント
ひょっとしたら買いじゃないかと思っている。
ソーサ―ボトム形成中だけれどもシグナルは何も出ていない状況。
KOS コスモスエナジー
これもいいと思う。
新値を追っている。非常にいいチャートしていると思う。
銀行・石油・エアラインはいったん逃げたほうがいい?
今は相場がギクシャクしているのでそこら辺の銘柄でも儲からないと思う。でもいったん落ち着いたら、来週とかに落ち着くと思うが気を取り直して相場に取り組む時どうすればいいんだ、と投資家全般が考えた時ハイテクじゃないと僕は思う。
なぜかというと、アイガー北壁みたいな物凄い絶壁を昇っていかなければならない。利上げ、利上げ、利上げ、利上げで。
だからものすごく長くつらい道のりになる。
そして昇っている間もインフレはドンドンドンドン遠くへ遠くへ行こうとしている。
それはパウエル議長も「足元のインフレどうですか?」と質問されたら「悪くなっているね」と素直に認めたから。
次の消費者物価指数の数字も悪いかもしれないよ。
今はインフレ率7%だけど、これが7.5とか8とかになったらハイグロース株とかぐっちゃぐちゃになると思うよ。
だからどこで闘うかということをシビアに選んでください。
そして、不利な場所、自分の立ち位置を考えてください。一番被弾しそうなところになんで貴方はのこのこ出ていくわけ?
そうでなくて、物陰に身を隠せよ、と言っている。
それは何かと言うとPERの低い株、インフレ環境で恩恵を被る株の方が安全。
そういうところに行けと言っているのに、なんでみんなは行かないわけ?
その結果最近のIPO株で資産が半分になったとか、1/3になったという人はもうゴロゴロいる。
僕は金利に気をつけろ、金利に気をつけろ、金利に気をつけろと何回も、何回も、何回も、同じことを言っていた。
忠告はしたよ。聞く耳を持たなかったのは皆のせいで俺のせいではない。はっきり言って。
FANG ダイヤモンドバックエナジー、PXD パイオニアナショナルリソーセズ、FLNG フレックスLNG ウクライナ問題でどう思う?
ウクライナ問題という質問が出たが、地政学のサイトでStratfor: The World’s Leading Geopolitical Intelligence Platformというのがある。僕、サブスクライブしているんだけどさ。
Stratforはそれなりにしっかりした地政学のForecastをすると思ってきたが、最近Raneという会社に身売りして、相当編集部のスタッフも変わったような印象を受ける。
昔よりForecastの雨量く落ちているように不安になるが、Stratforの公式見解だとロシアによるウクライナ侵攻はないというというのがメインスタンスだった。
僕もそうなのね、と無いというのがメインシナリオで相場を組みたてようとしていた。
だけれどもムードは流動的になっている。
例えばロシアがウクライナのトップを傀儡政権のように入れ替えることを画策しているとか。
ウクライナへの侵入やサイバーテロなどあの手この手でウクライナ政府を揺さぶることはあり得るかと思っている。
その揺さぶりがどのくらい露骨にやったら西側諸国が、ちょっと待て、ボイコットします、とロシアの天然ガス、石油、アルミニウム、小麦、肥料を買わない、という報復措置に出るかというトリガーがほんのちょっとの侵攻で引かれるのか、という匙加減は僕ははっきり言って分からない。
でも今動いている銘柄を見ると何か起こりそうな感じもするとふっと感じる。
具体的には、肥料でいうと、CF。
あるいはアルミニウムもロシアのシェアが高くAA アルコア(環境悪いのに伸びてる)
あるいはDBA Invesco DB Agricultureも新値に近い。
あとはNTR ニュートリエン。まだ距離があるが。
石油、天然ガスもボイコットされるかもしれないので、それでいうと、CVX シェブロン、PBR ペトロブラスなんかもものすごくアウトパフォームしている。
こんなような銘柄が目先は良いんじゃないかなと僕は思う。
ドットコムバブル崩壊時高値奪還をするのにアップル5年、マイクロソフト16年、シスコはいまだに回復せず。今回ハイパーグロースが高値奪還するのに長い年月がかかると考える?
もしウクライナ侵攻というシナリオになったらそれと同じくらいかかるかも。
はっきり言って、小型IPO株、去年とかに新規上場された銘柄の半分くらいは3年以内に上場廃止になっているかもしれない。
ドットコムバブルのときがそうだったから。
僕がサンフランシスコのブティック証券H&Qにいた時、一番忙しいときは1年間500件くらいのIPOがあった。血の小便を出すくらい毎日毎日2つ3つとIPOして、すごい忙しい時期があった。
その時期はちょうど去年のIPOマーケットみたいに来る日も来る日もホットなIPOで、その株よこせ、と投資家から言われ、売り切れなんですよ、とやっていた。
その過程においてとんでもない欠陥商品というか上場廃止になるようなクソ株を客にはめ込みまくっている自覚はなかったが、結果論でドットコムバブルを振り返ってみたら、「あいつらなにやってるんだ、こんなに消えてなくなるようなIPOを次から次から販売して、世の中の投資家をこの手であがめてしまったじゃないか」という自分の手を見ると血みどろだったという経験がある。
そういうと、「投資銀行は悪い」と言うが、僕に言わせれば「IPOよこせ、なんで個人投資家にはIPOを回してこない、これは差別です」と言っていたのは個人投資家。
だからその意味において、同罪。
そういうIPOをポコポコポコポコ作った投資銀行も悪かったが、阿波踊りで踊りまくっていた個人投資家もバカだったわけでしょ。両方ともダメだったわけ。バブルっていうのはそういうもの。
ニーズがあるからそういうものが売れていくわけです。だから早く冷めろよ、いつまでも泥酔しているんじゃなくてふっと酔いから冷めろよ、と僕は言ってきた。
いつまでもテーマとかセクシーなストーリーとか、そういうのは前からずっと言ってきたが、本当に反省している。豚の鼻に口紅を塗るように粉飾しIPOを売ってきた。
QS クアンタムスケープとか、そういう銘柄。次世代バッテリーとか、製品も何もないのに青写真、図面があるだけ。こんなものを次から次からSPACだとか何とか言って出してくるのは非常に罪作り。
早くそういう幻想というかイリュージョンというか妄想というかお花畑というか、そういうのからふっと目覚めたほうがいいと思うよ。
就活生です。バイサイド・セルサイド、どちらがおススメ?
給料が全然違う。バイサイドは生保とか、信託銀行とかのファンドマネージャーと思うが普通の日本の金融機関の給料。
セルサイド、僕は市場部門にいたが、中堅になれば年収で3000万円とか4000万円とか6000万円とかになるんじゃないの、だから3倍とか6倍とかお給料が違うんだ、という認識をまず持つべきだよね。
僕は①バイサイドに行く気は全くなかった。それでは家族がブーブー言うから。お給料安すぎて。②日系に行く気は全然なかった。お給料が安いから。
僕は常にもっともお給料の高いところ、高いところ、高いところというのが転職先を検討するときに、最大の考察ポイントは報酬だった。
だからセルサイドの方がいい。そしてIBDの人はキャピタルマーケッツのことを馬鹿にしているけれども、キャピタルマーケッツでも全然報酬は変わらない。それで労働時間当たりの収入でいえばキャピタルマーケッツの方がはるかに高いと思う。なぜかというと、残業が少ないので。
僕はサンフランシスコに住んでいたが、サンフランシスコで株式のデスクだったら、ニューヨークが締まるのは午後1時。そうすると皆伝票パーンとなげて、ヨットハーバーに行ってサンフランシスコ湾にヨットを出してグルーっと1周してきて車に乗って家に帰る、そういうライフスタイル。
だから昼間の太陽が見れないとか、夜の一時二時でタクシーで帰るというライフスタイルはクソだと思う。
それよかサンフランシスコ湾でヨットに乗っていた方が楽しいんじゃないの。だからそういうことを考えてから自分の専門を決めたほうがいいと思いますよ。
T AT&T
EPS予想76セント 結果78セント
売上高予想407.5億ドル、結果409.6億ドル(前年同期-10.4%)
ガイダンスEPS予想3.21ドル 新ガイダンス3.1-3.15ドル 売上高予想1,579億ドル 新ガイダンス1,532億ドル
売上高のガイダンスもEPSのガイダンスも低い。
やっていることとしては原点への回帰、エンターテイメントや映画部門を全部うっぱらって、コアの通信事業に回帰している。そして僕は一定の成果は出していると思う。マーケットシェアとかのデータを見る限り。
AT&Tがマーケットシェアゲインをしている状況は久しぶりに見る状況でした。
いままでずっとずっとダメダメだった。例えばT-mobileとか若々しいブランドの方が元気だったが最近AT&Tは盛り返している。でもいかんせん、通信セクターというセクター自体が非常に成熟セクターで、しかも足元は5G、第5世代のテクノロジーの導入で設備投資負担も大きいし、もろもろの条件が重なってあんまりさえないアウトルックになっているのでは。
過渡期だということ。
バリューはあるのか、と言われるとネット株とかSaaS株を持っているよりAT&T の方がはるかに良いと思う。
HAL ハリバートン 今からInしていい?
良いと思う。
セクターはオイルフィールドサービス第2位の会社。パンピングサービス、つまり石油のくみ出し、こういういい方したら失礼だが、ヨイトマケ的な、(音が飛んでました)
どうも付きまとって、オイルフィールドサービスの中で一番嫌いな銘柄だったが、今回の決算はピシッとしていた。
好決算の理由を調べたが、ガイアナという国がベネズエラの横にある。そこに大きな海底油田が発見されたが、ガイアナの海底油田のワイヤー&メジャーメント、センサーの供給とか、そういうビジネスが凄く良かったみたいで好調です。良いと思う。今でも買いだと思います。
母が数年前、地銀の営業マンから勧められ、フューチャーバイオテック、次世代通信、サイバーセキュリティに投資していて、現在マイナス。
そうでしょうね。そこらへんはしばらくよくないと思う。それらは全てロングデュレーションアセット。遠い未来に何かの夢が実現するかもしれない、今は赤字でも将来の成長を見据えて投資する、その手の投資対象は今ボコボコにやられていると思う。
そして今後も利上げ、利上げで金利が上がっていくわけだからボコボコになると思う。今後も。
みんなが気を付けなければいけないウォッチワード、この言葉を聞いたらすぐに逃げたほうがいいワードは、「夢」「技術」「カッティングエッジ・最新鋭」というのは全て鬼門というか大幅に差っ引いて考えたほうがいいと思う。
僕だったらそういうところには全く近寄りたくない。
そうではなく今新値を更新している銘柄は3K企業。
かっこわるい、汚い、あとなんだっけ?笑
要するにそういうダサいビジネスが今株価的には非常に良い。それを理解してください。
相場がどれだけ荒れても総資産の50%はVTIを保有するというやり方は
それは、そういうやり方でもいいと思いますよ。
SGU
あまり食指は動かない。
去年秋からキャッシュ増やして買い場を探している。VTI,VOOのヘッジでS&P500の逆相関のEDVをインカムゲイン狙いで買う方法は間違えている?
間違えていないと思う。そういうやり方もあると思う。
NOC ノースロップグラマン
僕も注目している。防衛関連株ずっとアンダーパフォームしていたがここへきて急に値動き良くなっている。ウクライナ問題も関係しているか分からないが、今日にでもブレイクアウトしそうなチャート。良いと思う。
FANG ダイヤモンドバックエナジー、XOM エクソンモービルこれからINは?
良いと思います。
VOO,QQQなどインデックス投資の入るタイミングは?
分からないというか興味ない。
インデックスを売ったり買ったりして相場を取ろうという考えは甘いんじゃない。だって、今週の相場予想できた?
今週上手く立ち回ることできました?
今週上手く立ち回れていないのにひょっとして、今日以降の相場はもっと難しいかもしれない。
パウエル議長が、あれほどトークが上手くて、相場の機微がよくわかっていて、コミュニケーションもうまい人が、FOMCの記者会見ではゼロ向け的に全く何も達成せずにスタート地点に戻りなさい、といわれ、はいそうですか、と言われたのが昨日のFOMC。
もう1回3月に今週経験したのと同じことをやらないといけない。
そういうことを考えて僕だったらため息が出て、やだなーと思うがみんなそういうこと全然考えないわけ?
買い場を今か、今か、と思っているわけ?
そういう輩がいっぱいポコポコポコポコ株式市場に参加している間は相場なんて出直らないと思うよ。
FCX フリーポートマクモラン
良いかもしれない。
銅の銘柄。ただ気を付けなければいけないことは銅というのは例えば水道管とかに使われる。だから建設業にすごく連動している。そして最大の顧客は中国。そして今中国経済は不動産セクターがおかしなことになっているから、非常に深刻に何か悪いことが起こり始めていると僕は思う。
素材株の中では一番魅力のない銘柄じゃないかと思う。それでも、ハイテクとかネット株よりはずいぶんマシな投資対象だと思う。
FANG ダイヤモンドバックエナジー利確、JAZZ損切でリセットした。HES ヘス、FLNG フレックスLNG 再INありますか?
あるとおもいますよ。
MSFT マイクロソフト、XLE、ホールドでいい?
マイクロソフトの決算は良かった。ケチはつけにくい。
でもハイグロースではないんじゃない。今が限りなくピークグロースに近いと思うよ。
なので、比較的安心な投資対象ではあります。でも僕が買いたいと思う銘柄ではないね。
もしじっちゃまがFRB議長なら昨日投資家にどんなスピーチをした。
僕が議長なら、月曜、火曜は相場大荒れだったがそれでも無理して、毎回のFOMCで粛々と利上げしますというオーラをもっと昨日出していたと思う。
なぜかというと、昨日パウエルがやったことは目覚まし時計がリーンとなって、寝ぼけておきて、スヌーズボタンを押すような行為。
せっかく苦労してQTやります、利上げやります、ということをマーケットに飲ませたわけでしょ。
さあこれからペースセッティングして7%のインフレを追いかけて政策金利0から追いかけていくんだ、というロードマップを示せたところで「当座の目標として2.5%の政策金利はどうだろう」ということをウォールストリートジャーナルのニック・ティミラウスに観測記事を書かせた。
その結果マーケットはボロボロになって、今出すのはちょっとまずいな、という判断になったと思うが、僕だったらある程度やっておかないと後で苦しくなるだけじゃん、と感じる。
T AT&T ホールドでいい?
良いと思う。なぜかと言うとキャピタルゲインは僕は今の環境では狙っていない。むしろキャピタルプロテクション、ダウンサイドから自分を守るディフェンシブ、防衛的なスタンス。
その意味ではTは守りの銘柄と思うので、その意味においていいと思いますよ。
HES ヘス 昨日キツイ下げ
きつい下げだっけ?-4%。別に心配することは何もないと思うよ。
多分来週にかけてコンセンサスEPS予想も上がっていくんじゃないの。何にも心配することないと思うけどね。僕もこの株持ってますよ。
ゴールドはインフレに比較的強いと思うがこれまでは逆相関だった。
その通りですよね。ビットコインという強力なライバルが登場したから。
ビットコインがどんどん価格が下がれば相対的にゴールドの魅力は増してくると思う。
ゴールドをトレードしたいならビットコインを見ながら、ビットコインの逆をやってください。
FLNG フレックスLNG 下げの理由は?
ウクライナは関係ないと思う。もしウクライナでドンパチということになれば、真っ先に取られる措置は何かと言うと、ロシアに対する経済制裁。
有り体に言ってNATO、北大西洋条約機構は日米安保条約みたいな安全保障条約。
そして、ロシアが言っていることはウクライナはNATOの連携パートナー。メンバーではないが、連携パートナ―になろうとしている、それは許さん、ということ。
それはロシアの言い分も分からないでもない、そもそもNATOがいつできたかというと第2次世界大戦が終わった直後、ドイツに勝った、という風に思ったがふっと見ると共産主義の脅威が眼前に迫ってきていて、ソ連が来るのでは、ということでその共産主義に対する防波堤、対抗手段でNATOが出来た。
だから、想定敵としてはNATOはソ連というかロシアを想定敵にしている。
ウクライナがNATOの連携パートナーとして動くというのはロシアにとって非常に失礼というか面白くない展開。だからロシアはそういう浮気は一切しません、ということを今ハッキリ言いなさい。アメリカもウクライナに興味ない、と今明言してくれ、とロシアがアメリカに言った。
そうすると、アメリカは「そうだよねー、だけど、ウクライナちゃんはきれいだよねー」と言質を与えなかった。
ウクライナをNATO加盟に拒否する、と明言しなかった。それがロシアにとってはカチンときた、というか、それだったらちょっと俺今度ウクライナちゃんをデートに誘っちゃうぞ、と、ドンバス地方とかロシアとウクライナの国境線あたりを洗車で走っちゃうぞという見せびらかし、挑発行為をやるかもしれない。
だから今戦争が起こるかもしれない、というのは突き詰めて言えば何が起こるのかというとロシアの戦車がウクライナの国土を走り回る、とか暴走族が旗を振りながらグルグル街を走り回るようなデモンストレーション行為が起こる可能性があると思う。
その場合、有り体に言ってNATOの今の軍備で真っ向からロシア軍とNATO軍がドンパチできるか、と言うと全然できない。ロシアの方がはるかに強い。
西側が出来ることは経済制裁だけ。それは天然ガスを買わない、石油を買わない、アルミニウムを買わない、肥料を買わない、ということ。そうすると一瞬にしてロシアからのサプライを西側の国々は買ってはいけなくなる。
そうするとイランに対する経済制裁でイランの石油を西側諸国が買えないのと一緒で急に需給関係が変わるということ。そうするとロシアの戦車がウクライナを走っただけで原油価格があと10ドルくらいボーンと上がるかもしれない。天然ガス価格がポーンと上がることは平気であるかもしれない。
そうするとロシアのパイプラインから天然ガス持ってこれないなら、今在庫ないわけだからLNG船で持ってくるしかないんじゃないの。
そうするとFLNGとかもう一回見直されるのは普通に考え得るシナリオ。
貧富の差は今後10年加速すると伺ったが、金利、物価、賃金今後のプロセスは?
株価がどんどん下がる状況では逆資産効果が出るので貧富の差という観点からは、差は縮まるかもしれない。瞬間風速的に。
インフレの状況というのは普通若者にはプラス、老人にはマイナスです。
日本は今デフレだが、デフレは年金生活者みたいな老人にものすごく有利な経済環境。だからこそ今日本はデフレになっているのではと僕は疑っているが、そういう関係性が知りたいならそういうこと。
長短金利差が潰れてきている。このペースで行けば数年後リセッションがあるかも?
それは昨日のFOMCの記者団との質問でも出ていた。今の長短金利差はパウエル議長に言わせればヒストリカルな、過去の実績のレンジの中から見ればそれほど危機的な小さい金利差ではない、ノーマルな状況というのが彼の答え。
僕も現時点ではリセッションを心配する必要はまだないのかなと思う。
それと昨日のFOMCで達成できなかったことは今後毎回のFOMCで着々と利上げしていくというメッセージは出せなかった。
手をこまねいている、だるまさんで何もできない、というのが昨日のFOMCの後の印象。
なのであれば長短金利差はしばらく心配する必要はない、短期金利は動けないなら長短金利差を気にするより前段階のインフレが高くなっているのに手を出せない状況の方が怖い。
だから昨日10年債利回りはドンドン上がった。その意味においてスプレッドは拡大している。
MCK
可もなく不可もなくだが、どちらかというとバリュエーションが低いので良い銘柄。
最近の相場を見てみんなは難しい相場で嫌だな、と思っているかもしれないが、あんちょこというか、試験に出る英単語じゃないが、手っ取り早い今の市場につける対処方法を知りたい、と言われれば、PER20倍以下の銘柄を買いなさい、それをすることによってリスクをバサッと落とすことができるから。
PERで20倍以上の銘柄はどれもハイリスクですよ。
例えばエヌビディア。しっかりした良い会社だがPER57倍。こういう銘柄はどんなに筋のいい会社で良い(音飛んでました)経営もしっかりしていて業績も出ていても今の環境では株価上に上がっていけない。なぜかと言うと金利が動いているから。
AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズも今すごい元気だが、PER33倍で取引されている。ここにリスクがある。
わかる?
それに対して、何でもいいが、
PXD パイオニアナショナルリソーセズ(音飛んでました)、FANG ダイヤモンドバックエナジーPER15倍これなんかは安心感がある。あるいはPBR ペトロブラス。
言っていることは何かと言うと今いろは坂みたいな危ない下り坂に入ってきている。その時にあなたは何でハイギアでいろは坂を駆け降りるような馬鹿な真似をしようとしているの?
ギアをシフトダウンしろよ、ローギアに入れろよと言っている。
ギア1か2で、そろりそろりと下りていけ、と言っている。
難しい説明ではないと思うが。
そういうことをきちんきちんと丁寧に基本をやるのがプロの仕事。プロはそういうやり方で相場を張る。
初心者はそうではなく、「俺の目に狂いはない、これは良いストーリーなんだからガチホだ」と何もわかっていないほど自分が信じているシナリオの恐ろしさ、自分のシナリオがてんで間違っているかもしれないリスク、可能性が全然見えていない。
そういうことが大惨事を招くというか、樹海行きに終わるというか、そういう結果に終わる。
PBR ペトロブラス
ホールドでいい。
BVN ブエナベンチュラ
持っていていいと思うよ。
インフレがさらにアウトオブコントロールになることがなぜ悪いことか
どうしてかというと、雇用主は適正な賃金でウエイトレスさんとかそういう従業員を確保できないのであれば、算盤にあわないのであれば新規採用はしない、ということ。
今賃金がものすごく上がって、時給15ドルですよ、20ドルですよ、と提示しても誰も求人が来ない、適正な人材が確保できないならもう新規出店をやめようか、この店どうせ赤字だからたたもうか、という形で雇用の機会自体が失われるということ。
インフレーションは線香花火がワアアーと火がついて最後ひときわ明るくパァーっと輝く瞬間ってあるでしょ。インフレがアウトオブコントロールになるのはその瞬間。
明るくなったな、と思ったらポトッと終ってしまう。そういう風に景気が死ぬ直前の状況がひときわ輝く状況。
いまインフレ率7%は、限りなく、限りなくそういうリスクを冒そうとしている段階に来ていると思う。だから心配している。
全く同じことを昨日の記者会見でパウエル議長もなんでインフレを抑えなければいけないか、という説明に関して言っていた。
先週PBR ペトロブラス売ってXOM エクソンモービル買った
どうなのかねー。ペトロブラスも悪くないと思うけど、俺は。全然凄いよペトロブラスという会社。
みんな知らないと思うが。EPSは今年2.97ドル。(音飛んでました)
IBM
なぜ皆投資したがるか。ゼロ成長企業でしょ。
良い決算出さない時の方が多いし。EPSの推移見てみろよ14ドル、13ドル、13ドル、12ドル、6ドル、7ドル、9ドル、10ドル。
(音飛んでました)全然言えないんじゃないの?
僕だったら絶対買わないね。
低PERでピカピカの銘柄を探すポイント。PER10前後の企業をリストアップした場合。スクリーニングについて
なんで10倍じゃなきゃいけないの、僕その部分が全然わからないんだけど。
スウィートスポットはPERで18倍~20倍くらい、市場平均が21倍だから、それよかちょっと低いくらいが一番魅力的なターゲットと思う。
僕はスクリーニングはしないが、もしスクリーニングするなら、PERは低ければ低いほどいいというものではない。PERが低すぎる銘柄は何か深刻な問題を抱えているかもしれないから。
PERを足切りポイントにして投資を考える手法は大けがをしないことだけを心にとめるやり方。つまり今の相場だとPER40倍、70倍とかの銘柄に投資していると金利が動いているのでその会社のアウトうるっくが全然悪くなっていないのに相場がグワングワンになって大負けするリスクがものすごく大きい相場。
だからハイギアの銘柄を避けてローギアにスピードを落とせよ、もっと地味でゆっくりした、おっとりした銘柄にしようとしているわけであって、ポンコツな銘柄を買えと言う問題ではない。
それとは別問題。
スウィートスポットはPERで18倍~20倍くらいにあるんじゃないかと僕は思います。だからスクリーニングの基準をもう一回見直して。
Instagramについて
Storiesはスマホで丸いアイコンの周りがライトアップしているサインが出たらクリックしてください。
25秒くらいのテキパキした短いコメントが出るから。
PSFE
全然よくないんじゃない
というか酷いよね。すぐ売ったほうがいいんじゃない。
今3K、かっこ悪い、地味なタイプの銘柄はほとんどが新値を取っているか新値に限りなく近い。
みんなのポートフォリオの銘柄をずーっと見て過去の株価レンジで高値圏にあるか、底値圏にあるかの判断の仕方をして、自分の持っている銘柄の50%以上が新値を付けているか、新値より一瞬だけ、今週新値を取ったとか、先週新値にチャレンジした、とか新値圏にある銘柄をポートフォリオの50%にしてください。
なぜかと言うとそれをしないとメンタルがやられるから。
今の相場はギトギトの相場。だから急成長なんだー、ガチホだー、とあなたがどれだけから元気で力んでも毎日、毎日、毎日株価が下がっている。それはポートフォリオのバランスが悪い。
なんで嫌気されて皆から放り出され傷ついた犬コロが溝に落ちて、びしょびしょに濡れて、そういうみじめったらしい姿になった野良犬に対し、機関投資家が棒きれで、コノヤロー、コノヤローと滅多打ちにしている状態。そういう銘柄をあなたたちは持っている。
それって辛くない?
俺だったらなんでそんな辛いことを俺はやっているんだ?とふっと思う。
ふっと横を見たら新値圏で「ズンチャ、ズンチャ」とEDMで踊っている連中がいる。
それだったらあなたのポートフォリオの半分くらい損切りしてそういうリア充している銘柄に乗り換えたほうがいいと思わない?僕だったらそう思うけれども。
その銘柄はシェールでありオイルフィールドサービス。
例えば、TDW タイドウォーター、これは艀の会社。タグボート。しかも3年くらい前に倒産したばかりの会社。なんでそんなクソな会社を持っているかというと、株価が「私を買って、私を買って」と絶叫しているから。良いチャートしているわけでしょ。
だからみんな「罫線を引き引き足を出し」という兜町の格言があるが、みんなチャート好きかもしれないがチャートが右肩下がりになっているなら、なんでそういうチャートを見て危機感を思わないわけ?チャート分析で一番大事なのはトレンドライン。
それがローソク足、カップウィズハンドル、雲、一目均衡表が、とああでもないこうでもないと議論しているが、それよかもっとはるかにはるかに大事なのはチャートが右肩上がりか、右肩下がりか、新値圏にあるのか、底値圏にあるのか、そして今底値圏にあるのはことごとくとても危険、危ない銘柄。
そういう全体像をまず捉えてください。
そしてもしあなたのポートフォリオが全部右肩下がりのダダ下がりになっている銘柄ばっかりだったら今すぐにポートフォリオを入れ替えないと大変なことになるよ。
なぜそういうことを言っているかというと、今の相場は2000年のチャート、相場によく似ているから。ドットコムバブルのはじけた。
その後泡沫的なハイパーグロース株がどうなったかというと涙なしには語れない、惨め、惨めなしみったれた野麦峠みたいなそういう世界しかなかった。
変なアイディアを俺のところに持ってこないで。地味な大型株に徹してください。
ロシアによるハイブリッド戦争戦略は陸海空だけでなくサイバー攻撃や思想の認知戦争になっているがどう考えるか
その通りだと思う。
でも究極的に言えばプーチンさんがやらなきゃいけないのは、今人気が落ち目になっているので、ちょっとウクライナのあたりを洗車でガーって走って、ドヤ、って感じでアピール。
グランドスタンディングというかオーディエンスはロシアの中にいる。
ロシアの国民に対するアピールが一番大事なことであって海外ではないということ。
もっと言えば、失礼だがありていに言うが、今いろいろな問題の起こっている国々、ロシアにしろベラルーシにしろ、ウクライナにしろ気の毒なことだが経済的に一番成功していない3国。旧ソ連圏のなかでも。
だから、そういうしみったれた成功していない最下層のそういう国々同士でこずきあいをしている。言ってみればサンフランシスコのダウンタウンのテンダロイン地域か何かでホームレスのふきだまっている街がある。そのホームレスの街で、ホームレス同士がけんかしている、ボコりあっている状況。
それはDeeplyに悲しい光景。
今回のロシアの問題で世界がひっくり返る、第三次世界戦争が来るとか言っている奴は本当に情弱でバカタレ。だから情報通とは言えないと思う。
今起こっていることは世界の経済の盲腸みたいなところ、テンダロイン地区でホームレス同士がボコりあっている状況で、その横ではシリコンバレーとか繁栄がある。
だから持てる者と持たざる者、そういうグローバルな文脈での大きな格差、それが今回の問題の根底にある。もっと言えば1989年にベルリンの壁が落ちて、大部分の中欧、東欧がいまEUの経済圏に入っている。
だけれどもやり残した仕事がある、まだEUのメンバーに慣れていない国がある。それがウクライナでありベラルーシ。
行列の最後尾についている、一番弱い人たち、行進の一番最後からふうふう言いながらついてきている人たちの取り合いをしている。ロシアは。
それってもの凄く悲しいというか気の毒な光景。
なぜそうなってしまったかというと、一言で言えば政治が悪い。国民のせいではない。
だけれどもトップに立っている連中は腐っていると思う。はっきり言って。
パウエル議長は株価よりインフレ対策重視?
昨日に関しては株価に配慮したと思う。
インフレ対策はしっかりやっていなかった。昨日に関しては。
ニック・ティミラウスを経由したコミュニケーションは失敗だった?
あれ自体はグッドトライ。
ああいう記事を書かせて、市場の反応の様子を見た。そしたら月曜日マーケットが空いたら株価がストーンと下がった。ひええええ、って感じで。
市場はまだこのニュースに対して心の準備が出来ていないと感じたので今回のその案をひっこめた。
パウエルはやりたかったが市場が拒絶した。
だからひっこめざるを得なかった。
じゃああの提灯記事は意味がなかったかというと、そういうことはない。
意味ある記事だった。だから月曜日、火曜日マーケットが動いた。
大失敗を未然に防ぐ転ばぬ先の杖。
もしああいうクッションを置かずに突然パウエルが宣言をしたらマーケットはもっと暴落したと思う。
CRWD クラウドストライク
良くないと思う。
LMT ロッキードマーティン、NOC ノースロップグラマン 軍需産業の上昇は地政学の影響だけ?
今のところはそうだと思う。LMT ロッキードマーティンの決算はこのところ取りこぼしが目立つ。
それは大局的に見て防衛予算がこれまでのハードウェア、戦車とか、戦闘機とか、空母とかから、電子的なものあるいは衛星とか宇宙とかそういった情報戦にシフトしていることが大局的な流れとしては関係しているかなと思う。
でももしウクライナでドンパチということになればハードウェアも必要になるでしょうということでもう一回見直しが入る可能性はある。
FRBは最終的に好景気を維持するよりインフレ退治が優先?
誤解している人が多いのではっきり言うが、なぜFRBは金融引き締めをするのか、それって国民に対する嫌がらせ、経済を殺すような意地悪という印象を持っているかもしれないがそうじゃない。
金融引き締めのポイントは、零戦の航続距離をなるべく遠くへ長く飛んでいたい、そういう時に皆はエンジン全開で行く?エンジンを絞り気味にして、最も効率よく飛ぶ、そういうことをするでしょ。
金融の引き締めってそういうこと。無駄に景気が良すぎる部分をトーンダウンして長ーく伸ばす。
そのために金融引き締めという形で微調整している。それを誤解しない方がいい。
金融引き締めだ、景気を殺している、というのは凄く幼稚な見方。もう少し勉強してください。
新興国は売り?タタモーターズ10%下落している。
新興国はかつては金利上昇局面に弱いと言われてきた。実際過去においては金利上昇局面では機関投資家は新興国を撃っぱらってお金をアメリカに戻すことをやっていたと思う。
でも最近は新興国があまりにファッショナブルではないというか、雰囲気というか、誰からも顧みられない状況だったのでチャラチャラしたお金はあまり新興国に流れ込んでいない。
むしろチャラチャラしたお金はNASDAQ銘柄とかに集中している。
要は素人がたくさんいるマーケットが危ないマーケット。みんなでTwitterで盛り上がって、頑張ろうね、昨日ちょっと株価下がったけれどもここはガチホだよね、レバナスしか勝たん、というようなお友達のノリでやっているような投資対象はことごとく危ないと思う。ことごとく危ない。
真っ先にそういう銘柄を処分してください。
だけれども、例えばAA アルコアを皆でガチホしよう、という話はついぞ聞かない。
なぜかと言うとアルコアなんて全然ラクダの股引色というか、加齢臭が漂っているというかおしゃれさのかけらもない銘柄。そういうものはこのマーケットでお金が抜けて行かない。
だからキャピタルゲインを心配するのではなく、失うことを心配してください。
一人また一人ととっもだちが脱落していく。樹海に行く。
最後は一人だけガチホしていたあなたも、(音飛んでました)そういう状況。
(音飛んでました)
TSLA テスラみたいな(音飛んでました)リスク高いと思うよ。今回の決算もピカピカでそれについては一切ケチつけていない。(音飛んでました)
最近の下げでバリュー感の出てきた銘柄、セクターは
ないですね。
バリュー感に投資しないでください。バリュー株に投資してください。
キーワードはラクダの股引色ですよ。そういうカッコ悪い銘柄を今買ってください。
安心は危険、危険は安心なんですよ。
カッコ悪いはカッコいい、カッコいいはカッコ悪い。
そういう倒錯的な上下逆、パラドックス的なマーケットが我々の眼前に展開している。それを素直に受け止めろよ、と僕は言っている。
勝てる投資とは何かというと、それは素直な投資。今旬になっているものを買うということ。
新値取っている銘柄を買ってください。
どんな銘柄が新値を取っているかというと、ラクダの股引みたいなダサい銘柄が新値取っているわけでそれを買えばいいんですよ。
「いや、俺はカッコいい銘柄が良い」というのはてめーの都合であって、僕なんか儲かれば何でもいいよ。
恥ずかしながら逃げ遅れました。前回決算良かったバリュー株銘柄が大半、グロース株はほぼ処分しました。次善の策としてこのままホールドするかいったん払ったほうがいいか。
リズム間違ったと思ったなら払ってもいいのでは。要するにキャッシュポジションを引き上げるのは次に挽回する種になる現金の確保という側面がある。
損切=敗戦、負け、ネガティブなこと、と言うだけには僕は捉えていない。
そうではなく、一回見切ってキャッシュにするということは次もっと、前回よりいいリズムで入る、あるいはいい気分で取り組めることの始まりなわけでしょ。
キャッシュにするということはクリエイティブなこと。良い事。
逆に悪い子とは何かというと、ガチホ。
今のマーケットでガチホだという態度ほど、怠惰でてんで間違っていて、危険なことはないと思いますよ。そういう奴が一番最初に死ぬと思う。
恥を忍んで聞きます。インフレの抑制なら利上げだけでもいい気がするがQTまで必要な理由は?
それは体感速度であまりに金融引き締めがキツイというオーラが出ちゃうと景気そのものを殺しかねないのでみんなの気が付かないところで、昨日のパウエル議長は「バックグラウンド」という言葉をしていたが、表では利上げという形で着々とやっています、というメッセージを出し、裏でもQTでキュッ、キュッ、と引き締めている。そういう風な2段構えにして引き締めて行かないと7%というインフレを抑え込むには相手が怪物すぎる。
だから利上げというツールだけではインフレの息の根を止めることはできない。でも、だからひっちゃ気になって毎回0.5%の利上げとか1%の利上げとか、過去0.5%の利上げは2回くらいあったが、それをやってしまうと景気が死ぬリスクがあるので、引き締めを二手に分かれてやるということじゃないですかね。
FRBの金庫にいま債券があるということは、現金は今どこにあるわけ?現金は市中にそこら辺をほっつき歩いている。町の中をキャッシュが闊歩している。ジャブジャブになっている。だからそいつらがパーティを踊っていてインフレになっている。
債券が償還になって、キャッシュに変わりますと言うのが何を意味するかというと、FRBの金庫にある債権が消えて、キャッシュが市中からFRBに帰ってくる。
だからFRBの手元のキャッシュは増えるが、インフレを引き起こしている市中に遊んでいるキャッシュは家に帰ってくる。そういう関係性。
年末にLUV サウスウエスト航空買った。現在米国のコロナ、乗客の状況は
コロナはひどいです。ひどいけれどもインフルエンザに毛の生えた程度で重症にはあまりならない。
クリスマスの旅行シーズンの旅客の動きは良かった。
特に米国内の空の旅、それはずいぶん戻ってきている。今はもうクリスマス終わって新年に入ったので旅行シーズンではない。足元の旅客の動きはちょっと鈍っている。それは季節的にそういう時期だからあまり心配する必要はない。
多分今後もいい。だからLUV サウスウエスト航空は持っていていい。
AWK アメリカンウォーターワークス
ユーティリティですよね。
地味なストーリーだけれども悪くはないが一般論として言えることはユーティリティ株つまり公益株、公共株はどの銘柄も、この銘柄もそうだがバリュエーションが高いと思う。
キャピタルゲインという観点からすれば上値余地は小さいかと感じています。
昔のIPOの話を聞いていると今起訴されているセラノスも氷山の一角かと思った。
セラノスは特殊の例と思う。他のIPO銘柄にスキャンダルとか出てくるかわからない。
エンロン事件のようなことが今後起こるかもしれないが、メインシナリオとしてそうなると考えなければいけない証拠は僕は持っていない。今のところは。
AI シースリーエーアイ
お花畑ストーリーの一つ。明らかにそう。
IPOした最初の決算が悪い決算だった。僕はIPO後の初の決算が悪ければ売りだと口を酸っぱくして言っている。AI シースリーエーアイはそれ以降もなんか釈然としない決算しか出していないから、割と合格ね、というような決算は今までに1回くらいしかないと思う。
なんでこういう銘柄を後生大事にいつまでも抱えているか、その神経を疑うね。僕に言わせれば。
だから鼻くそピーンと言っている。鼻くそピーンというのはそういう意味。
決算をしくじった銘柄を心の底から憎めよ、ということを僕は口を酸っぱくして言っている。それをしないと今の環境ではものすごく、ものすごく、ものすごく危ないから。
それ出来ない人はグロース株投資なんかやらない方がいいと思うよ。本当に。
危険極まりないから。
原油の需給がいったん緩む時期はいつ頃?
分かりません。でも今の状況でいうと上場株の大手シェール企業に関して言えば増産は非常に限定的というかあまり増産していない。
だから需給関係は崩れていない。
今後崩れる可能性としては例えばロシアがウクライナに攻め込んで原油価格がパーンと上がったりなんかすると、増産しようかという話になったりするかも。その場合はリスクあるかもしれません。
次のFOMCでまたFEDウォッチャー使ってトークしまくる感じ?
そうやったほうが安全、用意周到なやり方なのでああいうやり方をしているだけの話。
だからそれ自体は善でも悪でもない。
ニック・ティミラウス記事を出した内容を参加者は織り込むなら、FOMCでFRBが同じことを発表しても大丈夫なのでは?
僕はいけるんじゃないか、と期待していた。淡い期待があった。だけれどもあまりに相場が荒れたので今回はひっこめようかという判断をパウエルがしたと思う。
ウクライナ問題が軟着陸した場合原油・天然ガスは下がると思うがそれでも長期では上目線でホールドOK?
ホールドでいいと思います。
KO コカ・コーラ
地味な銘柄、そういう銘柄の方がいいと思います。
PBR ペトロブラス 利益出ている。まだホールドでいい
ホールドでいい
金鉱株は早く手放したほうがいい?
今持っているなら持っていてください。
ビットコインが下がるようなら金鉱株が動き出すかも。
新値外ということはド天井を掴むということ?危ないように思う。
そうかな?毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、株価下がっているグロース株は危なくないんですか?そう思わない?思考停止していないですか?頭動いている?
僕がやっていることは、朝起きたら「ひょっとして俺って、点で間違ってるんじゃないか」180度立場を変えて新しい目で古い問題、今まで取り組んできた問題を見て見ることを毎日、毎日、毎日自分に問いかけている。
それをあなたに当てはめると、「新値買いは危険だ」と決めつけている。「ド天井を掴むリスクがある」
それはリスクはあるかもしれないが、今のところPBR ペトロブラスとか、全然リスクになっていない。
今こんなにひどい環境で新値を取っている銘柄がある。
これ、ちょっとラジオでも昨日言ったが、アメリカの格言で、
When the going get tough the tough get going
環境が厳しくなった時タフな奴だけが前に進める
という格言がある。
タフな奴だけが、一握りの奴だけが前に進める。そういう連中が今新値を取っている。
それに対して、あなたは新値を取ることはド天井を掴むことじゃないの?となんでそんなに軽々しく言えるわけ?
じゃあテメーの銘柄見て見ろよ、全部安値を更新しているんじゃないの?ということを僕は言いたい。
だから、しばらく、毎日一瞬でも「何か広瀬さんの言っていることって偏見じゃない」とカチンとくるかもしれないけれども、「ちょっと待てよ、いま彼の立場に自分を置いて彼の見ている目線で世界を見るとどうかな」と自分の心、魂を抜け殻みたいに体の外に出してみて、他人の目線に注入してみろよ。
そしたら自分に見えていないものが見えるから。
自分に見えていないものを見るように努力しなさい。
わかる?
相場やるうえでファンドマネージャーの一人一人が願うものっていうのは他人を出し抜きたい、という風に思う。
他人を出し抜くのであれば他人と同じことをやっていちゃダメ。
だからレバナス族はそこを間違えている。みんなで赤信号を渡れば怖くない、と決めつけているから、バスがバーッときたらみんなひかれている。
みんなと違う地平に立つ勇気を持ちなさいと言うのはそういうこと。
みんなに聞こえていないことを自分だけが聞きたい、みんなが見えていないことを自分だけが見たいと思うなら、コンベンショナルウィズダム、いま世間で常識とされている常識、あるいはこれが相場の原則だ、という定番の見方、そういうものからするっと抜け出していろんな角度から物事を見て見る訓練をしなきゃいけない。
僕1988年にニューヨーク来て、投資銀行に入って、最初の上司がジョン・モロサニさんっていう方だった。非常に立派な方だったが、やっとSGウォーバーグも日本人の社員を取れた、日本人第一号とジョンが凄く喜んで、大きなトレーディングルームの真ん中に彼は座っているが、僕に用意された隻はその隣。部長の隣に座らされて、部長から直々に相場を徹底的に仕込まれた。そういった意味で僕は凄く恵まれていたというか英才教育を受けたんだけども。
ジョンが「この株俺にセールスしてみろ」と言って、
「じゃあ言います。銘柄IBM。買いの理由はこれとこれです」と彼に聞いたら
「じゃあ今この銘柄は絶対売りだというセールスをしてみろ」と即その場で切り返された。
で僕は今力いっぱいIBMの買いコールを披露したばっかりじゃないですか、それに対して、売りのセールスを今からしろというんですか?とちょっとグッとくるものがあった。
その時にジョンが言っていたのは、くるっと手のひらを反すように今とは全く逆の論旨をスルスルと展開できるようでなければお前は投資家として大成しない、と言われた。
自分の考えをすぐにでも全部ドロップする、完全放棄する、捨て去る勇気を持て、そういう知性を持て、知性とは何か、それを彼が言っていたのは知性とは真っ向から対立する二つの概念、意見、その両方をバランスよく吟味してそして落としどころを見つけることができる知的能力、それが知性というものだ、だから俺はリベラルだ、とか俺は保守だ、とか保守一点張り、リベラル一点張りとかそういう人たちってのはことごとく頭悪いやつ。はっきり言って。
頭いい人間はクルクルクルクルカメレオンみたいにどんだけでも変わっていくことができる知的アクロバットみたいなそういうことができる人間だけが賢い人間だと、という風にジョンは僕に言った。
僕はわかりました・・・そうなんですね・・・と渋々そういう訓練をしました。
ADM先日の決算はクリアだったと思う。穀物メジャーは今後どう?
環境としては良いと思う。特にもしロシアとウクライナがドンパチやるケースではロシアは小麦の大きな産地です。そしてウクライナも小麦の大きな産地です。だからその小麦畑で戦争が起こるかもしれないんだからそれは穀物市況にとってはプラスだよね。
そういうことは起きて欲しくないけれども、そういうことが起こるのかもしれないと思っています。
じっちゃまの君子豹変に文句を言う奴が多いです。
そうだろうね笑。
非常に気持ちいいね。非常に気持ちいい。
皆投資銀行とか勤めたいとか思っているかもしれないが、君子豹変できなきゃトレーダーなんか慣れない。はっきり言って。
甘えんなよ、と僕は言いたい。
TSLA テスラ 今後の見通し
ベルリンギガファクトリー、オースティンギガファクトリーがどのくらいしっかり立ち上がるかにかかっていると思う。
決算は素晴らしい決算でした。
TDW タイドウォーター 今から出動してもいい?
良いと思う。
U ユニティ
終わっている。
FRBは投資家にとって常に見方ということ?
そんなことない。FRBが気にかけていることは2つだけ。1つは雇用の最大化、もう一つはインフレを2%に持っていくということ。
MRVL マーベル
マーベルIPOのとき僕かばん持ちしました。
まあ、パスだね。パス。
2月~6月まで底入れは不透明と思うが石油、天然ガス関連は底入れまで出動しない方がいい?
そんなことないと思う。今新値を取っているから、株価は私を買って、私を買って、と絶叫していると思わない?例えば、CVX シェブロンとか。
何を待たなきゃいけないわけ、今のチャートで。
FOMC前に買い向かったじっちゃまの行動を解説願います。
僕買いましたよ。FOMCの前日に。
しかし、指数は買っていないよ。指数は大っ嫌いいま。
今指数買っている奴は本当センスないやつだと思う。
リスクというものに関して敏感じゃない鈍感な人たち、そういう人たちだけがレバナスが、とか
S&Pが、いまS&Pで1回転取れるかな、という奴はど素人だと思う。
僕が買っているのはそうじゃなくてラクダの股引色の銘柄を買っています笑
それは全然違う世界。みんなとみている世界が違う。それよろしくお願いいたします。
RPRX ロイヤリティファーマ リスク高い?
小型株なので比較的リスク高い。チャラチャラした銘柄ではないと僕は思うが、でも最近IPOされた銘柄であることには変わりがないと思う。
米国の利上げが進んでいくとインドに影響する?
ある程度影響すると思う。それとインドは資源が乏しくコモディティインフレに弱い国。それはインドに投資するにあたって頭に叩き込んでおかないといけないこと。
インドの場合インフレ率が上がり始めたら株価はきりきり舞いする。歴史的にそういうマーケットだった。
33歳会社員キャッシュポジション50%ビビりすぎ?
そんなことない。それでいですよ。
HES ヘス PER高いけれども大丈夫?
はい、大丈夫ですよ。
ROE、ROA 参考にしますか?
参考にしません。
唯一ROE、ROAを参考にしているのは強いて言えば銀行株。
銀行のビジネスは銀行にとって彼らの商売の源泉、原料はマネー、金なんですよ。
つまり自分の持っている資産、あるいは資本をどのくらい効率よく回転させて儲けているかを測らないといけない。銀行業の場合。それはテクノロジーの企業とかだったらそういうことはあまり問題にならない。それよか、ビューワー数とかサブスクライバー数とかそっちの方が大事。
だからKPIとして銀行の場合そういうものもある程度見ます。という程度ですね。
ブラジルの銀行株は?
面白いかもしれない。イタウ銀行とか。
米国・中国・日本などで予定されている原油の備蓄放出は
放出始まっている。全然影響なかった。あれは凄くくだらない原油価格のマネージメントのやり方だったということだと思う。効果はなかった。
NFLX ネットフリックス
ピーン。
TRMD トーム
ホールドでいいと思う。
BTC ビットコイン インフレ資産になる?
今のところなってない。今起こっていることはリスクオフ。
投資家がリスクだね、と感じる投資対象は全て値を消している。そしてBTCもそのグループにくくられている。
金利上昇局面ではそういうリスクオフになりやすい。
COST コストコ
可もなく不可もなくと思います。
指数しばらく下と思い、高値で掴んだS&Pを損切りしようと思う。
損切したければ損切りすればいいんじゃないですか。
石油株とはいえFOMC前の買い向かいは危険と思った。なぜサクッと行けた?
さっきも話したが新値を取っているから。
株価が私を買って、私を買って、と俺に語り掛けてきているから買ってあげた。
CCL カーニバル、DAL デルタ航空伸びるのは何月頃?
もう少し新型コロナが収まらないとダメかも。
SOXSのようなベア型ETFは?
嫌いです。
ハイイールド債の積み増しを検討中です。
まあ、それはまあOKじゃない。でもあんまり好きじゃない。
ABNB エアビー&ビー ホールドでいい?
2年くらいホールドするつもりなら持っていてもいいと思う。
DVN デボンエナジー
良いと思う。
ZIM
可もなく不可もなく。
HMY ハーモニー
ガイダンス下方修正は気にしなくていい。
JAZZ
ホールドでいい。
このまま数年間アメリカのインフレ率が高いまま長期金利が上がっていく可能性は?
十分考えられると思います。
NDAQ
NASDAQ指数とは連動していない。取引所だから。むしろ出来高の方が重要。指数の位置ではなく。
利上げ回数明言しなかったことにより、よりインフレが長続きし、将来的な株価の落ち込みリスクは大きくなった?
はい、その通りですよ。
ARKK アークイノベーションETF 長期なら持っていていい?
いや、危ないと思う。
パウエル議長「我々は」ではなく「私は」を使う場面が多かった。
昨日のミーティングはパウエル議長もかなりわだかまっているというか、口ごもっているというか、自分で何を言っているか分からないことを口走っている場面が一瞬あった。
相当煮詰まっているだろうと僕は思った。
BWXT 原子力銘柄
まあ、悪くはないけれどもあまり食指動かないね。
石油株
まだ持っていますよ。利確していないよ。
将来的にトレンドがグロースに戻るにはインフレが2%に抑制できた時?
はい、そうだと思う。遠ーい将来の話。遠ーい将来。百万光年くらい先だろうね笑
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