じっちゃまメモ2022年1月26日

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「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」1月26日 – YouTubeでの広瀬隆雄さん登場シーンの備忘メモです。ざっくりとしたメモになっています。詳しくは番組をご確認ください。

本記事は情報の整理を目的としております。

じっちゃまメモ2022年

最大の注目はFOMCですね。

その前に一つ感想言っていいですか。

ウォールストリートジャーナルのFEDウォッチャー、ニック・ティミラウスメチャクチャいい仕事している。

月曜の下落は彼の記事が原因。

最近FOMCの前の日の日曜の夜、必ずニックがリーク記事を書いている。彼の記事を見ると、一字一句彼の書いたことが起きている。もうFOMCなんか見なくていいレベル。

いい仕事をしている。

今回は3月を皮切りに~以降毎回FOMCで0.25%利上げをし、どんどん利上げしなるべく早く政策金利を2.5%に持っていく、ということを書いている。

それを当てはめると年内の利上げ回数は7回。だから月曜・火曜相場が荒れた。まだFEDファンズレートの先物は完全に織り込んではいない、観測記事の段階だから。でもマーケットが荒れた理由はそういうこと。

じゃあ今日、それやるのか、やらないのかということだが。

月曜日急落後、戻して、火曜日下落後戻ろうとしたころで垂れた。無理をすればやり得ると思う。

まだそれは政策として実施されたということではなく、トークとして、ガイダンスとしてほのめかされている段階。そのことをForward Guidanceという。

ベンバーナンキ議長あたりから使われ始めた。パウエル議長はもっと好き。

パウエル議長は投資銀行ディロンリードから、カーライルグループというプライベートエクイティファンドのファンドマネージャーをやっていた、民間の人、株の人。

株の人だけあってガイダンスが大好き。

何でガイダンスを多用するかと言えば、今消費者物価指数7%。てんでハチャメチャ。

政策金利は0~0.25%。

一番早くこのギャップを埋める必要がある。それはなんだ、QTか、あるいは0.5%の利上げか、そうじゃない、トークだ。とパウエル議長は気づいている。

トークの力で「2.5%」というターゲットをグサーっと市場参加者の脳の中に焼き付ける。

それでもって今FRBは頑張っていて、そのうち適正なレベルに行くから、今はジタバタせずに頑張ろう、という形で投資家の期待に彼は答えようとしている。

それが今週起こったこと。

2.5%という水準は何なのか。その部分に関して今日記者会見で質疑がバーッと出ると思う。

僕に言わせれば2.5%という水準は全く根拠レス。

ニックの記事では政策金利を2.5%にさえ持っていけば、賃金の上昇スピードも抑えられ、景気の過熱を抑えることができる、と書いてある。

僕はそれをフンフンと読んでみたら

あれ?なにこれ?

とものすごく引っかかりを感じた。

過去の実績を見てみたら2.5%なんてところとはかけ離れたところにFFレートは有って、全く根拠がない。

たぶんこの記事をニックにパウエル議長が書かせたとき、なんで2.5%なんだ?とニックは疑問だったはず。

今日はとりあえず折り返し地点まで全速力で行かなければならないので飛び道具を使って投資家のエクスペクテーションをアンカー(固定)しようとしている。

1年で7回と言う利上げは前回と比べ速いペース。毎回のFOMC換算だと0.1%相当だが、今回0.25%ずつ上げるならはるかに急になる。

できないことはないがしんどい。

マーケットは買いか、そろそろレバナス行っていいか、とみな今か今かと底入れを待ちわびているが、僕は指数の底入れとかに全然興味はない。

ー指数はもうダメ?

はい。

買っていますよ。告白すれば。

このマーケットを買っているが、指数は買っていない。個別で買っている。

アメリカの格言にWhen the going get tough the tough get going(状況が厳しくなったらタフな奴だけが前に進むことができる)というのがある。

このタフなマーケットで月曜日、火曜日新値を取っている銘柄がある。

そういう銘柄を買えばいい。

グロースではない。バリュー。

グロースは終わっている。

NFLX ネットフリックスもダメだった。

いま僕がイメージとして言うなら、例えばオイルフィールドサービスに元気のいい銘柄が多い。例えばHALハリバートン、昨日新値か限りなく近い水準。決算良かった。

僕は大嫌いな銘柄でほとんど買ったことないが、今回の決算を見て買った。

あるいは今日の決算でいえばHES ヘス。南アメリカのベネズエラの横にあるガイアナという国のバカでかいオフショア油田を発見した。

XOM エクソンモービルとパートナーシップで発見したが、HES ヘスの方がはるかに小さい会社なので株価に対するインパクトはHES ヘスの方が大きい。

どのぐらい凄いかというとガイアナの今年のGDP成長率が前年+48.7%。これはIMFの予想

そのくらい社会的インパクトのバカでかい大発見をしちゃった。

今朝決算発表でまた新しい油田を発見したと言っている。多分今朝新値を取ると思う。

NASDAQとかレバナスとかハイパーグロースの話に戻ると、今回下げきつかったから、複雑骨折。上値には戻り待ちの売りがびっしりあると思う。

そういうところで勝負しちゃダメ。もっと新天地を求めなきゃ。

去年はVTIみたいなETFを買っていればいい相場だった。今年は金利が動くから、マーケット全部買って寝て待っているような甘い考えじゃダメ。アクティブ運用しなきゃ。

個別には買える銘柄がごっそりある。より取り見取り。

ー連れ安している分買える?

その通り。昨日ひっちゃ気になって買っていた。このマーケット買い向かっている。私は。

在宅関連とかはもう終わっている。それはワクチンの株価見てください。MRNA モデルナ、BNTX バイオンテックとかグチャグチャに下がっている。

新型コロナが終った、と株価が絶叫している。

相場的には終わっている。株価には先見性があるから、実際社会でもコロナは終わると僕は思う。もっと伝染がひどくなるようなら、株価がそういう風に言うもん。

ー今年はバリューで丁寧に個別銘柄を選ぶと

はい。新値取っている銘柄。それを集中的に研究してください。

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