2022年2月11日のじっちゃまライブです。目次などから記事に飛んでいただき必要な情報を手早くとれるようにしています。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- 素人が個別株の勉強をする方法は?
- HA ハワイアン航空、CCL カーニバル大きく張ろうと思う。
- PFF 金利上昇局面では売られるという認識でいい?
- リーマンのとき、政策金利5%ではじけたと思うが、今回もそんな形?
- DOCS ドクシミティ
- WFC ウエルスファーゴ、CFR カレンフロストバンカーズ、TFC トゥルーイスト他銀行株は
- CCL カーニバル、DAL デルタ航空、HAL ハリバートン、MAR マリオット
- 金利が上がると銀行株はどうなる。
- 買い向かっているというツイートがあったが。キャッシュ比率は?
- つみたてNISA、iDeCoやっている。100%外国株だが為替リスクは大きい?
- 外国:国内を60:40でつみたてるのは愚の骨頂?
- ULCC フロンティア航空
- BP、DIS ウォルト・ディズニー・カンパニー
- 今後長期金利は何年くらい、どのくらいまで上がると予想する?
- 金利がさらに上昇した場合、昨日買い向かった株すら手放しますか?
- AA アルコア しっかり利が乗ってきたが、ロシア侵攻を祈っているようで苦しくなっている
- 今妙味あるセクター、銘柄
- NCLH ノルウェージャン・クルーズライン
- インフレ環境で仮想通貨やマイニングは
- ANTM アンセム、AIGなど保険株は
- シクリカル株は業績が良くなれば売り抜けるべき?石油株、航空株は好決算を出す銘柄が散見冴えれるが注意すべき?
- IWF Russell2000ETFのショートは
- MAR マリオット、H ハイアットホテル新値を取っているがホールドでいい
- ペトロチャイナ、シノペック
- T AT&T、JAZZ、VRTX
- 石油株など10%でも利が乗ったら次に行った方がいい?
- 演習帰りに戦争などあり得ない
- 天然ガスはどう?
- 株式市場から退場する人の特徴
- 景気は金利とインフレ率がバランスした後悪くなる?その前でも悪くなる?
- VLO
- OXY オキシデンタル・ペトロリアム
- EOG EOGリソーシズ
- アメリカでビジネスや株式市場で成功する人のマインドセットは
- 経済再開需要まで考慮すると、戦争回避の場合原油価格下押しと見ることも出来ますか?
- インフレ対策についてバイデン政権から支持率低下の焦りもあって政治的な圧力がFRBにかけられているというが
- KOS コスモスエナジー
- LMT ロッキードマーティン、RTX レイセオン、NOC ノースロップグラマン ウクライナ問題を背景に上昇している?
- MU マイクロン
- ベトナム、バングラデシュ、サウジアラビアなど買い増しを検討している。金利上昇の場合これらの国に影響あるか
- 旅行需要の増加はGOOG アルファベットの広告収入に追い風になる?
- 現在のキャッシュ比率は
- ロングオンリーの投資家にとって投資対象が全く見当たらない局面はある?
- JAZZ、VRTX バーテックス強気?
- CVS
- ブラジル、チリ、コロンビア、ギリシア、ペルー調子いいようだが、新興国はどう?
- YETI イエティ
- S&P500の投資信託を資産の60%で長期運用している。コロナで利益のっているが、株安が想定される中一部利確して現金比率を高め、下がったところでinするか?
- 長期投資用にまとまった資金でS&P500を買いたい。タイミングはどのように図るべきか。
- SD サンドブリッヂ、SM SMエナジー、EPM エボリューションペトロリアム、OVV
- FTI テクニップFMC 2020年に会社分割している影響は
- 50歳、つみたてNISAは全て米国株式INDEX。積み立て続ける予定。たまった分を解約したほうがいい?
- HES ヘス ロングしています。ヘッジでSOXXをショートしている。
- 今急伸している石油関連会社はS&P500に入る可能性は?
- 石油株でさえも今年は長期ホールドではなく、少し利が乗ったら売り、下がれば買いという短期売買をされている?
- 決算の良かったTSLA テスラ、GOOG アルファベット買おうと思っている。
- ガチホだーという投資マインドは23年前にスルーと過去のライブで言っていたが、何がきっかけで投資マインドが変わった?
- 今までにない最高の画質と音質、今までのストレスは何だったのですか。
- PBR ペトロブラス 利益20%くらいになっている。利確しますか?
- コーヒー豆の先物が上がっているが、妙味のある銘柄は
- V ビザ、AXP アメリカンエクスプレス 物価上昇によりカード決算が上昇するとき人件費の上昇の割合が低いのでは。
- CCL カーニバル 借金多いが金利上昇でマイナス?
- AMZN アマゾン、新ガイダンス営業利益30-60億ドルだが、EPSは何ドルと推定する?
- 今いいなーと思っている銘柄。
- BMY ブリストルマイヤーズ
- WMB ウィリアムズカンパニー、OKE、TRP
- EURN ユーロナブ、TRMD トーム
- 0.5%刻みの利上げは現実化する?
- ブラジルの通貨、石油、鉄鉱石関連株は
- 10年債利回りとVIXの動きを見ることで相場がスッキリするがVIXは参考にしている?
- 来週頭くらいにつみたてNISA20万円S&P500買おうと思う
- GILD ギリアド
- SHEL ロイヤルダッチシェル、PXD パイオニアナショナルリソーセズ、UAL ユナイテッドエアラインズ、RPRX ロイヤリティファーマ
- 長短金利差縮小している。逆イールドになったら株のポジションを落としたほうがいいか。
- DBA Invesco DB Agriculture
- 昨日10年債利回り2%になり少し相場荒れたが、3月には利上げ、QTがありもっと荒れる?
- 家の掃除、ご飯はじっちゃまが作っている?
- 今後インフレを退治するシナリオは政策金利を上げ、インフレ率を下げ、両者の数字を一致させる、もしくは政策金利をあげればインフレ率が上がる中でいつか政策金利が上回る可能性があるということ?
- 中国関連のコモディティに気を付ける必要があるのはなぜ
- ロシアがウクライナに攻める確率
- OKTA オクタ
- 原油株からウクライナ問題のプレミアムを差し引いた今の株価上昇が終わるタイミングとして注目しているのは物価、金利の安定見通しが立ったころ?
- MAR マリオット 決算近いが買っていい?
- ウォール街でビジネスマンがする時計は?
- RMED
- 背後の花瓶は
- XOM エクソンモービル、BP、FANG ダイヤモンドバックエナジー、PBR ペトロブラス、早々に利確したが再度買いなおしそうになる。
- S&P500来年さらに下がる?
- ウクライナ問題がどう転んで旅行再開、ジェット燃料開発期待し、石油株ホールドしている
- AA アルコア 見通し
- CLR コンチネンタルリソーシズ 他の石油株よりショートが多い
- FOMC以外で緊急利上げの可能性は
- 一部でBTC ビットコイン、ETH イーサリアム長期でつみたてる投資家がいるがどう思う
- 銀行を一国に所在させず他国に分散させることについて
- ESGでプラント新設できないなら、既存プラントの効率化でHON ハネウェル、EMR エマソンエレクトリックは
- EMN イーストマンケミカル
- OBS試してほしい
- HAL ハリバートン
- 航空株おススメは
- ASTR アストラ打ち上げ失敗
- BAK ブラスケム
- DE ディアアンドカンパニー
- 石油の需要>供給は来年も変わらなさそう?
- 2011年の夏ごろCPIが3.5%を超えたが政策金利は0%だった
- ブラジルは選挙に関係は
- 美しい映像ありがとうございます。
- バフェットのポートフォリオと同じ投資をする戦略はどう?
- PBR ペトロブラス 3月16日直後に下がる可能性高い?
- UPS ユナイテッドパーセルサービス、UNPなど物流株は
- omusubi channelで配信する予定は?
- ISRG インテュイティヴ・サージカル
- ARKK アークイノベーションETF
- AA アルコア 売り抜けるべきか
- 石油株の利確の基準が分からない
- VTI積み立てている。アメリカではなぜS&P500の方が人気があるのか。
- CCL カーニバル 金利上昇局面でコロナ前に戻るのは困難ですけれども30ドルくらいまでにはすぐ行きそう?
- CPI上昇に比べドル安が進んでいない要因は
- 小売売上高、とFOMC議事録要旨は重要?
- 金融引締をすると市場からマネーが吸い上げられると思いますが、具体的にはどのようなプロセスでお金が吸い上げられ株が下落するのでしょうか?また吸い上げられたお金はFRBがキャッシュとして持つのでしょうか?
- RH リストレーション・ハードウェア・ホールディングス
- この先ドル高円安はしばらく続きそうですか?
- 投資始めたばかりで、じっちゃまが配信を辞めた後どのように動けばいいかわからないのですが、どのように勉強していけばいいですか?
- WFC ウエルスファーゴ チャートもいい。決算もいい。 まだまだ伸びしろありますか?
- RPRX ロイヤリティファーマ 金利上昇の影響を受けやすい?
- MTDR マタドール
- 株価が金利で割り引いた将来キャッシュフローの総和と近似すると考え、金利が上がると株価が下がるという考えであっていますか
- 日本では介護銘柄と葬祭銘柄だけを見ています
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
全部新しいシステムでやってます。不具合があったら教えてください。
消費者物価指数CPI発表を受け、物価が7.5%に対し政策金利は0~0.25%。中央銀行の機能が発揮されていない。
昨日消費者物価指数7.5%。悪い数字だった。コンセンサス7.2%とか7.3%とか。
それについていま僕が考えていることをシェアしたく、ライブをした。
過去アメリカでCPIが7.5%以上だった期間は2回しかない。
1回目は1973年9月~1975年11月。第一次オイルショックがあった。
2回目は1978年7月~1982年2月にかけてのハイパーインフレ。この時は実は第2次オイルショックがあった。イラン革命だよね。
それはともかく何が言いたいかというとアメリカの消費者物価が今みたいに高い水準だったことは過去に2回しかなかったということをまず言いたい。異常事態ということ。
2つめのメッセージ、もっと重要なメッセージは、じゃあその時の政策金利はいくつ、という話。
1973年9月、最初にインフレがバーンと7.5%の壁を破ったときの政策金利はいくつだったと思う?
チャットに書いてみて。
答えを言いますね。正解は7.5%なんですよ。
1973年9月のCPI、消費者物価は7.5%をぶち抜けた。その時に当時の政策金利はディスカウントレートでFFレートじゃないが、政策金利も7.5%で全く同じ水準だった。つまり物価と政策金利の間の金利差はなかった。
これは保守的な中央銀行の運営とは言えないが、それほどてんでおかしい、でたらめな、怠慢な中央銀行ではない。
翻って、こんにち、パウエル議長の采配は物価が7.5%に対し政策金利は0~0.25%、ということはビジネスマンは、世の中には俺みたいな悪知恵の働く奴がいる。そうするといまインフレで、金利を見ると凄い低い。今思い切り借金をしてレバレッジをかけて、トイレットペーパーとかケチャップとかを買い占めておいたら儲かるのでは?と悪人は考える。
つまり、今の金利の水準はそういう過度のスペキュレーション、思惑ですよね。そういったものを非情に助長しやすい、無責任な金利設定ということ。
だから、今はこういう状態で何とか是正しないといけないが、今から10年20年経った未来に経済学者や歴史家が2022年の相場を振り返ったときに、僕は歴史家はパウエル議長ならびにFRBに対してやさしくないと思う。
このデタラメな金利政策を放置した責任はすごく重いと思う。
もっと話を進めると、じゃあ1回目のハイパーインフレのときは物価と政策金利が全く一緒、7.5%という話をしたが、2回目、もう一回物価が7.5%をぶち破ったのは1978年7月だったがその時の政策金利は7.25%でした。
だから7.5%ではないけれども、それに限りなく近い水準でちょっと低い程度。
で、最終的にはその後ハイパーインフレになって金利が引き上げられて、経済が暗転して、インフレが7.5%以下に下がっていった。その時の出口時点での政策金利はいくらだったかというと12%。
だから、繰り返しになるけれども今のアメリカの政策金利0~0.25%は本当、世界から笑われる暗いデタラメな水準。
じゃあ、さあどうする、という方法論になる。
現状を是正する方法論になる。昨日7.5%というCPIの数字が出た直後にジェームスブラードという地方連銀の人が、夏までに政策金利をすぐ1%までもっていかないといけない、とコメントを入れた。
それで最初はCPIが発表された後、悪い数字出尽くし、パチパチパチ、とリスクオンになったがブラードのコメントを見て見んなシュンとして株とか全部下がった。
道のりは長いよ、ということを僕は言いたい。
みんなはマウスに手をかけてすぐ出尽くしじゃないか、織り込み済みじゃないか、とトレードしたくてしたくてしょうがない感覚と思うが、そんな生易しいものじゃないと僕は思うよ、はっきり言って。
次3月16日にFOMCがあるが、それまでにFRBがやらなきゃいけないことをはっきりさせますね。
それは今後の引き締めのペース、引き締めていく角度の傾きを決定するというか、市場に対して徹底するそういうことが必要になってくると思う。
じゃあ傾きってなんだよというと、毎回毎回FOMCがあるごとに、今は年8回FOMCがあるが、そのFOMCごとの利上げ幅が何%かというのが傾きになると思う。
それで、最近の過去の利上げ局面を見ると、例えば1994年から始まる利上げ局面、あるいは2004年から始まる利上げ局面、その後は2016年から始まる利上げ局面というのが3回くらいあったが、最初の2回は毎回のFOMCごとに0.17~0.18%という上げ幅で利上げしていった換算になる。今日の8回という回数に換算して。
一番急激にグッと引き締めたのは2016年。その時は毎回のFOMCで0.25%、つまりFOMCがあるごとに利上げしていたというやり方をした。
で、今これからFRBが苦心惨憺やらなきゃいけないことは、「すいません、毎回のFOMCで必ず0.25%という利上げのペースでやらせていただきます」ということを市場に対してコミュニケートしなければいけない。
実は前回のFOMC開始直前の週末にウォールストリートジャーナルのニック・ティミラオスに観測記事を書かせた。それで、観測気球を上げてマーケットがどういう風に反応するかを小手調べした。そうしたらマーケットはグワーッと崩れて、これダメだひっこめよう、という形でひっこめた。
僕が何を言っているかというと、あれと同じことをもう一回やらないといけない。
緩和局面から引き締めに転じていく局面は、常にそういうやりにくいことをやらなきゃいけない。
ポーンとドブを飛び越えるみたいに跳躍しないといけない。その仕事がまだ残っているという話をしています。
みんなはあく抜け、織り込み済みというが、全然織り込んでいない。笑えるよ。だってインフレが7.5%なのに政策金利ゼロなんだもん。それって、無責任を通り越してコミカルだよね。ほとんど中央銀行何も仕事していないのと一緒じゃんとしか言いようがない、調整していない。中央銀行の調整・調節機能は何も発揮していないんですか、とそういう話だろ。
だから物事の、我々が直面しているチャレンジの大きさをはっきり認識したほうがいいと思う。みんなは。我々が立っている所は山登りでいえば、アイガー北壁みたいなこんなそそり立った絶壁。
その前で我々はおー、こんななっちゃってんの、CPIのチャートが絶壁だわ、これ登っていかないといけないんですか?ロープ足らないじゃん、とそういう話をしている。
いまは絶壁の下を右に行ったり左に行ったりして上を眺めながら、どのルートでよじ登っていけば一番いいかのルート決めを一生懸命している所です。
僕は、毎回のFOMCで0.25%引き上げていくことは不可能ではないと思う。だけれどもそれが行き着く先がどこに行きつくんだというと、1年半後にFFレートで2.5%とかそういうところしか行けない。
つまりアイガー北壁の絶壁を上るという話をすれば、まだ半分も登っていないような状態、政策金利2.5%とは。じゃあなんでそこで打ち止めになるという風に仮定するわけ?
一つの打ち止め仮定のアサンプション、前提としてそのくらいまで政策金利をあげたら景気の息の根を殺してしまうのでは、そしたら不景気になったらインフレ率下がってくるよね、と自分が上がってくるだけでなく、絶壁地帯も7.5%からスルスル下がってインフレ率は3%くらいになっているかもしれないという話。
でもその時経済はどうなっているかというと、経済は死ぬわけですよ。そうすると、株式市場は利上げ、利上げ、利上げ、利上げ、利上げ、で来て、最後に景気がクッと死んだら株式市場もクッとご臨終になって、リーマンショックとかドットコムバブルの崩壊みたいなでっかい下げが来るのは引き締めサイクルの最後にそれが来る。
だけれども今はそういった形でイールドカーブもものすごくフラットニングしているし、中央銀行がいろいろゴチャゴチャできる金利政策の選択余地が非常に少ないということ。ちょっと一つ匙加減を間違えたら不況が来てしまうかも。そういう待ったなしの状況になっているが、そのくらい経済が変になっている。
例えばスーパーに行くと、ジュースがないわけですよ。僕ゲータレード飲んでいるんだけど、スーパーに買い物に行ったらゲータレードが全然ない。それでシューンとして帰ってきたら、ワイフが次の日スーパーに言ったら「ゲータレードがあった」と電話してきて、慌てて買い物かごいっぱいにゲータレードを買って帰ってくる、そう言う世界。同じことがお肉やトイレットペーパーやペーパータオルなどで繰り返している。
1973年はオイルショックのときガソリンスタンドにガソリンを求める車の列ができて、買占め騒ぎが起こったが、それと大して変わらないような小さな商品の蒸発は今も起きている。ゲータレードがないんだよ、はっきり言って。
それは新型コロナのオミクロンで工場の労働者とかそういう人たちが出勤できなくなって、工場がフル稼働できないので生産が追い付けない側面は確かにある。だけれども、そんなタイト感というか、ややもすれば消費者が浮足立って買占めを行う、スペキュレーション、投機を誘発しやすい状況に今なっておるということ。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
素人が個別株の勉強をする方法は?
まず株を買ってみるのが一番はやい。例えば水泳を覚えるのに教則本をどれだけ教室で座って読んでいても、教科書で文章で読む水泳とは、と実際の水泳は全然違う。だからプールでポーンと背中を押され水の中に放り込まれる方が覚えるのが早い。
もちろん最初はびっくりして水を飲んでしまうかもしれない、決して生易しい事じゃないのは僕もわかるけれども。でも1回やってみればどういうものかっていうのは分かるんじゃない。しばらく個別株の売り買いをしていたら、ああこういうところに気を付けなければいけないんだな、という学びがあるわけですよ。
だから1回も損せずに完璧に儲けたいとかそういうことは本当に素人というか初心者、うぶな人の考えであって、株式投資はそういうものではない。勝ったり負けたりしながら、バルジ大作戦の戦車隊みたいなもの。相手からもビュンビュン弾が飛んできて、ふっと見ると右でも左でも味方の戦車がメチャクチャやられている、被害大ですよね。
だけれどもこっちも大砲をぶっ放しているから敵もゴロゴロでんぐり返っている、そういう乱戦というか、バトルだよね。株式市場っていうのはそういうもので、全体としてポートフォリオトータルで自分たちは前進しているか、後退しているか、そういう類のもの。
勝てる銘柄を1個ずつピックして、それが全部買っていくというようなイメージをしている人は、そういうものじゃない、としか言いようがない。
だからまず買ってください。トレードしてください。
HA ハワイアン航空、CCL カーニバル大きく張ろうと思う。
ハワイアンホールディングス、つまりハワイ航空、まあ非常にユニークな航空会社と思う。コロナ前は経営の着眼点は良かったと僕は思う。でもハワイという非常に特殊なマーケットに特化している関係上、今はアジア諸国の方がその他の世界に比べて新型コロナの水際対策とか、そういうのがはるかに厳しい。だからハワイに行く観光客は日本人・韓国人・中国人もいるわけでそこからの需要がガクーンと落ちていて、しかもハワイ域内の日本でいう国内線みたいなマーケットは小さい。だからものすごい苦労している。
今唯一オープンしているルートはロサンゼルス―ハワイ、サンフランシスコーハワイとかは人気になっていると思うが、他のエアラインに比べて1歩も2歩も3歩も後退している状況だと思う。
それをボトムフィッシングしたいならやってみてもいいかもしれないが、でも、一つ間違えば凄い赤字増える状況だと思う。たとえば、ライバルにUAL ユナイテッドエアラインズがあるが、ユナイテッドは大きな航空会社でいろんな機材を持っているが、その中で一番大きいのは777、ボーイング777型機ですよね。コロナが来た時にユナイテッドは苦渋の決断をして777を全部飛ばさないという決断をした。で、今その777を復活させるということを今期やっているが、それを飛ばし始めたらいきなり赤字がバーッと出る。座席が満席でなければ。そういう野麦峠というか血みどろの戦いみたいなのを今ユナイテッドはやっているが、いつかは再開しなきゃいけない、だけれども最初が一番苦しい、そういう状況。
ハワイアンもそれと同じかもっと厳しい状況と思う。
PFF 金利上昇局面では売られるという認識でいい?
いわゆる高利回りEFTとか、REITとか、公益株=ユーティリティ株に関しては利回りがある程度のダウンサイドのプロテクションになるという考え方は有り得ると思うが、でも過去のハイパーインフレのっ局面でそういった高利回り投資対象が良いパフォーマンスを出したかどうかというと、どうだろうねーという風に思う。
たとえば1973年のインフレのときにはチェースマンハッタンモーゲージというREITが実質的に倒産した。だから、そういったものに利回りを求めるのはどうかなと思いますよね。
逆に今だったら僕がやりたい利回り戦略というのは例えばXOM エクソンモービルとかそういう石油株で高配当を出している所、そういったのを攻めたほうが安全だと思う。なぜかと言うと原油価格は毎日上がっているわけでその分石油会社は儲かるわけでしょ。
しかも石油会社は今の原油価格も大事だけれど、先物の原油価格が上昇して来れば将来の生産分をいま先物で売りつなぐことで利幅を確保することはできる。だから将来の業績のアップサイドに関してはまだ十分に株価に織り込まれていないと僕は思う。
なのでそれらの企業が儲かれば配当も安心になるわけで、だからもし配当を取りに行くなら僕だったら石油株で取るね。
リーマンのとき、政策金利5%ではじけたと思うが、今回もそんな形?
多分今回の方が天井は低いと思います。政策金利を5%くらいに引き上げた時に景気の息の根を止めるのではなく、多分2.5%くらいで景気は死ぬんじゃない?分からないけど。
当時と今とではイールドカーブが違うという話をしています。今の方が天井が低いように思えます。
DOCS ドクシミティ
この前の決算発表は、
EPS予想0.12ドル 結果0.29ドル、売上高予想8627万ドル、結果9788万ドル (前年+66.7%)
ガイダンス 売上高予想8922万ドルに対し、新ガイダンス8900-9000万ドル
2023年度通年売上高 予想 4.25億ドルに対し 新ガイダンス4.5億ドル
これを見ると全然悪くないよね。
僕はかねてからグロース株は良い決算を出せばずーっとホールドしておいて大丈夫と言うことを言ってきたが、まあ正直言って後悔している。そういう案内の仕方をしたことに関して。
なぜかと言うと、今ほどインフレがクレイジーになるというシナリオを持っていなかったから。
今は過去40年で最もひどいインフレになっている。
だからそれに対してFRBが後手に回っているが、これからFRBは仕事がメチャクチャ忙しくなる。つまり金利が急激に上昇するということ。
急激に金利が上昇するのはグロース株にとって、とっても、とっても、とっても悪い事、ものすごく悪い事。それをきちんと説明していない市場関係者、証券関係者、コメンテーターというかそういう人がものすごく多い。
だけれども2018年との比較とか、2016年の比較とかそういう世界じゃないということを僕は言っている。過去40年こういうことは起こっていなかったから1973年と比較しろ、という風に言っている。
その場合グロース株がどうだったかというと、全然別の視点で考える必要がある。
実は1973年ごろにもグロース株はあった。それはニフティ・フィフティの時代。みんなはニフティ・フィフティと言っても知らないだろうが、僕が証券界に入ったころは皆ニフティ・フィフティ相場のトラウマが残っていたので、昔話として聞いた。
僕自身は経験していないが。
今でいうとドットコムバブルがはじけた時はひどかったよね、という昔話と同じノリでニフティ・フィフティ、その功罪が語られていた。あの時は大型のグロース株50銘柄だけが相場をぐいぐい引っ張っていって、あとは全部バリュー株も小型株もパフォーマンス悪かったという相場だった。
そのニフティ・フィフティのすべての銘柄がボロボロのパフォーマンスになった。その後の金利上昇局面で。
ニフティ・フィフティよりちょっと第2グループの成長株は平均して、株価-95%だった。
そういう資料を色々見てふっと今日のアメリカが置かれているグロース株の様子を見た場合、去年おととしくらいにIPOされたグロース株の多くは株価半値や半値どころではなく高値から-60%くらいの銘柄がゴロゴロある、それが普通。
だけれどもそこら辺の銘柄が昔の高値に戻る確率はほぼゼロパーセントだと思う。はっきり言って。
そうではなくここからそれらのグロース株が半値になる可能性は70%くらいと思う。
その環境の中でドクシミティみたいな銘柄、決算は良かったので難癖をつけるつもりはないが、でもドクシミティを持っていて大丈夫かと言われると、どうだろうねーという風にしか言いようがない。
要は、インパール作戦なんだよ。
だから、ハイパーグロース株は「ダメだ。そっちは白骨街道だからそっちに行っちゃダメ」そういう世界。
インフレが7.5%だから。いつまで君らは負け戦を戦っているわけ?と言いたい。
ミッドウェーの戦いで日本帝国海軍は気が付いたら空母3隻おじゃんになった。これから日本の空をどうやって守るんですか、という状況。今のハイパーグロース株が置かれた状況は。頭を切り替えろ、ということを言っている。わかる?
WFC ウエルスファーゴ、CFR カレンフロストバンカーズ、TFC トゥルーイスト他銀行株は
いま長期金利動いているので、いよいよ2%に乗せてきたので、どうなるかな、というのを一生懸命考えています。そこら辺の銘柄は売ったり買ったりしたいセクター。
だけれども、今日日経新聞の記者で後藤さんという方がいて、彼がTwitterをやっていて、非常にいいTwitterなのでみんなも見ると良いけれども、彼が逆イールド、長短金利差についてTweetしている。重要なtweetなのでみんなも見たほうがいいが、逆イールドが近づいている、と言っている。逆イールドになったら銀行は儲からなくなる。純金利マージンで。
なので、遊べる期間がひょっとしたら短いかもしれない。という箇所が主に僕の心の中で引っかかっている箇所。
CCL カーニバル、DAL デルタ航空、HAL ハリバートン、MAR マリオット
全然問題なく買って行けると思う。
金利が上がると銀行株はどうなる。
長期金利の上昇より短期金利の上昇ペースが早ければ銀行は儲かりません。
買い向かっているというツイートがあったが。キャッシュ比率は?
主に石油株を買っている。キャッシュ比率は27%とか30%くらい。
つみたてNISA、iDeCoやっている。100%外国株だが為替リスクは大きい?
あまり大きくないと思う。
外国:国内を60:40でつみたてるのは愚の骨頂?
ぼくだったらつみたてNISA、iDeCoは良いです。外国株のインデックスで投資するのが良いと思います。為替は心配する必要ないです。
いま相場ギクシャクしているが、iDeCoなんかは20年とか30年先を見てやる投資だから、その文脈の中では今我々が議論していることは、滑った転んだの、まつげ、鼻毛程度の議論で末梢の、どうでもいいこと。粛々と積み立てを継続していください。
ULCC フロンティア航空
アメリカの格安航空業者は業界再編旋風が巻き起こり始めている。ULCC フロンティア航空とスピリットという2つの格安航空会社が合併すると発表しているが基本的には良い合併と思う。なぜかと言うと、航空会社はスケールビジネスなのでスケールが大きいほどメンテナンスなどのいろいろなコストを下げやすい原理が働く。
非常に理にかなった買収と思う。
BP、DIS ウォルト・ディズニー・カンパニー
BPは良いと思います。
DIS ウォルト・ディズニー・カンパニーはつい先日決算発表があった。
①ディズニープラスのサブスクライバー数が思ったより少し良かった。ポジティブサプライズだったと思う。
②テーマパークもアジアを除くとだいぶ復活してきている。これからもいいだろう、ということで全体としてはディズニーも良かった。
今後長期金利は何年くらい、どのくらいまで上がると予想する?
何とも言えない。冒頭説明したが、インフレが7.5%で、政策金利0%なんて言う本当に馬鹿げた滑稽な状況というのは過去に1回も起きていないので、過去に1回も起きていない現状を目の当たりにして今後どうなるということを予想するのは凄く難しい気がする。
特に難しいと僕が感じている部分は、インフレは7%だが、長期金利は例えば10年債で2%ということは、市場参加者はどこかでバサーっと景気が暗転するというかインフレが低くなるというかそういうショックというか、アジャストメント、成長に対する考え方の大きな下方修正を織り込んだ水準になっている、長期金利は。
だからどこでバサーっと景気がつんのめる事態がくるのか、という事態に関してはとっても予想しづらいんじゃないの。
同じ問題を別の角度から言えばFRBが今直面している最大の問題は、いったい毎回のFOMCごとに0.25%ずつ着実に利上げしていきます、というこんな簡単なメッセージすら出せないでいるということなんですよ。分かります?これ大事なこと。
今FRBが悩んでいることは「すいません、利上げしていいですか。最小幅0.25%、これを毎回利上げさせてください、すいません。」と大家さんがアパートの値上げするのと一緒で、そのシンプルなメッセージすら出そうとしたらマーケットはガーンと下がって、今は言えないわ、と引っ込めた。
そのくらい今の経済というかマーケットは脆い、壊れやすいマーケット。それを「織り込み済みだ、悪材料出尽くしだ」という風に喜んでいる人たちは、本当にド素人だと思う。僕に言わせれば。
もっとはるかにピリピリしていると思う。FRBは。
金利がさらに上昇した場合、昨日買い向かった株すら手放しますか?
手放しませんよ。僕は年初来ガンガントレードしている。
目いっぱいはトレードしていません。投資資金のうちの半分くらいの資金で、50%キャッシュ、残りの半分はガンガンガンガンガンガンガンガン回していますよ。そういうやり方。
じゃあ何をやっているかというと主に石油株、インフレに強い株をトレードしていますよ。
ときどきテクノロジー安かったら、チョンと買い、あばよ、とワンナイトスタンドというか1泊だけ、ということはやっている。
年初からはポートフォリオ全体で1月1日~3%くらいで回っているのかな。投資利回りは。
だけれどもリスクはどうだと言うと、ほとんどがキャッシュだったのでほとんどリスクはとっていない。
出たり入ったりしている銘柄は儲かっていますよ。凄く儲かっている。今年は上手くトレードできている。
なぜうまくトレードできているかというと非常にシンプル。石油株はS&Pのいろんなセクターの中で最も売上高成長率の高い、急成長セクター。
そしてバリュエーション、過去10年のセクター平均PERより割安にトレードされているセクターは1つしかない。それが石油セクター。
一番早いスピードで成長しているセクターが一番割安、これって、据え膳みたいな状況じゃん、買っちゃっていいんですか?こんな魅力的な投資対象が転がっているんだけれど、そしてその投資対象が「私を買って、私を買って」と絶叫しているが、良いのかな?そういう状況。わからない、みんな。本当にセンスないよね。
いま石油株のことを話題にしていない株のプロなんて全部偽物だと思う、俺は。
数字を見れば話題にせざるを得ない。
その程度のことは皆もPERとか調べたほうがいいよハッキリ言って。それはちょっと調べればわかるから。
AA アルコア しっかり利が乗ってきたが、ロシア侵攻を祈っているようで苦しくなっている
今はオリンピックの最中だからドンパチやらないと思う。だけれども2月下旬、21日とか22日とか、そのくらいがXデーかもしれないな、とぼくはおもっているんだけれども、どうしてかというと、その時にロシアとベラルーシの合同演習が終わる。
合同演習終わります、これから岐路につきます、というときに、行先変更だ、東に戦車を向けず南に行きます、と上官から指令が出たら兵隊さんは「来るべきものが来たぞ」と厳粛に受け止めるのかもしれないが、そういう話。
どういう展開になるか僕も正直分からないが、3万人くらいの兵隊がベラルーシと合同演習をやるらしいが、そしてウクライナの首都はキエフ、キエフはどちらかというと北寄りでベラルーシ側。普通に考えるとベラルーシからキエフに攻め込むのが一番早いと思うが、僕はちょっとどうかな、違うんじゃないのと思っている。
どうしてかというと、山道がけっこうある。ベラルーシとキエフとの間は。戦車が一列縦隊では知らなきゃいけない場所がある。それは軍略から考えると余り得策ではない。向こうから1列で向かってくる戦車に大砲をドンドン打ち込めばいいから。
むしろオープンフィールドで、自由に凍った地面を戦車隊が横に拡がってバーンと攻め込んでいった方がやりやすいように思える。
ボルダワとかそこら辺の街の方が通りやすいのではと僕は思うが、いずれにせよそういうようなことが、今月末に起こるかもしれない。戦争になる可能性は20~30%くらいじゃないかと僕は思っているが、でもウクライナの人たちの心はかなりロシアからは離れている。昔はもう少し親密というか仲良かったのかもしれないが。
2014年だっけ、クリミア紛争があったとき。あの時はウクライナ国内で新ロシア:新EUは50:50暗いと思うが、今は60~70%のウクライナ人はもうロシアはいいよ、EUと仲良くしようという心境になっていると思う。
その時、ロシアとしてはベラルーシとウクライナが最後の2つだよね。帝国ロシアとして自分たちのグループ国だという形で主張できるのはその2つだけなので、そのうちの1つに寝返られると非常にカッコ悪い。
そんなこともあってロシアとしてはピリピリしているんだと思う。
あとウクライナとロシアの国境近く、ドネツクとかはかつてはロシアの軍需産業が所在していたところ。だから、軍事生産拠点面という意味でも意味のある地域ですよね。
なのでそれを失いたくないと考えているのかもしれない。
今妙味あるセクター、銘柄
セクターは石油でしょうね。
石油株の中にはさきがけしたものと出遅れているものがあって、いま僕はさきがけしたものは1回りぐって、そのお金を出遅れている銘柄に突っ込んでいる。
たとえば、RIG トランスオーシャン、FTI テクニップFMCとか。HAL ハリバートンは高なりすぎたので売って別の銘柄買いなおさなきゃいけないかもしれないが、そんなような銘柄。
あとCLR コンチネンタルリソーシズ、HES ヘス、BPとかその辺。
相場だからどうなるか分からないがひょっとすると1年後、2年後そこら辺の銘柄ばかりつついている状況が続くかもしれない。
僕はこういうこと何度も経験しているからね。
例えばドットコムバブルの終盤2000年ごろは設備投資がおかしくなってテクノロジー株が買っても買っても儲からなくなったから、その時ふっと横を見るとNOC ノースロップグラマンとかそういう銘柄がズンズンズンズン踊っていた。
そっちの方が面白そうだとバリュー株にシフトした。シフトした直後は一夜の情事じゃないがちょっかい出す程度で行ってみようと思っていたが、でも回転、回転、回転で何回点も取れた。今起こっている状況ってまさしくそういう状況。
石油株は回転回転回転で何回点も出来そうな状況になっている。それでハイパーグロースとかネット株は買いついたらやられて、また買いついたらやられる。
アファーム決算良かったの?いこうか!と飛び乗ったらドカーンと-25%とか、1日で30%くらい引かされているヘッジファンドとかたくさんあんだけど、そういう状態でしょ。
だから、禊じゃないんだから、冷たい滝に裸で滝の下で水に打たれて、ううーん、とうなっているような、今グロース株に投資ししているってそういうこと。ふと横を見ると石油株がパーティしているから、僕だったらパーティに加わりたい、バカバカしいことやっていられない。
素直になれよ、ということが言いたい。
NCLH ノルウェージャン・クルーズライン
プロフィットウォーニングあった。関係ないと言えば関係ないが。新型コロナオミクロン株でクルーズ会社どこもぐちゃぐちゃになっているから。
プロフィットウォーニングね2021年通年売上高予想7.18億ドルに対し、新ガイダンス6-6.5億ドル。アウトルックに関してはこのリリースにはなかった。
ちょっと時間かかると思うがそんなに心配していない。
インフレ環境で仮想通貨やマイニングは
インフレと直接関係あるか分からないが、市場全体、株・債券・FXとかがリスクオン、もしくはリスクオフになった場合、リスクオフに振れた時、仮想通貨もバコーンとやられるケースがだんだん増えてきているなとふと感じる。
それは何が言いたいかというと、仮想通貨クラスタも株で起こっていることに注目しろよ、ということ。連動し始めている、ということ。株が安いときにはBTCも安い。そういう話。
ANTM アンセム、AIGなど保険株は
保険会社も長短金利のスプレッドが拡大する局面では恩恵を被ります。だから銀行株と一緒で今環境がいいか悪いかでいえば、環境が良くなるのでは、というかすかな予感はある。
でもそれより早く短期金利が上がってしまうと話がおかしなことになる。銀行株同様そういう微妙な状況にあるんだと思う。
シクリカル株は業績が良くなれば売り抜けるべき?石油株、航空株は好決算を出す銘柄が散見冴えれるが注意すべき?
そのとおり。
まだ、今じゃないと思う。実際に利上げが開始されたら利上げ局面の後半部分ではシクリカル株が一番ボコボコにやられるリスクがあります。
実際に利上げが始まって、1回、2回、3回、・・・9回、10回ときて、その後半部分になったらシクリカル株はダメです。ハッキリ言って。
だけれどもきょう冒頭で話したが、いまのFRBがやっていることはインフレ7.5%、これはいけない、何としても利上げを開始しなければだめだ。とりあえず3月から0.25%利上げさせてくださいと言っていいですか、と言いかけたらマーケットはズーンとさがって、ダメですね、ひっこめます。という形でひっこめている。
まだ1回目の利上げも出来ていないわけだよ。わかる?
今日話をしたが、利上げのペースとは、傾き、それをどう設定するのかが今大問題になっている。0.25%刻みで上がっていく。1年に8回FOMCがある。3月から利上げが開始されたとしたら、マキシマムで今年利上げできる回数はあと7回残っている。
利上げが始まったらシクリカル株は終わりと言う人がいるが、どの期間に渡って利上げが続くのか、そのテールエンドを言ってみろよ、と僕は言いたい。
FFレートで2.5%に持っていくには2023年の5月まで粛々と利上げしないと、最短距離でもそこには行けない。そうすると利上げが始まった前半部分はシクリカル株を持っていて大丈夫なのだから、あと1年以上その期間があるなら、こと失敗くらいは石油株で遊んでいても全然いいんじゃない、と僕は思うけれども。
そういうことを緻密に緻密に考えているかどうかの差なんだよ。
で、利上げが始まったら織り込み済みだと言っている人は例えば2018年の状況とか2016年の状況を見て行っていると思うよ。それは緻密に物事を考えていない。なぜかと言うと、あの時はインフレ率はほぼゼロだった。状況が今とは全然違う。いまインフレ率は7.5%。そういう恐ろしい身の毛もよだつような状態に今なっている。
今年の相場とか考えたら僕なんか怖くて怖くてパンツ濡らしちゃったかな、という感じで、おしっこちびりそうなくらい怖い。その中でネズミが台所からチーズを盗むみたいにサーっと走って行ってちょっと石油株買って利食って、それでまた逃げていくとかそういうことをやっている。そういうやり方しか儲からない、と言っている。
去年の12月くらいからそういうことを言っている。2022年は1年を通じてS&P500の株価指数はせいぜい良くて±0でしょう。でも1年間を通じてほとんどが水面下に没しているような状況が続くのかもしれません。だから指数を抱いていても何の役にも立ちませんよ、リスクがあるだけで、そういう話をしてきた。
それだったら株式投資はダメなのかというと、そうじゃない。楽勝で儲かるところはある。それが石油株と年初から言っている。それに全然乗っていない人が今頃になってWTI100ドルの声を聞くからもう降りたほうが良いのでは、とそういうなんか初心者にもほどがあるよね。
IWF Russell2000ETFのショートは
テメーの相場観の範囲内を出ていないと思うよ。
MAR マリオット、H ハイアットホテル新値を取っているがホールドでいい
ホールドでいいですよ。今MAR マリオットとか値動き凄く良い。是非注目してください。
ペトロチャイナ、シノペック
興味ない。理由は毛嫌いしているわけではないが、彼らの持っているアセットのクオリティはあまり高くない。
だからいま僕が買いたい石油株は長ー期にわたって安定的に生産できるハイクオリティなリザーブを持っている株が実は一番買いたいと思っている。
その銘柄がひょっとしたら出てくるかもしれない。それは何かと言うとサウジアラムコです。
この会社はピッカピカの資産内容だよね。
いまはサウジアラビアのタダウル取引所にしか上場されていない、しかも発行済み株式数の1.5%くらいしか上場されていない。ほとんど上場されていないも同然だが、今年のある時点でグローバルオファリング、例えばロンドンとか。ニューヨークはちょっとディスクロージャーの関係できついかもしれないが、ひょっとしたら東京に来るかもしれない。シンガポールとか。
アラムコが売出になったら人気出ると思うよ。他の会社のとは資産内容が月とスッポンくらい違う。
アラムコの方がはるかに、はるかに、はるかに素晴らしい油田を持っているのでそれが出てきたら注目してください。
T AT&T、JAZZ、VRTX
JAZZ・VRTXはすごく好き。良いと思う。
ヘルスケアなので今の物色の流れとはちょっと違うがバリュー株なのでいいと思う。
T AT&Tは先日も減配したいと発表していたので機関投資家とかは買いづらいと思う。彼らは最終受益者に対して説明責任を負っている。減配しますと発表している銘柄をなぜポートフォリオに入れているんだと最終受益者から詰められたら説明できない。そんな理由で売られているのだと思う。決して割高だから売られているとかそういうことではないと思う。
そしてAT&Tがやっている経営の新方針はエンターテインメントとかチャラチャラしたものをやめ本業の通信をやっていく、そして5Gとかに投資していくと言うことでそういう価値観もありえると僕は思う。
事業戦略の方向性にはとやかくいいたくない、だけれども配当戦略に関してはデリカシーに欠ける発言が多いよね。
石油株など10%でも利が乗ったら次に行った方がいい?
そういう考え方あると思う。
いわゆるバリュー株、特にシクリカル株、コモディティというか素材、石油とかがグロース株、GAFAみたいなものと大きく違う点は、グロース株はワン・ディシジョンストックと言われる。
環境が良いときだけ。ワンディシジョンストックという言葉を聞いたら兜の緒を締めたほうがいいよ。なぜかと言うと典型的なブルマーケットで頭がお花畑になっているときに人々が口にしやすい言葉だから。
ワンディシジョン=投資したいという意思決定は買いタイミングの1回だけで後は未来永劫に渡って上がっていける、そういう考え方がワンディシジョンストック。
そういう表現がいつ出てきたのかを調べたが、ニフティ・フィフティのときに出ている笑
その後でニフティ・フィフティはボロボロになった。
そのあとドットコムブームのときが来た。ある日本の生命保険会社の人が、サンフランシスコの運用会社に長期出向問う感じで来るので世話をしたが、その人が
「広瀬さん、グロース株は良いですよね、ワンディシジョンストックですからね」
という風に僕に言って僕はその言葉を聞いて首のあたりが気持ち悪くゾゾーっとなった。
そういう側面もある。グロース株は音楽が鳴り続けている間はワンディシジョンストックで持ち続けていてもいい。だけれども、今2022年の今日のマーケットを見て、その音楽が鳴り続けている、という風に考える人が何人いるだろうね、正直。あんましいないんじゃないの。
僕はもう音楽の中身が全然変わってきちゃってると思うよ、はっきり言って。
こんな調子のいいワルツじゃなくて、パンクロックみたいなこんな感じになっている状況じゃないの、今は。
ワンディシジョンストックということはもう言えないよね。利確したほうがいいと思う。
演習帰りに戦争などあり得ない
そうじゃないよ、今言われていることは。
演習だという触れ込みで演習に必要ないものすごい量の物資をベラルーシの国境に送っている。それを衛星写真とかで確認している。だから演習という口実にかこつけて攻め込む準備をしているのではと言われている。
だからどっちが主というと戦争準備が主で、演習というのは逃げ口上というかエクスキューズなんですよね。単に演習のスケジュールを見て言っているのではなく、衛星写真で言っています。
じゃあ実際ドンパチなるのかというと20%くらいの確率でしかならないと思うが、でも今の準備は異常。
天然ガスはどう?
よくわからない。ヨーロッパの天然ガスの在庫は歴史的に低い水準。すぐに補充しなければいけない。補充のめどは立つかというと立つ。ロシアからドイツに送るノードストリーム2が完成している。いつでも送る体制は出来上がっている。需給関係が大きく崩れる要素がぶら下がっている。
しかし、バイデン大統領はウクライナでドンパチがあったらノードストリーム2を使うことはならんと明言した。
なぜアメリカが、ロシアとドイツの民間企業の商取引に横車を入れる権利があるかというと、ドイツはNATOに署名しているから。その条約では、加盟国の集団的安全に脅威をもたらす行為があった場合はグループ全体で意思決定しなければいけない。もっと言えば米議会の承認が必要。
米議会がノードストリーム2はならん、といったらドイツは天然ガスの備蓄を増やせないし、それよりロシアからもらっている天然ガスもストップ、ボイコットになるかもしれない。
いまイランが経済制裁を受けているが、今ロシアがウクライナを攻め込んだら、自由自在にウクライナを蹂躙することができる。兵力が違うから。
その時に西側諸国がウクライナを助ける一番効果的な方法は経済制裁、ロシアの天然ガス、オイルを買わないと言われたら大打撃を受ける。そういうチキンゲームをやっている。
そのシナリオでは大体日本がカタールとかから輸入している天然ガスの1.5倍分を全く新しくドイツが世界の誰かから買わなければいけない。それって大変なこと。だから要は天然ガスの価格について広瀬さんどう思っているんですか、というと分からないとしか言いようがない。
なぜかと言うとドンパチがなくてノードストリーム2開通なら供給が増え、価格はガーンと下がる。
だけれどもウクライナのどこかの兵隊が空に向けて機関銃を撃ってパフォーマンスでおふざけをしたとしたら、戦争か?という形で実際は戦争が始まっていないのに価格が急騰するかもしれない。
僕は分かることは分かるが、分からないものは分からないと正直に言うが、そういうバイナリーな状況になっている。
株式市場から退場する人の特徴
勉強しようとしない人は消えていく。
それと最小限の努力で楽に儲けたいというような人はまずダメ。そうじゃなくて絶え間ない探求心というか、知的好奇心というかあらゆることが知りたくて知りたくて知りたくてしかたない、貪欲な知識欲というか。
ほとんどの相場が上手くない人の勘違いは、相場と知識は関係ないと皆思っている。だから相場の技術さえあれば、テクニカルチャートさえ読めれば、自分に歓声があれば相場は上手くなれると考えている人がほとんどだけど。
それは僕昔機関投資家向けセールスをやっていて、いろんなアメリカのヘッジファンド、バリュー系の投資信託とか日本も担当したし、シンガポール政府、ブルネイ投資庁、カナダの郵貯とかいろんな機関投資家を担当したが、そういう人たちと話をして得た結論は「皆勉強している、バカは一人もいない」という結論。
勉強している人とアイディアを競い合う。自分がバカだったらセールスは務まらない。
そうするとみんなも株式投資でうまくなりたいなら勉強しなければいけないのは自明の事。
景気は金利とインフレ率がバランスした後悪くなる?その前でも悪くなる?
そこのところだよね、分からないのは。だから前回のFOMCの2日前にウォールストリートジャーナルのリーク記事が出た時にFRBは政策金利を2.5%に持っていきたいという趣旨の事が記事になったが、その時に僕は2.5%という数字はどこから出てくる?と2.5%という数字の出典に関していろいろ資料を調べても根拠がない、あれは適当に言った数字とわかったがそういう感じでどの水準になったら金利とインフレがバランスするかは誰にもわからないもの。
それをこれから1年とか1年半とかかけて我々が実際にマーケットを通じて見つけるわけですよね。
VLO
おもしろいかも。基本的に僕はフィリップスとかバレロとか川下販売会社はあまり好きではない。だけれども今の環境ではその辺もいいかもしれないと思い始めている。
OXY オキシデンタル・ペトロリアム
高値でテキサスのシェールのアセットをM&Aで購入した。しかもどちらかというと劣悪なごみを買わされたというと、すごく失礼だがM&Aの失敗があった会社。順位としては結構低いのではと思う。
僕だったらシェールのグループでは買いたくない銘柄。
EOG EOGリソーシズ
むかしはエンロンオイル&ガスという名前。僕はクライアントだったのでよく知っている会社。
シェールの中ではブルーチップに入る。
最近の経営はややキビキビしたところがないという風に思う。むしろ今シェールの会社の中で一番シャキッとしている会社というとPXD パイオニアナショナルリソーセズとか、そっちの方が新しい価値を創造しているなと僕は思う。
アメリカでビジネスや株式市場で成功する人のマインドセットは
一概には言えないが、本の名前を忘れたが、トランプ大統領のときにトランプ支持者、白人で田舎に住んでいて、低所得者で、情弱で、国粋主義的なトランプ支持者、そういう下層アメリカ人と呼ばれる人がなぜ出るのか、そして彼らはどういう考え方をしている、という本があって僕も読んだ。
そうすると、世界には2種類の人間がいる。1種類は地方に根差し、伝統的な価値観を重視して、視野が狭くて、自分のコミュニティのことを主に考えている、トラディションバウンド、伝統を重んじるタイプの人たち。
別のグループは世界に目が開けていて、人種の違い、考え方の違い、価値観の違い、そういったものがディールブレイカーにならない、自分個人の成長を抑制する要因にならない、心が開いた人、そういう人たち。
例えば出身は南部だけれども大学はボストン・マサチューセッツ、ハーバードとかMITに行く、卒業したらシリコンバレーに行く、そこからムンバイに転勤になったとか、グローバルにどこでも移動できる人たちが第2番目のグループ。だからローカルなグループ、視野の狭い人たちとジェットセンターみたいにジェット機でぐるぐる世界のどこでも誰とでもどんな仕事でもできる、金儲けができるのなら、そういうグループに2つに分かれている。そして、後者が圧倒的に富を蓄積していて、もう一つのトラディショナルバウンドの人たちは貧乏になっている。
だから両者では会話が成立しない。
例えばワクチン注射についてもワクチンは危険ではという迷信・妄想、間違った情報を何とも思わない人たち、そういう風になってしまう。これは情報格差と言ってもいいと思う。
僕なんかはそういう情報格差は恐ろしいと非常に思う。自分がどこから情報を得るか、情報のソースにはものすごく気を配るようにしています。
例えば投資銀行に入ったとき上司に言われたことは
「タカオね、ファンドマネージャーのところに訪問して、デスクを見てごらん。デスクの上に証券会社のレポートがつみあがっているファンドマネージャーは大したことないぜ。」
ころっと手玉に取りやすい、楽な客は証券会社のレポートを読むファンドマネージャー。
じゃあ手ごわい客は?ときくとゴミ箱に証券会社のレポートが封も切らずに入っている連中は相場が上手いし手ごわい、付き合うべき客だと教わった。
実際彼らは決算リリースとか10-Q、10-Kとかそういったものから情報を得て加工して自分で整理整頓して自分の血となり肉となりという形で消化している。
それは本当に全くその通りだなと思いました。だから証券会社のレポートを利用して相場を考えているファンドマネージャーに大した奴はいないですよね。
経済再開需要まで考慮すると、戦争回避の場合原油価格下押しと見ることも出来ますか?
非常にいい質問。僕が毎日、毎日、毎日考えている問題。
今の原油・天然ガス価格にはウクライナ情勢、戦争プレミアムがある程度入ってしまっていると思う。だから戦争がなかった場合気を付けないといけないな、ということを自分に毎日言い聞かせている。
しかし、ひょっとしたらそのプレミアムは小さいかもしれない。牧童用大部分の機関投資家は実際にドンパチやる可能性は20%くらいとみているから。
今の原油価格にはウクライナ以外の要因も結構働いているんじゃないかというのがある。
最も重要なのがシェールの開発に対する、シェール業者の態度に変化がみられる。具体的には最も経営の上手いシェール企業の人たちは自分たちの手持ちのアセットを温存する方向に舵を切っている。
だから見境もなくやみくもに増産するのではなく、どこかでシェールが足らなくなる、その時に最もアトラクティブな良いアセットを自分はまるまる温蔵しようということをやり始めている企業がちらほら見え始めている。
最たるはPXD パイオニアナショナルリソーセズ。この会社は見識、先見の明という面でこの会社以上の会社はないと僕は思うがそういう老獪な経営者がやっている会社。
もしそうなんであれば、みんなが乱開発モードから、秩序だった開発、もしくはホールディング、外に出さないという形になればオイルの供給は細る。そうすると原油価格は上がる。そっちの方がむしろ重要かもしれない。僕の心の中ではウクライナの重要性は20%、あるいは10%かも。
でもシェール開発のテクノロジーがどのように変わって、それがシェールの打ち止めにどう影響を与えるのかという問題が80%くらいの重要な命題として僕の心の中でわだかまっているというかいろいろ考えている状況。
インフレ対策についてバイデン政権から支持率低下の焦りもあって政治的な圧力がFRBにかけられているというが
それは当然あると思う。パウエルに関してはバイデンから圧力をかけられるのは全然苦にならないと思う。はっきり言って。
もう30年くらい前から政府関係の仕事を彼はした経験がある。ワシントンDCとは顔なじみというか、長い歴史がある。だからバイデン事気にプレッシャーをかけられてそれに屈するということはジェロームパウエルの場合あり得ないと思います。
もっと鋼のメンタルをしていると僕は思う。
しかし、そのパウエルが苦々しく思っていることというのは自分自身の不甲斐なさですよね。
パウエル自信の不甲斐なさについては彼はものすごく悩んでいると思う。この俺に限って、こんなミスマネジメントしちゃった、これは自分の美意識が許さない、と毎日、毎日、毎日、朝起きたらトイレの壁に自分の頭をゴン、ゴン、ゴンとぶつけて何をやっているんだおれは、と反省しているはず。
そういう人なんですよ、彼は。自分自身に課しているスタンダードがものすごく高い。その人が何を打ち出してくるかは注目に値する。
KOS コスモスエナジー
良いと思う。
KOS コスモスエナジーという会社はアフリカ大陸のナイジェリアとか赤道ギニアの沖合にオフショア油田を開発している会社。コークによって違うがビジネスパートナーはタローオイルというイギリスの会社。
長期にわたって安定して生産できる優良なアセットをいくつか持っている。典型的な含み価値の増大を買っていけるストーリーだと思う。
良い銘柄だと思う。ちょっと規模は小さい銘柄だが。
LMT ロッキードマーティン、RTX レイセオン、NOC ノースロップグラマン ウクライナ問題を背景に上昇している?
ちょっと良くわからない。直接は関係ないと思うが。
ウクライナ自体はNATO加盟国ではなく、NATOの連携パートナーとして行動を共にしたいという意思表示はされているが正式メンバーではない。それは何を意味するかというと、ウクライナが攻撃されてもメンバーではないので共同防衛戦線でNATOが反撃することは条約上できない。
そんなこともあって経済制裁が有効だろうと言われている。
ミリタリーハードウェア、武器の類が大量に必要になるシナリオかというとそうじゃないかもしれない。
MU マイクロン
ときどき僕も見る銘柄。PER安いし、買いやすい銘柄。
でも逆に言えば、万年割安銘柄なんですよね。それはどうしてかというとメモリという商品のカテゴリーがどうしても降れば土砂降り、アップ&ダウン、そういうITハードウェアのなかでもとりわけシクリカル色の強いビジネスなので、経営のかじ取りが難しい。
しかも設備投資は日進月歩技術の進歩に応じて怠ることはできない。歯を食いしばって先行投資を続ける、そういうタイプのビジネス。日本でいえば東芝の半導体ビジネスが同じエリアと思うが見ていてしんどい。
テクノロジーのなかではうまみのないニッチかもしれないという風に思う。
ベトナム、バングラデシュ、サウジアラビアなど買い増しを検討している。金利上昇の場合これらの国に影響あるか
非常にいい質問。昔だったら僕はやめておきなさいと言っていたと思う。それらの国に投資するのは。
なぜかと言うとアメリカの金利が上昇すれば新興国からお金がまず引き上げられるというのが過去のパターンだったから。最近はどうもそれは違うんじゃないかなと思い始めている。
その一因はそもそもアメリカの機関投資家はそんなに言うほど新興国に投資をしていない。新興国がオーバーウエイトになっていないということ。むしろ投資し足りないんじゃないかと思っている。それが第1点。
第2点としては新興国の中での経済運営の在り方が随分1997年、1998年のアジア通貨危機に比較すると内容が随分変わった。良い国家運営というか経済運営をしている。
例えば外貨準備ひとつをとっても当時と今柄は比べ物にならないくらい今の方がしっかりしている。
そういう風な理由で昔の考え方は当てはまらなくなっているのではと思っている。
どちらかというと魅力ある投資対象と思っている。
旅行需要の増加はGOOG アルファベットの広告収入に追い風になる?
はい、なります。GOOG アルファベットの最終顧客別広告売上高をみると、首位はゲーム・ホビー、僅差で2位が旅行関連の検索。
旅行関連の検索ではグーグル検索で例えばフライト JFL NRT なんでもいいが空港のコードを入力すると、ケネディ空港は、成田空港はという情報だけにとどまらず、フライトがどのくらいあっていくらするという価格情報が全部出るようになっている。
旅行予約サイトの類はいっぱいあるが、それらの人たちが気が付かない間にグーグルもそういう旅行予約のケーパビリティを実装しつつあるということ。
だから、旅行が増えるということはグーグルにとってもプラスと思う。
現在のキャッシュ比率は
直近計算していないが多分30%か27%くらいと思う。
ロングオンリーの投資家にとって投資対象が全く見当たらない局面はある?
そういうケースも出てくると思う。記憶にあるのはリーマンショック後とかは買うものがない状態はあった。今は買うものないということは全然ない。買えるものはいっぱいあると思います。石油株を中心として。
JAZZ、VRTX バーテックス強気?
非常に強気です。
CVS
インフレはそんなに問題ではないと思う。
去年推奨した。今から1年2か月前ころ。当時に比べ割安感減ったが引き続きいいと思う。
ブラジル、チリ、コロンビア、ギリシア、ペルー調子いいようだが、新興国はどう?
この中ではブラジル株は今バタバタトレードしている。PBR ペトロブラスとか、ブラスケルという銘柄、SIT ナショナルスティールとか。
VALE ヴァーレは距離を置いている。ブルーチップですが、環境問題とか中国経済のスローダウンの材料があるので、好きな会社だが今は全然タッチしていないということ。
YETI イエティ
ボコボコにやられたんだっけ?随分下がったね。
まあ、人気の物なので流行り廃りが関係あるのでそれでここまで下がっているのかもしれないけれども。
基本的にはずーっといい感じで続いてきた会社だけれども流行り廃りのアイテムというのは疑いのない事実なので底をどう評価するかだよね。
今は意見ありません。ごめんなさい。
S&P500の投資信託を資産の60%で長期運用している。コロナで利益のっているが、株安が想定される中一部利確して現金比率を高め、下がったところでinするか?
僕自身現金比率高めにしているので、それを差し置いて、他人に別の事を進めるわけにはいかないかもしれないが、でも足元は現金比率10~20%あるいは30%くらいにしておいてもいいかもしれない。その場合でも、そういう風にアドバイスすると皆忘れてしまい、2年3年経った後に現金比率高めて損した、と批判されるんでそういうアドバイスしたくないが、でももしあなたが、アテンティブつまり注意深い、注意散漫でない人なら今は少しキャッシュポジションを高めて相場が下がったらすぐに買う、必ず買うということを励行すればそういうやり方はあると思います。
長期投資用にまとまった資金でS&P500を買いたい。タイミングはどのように図るべきか。
今はひょっとすると今年前半のボトムはこの前の下げ、1月24日頃NASDAQものすごく大きな下髭を付けて上昇した日があったが、あの時に底を付けていると思うので、それより下にはいかないと思うが、でも目先はまたズルっと下がるかもしれない。そういうタイミングと思っています。
いずれにせよ大急ぎで焦って出動しなければいけないタイミングではないと思います。
SD サンドブリッヂ、SM SMエナジー、EPM エボリューションペトロリアム、OVV
知らない銘柄ばっかだね。
EPMチャート良いね。なんだこれ。中小型株なのかな。僕のレーダースクリーンに乗っていない会社だけれども後で見ておきます。良いかもしれない。
FTI テクニップFMC 2020年に会社分割している影響は
今は影響ないと思う。非常に狭い範囲内だけで事業をやっている関係で石油不況が来るとボコボコにされる。この手のビジネスは。今までは長い冬の時代が続いてきたということだと思いますよね。
これからはだいぶんよくなると思いますけれどね。
50歳、つみたてNISAは全て米国株式INDEX。積み立て続ける予定。たまった分を解約したほうがいい?
別に解約しなくていいんじゃない。まだ50歳なら若い。
HES ヘス ロングしています。ヘッジでSOXXをショートしている。
僕だったらヘッジしない。
一般的に言えることは皆ヘッジとかショートとか2倍3倍ETFとかそういうものに対する過信というか信用しすぎというか、自分は上手く立ち回ってヘッジできるんだ、トレードできるんだということに対してみなぎる自信を皆持っているけれどもトレード長くやっていると、自分のやっていることってリスクをリスクの上に上乗せしているくだらない事じゃないかとつくづく感じると思う。
ロングぽじょしょんをもってそれに対するヘッジのショートポジションを持っているつもりでも両方が自分の思惑と逆に動くことはザラにある。
我々がそもそも最初に考えなければいけないことは、最初のポジションを立てるときに、それがタイムリーでいいポジションでメイクセンスするかをものすごく吟味して、それに対するヘッジはあまり考えなくていいと言うと語弊があるが、ヘッジを心配する前にそもそもロングポジションを売り払うことを考えたほうが良いのではと言いたい。順番としてはそうであるべき。
今急伸している石油関連会社はS&P500に入る可能性は?
何の事を言っているか分からないが、既に入っている銘柄もある。入っていない銘柄に関しては新たに入る可能性がある。
もう一つ大事なことはかつては石油セクターはテクノロジーと並ぶ、あるいはそれ以上に大きなS&P500のセクターでした。でも長年のアンダーパフォーマンスがたたっていまではS&P500に占める割合は本当に小さくなっています。そもそもセクター自体が小さいということ。
そういう歴史的なパースペクティブを持つべきと思いますね。
石油株でさえも今年は長期ホールドではなく、少し利が乗ったら売り、下がれば買いという短期売買をされている?
はい。その通り。
決算の良かったTSLA テスラ、GOOG アルファベット買おうと思っている。
買いたいならば買えば。TSLA テスラ、GOOG アルファベット良かった。
ガチホだーという投資マインドは23年前にスルーと過去のライブで言っていたが、何がきっかけで投資マインドが変わった?
一言で言えばみんな苦労している様子を見たから。例えば当時でいえば日本株。
1990年の大発会から毎日毎日毎日日経平均が下がって、その時大部分の投資家は「ガチホだ」これから日本は世界でナンバーワンになるんだから当然ガチホでいい、という人がほとんどだった。
そしてそのあと3年、4年くらいギトギトに苦しい相場が続いて、1990年代後半になってもバタバタ証券会社が潰れはじめて、三洋証券倒産、山一倒産、とか。永代通りあたりは倒産街道という名前が付いたが、そういうサイクルを通じてガチホだという脳死の人たちは態度を変えなかった。
そういうのを見て僕なんかは何考えてんのかねーこの人たちはと思うよね。
人生1回しかないから、1回しかない人生で間違った投資対象をガチホしていたら人生棒に振るわけでしょ。90年の日本株の例のように、それで本当に人生棒に振った金融関係者ってたくさん知っているよ、俺。
僕も元々は日系証券に勤めていた。同じ出身だから昔の同僚たちがどんどんどんどん消えていく。
そういうのを目の当たりにしているから考え方を改めるというのは本当に重要なことなんだと痛感した。
今までにない最高の画質と音質、今までのストレスは何だったのですか。
もうねー、言わないでよそれを。
前回のYoutubeliveのときに音がぷつぷつ切れているというコメントがダーッと出て、その後コンチクショーと思って、一眼レフカメラやATem miniスイッチを捨てた。
僕はそういう男。鼻くそぴーんなんて日ごろ言っているが、僕が鼻くそピーンしているのは銘柄だけではない。機材も捨てるし、会社もダメだと思ったらすぐ変わる。
僕日本の企業は青木建設と三洋証券に勤めたが、上司とか同僚とか一緒に働いた人には本当に感謝している。
色々教えてもらったし学びも多かった。だけれども企業としてそれらの会社が良いと思ったかというと全然思わない。だから倒産しているんだが、僕はそういうことは我慢ならない性格の人間。クライアントも我慢ならないクライアントはすぐに切るし、部下とかもアンダーパフォームしている部下がいたらすぐに切る。
僕は厳しいのは銘柄に対してだけじゃない。すべてに対して辛口です。
PBR ペトロブラス 利益20%くらいになっている。利確しますか?
僕は利確しました。別の銘柄に移っていた。
でもペトロブラスはこれから2回転、3回転と折に触れて何回もトレードしたい銘柄です。
コーヒー豆の先物が上がっているが、妙味のある銘柄は
たしかETFがあったが日本では扱ってないのでは。
V ビザ、AXP アメリカンエクスプレス 物価上昇によりカード決算が上昇するとき人件費の上昇の割合が低いのでは。
その考え方は合っている。
そこら辺の銘柄が今株価が上がりやすいかは別問題、僕は必ずしもそこら辺の銘柄が一番おいしいとは思わないけれども。
CCL カーニバル 借金多いが金利上昇でマイナス?
そんなことない。それを補って余りある暗いビジネス増えると思うから。
AMZN アマゾン、新ガイダンス営業利益30-60億ドルだが、EPSは何ドルと推定する?
推定できない。今回の決算もそうだが、多分来期はいま60ドル前後のRIVN リヴィアンの株価がそのままなら、目の子で-10ドルくらいのEPSネガティブインパクトがもたらされるはずだから。それはRIVN リヴィアンの株価がどこで着地するか、3月末の決算締めの段階での株価が分からないから、ひいてはEPS自体が計算できないということに帰着する。
だから、僕がアマゾンに対してカチンと来ているというか、こういう無造作なぶっきらぼうな不親切な決算のリリースの仕方なんかやるなよ、何考えてるんだお前ら、と怒った理由は、新しい会計原則自体は会計コミュニティの方針なのでいかんともしがたい。でもその特殊要因を除いたオペレーティングEPSがいくらだったのか、は会社側は計算したら出せる。
我々は出せない。当てはめられている実効税率とか細かい部分があるので、来期のアマゾンのEPSがどうなるかの数字ははじけない。そうならば会社側が手取り足取り説明しろよ、と言いたいがそういう説明は一切なかった。
なんというか、隠したいことがあるからそういうことやっているんじゃないの、と意地悪な気持ちを抱かざるを得ない。俺なんか。
じゃあアマゾンにやましいところがどこかあるのか、というと、「来期の売上高成長率が+5.5%なんです。それってしょぼいよね」ということを隠さないといけない。
だからEPS27ドル、ドヤ―、という感じでやっているんじゃないの。
今いいなーと思っている銘柄。
例えばBPとか、HES ヘス、CLR コンチネンタルリソーシズとかその辺がいいんじゃないですかね。
BMY ブリストルマイヤーズ
決算悪かったね。でもバリュエーションがっすっごく安いので僕は好きな銘柄ですけどね。
EPS予想1.82ドル 結果1.83ドル 売上高予想120億ドル 結果119.6億ドル(前年同期+8%)
売上高がほんの少しショート。良いと思うね。
WMB ウィリアムズカンパニー、OKE、TRP
そこらへんはパイプラインの会社。
パイプライン株は少し注意を要するというかややこしい。
①原油価格に必ずしも業績が連動しない。彼らは石油とか天然ガスを右から左に移動させたその運搬に対する駄賃を得ているビジネスモデルなので必ずしもコモディティ価格の上昇に参加できない契約になっているかもしれない
②契約が複雑でテイクorペイ契約になっているケースも多い。テイクorペイ契約とは私がわざわざオクラホマからニュージャージーまでパイプラインで石油を運んできたんだから、値段が安くなっていたとしてもあなたが買ったんだから引き取ってください。そうじゃなかったら現物は不要でも代金を払ってください。という契約。状況に応じて細かい条件が付されている場合が多い。その契約内容をきちんとわからないとEPS予想とかは非常に出しにくい。
僕は今みたいな石油株相場で順番として何を買うかというと、まず真っ先に買いたいのは川上の銘柄、石油の探索、生産をしている銘柄。シェール銘柄とかがまず真っ先に頭に浮かぶ。
2番目は川下、例えばバレロとかフィリップスとかそういう銘柄。
3番目、一番どうでもいいのがパイプラン。なぜかと言うとパイプラインの会社の業績は原油価格に連動しないから。トレードが難しいという話をしています。
EURN ユーロナブ、TRMD トーム
時間かかっているが、理詰めで考えるならそこらへんもどこかで相場になるはず。気長に待つしかない。
0.5%刻みの利上げは現実化する?
過去の例を調べてみたが、のっけからいきなり0.5%という利上げは最近の利上げサイクルにはない。少なくとも1988年以降は1回もない。
しかし、利上げサイクルの中ほどから後半にかけて1回チョーンと0.5%利上げすることは過去に2回あった。1回目は1994年から始まった利上げサイクルの後半。2回目は2004年から始まった利上げ局面の最終回が0.5%だったと思う。
もしジェームスブラードが言うように今回いきなり0.5%があれば凄く異例だと思うし多分マーケットはグチャグチャになると思う。
だからそういうことはやりたくないと思う。パウエルは。
ブラジルの通貨、石油、鉄鉱石関連株は
レアルに関しては特に意見はない。あまり良くないと思う。
でも例えばPBR ペトロブラスに関しては一切心配していない。理由は設備投資もドル建て、生産コストの大部分はドルで発生。債券とかもドル建てで借金している場合が多い。
そして販売、中国に原油を売っているがその契約もドル建て。すべてドル。ブラジルレアルの発生は従業員給料とかほんの一握りの部分だけ。基本関係ないんじゃないかと思う。
10年債利回りとVIXの動きを見ることで相場がスッキリするがVIXは参考にしている?
毎日は見ていない。VIXはピューンとあがって、下がって、またピューンと上がって下がる、そういうタイプの原資産だから。そしていつピューンが来るのかは僕はそれをあて用途はしません。時間の無駄だから。もっと大事なことに自分の時間を使いたい。
いつからVIXを手掛かりに使い始めるのか、ピューンと来た時にどこまで上がるのか、25とか30とかそういう水準、それは見ています。それとVIXがズル、ズル、ズル、と下がり始めた局面、これは一般的に言って株を買うのに出動するのにいいタイミングなので見るようにしている。
来週頭くらいにつみたてNISA20万円S&P500買おうと思う
いいんじゃないですか、最初はそんなにうまくマーケットタイミング取ったりは出来ないと思うから、むしろ大事なのは投資を始めること。入金があれば買ってください。
GILD ギリアド
もたもたしているけれども割高ではない。
SHEL ロイヤルダッチシェル、PXD パイオニアナショナルリソーセズ、UAL ユナイテッドエアラインズ、RPRX ロイヤリティファーマ
ロイヤリティファーマは見通しは変わっていない。退屈な株だから。
UALはいつアジア路線が再開できるかが一つの焦点になる。今はダメだけど。
PXD、SHELは良い会社。
長短金利差縮小している。逆イールドになったら株のポジションを落としたほうがいいか。
いい質問。過去に逆イールドはリセッションの前兆か、シグナルかと聞かれたらそれはシグナルです。
しかし逆イールド発生から実際のリセッションまでのタイムラグはと言うと1年以上ある。その間はブリブリにマーケットが上がっているケースが多かった。
だからシグナルが出た瞬間が降りる瞬間ではないということを言っています。これが難しいところだよね。もっと言えば逆イールドになったってそこから降りるチャンスはいくらでもあります。すぐに慌てて降りる必要はありませんということ。
DBA Invesco DB Agriculture
持っていていいです。
昨日10年債利回り2%になり少し相場荒れたが、3月には利上げ、QTがありもっと荒れる?
そうなのかもしれない。
家の掃除、ご飯はじっちゃまが作っている?
はい。ブルーエプロンですよね。
今後インフレを退治するシナリオは政策金利を上げ、インフレ率を下げ、両者の数字を一致させる、もしくは政策金利をあげればインフレ率が上がる中でいつか政策金利が上回る可能性があるということ?
2つ目のシナリオはないと思う。激しく立ち遅れているので、うまく軟着陸させる可能性があるなら1つ目のシナリオしかないと思いますね。
中国関連のコモディティに気を付ける必要があるのはなぜ
中国恒大集団問題にみられることがいま、中国の不動産企業は色々苦しい立場に立たされているので昔と同じように乱開発、マンションガンガン立てたりは出来ない。
それに関連するコモディティもあまりうまみがないのではと思う。
というよりそもそもGDP成長率を見るといま世界で悪い国は2つしかなく、日本と中国。
中国はもともとベースが高かったので、今の水準でも比較的高いが、中国の本来の実力からすれば今の成長率はものすごく不本意な成長率。そうすると過去と同じペースで中国でコモディティが消費されると考える方がおかしい。
なのでなぜわざわざ世界が阿波踊りで景気良くてブームなのに、わざわざ和悪い国を選んでそこに投資しなきゃいけない理由なんて全然ないように僕なんか思う。
ロシアがウクライナに攻める確率
攻める:20% 攻めない:80%くらいと思う。
OKTA オクタ
次の決算を待ちたい。あまり期待はしていない。
原油株からウクライナ問題のプレミアムを差し引いた今の株価上昇が終わるタイミングとして注目しているのは物価、金利の安定見通しが立ったころ?
単純に原油価格では。原油価格が下がり始めれば物価が上昇していても石油株は下がると思いますよ。だから石油株を投資しているなら原油価格を見てください。
MAR マリオット 決算近いが買っていい?
言っている意味はチャートはブレイクアウトしそうだ、どうするんですか、ということですよね。
買ってください。
なぜかと言うと決算あまり関係ないから。仮に割る決算出ても新型コロナオミクロン関係ということで片付けられるのであまり心配する必要ないです。
ウォール街でビジネスマンがする時計は?
分かりません。
この前飛行機に乗ったときにものすごくいい時計している奴がいて、カジュアルな恰好だったが、バッグを見るとある証券会社のロゴが入っていた。
ああ証券会社かと思ったがいい時計をしている人もいる。が、時計をしない人もいる。アップルのウォッチでもいいんじゃないですか。
RMED
わかりません。
背後の花瓶は
造花です。生きていないです。
XOM エクソンモービル、BP、FANG ダイヤモンドバックエナジー、PBR ペトロブラス、早々に利確したが再度買いなおしそうになる。
ある時点で買いなおしてもいいんじゃないですか。そこらへんは僕も今後も何度も入っていきたいなと思っています。
S&P500来年さらに下がる?
わかりません。多分大きな調整があるとしたら今年、で今年調整したら来年OKと思う。
今年の調整幅がどれくらいか分からない。もう深押ししないのかもしれないが、そうであれば来年もしんどいかもしれない。
そういうことをいろいろ考えるとシナリオがたくさんすぎて決め打ちできない。そういう状況です。
ウクライナ問題がどう転んで旅行再開、ジェット燃料開発期待し、石油株ホールドしている
それでいいんじゃないですか
AA アルコア 見通し
ウクライナでドンパチやったらロシア産のアルミニウムの出荷が出来なくなると思うのでアルコアにポジティブですよね。
CLR コンチネンタルリソーシズ 他の石油株よりショートが多い
その通り。小型株だから。泡沫的な会社だから。
FOMC以外で緊急利上げの可能性は
可能性がないと言えばうそになる。抜き打ちのタイミングで利上げするケースはままあると思う。
FOMCじゃないのに利下げするというのは普通に起こります。でも利上げは珍しいと思う。
今回そうなるかというと、どうだろうねー、まあ、そんなことやっても焼け石に水だよね。
電撃的に利上げしたからと言ってあく抜けになるとかそういうことは一切ないと思う。
一部でBTC ビットコイン、ETH イーサリアム長期でつみたてる投資家がいるがどう思う
あまり感心しない
銀行を一国に所在させず他国に分散させることについて
どうなんだろうね。ものすごく資産家の場合そういうメリットあると思うが、一般庶民は必要ないですよねそういうことは。
ESGでプラント新設できないなら、既存プラントの効率化でHON ハネウェル、EMR エマソンエレクトリックは
可能性としてありますよね。
アップグレードとかで。
でもそれをメインにして投資ストーリーを立てるかというとちょっと弱い気はする。
EMN イーストマンケミカル
イーストマンもいいが、少し業績が安定しないというかイマイチですよね。
OBS試してほしい
昔入れていた。OBS。イマイチだね。
HAL ハリバートン
ホールドしていてください。
航空株おススメは
DAL デルタ航空でしょうね
ASTR アストラ打ち上げ失敗
そういうこともあるでしょうね。まあ苦しいね。
BAK ブラスケム
この前、つい先日、大ーきな公募が中止になった。
ペトロブラスの持ち株だったと思うが足元の需給関係は良いと思います。
DE ディアアンドカンパニー
いいかもしれない。
いの一番に買いたい銘柄ではない。
石油の需要>供給は来年も変わらなさそう?
わかりません。来年は不況になっているかもしれないから笑
今は足元はしっかりしているが。
2011年の夏ごろCPIが3.5%を超えたが政策金利は0%だった
あの時は今ほど景気は強くなかったから比較にならないと思う。
今は7.5%。CPIで7.5%と、3.5%は全然違う。そのくらいの水準は過去に何度もあった。その辺で揉んでいる。いまはズキューンという感じでアイガー北壁がー、という形で絶壁がそそり立っている。
過去40年戻らないとない水準。なんで2011年のマーケットと今を比較しようとするのかその意味が全然僕にはわからない。
ブラジルは選挙に関係は
関係ないと思う。あまり。
美しい映像ありがとうございます。
ようやくラクダの股引色から解放された。今も使っているライトは全部ハロゲンなんですよね。それでアメリカで手に入るハロゲンはちょっと黄色っぽい光。日本だとクールな色だが。
いろいろゴチャゴチャした配線はないのでノイズはしないと思う。必要であれば変えようかと思う。
バフェットのポートフォリオと同じ投資をする戦略はどう?
やりたければやればいいと思うが、それをやりたいならBRK.B バークシャーハサウェイ買えばいいんじゃない。
PBR ペトロブラス 3月16日直後に下がる可能性高い?
分かりません。
UPS ユナイテッドパーセルサービス、UNPなど物流株は
UPSは決算良かった。実際すっごく良い内容だったと思う。
UNPは特に意見ない。可もなく不可もなくと思う。
omusubi channelで配信する予定は?
ノーコメント。今は開示すべき時期ではないと思っているので、コメントを控えさせていただきます笑
でも一般論を言っておきます。
いまSNSの在り方、ネットの在り方は凄く変わってきていると思う。一言で言えば米国のテレビ業界がABC、CBS、NBCという3大ネットワークに支配されていた時代、もっと言えば地上波の時代、70年代くらい、昔の映画でフェイダラウェイかなんかがでていたネットワークという映画があったが、そのころの3大テレビ局が全てを支配していたような、そういう時代。
いまのGAFAっていうのはそれに近いのかな、という風に僕は思っている。実は。だから今はInstagramパワフルだ、とかYoutubeパワフルだと言われていますがこの状態がいつまで続くかわからんねと僕は思っている。
そう考えた理由はFacebookが米議会に呼ばれ、公聴会に呼ばれ、ぎゅうぎゅうに延々何時間、何十時間にもわたって絞られている光景というのを見て、僕公聴会は昔言ったと思うが、公聴会と聞くとズーンと背筋に稲妻が走る人間なので、トヨタの社長さんがプリウスの暴走事件で公聴会に呼ばれたとかそういうことがあるたびにかぶり付きになって動画を見るタイプだが、Facebookの高著会を見ていて、ひょっとするとネット企業の時代は終わるかもしれないな、と。ネット企業自体はなくならないと思うが今みたいな広告もエルはオワコンかもしれないと思っている。
それはどうしてかというと70年代のアメリカの3大ネットワークの話に戻ると、当時fincen ruleというのが可決された。
それはファイナンシャルシンジケーションルールの略で、平たく言えば、テレビドラマを取る、映画を撮る制作会社と配給をするディストリビューション会社を切り分けなさい。独禁法の立場から。支配力が強くなるので。つまり分割論。
それによって3大ネットワークがズタズタにされたというか切り離されたことがあった。それによってケーブルテレビが出てきた。それは課金モデル。
広告モデルが終わって課金モデルへ移行した。その一つのきっかけがファイナンシャルシンジケーションルールと呼ばれるものだった。
今のネット界を見るとまさしくそういう踊り場というか折り返し地点というかそういうのに来ているんじゃないかというのをひしひしと感じる。公聴会なんかで。
なぜかと言うと矢の様な批判がザッカーバーグとかに浴びせられている。
フェイスブックはひょっとしたらヨーロッパのサービスをやめようかというところまで検討しているところまで来ている。
そんなときにみんなはのほほーんとしていて、GAFAは未来永劫にあるんだ、と信じ込んで疑いもしていない。でも、歴史を見ると歴史はそうではなかった。
T AT&Tも分割されたし、ファイナンシャルシンジケーションルールも施行されたし、スタンダード石油も分割させられた。
だからネット企業もズタズタになるかもしれない。AWSみたいなクラウドサービスは切り離せ、とか、そこらへんあたりは一番最初に批判される箇所かも。
そういう話からすれば、今課金モデルの話をしているが、未来は会費制、会員制かもという話をしている。
Omusubiというとまた広瀬さんが鼻の下を伸ばして、金髪ねーちゃんを見に言っているのかよ、と思っていると思うが、実際にOmusubiいくとそんなこと全然ない。
で、みんなが議論していることは川端康成が、とか、ドナルドキーンが、とかちょっとそれってハイブラウじゃありませんとか、歴史の話とか建築の話とかお菓子のクッキングの話とかばかりで、僕なんかから言わせれば、お色気は関係ないんですか?という感じですごく場違いな思いをするわけですよね。
でもそういう場違いな思いを心の中に押し込みながらそれ以上に大事なことは居心地の良い課金コミュニティというのが大きな商売になると思うと僕は思っている。
というのは歴史が僕にそう教えているので、だからああいったものに興味を持っている。
今のネット業界を見ると、テレビドラマに関してはもうそういう企業はある。それがNFLX ネットフリックス。
じゃあOmusubiの立ち位置はと言うとリアリティドラマというんだっけ。バチュラーとかそういう奴かな、あれはスクリプトされたものだからリアリティショーのようで本来の意味ではそうではない。
そういう意味で究極のリアリティショーはOmusubiみたいな配信者のアドリブでのライブでのやり取りが究極のリアリティショーかなと僕は思っている。そしてNFLX ネットフリックスなんかの営業費用を見るとキャッシュフローのほとんどが新しいドラマの制作に再投入されている。
だから、数字はショボい。はっきり言って。もっと儲かるやり方あるんじゃないの。
その儲かるやり方は配信者にやらせればいいんじゃないのと思っている。そんな興味からああいうクローズドな会員制コミュニティ、デジタルメンバーシッププラットフォーム、DMPに対して、僕が多大なる関心を寄せているのはそういうこと。
みんなも僕の言っていることちゃんと耳をほじくって聞いといたほうがいいよ、世の中そういう方向に行くんだから。
ISRG インテュイティヴ・サージカル
いい会社だけれども、昔は独走だったが今はそうじゃなくなりつつある。
旬は過ぎたかと思っている。
ARKK アークイノベーションETF
もう興味ないです
AA アルコア 売り抜けるべきか
1回利食って他の銘柄で遊んでAA アルコアに戻ってくる手もあるよね。
石油株の利確の基準が分からない
僕にもわかりません。感覚でトレードしている。だけれど僕がやっていることはカップウィズハンドルでもいいけどチャートでブレイクアウトで値が伸びた時、立った三角ペナントの柄が長いときはプロフィットテイキングしている。それでまだブレイクアウトして間がない銘柄にスっ、スっとシフトしている。そういうトレードしている。
VTI積み立てている。アメリカではなぜS&P500の方が人気があるのか。
それが一番わかりやすい代表的な株価指数だから。
それでいいと思いますよ。
CCL カーニバル 金利上昇局面でコロナ前に戻るのは困難ですけれども30ドルくらいまでにはすぐ行きそう?
コロナ前との比較が難しい理由は発行済み株式数が全然増えているのでコロナ前までには戻りにくいと思う。僕は究極的には行けると思っているが、すぐには行かないと思います。
CPI上昇に比べドル安が進んでいない要因は
それはアメリカ経済がものすごく大きいからでしょうね。
ご指摘の通り、小さい国、新興国の場合は物価上昇はもろに通貨安につながりかねない危険な状況。でもそれはアメリカとか日本とかEUとかの成熟国には当てはまらないと思う。
小売売上高、とFOMC議事録要旨は重要?
あまり重要ではないと思う。昨日の消費者物価指数が重要でした。だから今日ライブやったのね。
金融引締をすると市場からマネーが吸い上げられると思いますが、具体的にはどのようなプロセスでお金が吸い上げられ株が下落するのでしょうか?また吸い上げられたお金はFRBがキャッシュとして持つのでしょうか?
具体的には今FRBの金庫に積みあがっている債権のうち、2兆ドルくらいは向こう2年以内に償還を迎える短期債。
だからFRBが何にもしなくてもはい、償還ですこれ持って行って下さい、とキャッシュがどんどん入ってくる。そういう風に自動的にお金が返ってくるそれがFRBのバランスシート圧縮の大部分を占めると思う。
目の子で2兆~3兆ドルが市場から吸い上げられると考えています。
RH リストレーション・ハードウェア・ホールディングス
いいと思う。
この先ドル高円安はしばらく続きそうですか?
わかりません。
投資始めたばかりで、じっちゃまが配信を辞めた後どのように動けばいいかわからないのですが、どのように勉強していけばいいですか?
一つ言えることは、ノイズが多いけれどもネットに転がっている素材の中から勉強するのが一番早いと思う。この前Omusubiでフランス人の子がたどたどしい日本語でかわいい子なんだが、どうやって日本語勉強したの、とみんながチャットで聞いたら「ヒカキン」と言っていた。
最近の若い子はYoutube見てヒカキンで日本語を独学でトレーニングしてあそこまでしゃべれるようになるんだ、すごいわと思った。
何が言いたいかというと学びというものはその時々でAvailableなツール、たとえばYoutubeなんかに応じてどんどん変わっていくべきなんですよ。
今はコロナで外出できないんだから、とりわけデジタルツールは重要ですよね。だからいつまでも本を読んで投資の教科書とか読んで座学というか読書によって勉強するんだという考え方は僕はどうかなーと思うよね。
僕も投資の本とか比較的ふざけていない、それでもふざけていると言われるがそういうちゃんとした本も書いているよ、一応ね。
そして今でも毎日デイリーベースで出版社から広瀬さん本書きませんか、先日メール出したんですがそれどうなりました、とかそういうメールが矢のようにシュ、シュ、シュとオファーが来るがいちいち目を通していられないのでDeleteしている。返信さえしていない。
それに対して僕が考えているのは本で学べることなんて大したことはない。勉強の場として、コンテンツの臨場感として非常に不満足というか、解像度が低いよね。
田畑慎太郎風に言えば本で学ぶ投資なんて解像度が低い、それよか実弾がビュンビュン飛び交っている戦場で実際に投資しながら現場で塹壕の中で這いつくばりながら投資を覚えたほうがはるかに早く熟練することができるし、投資家としてソフィスティケートされるのも実践を通じて覚えたほうがはるかい速いと思う。
だから動画とかでいいんじゃない、Twitterとかさ。
WFC ウエルスファーゴ チャートもいい。決算もいい。 まだまだ伸びしろありますか?
はい。基本的にはあると思っています。銀行株の中では、気になる銀行株の一つ。
RPRX ロイヤリティファーマ 金利上昇の影響を受けやすい?
比較的関係ないと思う。
MTDR マタドール
ちょっと良く知らない会社。2番手銘柄くらいと思う。
セクターとしては悪くないと思う。
株価が金利で割り引いた将来キャッシュフローの総和と近似すると考え、金利が上がると株価が下がるという考えであっていますか
それであっています。
日本では介護銘柄と葬祭銘柄だけを見ています
そういうやり方もあるかも。僕は日本株興味ないのでどうでもいいっちゃどうでもいいですね。
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