2022年2月13日のじっちゃまライブです。目次などから記事に飛んでいただき必要な情報を手早くとれるようにしています。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- PFE ファイザー
- ウクライナ情勢が与える旅行株への影響
- バイデン政権主導でシェール増産に舵を切ることはない?
- AA アルコアもワクチン同様現実売り?
- EURN ユーロナブ
- 大麻関連アメリカで伸び代は
- 暗黒の木曜日と今日の共通点はある?
- 戦争になった場合特に業績が上がるセクター、個別株の例は
- 2015年のチャイナショック時に金利引き上げ前は10年債利回りは上昇し、金利引き上げ後は10年債利回りは約半年下落しました。このメカニズムは何なんでしょうか
- 石油株と金鉱株は利確、買い増しのタイミングは
- 日銀の無制限買い入れオペについて
- 金利と業績以外のニュースは気にしなくていいということ?
- ウクライナでドンパチしたら石油株もSell on reality?
- ウクライナ情勢によりDBA Invesco DB Agriculture、FLNG フレックスLNG 、HES ヘス、YPSあたりはどう動く?
- 半導体生産時にレーザーに使用されるネオンガスの9割はウクライナと聞いている。戦争が始まれば米国だけでなく世界の半導体生産が出来なくなると思う。
- BTC ビットコインへの影響
- 音声物凄くクリアになりました。
- 先日のCPI発表の通りインフレが加速している。金融緩和によるカネ余りもだが、サプライチェーン混乱による一時的供給減も要因に思う。同一に金融縮小という対応で良いのか。
- 両国は農業大国なので戦争になった場合穀物価格が上昇して、DE ディアアンドカンパニーやクボタのような農機会社は儲かる?
- 実家の太い日本人女性と、実家は太くないがすごく美人なロシア人女性とどちらと結婚すべきか
- ロシアとアメリカは本気なのか?
- PTR
- FRB理事はいどのようにして選ばれる?下積みを経験している?
- ガイダンスはどこにある
- GDRX グッドアールエックス
- ロシア・中国・欧米の分断が続くなら思ったより長くインフレが続く?
- ゴールドの見通し
- ブラジル経済
- 実質金利で見ると米国はほぼ-7%で円高になるように思うがいかがですか
- DBA Invesco DB Agriculture
- CCL カーニバル、DAL デルタ航空などは中長期ではホールドでいい?
- TRMD トーム
- 金曜日Twitterでポートフォリオのリスクを落としたと言っていたが、具体的にどの銘柄を売った?
- 健康面で気を付けていること
- 石油、旅行、高配当を3:3:4で持っています
- 今後機関投資家はポートフォリオリスクを軽減し、リスクオフがずっと継続でしょうか?
- MAR マリオット PER100以上と割高に感じるが
- EUはロシアに対して及び腰に見えます。むしろウクライナに妥協を求めているような。一方バイデン大統領は強硬姿勢ですが、アメリカ国民の気持ちはどちらにある?
- ドンパチが起こると長期金利、10年、30年にどのような影響がある?
- TFC トゥルーイスト、TDW タイドウォーター、RPRX ロイヤリティファーマ
- DBA Invesco DB Agriculture など穀物関連株はウクライナ問題に関係なく金利上昇局面で買いと思いますか?
- 自分はお金と同じくらい音楽が大切。じっちゃまも好きと思うが、本日の一極を教えてください。
- DOW ダウ PER低く決算良い、魅力的に見える。
- ロシアがウクライナに攻め込まない、手を引くシナリオもある?
- 長短金利差は地方銀行にはどこまで影響ある?
- コンセンサス予想を算出するアナリストはどのように算出する?花形ポジションだったりする?
- VTI50%、石油株50% どう思われますか
- WBA ウォルグリーンズ、SSL サソール、SBSW、SCCO、RRC
- FNV フランコネバダ
- 過去米国以外で有事の際はドル買い傾向と思うが、ドンパチならユーロ売りでしょうか?
- 石炭、アルミニウムなど素材が上がっている。この辺はどう?
- BIIB バイオジェン
- 先進国の中でイギリスの指数が比較的強いように思う。これは利上げが関係している?
- EQT、EC、NOC ノースロップグラマン
- F フォード
- APA
- 2020年の景気後退が短命だったのでそれに続く景気拡大も短命で終わる可能性は?
- OIH、XOMどちらがおススメ
- じっちゃママ、じっちゃパパの教育方針
- じっちゃまにとって営業とは
- もし戦争になったらVIXは急騰する?
- 開戦した場合石油は事実売りになる?
- NTR ニュートリエン
- OGN
- 去年娘が生まれてジュニアNISA解説しました。去年はVTI8割、S&P2割買った。
- 今の局面RIO リオティントは?
- 金に裏打ちされたクリプトは今後Eコマースで使われる?
- ドンパチはじまったらTLT iシェアーズ 米国国債 20年超 ETFは?
- BG ブンゲ インフレに強い?
- ロシアが演習後そのまま引き上げた場合石油株はいったん利食い?
- 優秀なヘッジファンドはウクライナ情勢に対して冷静?
- BND GLD
- MON、ADM アーチャー・ダニエルズなど農業関連は
- いろいろな配信者が利上げの織り込み具合を話しているが、あれはあてになる?
- JASLV Iシェアーズシルバートラスト、COP コノコフィリップス
- VTIに2割、残りはHES ヘス、JAZZ、VRTX バーテックス、DAL デルタ航空、CCL カーニバル、BMY ブリストルマイヤーズなどに振っています。
- CFR カレンフロストバンカーズ、TFC トゥルーイストイスト、VRTX バーテックス、JAZZ、ウクライナ紛争が起こったときに売られる?
- 銀行株どうすればいいか分かりません。
- 先日父親が他界しました。母親は現金で5000万円相続することに。運用先を相談されている。
- USXなど鉄鋼株、シクリカル株ということ?
- 石油株も決算しくじれば売りでいい?
- ドイツが天然ガスをロシアから買えない場合、現状代替先が見つからず、制裁は数か月で終了するという見通しでOKですか
- ゴールド2020年~今まで1800ドル付近のままだが
- 攻撃が始まったらロスネフチを持っているBPはどうなる。
- これからのドル円
- 各銘柄についてどのようなメモを貯めていた?
- VRTX バーテックス
- AAR、BA ボーイングはコロナ前の水準以上になると考えている?
- CF 新値です。
- WFC ウエルスファーゴ 高値目指しているがインフレ局面でいかが?
- ABBV いつが売り時?
- 投資においてバイブル的に皆が読んでいる本は?
- バイオ燃料
- ダウにアルファベットが入ってIBMが除外されると仮定すると、発表までにGOOG アルファベット買い、IBM売りになるリスクは?
- OMC オムニコム
- TTEトタルエナジーズ COP コノコフィリップス
- S&P500を9割、QQQを1割でiDeCoしている。
- ドンパチやらないとなった場合の石油株のトレードの仕方は。
- 演習帰りで戦争など現実的でない。人工衛星の偽装は可能、ゼレンスキー大統領は戦争は差し迫っていないと言っている。
- 日本はもっとパクるべきと思うが、アメリカもここまでパクってきた?
- LVS ラスベガスサンズ
- エネルギー株の中で出遅れはどのように判断している?
- 農業関連
- 画質と音声の質が格段にアップした
- 人口ピラミッドをみるとインドは伸びていくと思うがカースト制度で成長難しいということはある?
- 26歳、運用資金約1000万、生活防衛資金は別途あります。現在も指数は毎月積み立て中です。じっちゃまはこの状況でも石油株等を短期プレイしますか?それともVTI中心(6割ほど)に決算良いテック株もホールド継続で良いですか?指数を中心にしつつ、決算の良い株を抱き続ける教えにすごく共感していました
- CFR カレンフロストバンカーズ
- CTRA
- DIS ウォルト・ディズニー・カンパニー
- ウクライナと関係ないですが、今後アメリカの製造業は更に途上国に移り、国内は衰退するのでしょうか?
- 素材高インフレにブレーキがかかってきた頃の投資先を考えてます。そのときの金利・ブレーキ理由によると思いますが、今のところ債権くらいしか思いつきません。何か妙手……というか良さそうな方針ありますか?
- ED
- NVO ノボ・ノルディスク
- 戦争が始まった場合、石油株を利食いするタイミングはなにを見て判断されますか。
- 半導体株は今年はこのまま停滞していくでしょうか?
- ドルコスト法で購入しています。今はAMZN アマゾンよりTSLA テスラの金額を大きくすべきですか?
- ノルウェー政府年金基金のポートフォリオに魅力を感じ、iDeCoで意識したポートフォリオを組んでいます。いかが感じますか?個人投資家が機関投資家の真似をしても意味がないでしょうか
- GSG,DBA、1年くらいのスパンでみていかがでしょうか?
- TSLAホールドでよろしいでしょうか?
- いずれウクライナ問題が沈静化するという見通しであれば、ロシア株に投資するのは無しでしょうか?
- ADM アーチャー・ダニエルズ
- MDRXオールスクリプツ・ヘルスケア・ソリューション
- 現役時代の営業スタイルを教えて下さい。メールで決算内容をみっちり送るか電話をたくさんかけるのかどちらでしょうか。
- SQM ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ
- YPF ヤシミエントス・ペトロリフェロス・フィスカレス
- TFC トゥルーイスト
- BVN ブエナベンチュラ
- ちかくのセブンイレブンにトイレットペーパーがたくさん売ってますが今のうちに買っといた方がいいですか?
- 先日Twitterで「今日の石油株等の動きを見ていると50:50くらいの確率を織り込んだのでは?」と投稿されてましたがこういったことは経験則で判断されているのでしょうか?なにか計算式のようなものがあるのでしょうか?
- 戦争終結して平和になり弱気相場から強気になった場合次に牽引する技術革新はどんなものですか
- XOM, DBAまだホールドでよろしいでしょうか?
- 今回のウクライナ騒動に関して、2014年のクリミア危機等と比較して当時との共通点や違う点を教えてください
- CROX クロックス
- PLTR パランティア、INMD インモード、MQ マルケタ、COUR コーセラ、OLPX オラプレックスも更に半値になって高値戻りしない銘柄群に入りますか。
- TSLA テスラ ,TDOC テラドック 、ROKU ロク ,COIN コインベース ,EXAS,U ユニティ,SPOTホールドしてていいでしょうか?
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
今日ウクライナ情勢について話をしたい。
先週金曜日にホワイトハウスが記者会見をし、ウクライナにいるアメリカ人に退去勧告をし、同時に記者会見をした。
記者会見で報道官が言っていたのはロシアとウクライナの情勢は「あるウインドウ期間に入っている」という表現をしていた。
その「ウインドウ」というのはこの期間中なら攻撃があるかもというウインドウ。
具体的には、ウクライナは寒いので冬は地面が凍る。地面が凍っていた方が戦車がぬかるみにならず走りやすいとかいろんな戦略上の条件がある。それと、オリンピックで中国に気兼ねして、オリンピック期間中は開戦することができないとかいろんなファクターがあると思うが、金曜日にアメリカ政府が言っていたことはオリンピックがあるということを考慮したうえでも、それよか戦略的なアドバンテージの方が上回っている、だから攻撃がいつあってもおかしくない、だからアメリカ人は大挙してくださいと言うメッセージを出した。
それにはもう一つ別のメッセージが隠れていて、「もしあなたがグズグズして逃げ遅れたら、アメリカは助けに行きません」ということを言っている。
これはアフガニスタンから米兵が撤退したときに、アメリカ人あるいは戦争期間中にアメリカに手助けした現地の人たちが逃げ遅れ、アメリカ政府が飛行機をよこして退去を助けたという経緯を皆さん最近ご覧になったと思うが、ああいうことをしない、というのが金曜日のメッセージ。
それはもっと言えば何を意味するかというとロシアがウクライナに攻め込んだとして、アメリカ人が取り残されても、アメリカは動きません、と言っている。
正面対決を避ける、そういう誤解を受けそうなことは一切しません、ということを金曜日に言っている。
その後週末にプーチンーバイデン電話会談があって、全然進展なかったそうですね。
なので攻撃があるかもしれないということ。そもそもなぜロシアがいまウクライナに攻め込もうとしているの、ということを説明したいが、直接の引き金になっているのは、ウクライナがNATOとの合同軍事演習を許可したから。
じゃあNATOってなにということだが、NATOとは北大西洋条約機構というもの。
北大西洋条約機構ってなに、となるが、一言で言えば共同軍事同盟。メンバーの誰かが攻め込まれたら全員で反撃するというもの。
その意味において日米安全保障条約に非常によく似ている。
日米安保条約の場合、日本がもし攻められたらアメリカが攻撃されたのと同じと見なす、だからアメリカが助けに行く、そういう条約と思うが、それのヨーロッパ版と思ってください。
ちょっと違うが一番単純で分かりやすいり方の仕方はそう。
もっと言うとヨーロッパというシアターをアメリカと昔のソ連、そういう2つの勢力に分けて理解して、そして敵か味方か、お前どっちなんだ、と踏み絵を踏ませるというか、そういう色彩を昔は持っていたということ。
ちょっとその部分言葉を足して説明したほうが、今日置かれているウクライナとかロシアの状態を理解しやすいと思う。
共産主義、あるいは社会主義が実際の国の生態として具現化した最初の例は1917年だっけ?ロシア革命があって、封印列車でレーニンがロシアに戻っていったことがあるが、そのロシアの歴史が非常に画期的な出来事で、それ以降世界には2つの大きなイデオロギーができた、と総括できると思う。
1つは自由主義経済。つまりアメリカとか。もう1つは計画経済。社会主義とか共産主義とか国が5か年計画とかで経済をデザインしてそれに従って国民経済が動いていく。
計画経済か資本主義経済か、という2つの大きな勢力が出来た。
第2次世界大戦が終わってドイツが負けた後でヨーロッパボロボロになったわけだが、ボロボロになったヨーロッパをどういう風に立て直していくんだ、という話になったときに皆貧乏で何もなくなってしまったので、政治の真空ということもあった。
つまり、人間貧乏になればどっちか良い条件を見せてもらえる方になびきやすいということで、とりわけ第2次世界大戦が終結した瞬間は資本主義経済、自由主義というものが脅威にさらされた瞬間だったと思う。
もっと言えばみんなはもう資本主義とかそういうものに辟易していたと思う。なぜかと言うとそれが格差を生んだし、戦争を生んだし、資本主義に対するクレディビリティというものがガタ落ちになっていた。
その時にソ連が出てきたのでこれは放っておくと大変なことになるぞ、ヨーロッパが全部赤になっちゃうとかいう風にアメリカが考えて、それは何としても阻止しなきゃならん、とじゃあお金送れよ、とお金を送ったのがマーシャルプラン。あれは有り体に言えばアメリカからヨーロッパへの贈与。お金をあげた。
お金をあげるだけでなく、せっかくお金をあげたなら自分たちの陣営に入っていてほしいよね、ということでじゃあ北大西洋条約機構という形で共同の防戦体制を構築しましょう、と。具体的には各国の持っている軍隊をNATO軍という形で供出してください、人質に取りますよ、あなたの軍隊、そして総司令官はNATOの総司令官を輪番でやらせます、だからドイツならドイツが勝手に自分の軍隊を動かすことはできない。NATOというのはソ連に対する共同防衛であると同時に自分たちの内側を見たら個々の国は勝手に軍隊を動かせないという内部に対する睨みも聞かせていると思う、ということ。
3番目の方策が欧州石炭鉄鋼共同体というのかな、ECSCと呼ばれる組織を作りました。どうして作ったかというと、ヨーロッパの地図を出して資源がどこにあるかを見て見たら、鉄鉱石とか石炭はほとんどアルザスロレーヌ地方にある。それはドイツとフランスの国境あたりにあると思うが、結局そこを抑えている国が工業国として発展する以外にない。
そうすると、その国を自由にやらせておくとまたドイツが力をつけて第二次世界大戦でやったのと同じことを繰り返すリスクがある。それで、そういう石炭とか鉄鋼とかの限られた資源を皆で分かち合う為の生産調整のシステムがECSCと呼ばれる組織だった。
それが発展して今日のEU、ヨーロピアンユニオン、欧州連合になった。
だからEUというのはもともとは石炭とか鉄鋼の生産調整のカルテルみたいな存在だった。
繰り返しになりますが、NATO(軍事)、マーシャルプラン(金)、ECSC(資源)の3セットでもってヨーロッパを無理やり一つにしたというのがワシントン体制と呼ばれる大構想。
その後、1989年にベルリンの壁が崩壊して、旧ソ連邦の国々、それの事をベルリンの壁崩壊後はCIS諸国と呼んでいたが、その国々が次々にソ連の影響圏から離脱して西側に寝返ったわけですよね。
その事件を一言で総括すれば、それは資本主義が計画経済に勝った瞬間。という風に西側、アメリカとかではそういう捉え方をしている。
そうするとベルリンの壁崩壊で結局何が起こったんだということを言えば一言で言えばNATOとかが想定していた仮想敵国、つまりソ連が少なくともイデオロギー上は赤に対する備え、ディフェンスというのはなくなってしまった。つまりロシアも資本主義経済になった。そうすると仮想的であるはずの計画経済というものがこの世からなくなった。
たまたま1989年は中国は天安門事件があった年。その後で中国がやったことはそれよりも前にスタートしていたが、表看板は共産党だけれども、経済の運営は経済特区みたいなのを通じてドンドン資本主義のいいところも取り入れたほうがいいよね、とチャンポンにした経済運営を始めた。そこから中国の経済の発展があったと思うけれど、中国においても計画経済は誰も信じていない。ロシアももう信じていない、ということ。
そういうベルリンの壁崩壊という画期的な事件が起こる直前にソ連とアメリカとの間で歩み寄りがありました。具体的にはレーガン大統領の時代ですけれども。その時にアメリカがソ連に対して約束したのはソ連がグラスノスチとかそういう一連の改革をすればアメリカはNATOを拡大する意図は別にないんです、と。勝手に改革をやるならやったほうがいいんじゃないというサジェスションをレーガンとかその後のブッシュ大統領がソ連側にしました。
ここがボタンの掛け違えと言うか、ロシア側から見れば話が違うという箇所だと思うけれども、そういった形でソ連の旧ソ連邦諸国に対する締め付けがちょっと緩んだ瞬間にベルリンの壁崩壊という事件が起こって、雪崩を打ってソ連邦が崩壊した。
だからソ連邦が崩壊した後に個々の国の判断でNATOに行きたい、あるいはEUに加盟したいという風にロシアを離れていった。それはアメリカが画策したことではなく、個々の国の自由意思でNATOにジョインしたいというからジョインした、というのが少なくともアメリカ側の見解。でもロシアはそういう風にはとっていない。
ロシアはベルリンの壁崩壊はとんでもない間違いだった、あれはアクシデントだった、にもかかわらずベルリンの壁崩壊後になし崩し的にアメリカは旧中欧諸国をEU圏にからめとっているとロシア側は理解しているということ。
ひとつ、またひとつと昔の同盟国を失っていって、今残ったのはベラルーシとウクライナとあとセルビアかどこか、ユーゴスラビアのあたりの1か国だけNATOに入っていない国がある。どこかド忘れしたがそのくらいしか残っていない。
なのでウクライナがNATOと共同演習をやるということは将来のNATOメンバーシップへの布石じゃないか、それは許さん、とロシアが起こっている状況。
今回の摩擦の理由は何なんだということに対する説明はそういう説明になる。
じゃあドンパチ起こったら、ロシアがウクライナに攻め込んだらその後何が起こるの、ということを説明する。
僕の考えではかなりテキパキとロシアはキエフに行くと思う。キエフはウクライナの首都で一番大きな町。日本でいえば大阪とか京都みたいなところ。非常に重要な町。それを占拠する。
西側、NATO側との戦争にはならないと思う。なぜかと言うとウクライナはNATOのメンバーではないので、同盟国が攻撃されたという反撃理由にはならない。だからNATOは兵隊を動かすことはできない。
そうすると何が起こるかというと経済制裁しか起きない。具体的にはロシアが輸出している天然ガス、石油、アルミニウム、穀物、鉄鋼、そういった品目の不買運動が始まる。
それは何を意味するかというと、たぶん天然ガスとか石油価格が急騰する可能性が高いと思う。
それはどうしてかというと、天然ガスというのはおいそれと右から左に動かすことができないタイプのコモディティ。パイプラインを使う必要がある。
ロシアのヤマルと呼ばれる地域から生産される天然ガスをパイプラインとかLNGとかを使いながらヨーロッパにもっていっているが、そのインフラストラクチャーはおいそれと変えることができないのでドイツの輸入している天然ガスの最大の輸入元はロシア。なのでもし不買運動にドイツが同調・賛成して、参加するなら、そしてそれは多分参加しないといけなくなる。
それはどうしてかというとNATOの規定では国家安全保障に重要な影響を及ぼすマターは共同防衛条約なのでメンバー全員の承認が必要になる。それは何を意味するかというと、たとえば今計画され、完成されているロシアからドイツに直で天然ガスをもってくる、ノードストリーム2、それは開通させたくてうずうずしているが、米議会の承認マターになる。米議会がNOと言えばドイツは「困るんですけど」と抗弁できない。もしドイツがものすごく反発するなら「NATOやめれば?」とアメリカは言える。
ドイツがNATOをやめる気があるなら、分かりました、離婚しましょうとボイコットに参加しないことはできるが、冒頭で説明したようにマーシャルプランとEUとNATOは3点セット。だからもしNATOをやめるという風にドイツが言い出したら「じゃあEUはどうするの?やめるの?」と言われる。
そしてドイツはEUの中核メンバー。だからそこまでしてドイツが天然ガスを欲しいかというと、それはどうだろうねー。と。1年くらい不便すると思うが別に天然ガスとか他の国から買って来ればいいんだから、そこまでロシアに操を立てる必要ないんじゃないの、っていう風に普通だったら考えると思う。
だからそういった議論が今後起こること。
これは軍事戦争ではない。経済戦争です。そしてドイツももしそれが起きたら失うものは大きいと思う。だけれどもそれと同じかもっと失うものが大きいのはロシア。
なぜかと言うとロシアの重要な輸出品目は突き詰めて言えば天然ガスと石油。それが輸出できないというのは非常に馬鹿げた話。
しかもロシアの天然ガス田の位置と、顧客・需要家のロケーション(ヨーロッパ)は近い。だからパイプラインでつながっている。
経済を勉強した人が普通に考えて生産地のすぐ近くに消費地があるなら2つは友達であるべき。なんで天然ガスがたくさん出ているのにドイツはわざわざオーストラリアとかアメリカからLNGを輸入しなければならないの?それ全然経済的にメイクセンスしない。
僕が言いたいことは何かと言うと、いまは対立だ、とツンツンしているが、経済の実態を有り体に見れば二人は仲良くせざるを得ない、当然仲良くするでしょ、というタイプの問題。
その意味において今回のコンフリクトは一過性のものだ、と。
3か月くらいワーッとホットになって、そのあとで頭を冷やしたらバカバカしいよね、とクールダウンすると思う。
なぜかと言うとそもそもNATOとかECSCを構想したときの想定敵は赤、共産主義・社会主義に対する防波堤、脅威であっていま中国もロシアも基本的には資本主義なんだから、政治は違うが経済は資本主義なのだから戦う相手はいない。
そこらへんあたりが今後ドンパチがあっても最終的には冷静な立ち回りというかクールヘッデッドな人たちが「いやー。これちょっと冷やしたほうがいいんじゃないの、ツンツンしている場合じゃないよね」というと沈静化するタイプの問題じゃないかと僕は思う。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
PFE ファイザー
決算 EPS予想0.87ドル 結果1.08ドル 売上高予想242億ドル 結果238.4億ドル 前年同期+104% ほんの少しショート
238億ドルという売上高はものすごくデカい売上高と思う。製薬会社にとって。新型コロナワクチンが大きな部分を占めているが、そういった意味では立派な決算。でもガイダンスはちょっと甘い。
2022年度売上高ガイダンス予想67.3億ドル 新ガイダンス63.5-65.5億ドル。このガイダンスもあてにならないというかコロナ一つと思う。
今オミクロン凄く減ってきているが、そういったアップ&ダウンが大きくファイザーの売り上げ高にも影響すると思うので、株式市場の投資家がそういうものに対して支払うことのできるバリュエーションは低くならざるを得ないと思う。
ウクライナ情勢が与える旅行株への影響
普通紛争があると旅行需要はグッと落ちる。その意味では短期的にはマイナスと思う。
バイデン政権主導でシェール増産に舵を切ることはない?
それは既にバイデンは意見を翻していて、前はシェールにツンツンした風当たりだったが、いまはシェールにすごくフレンドリーになっている。
だけれどもテキサスのシェール会社が考えているのはバイデンの顔色を見ながら生産を調節するとかは一切考えていないと思う。
それよりはるかに大きな利益ないしは損が自分たちの生産計画ひとつにかかっているから。そして、今テキサスのシェールで起こっていることは「あれ?ひょっとしてシェールって枯渇するんでね―の」ということが言われ始めている。
僕が最初にホリゾンタルドリリング(水平掘り)とかフラッキング(破砕法)という技術があると最初に聞いたのは1995年くらいと思うが、それ以降今日まで、石油の探索・生産技術は日進月歩でドンドンドンドンドンドン高度化し、有効性がどんどん増えていった。
何もハイテクなのはGAFAだけではない。石油のビジネスでもものすごい技術革新があった。それが確認埋蔵量というか将来の石油天然ガスの生産可能性というものに対して与えた影響は、埋蔵量とか関係ないよね、技術の力で無限に生産できるじゃん、というノリが出始めた。
とりわけ2014年くらいからこれはスゲーわ、青空天井だわ、という印象が出始めた。そのころを境に原油価格はグワーッとダダ下がりになった。
やばい、このままだと無制限にシェールは出てくるぞ、ということになったから。で、今年初めて「なんか、出ないねー」という話が出てきてる。「シェール、これっぽっち?」っていう。
初めて技術の進歩がもう増産につながらなくなった、という踊り場に今差し掛かっているんじゃないですかね。
そうなのであればバイデンがもっと増産しろよと言っても、出ないものは出ないので関係がない。
シェールはそういう状況だと思う。
AA アルコアもワクチン同様現実売り?
その可能性はあると思う。
もし仮にウクライナでドンパチがあった場合今日言及したようなセクター、天然ガス・石油・アルミニウム・穀物、そういった銘柄はいま有事のシナリオをかなり織り込み始めているので、いったんは材料出尽くしになると思う。
だから一回利食ったほうがいいかもしれない。
しかし、3か月くらいのタームで物事を考えれば、「戦争だー」というニュースが出たら僕は1回ポジションを払おうと思う。でもその後で、材料出尽くしー、と下がったらもう1回買いに行こうと思う。
それはどうしてかというと、じゃあドイツがロシアからの天然ガスは買えない、そうするとアメリカのシェールを買わなければいけない、あるいはオーストラリアやカタールから輸入しないといけない、となったらLNG船はあるのか、輸出キャパシティはあるのかというと、キャパシティパンパン、目いっぱいで、遊んでいるタンカーはない。
そうするとまずLNGタンカーを建造してからLNGを輸入するという話。あるいはアメリカのルイジアナ州のサディンパスというところにアメリカの大きなLNG輸出基地がある。
それはシェニエールエナジー(ティッカー:LNG)という会社が中心だが、キャパシティいっぱい。
だから新しい液化装置、プラントを建設しないといけない。だからあと2年とか3年とか4年とかそのくらい待ち時間というか期間がかかる話。
なのでおいそれとサプライソースをスイッチすることはできないという話をしている。
なので一回は戦争のニュースでバーッと買われて、天井を付ける。その後でどすーん、と下がる、そしてどすーん、と下がったところで買いに行って、次もう1回転取るとかそういうイメージを僕は持っています。
EURN ユーロナブ
特に理由聞いていないけれども、今結構タンカーの業界でのM&Aというかそういう思惑が出ている。玉集めとか。そういうことが関係しているかも。ホールドしておいてください。
大麻関連アメリカで伸び代は
ないと思う。
大麻が米国の色んな州で続々と合法化、承認されるんじゃないのと考えられた背景には新型コロナという状況があって、経済活動がバッと止まって、州政府の財政が急に大赤字になった。その状況で同赤字埋めるの、という切迫感から大麻を承認しよう、という話になるんじゃないかという観測があった。
それは去年までの話。
今は経済はガンガンに強くて、州政府の収入もガンガンに戻ってきて、大麻なんか別に関係ないんじゃない?やっぱり悪いよ。という意見の方が圧倒的だと思うよ。
だから早く頭を切り替えてくださいとお願いしている。テメーが大麻好きだから大麻関連株ガチホだ、とかそういうのは理由として馬鹿げていると思う。同様のことはオンラインギャンブルとかそういうことにも言える。
そもそもなんで公営ギャンブルとかを州政府が認めるようになったかというと背に腹は代えられない州政府の赤字とかの問題により切迫感があった。それはもうない。
頭を切り替えてください。
暗黒の木曜日と今日の共通点はある?
暗黒の木曜日は1929年。
あまりない。
というのは、当時は長ーい景気拡大局面のブームの一番最後の時点で、バブルがはじけたということなので、今は新型コロナという突然襲ったショックによって景気がズドーンと下がった。そこから急角度で戻している局面でインフレになっているということなので、景気拡大局面でいえば2年目。
当時は景気拡大局面でいえば8年目か9年目でそういうことが起こったので、状況はあまり似ていないと思う。
金利の位置も違うし、すべてが違うと思いますね。
戦争になった場合特に業績が上がるセクター、個別株の例は
石油でしょうね。
過去1か月のパフォーマンスを見ても年初来のパフォーマンスを見ても3か月のパフォーマンス、1年のパフォーマンスを見てもトップは石油。石油セクターだけがプラスですよね。
で、今後も石油セクターだけが勝つと思いますよ。はっきり言って。なぜなら売上高成長も利益成長もダントツで石油セクターがトップ。そしてバリュエーションはダントツで石油セクターが一番安い。
長年のエネルギー不況があって、投資がおろそかになっていた。設備投資とか。
だから、手薄になっていたから、今経済が強くなった時にそういったものが突然ものすごく不足している。
これは1日や2日で是正できる問題じゃないと思う。
さっきのLNG輸出施設の件一つをとっても、じゃあこれから図面引き直そうか、と日揮とか千代建とか幕張かどっかにいるエンジニアが図面を引いてプラントはこういう風にしましょう、と図面をルイジアナに持ち込んで、じゃあ建設を始めるか、と労働者を募集してプラントを建設して、試運転してオッケーだな、となってようやくLNGを出荷できる、となったら2年~4年くらいは平気で経ってしまう。
その間ドイツの人たちはロシアから天然ガスを変えずにプルプル震えている。そういうのを強いられる、という話をしている。
これは経済戦争。で、それの恩恵を被るセクターは非常に限られていると思う。過去の戦争があった場合のGDPはどうなったかという研究があるが、
GDP自体は少し加速している。軍備とかに対する投資があるから。戦車とか戦闘機とかを消耗するからそういう消費も増える。
しかし、国は戦費を賄わなければならないので国債をたくさん発行するし、国債の発行コストというか調達コストというか市中金利は上がり気味。そしてインフレも上がり気味、加速するということが言われている。
これは民間セクターから政府セクターへの資本のトランスファー、移転に他ならないわけだから、民間の設備投資とかはダウンになる。あるいはパソコンを買い替えるとかITをやり替えるとかそういう投資もダウンになる。
そして国民の消費もダウンになる。
だから勝ち組と負け組が明らかに分かれてくる、その場合勝ち組は例えばMSFT マイクロソフトではない、AAPL アップルではない。勝ち組はLMT ロッキードマーティンとか、あるいはXOM エクソンモービルとか、そういった防衛関連、資源関連、穀物関連、そういう企業は勝ち組になると思う。
あともう1個今回のウクライナの問題とかを見ていて感じるのは、これは買いという意味ではないが、評価が高まるという意味ではPLTR パランティアとかの重要性というか、クライアントの間での評価は凄く高まっているように思う。
例えば衛星写真なんかを通じてどのくらい戦車がウクライナの国境に集結しているんだ、ということだけじゃなく、兵隊さんの食料はどうなの、何日分あるか計算できる?「ハイ。計算しています」。
あるいは戦車の燃料の消費量は計算してある?「ハイ」という感じで全部調べられている。
そういったビッグデータの解析をもとにアメリカの政府はこれはひょっとしたらやるかもしれない、と判断している。
だから今日の戦争はメチャクチャ情報戦。しかもデータの大部分は宇宙から衛星で取っている。
だからロシアの兵隊が隠れようと思っても空の上に目があるから隠れようがない。
ロシアの戦闘機が偵察機を打ち落とすとかそういう世界の話ではない。スパイ衛星VSスパイ衛星の戦い。
そういった意味ではパランティアのサービスの重要性とかは今回非常にハイライトされたと思う。
2015年のチャイナショック時に金利引き上げ前は10年債利回りは上昇し、金利引き上げ後は10年債利回りは約半年下落しました。このメカニズムは何なんでしょうか
別にチャイナショック云々ではなく一般論としてなぜ利上げをするかというと景気を少し冷やす、過熱を抑える意味があると思う。
だから、正しい利上げをすれば、長期金利はさらにぐんぐん高くなっていくのではなく、少し高度が下がってくるというのが当初の目論見通りの金利の動きじゃないですか。
だから、今回も3月~利上げが始まれば、理想としては長期金利は下がる必要はないが、動かない、というのが理想だと思う。利上げを始めているのに長短金利差が拡大するのは景気が強くていいんだという判断もできるかもしれないが、それ以上に懸念されるのはインフレがアウトオブコントロールでスパイラルになっているというリスクもある。
だから、長期金利は上がらない方がいいんじゃないかな。
石油株と金鉱株は利確、買い増しのタイミングは
もしドンパチあればカーッと買われるかもしれない。僕はその時降ります。
降りた後次に何をプレーするかというと多分同じ銘柄、石油株とかをプレーすると思う。
いったん利食って入りなおすということ。
だから、何回も同じ話になるけれども去年の12月頃に2022年は指数を買っても儲からないという話をした。で、それはどうしてかというと今みたいな相場展開を予想していたから。
それで個別のセクターとか個別株をやったほうがいいんじゃないのと言った理由も今みたいな展開を見ていたから。
メリハリ付けてキビキビ買ったり売ったりでは入りしたほうがいいよと言ったのも今みたいな展開を予想していたから、トレードの頻度を増やして、きびきびした売り買いをして、というのは全部考え抜いてやっている。
だから、その時の気分でこういう風にしてみようかな、ということで全然やっていないよ俺は。
だって去年までは皆覚えているか分からないけど、VTIをガチホしてください、VTIを長期投資してくださいということしか言っていなかった。それを翻している。それは軽い気持ちでやっていない。俺は。ものすごく考え抜いてやっぱ勝てそうもない、こういう案内の仕方ではダメだ、と思ったのでガラッと変えているわけでね。それを変えた以上、今年はトレーディングしまくるんだ、と心を決めた以上、当分僕は今年はそういう風にしますよ。そういうマーケットなんだ。
1970年代のハイパーインフレのときの株式市場の取り組み方も基本的にはそういう取り組み方でなければ勝てなかったと思うよ。
だから食卓でいえばご飯を食べるときに「あなたなによ、きんぴらごぼうばかり食べて、スキなのはわかるけれどもご飯も食べなさい」とお母さんに怒られながら、きんぴらごぼうばかり食べている状況。
でも、今のマーケットはインフレも過去40年で最高のインフレ率になっているわけで、すべてがハチャメチャになっている。すべてバランスが崩れているなら、バランスダイエットなんかクソくらえですよ。きんぴらごぼうだけでいいんだよ、今は。
それ言ってもわからないの?もっと経済を全体的に見る、捉える、そして今自分がその経済の中でどこにいるのかをよく考えて見るそういう練習をしたほうがいいよ皆。
そういうことをせずに「レバナスガチホ」とか「自分が信じたものに間違いはない」ということを皆一生懸命言っていて、「全然、向いていないよお前ら」と僕は言いたい。
日銀の無制限買い入れオペについて
どうでもいい。興味ない。
金利と業績以外のニュースは気にしなくていいということ?
僕が日ごろから言っているのは株式投資が金利は7。
金利と言ったのはインフレも含めて、今後の金利の見通しも含めて金利が非常に重要です。
でしょ?だったでしょ?振り返ってごらんよ過去1年くらいを。
まだ政策金利は動いていないけれども、今後政策金利がどうなるということに対する市場参加者のエクスペクテーション、期待はあと語りもないくらい様変わりしてしまった。
その結果としてグロース株はボコボコになっている。そして、これからもボコボコになって、これからも半値になるんだよ。俺が言っているから半値になるの。
なぜかと言うとドットコムバブルがはじけた時、そういうのを実際に目で見てきて、数えきれないほどたくさんの人の生活がぶち壊されているのを見てきたから、それで親心からそういうことを言っているんだよ。
だから今ハイパーグロース株が値ごろ感から出直るとか、そんなことないです。全然ないと思う。
もしみんながそう思うなら、2000年くらいからのNASDAQの小型株とかを丹念に見て見てごらん。2000年~2004年にかけて。全部1/9くらいになっているんだぜ。
それを調べもせずに「そろそろ値ごろ感が出た」とか言っている奴は全然向いていないと思う。投資しない方がいいと思う。
今は、金利、金利、金利、金利、金利、金利、金利、金利、金利の事しか考えていないよ俺。
どうして金利の事しか考えていないかというとインフレが7.5%、政策金利が0%、こんな馬鹿げた状況っていうのはコミカルな状況っていうのは前代未聞の状況。
今リスクというのは、リスク、リスク、リスク、リスク、リスク、リスク、リスク、毎朝僕は起きてシャワーに入ったら、リスク、リスク、リスク、リスク、リスク、リスク、これをどう考えるかということを毎日、毎日、毎日、毎日、それについて悩んでいます。
皆さんもそうあるべきだと思うよ。
皆さんはそうしていない、だから損しているんだよ。俺は儲かっているよ、今年、はっきり言って。
ウクライナでドンパチしたら石油株もSell on reality?
いったんそうだと思う。
ドンパチ始まったー、という形で石油株がガーンと買われたら僕はそこでパーンと売りをぶつける。
その後で「やっぱダメでした」とズズズズズズと石油株下がったら「さあ来たぞ」と僕は買いに行きますね。今持っているポジションより2倍のペースで買いに行きますね。
ウクライナ情勢によりDBA Invesco DB Agriculture、FLNG フレックスLNG 、HES ヘス、YPSあたりはどう動く?
強気でいいと思う。
半導体生産時にレーザーに使用されるネオンガスの9割はウクライナと聞いている。戦争が始まれば米国だけでなく世界の半導体生産が出来なくなると思う。
そうなのかなー。
ちょっとそれは分からない。ちょっとそれは考えて見る必要はあると思います。何とも言えない。
BTC ビットコインへの影響
ビットコインの価格形成はだんだん株式市場とかを横目で見ながら、資本市場全体で起こっていることを気にしたトレードが増えていると思う。
もっと言えば株がリスクオンのときは仮想通貨もリスクオン。株がリスクオフのときは仮想通貨もリスクオフということ。
ウクライナでドンパチやったら株はリスクオフになるので、その時はビットコインもリスクオフになると思う。
音声物凄くクリアになりました。
昔から20年以上使っているサムソンというメーカーのマイクに戻した。
先日のCPI発表の通りインフレが加速している。金融緩和によるカネ余りもだが、サプライチェーン混乱による一時的供給減も要因に思う。同一に金融縮小という対応で良いのか。
そうですね。政策金利はじわじわと実体経済に効いてくるという性格がある。
リーマンショック以降、ずーっと10年以上にわたって緩和的な政策がとられてきた。なのでこれから少々金融を締め始めても、それが聞いてくるのはしばらく時間かかると思う。
なので、今の苦しい株式市場のフェーズがみんなは2月にあく抜けするか、3月にあく抜けするか、もしロシアがウクライナを攻撃したら、それでショックが走るのでそれを期に投機熱がバッサリ振り落とされて、レバナス族が皆枕を並べて討ち死にして、そっから出直りだ、と思っているかもしれないが、ごく短期的にはそういう色彩もあるかもしれないが、根底にあるのは過去10年以上にわたって継続された、放埓な、注意散漫な金利政策のツケが今まわってきている。
そういうインフレ体質、メタボ体質というか、は1日では是正できないと思う。頭を切り替えたほうがいいと思う。みんなはデフレ脳と思うが、そして日本はデフレと思うが、世界はインフレだから切り替えたほうがいいと思います。
両国は農業大国なので戦争になった場合穀物価格が上昇して、DE ディアアンドカンパニーやクボタのような農機会社は儲かる?
基本的にはそういう考え方でいいと思います。
実家の太い日本人女性と、実家は太くないがすごく美人なロシア人女性とどちらと結婚すべきか
よくわかりません。
というか一番大事なポイントはあなたがどちらの女性を好きか、が重要なんじゃない。
で実家が太いか細いかはあまり関係ない気がする。だって稼ぐのはあなただから、あなたがしっかりしていればいいわけでしょ。僕なんかそう思うけど。
ロシアとアメリカは本気なのか?
質問の意味が分からないが、ロシアが最終的に達成したいことは「ウクライナはNATOに寝返ることはならぬ」ということをはっきりウクライナの人の頭に叩き込むことが出来れば目標達成と思う。
そういった意味においてこれは非常に限定的な戦争。
だから第3次世界大戦みたいにグチャグチャになるとかそういうシナリオは全然僕は想定していない。
もう一つ加えて言えば経済力がそもそも全然違う。NATOとロシアの経済力は全然違うので、大人と子供みたいなもので、そもそも戦争にならないと思う。
しかもロシアの経済というのはベルリンの壁が崩壊したときと今とではロシア経済の在り方は様変わりしている。
じゃあ実際どういう風に変わったかというとロシアはヨーロッパに対する天然ガスとか石油の販売で食いつないでいる国。
で、冷戦時代は東西の貿易は凄く限定的で、鉄のカーテンって言うかそれがあって、共産主義は共産主義の間だけで経済を回していて、資本主義は資本主義の間だけで経済を回していた。
その間で交流はなかった。
最初に雪解けというかほんの少し交流があり始めたのは何かと言うと、1973年かな、にロシアの農作物がものすごく不作だった年がある。それで沢山の人が飢え死にするかもしれないという危機があって、その時にアメリカとソ連が話をして、穀物を大量に買い付けて、そしてロシアに送ったことがあった。
それが実は1970年代のアメリカのインフレがどんどんひどくなってくる時代に突入していくわけだけれども、そのきっかけを作った事件がロシアでの農作物の不作だったと思う。
だから、そういったものを契機にしながら、だんだんだんだん冷戦構造が崩れて行って、そして1989年のベルリンの壁崩壊でそれがダーッと一気に崩れ落ちた。その背景にあるのは旧ソ連圏の経済の問題。
つまり経済がおかしくなったのでそれでベルリンの壁が崩壊したわけですよ。
ぼくはニューヨークに行ったのは1988年なんだけど、1988年だったか1989年だったか覚えていないけど、その時に石油株のアナリストでメアリー・クインというお姉さんがいて、彼女は大学のときの卒論がロシアの石油産業について書いたという変わり種で、当時アメリカ人でロシアに詳しく知っている人ってすごく少なかった。
彼女が1988年か1989年頃にロシアの原油生産がちょっとおかしいというレポートを書いた。どういう理由かは分からないけれども生産が落ち込み始めている、と。
実はその時にアゼルバイジャンとか、バクーのあるところ、あそこらへんは当時はソ連圏だったんだけれど、ロシアのオイルサービス、つまりドリルとか、パイプとかそういった石油産業が使う消耗品、交換部品のかなりの部分はバクーで作っていた。
ところがバクーで民族独立運動かなんかが起きて、工場がストップしたときがあった。その時にソ連の交換部品の補充が出来なくなった。
それでソ連中の油田の生産量がグーっと下がり始めたことがあった。彼女がそれについて書いて、ひょっとしたら危ないかもしれない」と。
それを日経新聞の人が読んで、取材させてください、とウォーバーグにきて、インタビューの記事が日経新聞にも出たが、ちょっとロシア変になっているぞ。と。
それが出た半年くらいからあれよあれよ、と物事がおかしくなって、ベルリンの壁の崩壊につながった。
日本では金の切れ目が縁の切れ目と言うが、旧ロシアでは天然ガスとか石油とかの切れ目が、ソ連邦としての結束のタガが緩む直接の原因は冬が寒い、冬が越せない、でも全然石油を送ってくれないじゃないか、同胞なのに見殺しにするつもりか、という形で内部の結束が弱まったということがあった。
そんなこんなで今ロシアとアメリカが本気か本気じゃないかという話をしているが、冷戦時代に合ったイデオロギーの戦いではない、そういう意味においては限定的。
だけれどもロシアとしては最後のメンツを保たなければならないということでウクライナは取りに行くかもしれない。
それと、もう一つ僕が感じるのは、プーチンさん個人の利害、あるいは中国でいえば習近平さん個人の都合、とかそういうパーソナルな理由も結構あるんじゃないかな、と僕は思う。
それはどうしてかというと、フルシチョフというリーダーが昔いたが、彼の在任中にキューバ危機事件が起こった。
あるいはベルリン封鎖、ベルリン空輸事件というのが起こったんだけれども、その両方でフルシチョフは最後の最後では引いた。弱腰というかバックオフした。その結果フルシチョフは失脚したというか消えていったわけだけれど。
プーチンはそういうことを、歴史をよく観察していると思う。
もっと言えばロシアの国民は強いリーダーを求めているのであって、妥協するリーダーは嫌いなんですよね。だから、尊敬されようと思ったら強くなきゃいけない。そういうことを考えるとウクライナにも攻め込むのかな、とちょっと思うよね。
PTR
あまり食指動かない。資産の内容それほど良くないと思う。
FRB理事はいどのようにして選ばれる?下積みを経験している?
それは関係ない。外からスッと横滑りで入ってくることがほとんどだと思う。
いわゆるたたき上げで連邦準備銀行のスタッフから総裁になった人は僕の記憶が正しければ一人しかいない。
それはサンフランシスコ連銀のメアリー・デイリー。
だからメアリーが地方連銀の総裁になったというニュースでFRB中がスタッフで喝さいが出たと言われている。そのくらい下からあがっていくのは難しい。
僕はそれは良くないんじゃないかと思う。
もっとFRBの内部のたたき上げの人たちの比率が増えるべきじゃないかと思っている。
アメリカの連邦準備制度の一つの大きな問題は学者とか有名な人が頭すっ飛ばしてスッと重要なポストにどんどん入っていくということでスタッフが蓄積したノウハウ、知見、研究成果があまり活かされていない。
だから今回でいえば、金利政策決定枠組み、フレームワークを2020年9月にやりなおして、インフレターゲット2%なんだけれど、これまでのFRBのやり方はインフレが少し発生する兆候が見えたら金利政策というのは実際に変更してから実体経済に効いてくるまでタイムラグがあるので、そのタイムラグも考慮したうえで、着地点として2%に軟着陸できるように、早めに動き始めたほうがいい、というのが歴代のFRBが蓄積してきたノウハウ。
ところが、ラエル・ブレイナードとか、ジェローム・パウエルとか生え抜きじゃない人が、「ここのところずーっと低インフレだから、そういう考え方古いんじゃないの、少々オーバーシュートしてもいいじゃん、インフレが上がったり下がったりしても平均値を取ってそれが2%の収まるなら、それで良しとしようよ」とインフレに対してルーズな、というか緩い、大目に見る態度を打ち出したのが2020年9月の新金利政策決定枠組というもの。
あれは、全然、間違えていたというかそれを発表してからドンドンインフレが上がって、今7.5%まできて、後の祭り、時すでに遅しなんですよね。
ハンプティダンプティは地面に落ちてぶっ壊れている。そういう状況をもたらした。
そういうことに対して歯ぎしりしているFRBのスタッフはたくさんいる。
だから人事をやり直したほうがいいと思う。
ガイダンスはどこにある
ガイダンスは通常決算発表のリリースに盛り込まれているか、発表後のカンファレンスコールで高騰でCFOが言う場合がある。
手作業で探す以外ない。
GDRX グッドアールエックス
さいきん、GDRX グッドアールエックスもどきのライバルが出てきている。
僕も薬局行ったとき、GDRX グッドアールエックス以外のディスカウントサービスがポコポコ出ているのを見て驚いたが、あまり良くない兆候だと思う。GDRXにとって。
ロシア・中国・欧米の分断が続くなら思ったより長くインフレが続く?
その可能性はありますよね。多分それはどのくらい厳格にNATO諸国がロシアがウクライナに攻め込んだ場合のボイコットをやるか、にかかっていると思う。
実際2014年のクリミア紛争の後でも、西側はロシアに対するボイコットを実はやった。でもその時のボイコットはあまり気合入っていないというか、緩いボイコットだったと考えている。
なので今回もロシアがウクライナに攻め込んでけしからん、ボイコットやります、とバーンと打ち上げて、ボイコットに入ると思うが、でもドイツの人たちは「寒ーい」という感じになると思う。
そうすると支持率が急低下すると思う。だからいつまでもがっちりとしたボイコットが維持できるということではなく、実際にはなし崩しになるのではと考えるのが自然と思う。
ゴールドの見通し
BTC ビットコインが低迷しているときはゴールドが見直されやすいと思います。
基本的にはインフレに強いコモディティなんで建設的に見ています。
ブラジル経済
ブラジルは資源をたくさん持っている。石油も、鉄鉱石も、穀物も持っている。大豆とか。だからインフレ時には経済は良くなりやすいタイプの国だと思う。
唯一懸念点としては中国経済が今悪いので鉄鉱石とかはまあ、あんまり良くないかなと僕は思いますね。
実質金利で見ると米国はほぼ-7%で円高になるように思うがいかがですか
どうだろうね。
新興国なんかの場合は物価上昇、インフレになるとその国の通貨は弱含むということが通例。
でも成熟した国、例えばアメリカとかEUとか日本とかは必ずしも消費者物価の動向が為替レートに敏感に反映されるということはあまり無関係のように僕は思う。
DBA Invesco DB Agriculture
いいと思います。
CCL カーニバル、DAL デルタ航空などは中長期ではホールドでいい?
ドンパチ始まれば、旅行しにくくなるので、短期的にはネガティブだと思います。でもそれは一過性のことだと思うので、それが過ぎればオッケーだと思います。
TRMD トーム
ホールドでいい
金曜日Twitterでポートフォリオのリスクを落としたと言っていたが、具体的にどの銘柄を売った?
石油、金、穀物以外を落とした。
健康面で気を付けていること
特にない、不健康です。
石油、旅行、高配当を3:3:4で持っています
まあそんな感じでいいかもしれないですね。
今後機関投資家はポートフォリオリスクを軽減し、リスクオフがずっと継続でしょうか?
指数についていく、そのためにはGAFAに投資し続けなければいけない、という先入観はかなり崩れてきていると思う。機関投資家の中で。
GAFAの中でいい銘柄と悪い銘柄があるので、選別色を強めていくべきだという風に考え始めている機関投資家が大半では。
その過程で例えばFB メタなんかが売られている、という状況だと思います。
もっと言えばいままで大型ハイテク株偏重だったポートフォリオ、そういうシフトをしているファンドマネージャーがほとんどだけれど、それについてはリスク分散する風潮が感じられる。
MAR マリオット PER100以上と割高に感じるが
これは関係ないです。新型コロナで客室稼働率とかがものすごく落ち込んだりしたので今のEPSはマリオットの稼ぐ力を全然反映していないと思います。足元のPERは無視してください。
EUはロシアに対して及び腰に見えます。むしろウクライナに妥協を求めているような。一方バイデン大統領は強硬姿勢ですが、アメリカ国民の気持ちはどちらにある?
別にバイデンは強硬じゃないと思う。
どうでもいいっちゃどうでもいい。バイデンがプーチンの要求に対して屈していない部分を言うと、プーチンさんがバイデンさんに言ったことは「ウクライナは絶対NATOに加盟させないと明言してください」とプーチンはバイデンに要求した。
それに対してバイデンがやったことは「それはNATOメンバー各国の自由意思で決めることです。あるいはこれからNATOに加盟する国の自由意思で決めることです」
例えば、こういう風に置き換えればいいんじゃない。
インドが日米安全保障条約に自分も加えてください、と希望を持っていたとする。
中国がバイデンに対してインドが日米安全保障条約に加わらないということをバイデンさん、今明言してください、とリクエストしているのと一緒で、それってお門違いじゃないというか全然藪から棒だよね。
それと同じことが今起こっている。
ウクライナがNATOのほうににじり寄っているだけで、ウクライナがNATOに入りたいと明言はしていない。ウクライナがやったことはNATOの演習をやってもいいですよ、それをホストしますよ、と言っただけで、メンバー加入に対する野望、希望は明示していない。その、まだリクエストもない段階で、アメリカが「ウクライナ、それはならぬ」と言えます?言えないでしょ。
ウクライナに対しても言えないし、そのほかのあらゆる国に対しても意思表示もないのに断るのはおかしい、ということ。
バイデン自体はウクライナの肩を持っているとか、ロシアに対して凄くツンツンしているとかそういうことはないと思う。
唯一起こっているのは、プーチンが凄く強硬なリクエストを出しているのに対して、バイデンはNOと言っているだけ。
みんなよく認識してほしいのは、これはプーチンのパフォーマンス。
オーディエンスは誰なのかというと、ロシア国民。
ロシア国民に対して、プーチンは昔は若々しく、筋骨隆々で虎に対して、とかカッコいいイメージだったが、彼もだいぶ年を取ってきたのでそういうことができないので、ウクライナに対してマッチョ感をだしたいのでアメリカに対して「ウクライナのNATO加盟はならぬ、と明言しろ」と要求を突き付けているが、アメリカの方は話半分というかジョークぐらいに思っている。
だからオーディエンスはあくまでもロシアの人たちで、ロシアではそういうことが非常に重要。
なぜ重要かというとピーター・ザ・グレート、日本でいうとピョートル大帝かな。
ピョートル大帝の昔から、ロシアの国民というのはデモクラシー、民主主義はどうでもいい。それよかもっと重要なことは賢いリーダー、強いリーダーにこの大きな国土の大国をリードしてほしい、ロシアのリーダーは強くなければいけない、という美意識がロシアの国民の間にある。
だからプーチンはそれに対してアピールしている。そこのところを間違えない方がいい。
ウクライナに関しては最近僕もおむすびチャンネルでウクライナの女の子とチャットしたりして情報を取得したりしているが、随分変わったと思う。ウクライナの人のロシアへの親近感。心はむしろEUに入ったほうがいいかな、と100年の恋も冷めたというか心が離れて行っている、そういうことを感じる。
じゃあウクライナはロシアなのか、ロシアはウクライナなのかというと、太古の昔からその両国は行き来があって、もともとちょっと上の方のサンクトペテルブルグにいた原住民の人がずーっとウクライナまで下がってきて、ウクライナという国を作った。それがウクライナと呼ばれる前から。
だから両国というか両地域の交流は非常に盛んで、両社は1つの民族だと言ってもいいと思う。
で、ウクライナではロシア語もしゃべっているしウクライナ語もしゃべっている。自分はウクライナ人だと自分をアイデンティファイする人もいる。
でもソ連時代はソ連的なものはおしゃれ、ウクライナはいなかっぺ、そういう風に言うと失礼かもしれないが、そういう印象がありましたよね。
だからウクライナ語をしゃべるのはカッコ悪いというような風潮があったが、今は国民国家意識が高揚しているので、そうじゃない、ウクライナ語がカッコいいという形で、例えばファッション雑誌のElleというのがあるが、最近全部ロシア語を排してウクライナ語にしましたよね。
ファッション雑誌なんだから、政治・ビジネス雑誌じゃないんだからカッコいい方がいい。そのファッション雑誌がウクライナ語の方がカッコいいと言っているわけだから、あとは推して知るべし。
ファッションがどういう風に移っているのか、というのはそういうことだよね。
ドンパチが起こると長期金利、10年、30年にどのような影響がある?
ひょっとしたら下かもしれない。
債券は買われるかもしれない。リスクオフになって。
それと、戦争になるとインフレになる。だからコモディティ価格は上昇すると思うよ。
それは中長期でいえばそれが経済に与えるインパクトはネガティブでしょ。だから成長抑制要因になるかもしれない。
だからドンパチはじまれば必ずインフレで必ず長期金利上昇と決めつけることはできないな、という程度のことを僕は考えています。
TFC トゥルーイスト、TDW タイドウォーター、RPRX ロイヤリティファーマ
TFCは長短金利差がどうなるかに注目してください。
思ったほど長短金利差は拡大していないよね。なのでその点はちょっとふっと不安になりますよね。これはTFCだけでなく銀行株全般に言えるが。
TDWはパフォーマンスいいと思うが、少し値が上がりすぎたかもしれない。好きな銘柄ですけれども石油株の中で一番好きな銘柄ではない。
RPRX ロイヤリティファーマは可もなく不可もなくというか何も起こっていない。だから引き続きホールドでいいと思う。
DBA Invesco DB Agriculture など穀物関連株はウクライナ問題に関係なく金利上昇局面で買いと思いますか?
はい、そうおもいます。
自分はお金と同じくらい音楽が大切。じっちゃまも好きと思うが、本日の一極を教えてください。
ちょっと思いつかないな。音楽の話もまた別の機会にしましょうね。
DOW ダウ PER低く決算良い、魅力的に見える。
はい。
ほんの少し、取り組みにくい銘柄というか僕自身はダウ・ケミカルに対して不得意感を抱いている。実は、告白すると。
でも理詰めで考えDOWだって今の局面いいはずだ、と常々思います。
だからしょっちゅうDOWのアニュアルレポートとか読み直して、この銘柄どうかなということをrevisitしている。
だから候補銘柄に入っています。
ロシアがウクライナに攻め込まない、手を引くシナリオもある?
それはあると思いますよ。50:50くらいの確率でロシアとベラルーシが行う軍事演習が終わった後で2月23日くらいで、じゃあ変えろっか、という感じでみな引き上げる、そういうシナリオも十分あり得ると思う。
なぜ十分あり得るかと思うかというと、ロシアにとってドイツをはじめとしたEU各国は上得意。彼らが必要なんですよ。むかしの旧ソ連じゃない、共産主義、計画経済じゃないから。
それが計画経済じゃなくなったときにパイプラインの行き先を全部西ヨーロッパに変えたわけだから、商売をしなければいけない。
その観点からすれば事を拡大せずに、すごすご帰る、ということも十分あり得ると思う。
勝手にプーチンが勝利宣言をして、戦争なしでそのまま引き下がるシナリオもあると思う。要するに一番大事なことは、プーチンはタフなんだぜ、というオーラを彼に存分に発揮していただいて、アメリカとか西側諸国も分かりました、あなたタフですから、プーチン偉い!パチパチパチ、というそういうムードが世界全体として醸成できれば、もう戦争する理由は何もないわけでしょ。それで十分なわけですよ。
そういう世界だと思うよ。
長短金利差は地方銀行にはどこまで影響ある?
その問題について僕も結構考えます。
その理由は地方銀行になればなるほど、資産の内容、貸し付けポートフォリオ、貸付先企業の内容が変わってくるから。
そして、今すごくぶっきらぼうな答えの仕方をしているけれども、例えば貸付先が大企業とかそういう優良貸付先である場合、それらのお客様の担当者は市中金利というものに凄くセンシティブだよね。
市中金利がこうなのに、お前は何でこういうレートしか示さないんだよ、という感じで詰められる。
だから銀行によって貸し付けポートフォリオ全体の貸し付け金利がどういう風にリプライシングするか、上下するかに関しては僕も結構調べていますよね。
大雑把な言い方になるけれども、ある程度中堅以上の銀行、例えばTFCとかの方が貸付金利のリプライシングは敏感なような気がする。
そしてあまりにも零細な地銀の場合はそういったセンシティビティが僕はあまり感じられない。
コンセンサス予想を算出するアナリストはどのように算出する?花形ポジションだったりする?
この質問は投資銀行の調査部で下っ働きやっている社員と、いわゆるパブリッシングアナリスト、つまりリサーチレポートに自分の名前を書き込むことのできる、シニアアナリストの違いがどうやって選ばれるのかという質問だと思う。
いい質問だね。
一概には言えないが、ジュニアとシニアとの大きな差はクライアントインタラクションということ。
つまり投資銀行のお客さん、機関投資家に対して、機関投資家回りをしてポートフォリオマネージャー訪問をできるかどうか。
つまりマーケティングで外回りできるかどうか。
投資銀行の場合、外回りしている人はことごとくシニア。
だからどんだけエクセルが上手く扱えるとかいったって、クライアントフェイシングしていない人は給料が安い。地位も低い。
バンカーでいえば本社でスプレッドシートを一生懸命叩いているジュニアアナリストはお給料安い。
そして、コーリングオフィサーと呼ばれるCEOとかCFOとかそういう会社回りして営業して回ってるバンカーはお給料が高い。僕もコーリングオフィサーやったことあるけれどね。
それは外回りの方が面白いよ、はっきり言って。
じゃああなたの質問に戻ってどうすればアナリストは出世できるかというと、クライアントと口を聞けるかというのがものすごく越えにくいハードルなので、それをどうやって越えるかだよね。
一つのやり方は、シニアアナリストがマーケティングで不在の時に留守を守っているジュニアアナリストに機関投資家が直接電話を繋いじゃうというケース。
これはシニアアナリストは凄くそういうのを嫌うが。
僕みたいな営業マンはシニアアナリストが考えるようなことは全然考えない。
ジュニアを集めて、ジュニアの中でもこいつ仕事できそうだな、という見込みのあるジュニアと見込みのないジュニアがいる。
そうすると見込みのあるジュニアだけを集めて、「ちょっとお前来い」という形で
「今度ブルネイからファンドマネージャー来るんだけど、シニアのアナリスト全部で払ってるよね、じゃあ俺らジュニアで集まってお食事会やるか」とサンフランシスコのレストランか何かで一席を儲ける。
それでファンドマネージャーにジュニアのアナリストを紹介して、「ここだけの話だけど直接電話していいからさ、ボスには言わずにさ」という形でリレーションシップをわざと作らせる。
だから投資銀行は魑魅魍魎でそういう百鬼夜行なところだから、そういうプロットというか計略というか思惑というかが渦巻いている所。
だからジャングルみたいなところで油断も隙もできないというか、気が付いたら自分のところのジュにアナリストが、客と一緒に同衾していた、とかそういう世界。
なので、そういったことを通じてジュニアのアナリストは社外にだんだんファンを作っていくんじゃないの。
たとえば一例でいえば決算発表のときに、(適当に今話をでっちあげているが)アマゾンがこの前決算発表しましたよね。その時にヘッドラインが出たらEPS27ドルというのがパーっと出たわけですよ。
そうするとファンドマネージャーはこれ何か特殊要因入っているな、おかしいなと思うわけですよ。
その時にあれ何だよ、と例えばモルガンスタンレーに電話して、モルガンスタンレーのシニアアナリストは「今忙しいんでちょっと待ってください」とシカトされたとする。
そういう時ですよ、チャンスが。その時にジュニアのラッセル君はどういっているかな、とジュニアアナリストのところに電話をする。
そうするとジュニアの連中はシニアアナリストみたいにトークは上手くない。だけれども日ごろからシニアアナリストがマーケティングで出払っているときにファイナンシャルモデル、つまり財務諸表のモデルをアップデートしているのは彼らジュニアがやっているわけだから、そういった会計上のいろんな機微とかはジュニアの方がよくわかっている。
そうするとジュニアが「あれは多分今回会計手法が変わって、リヴィアンの含み益をみなし利益として計上している部分があるので、発行済み株式数何株、税率何%を当てはめると、バックオブザエンベロープの概算で20ドルくらいは下駄はいているはずですよ、とかそういうことをジュニアの人が客のファンドマネージャーに直でやれば「どうもありがとう、今の凄い役に立った」とリレーションが強固になる。
そうするとある時点でアナリストの昇給、昇格という局面になったときに、たとえばフィデリティのファンドマネージャーがモルガンスタンレーの調査部長と会食していたとする。
そうするとフィデリティのファンドマネージャーが
「ところで、御社のアナリストチームなんだけど・・・あなたのところのアマゾンのアナリストちょっとショボいよね。」「あのアナリストの下にラッセル君っていうジュニアいるよね、彼、筋いいと思うんだけどね」
と客に言われたら調査部長は「そうですか」という風になる。そういうこと、ザラにある。
投資銀行の下克上とかはほとんどクライアントからのフィードバックで決まる。
例えば僕が昔務めていたSGウォーバーグという証券会社で、ある日本のファンドマネージャーがSGウォーバーグの偉い人と会食かミーティングをしていた時に、うちのロンドンの営業部はどうですか、と日本人のファンドマネージャーにちょっと振ったことがある。
そのときに、その方が素直な方でありのままに言ってしまった。
「彼ら頑張っているが、ベストではない」というようなことを言ったんだと思う。
その一言を聞いてSGウォーバーグの偉い人がものすごくはらわた煮えくりかえって、「お前らクビだ」という風にジャパンデスクのロンドンの営業部を全部入れ替えた。
そういう風にして出世というものは出来ていく。だから社内だけで上司におべんちゃらを使って出世していくのではない。
ビジネスマンというのは社内にもネットワークが無いといけないが、社外にもネットワークが無いといけない。それが日本の雇用習慣と外国の雇用習慣との大きな違いだと思う。
だから僕なんかも色んなライバル証券会社の営業部長とかほとんどみんな知っていた。
それで、ブルームバーグにはメッセージ機能がある。e-mailの様な機能。それでライバルの証券会社の営業部長にちょっとメールして、「お前のところの営業部、クソだな」「We need to talk」という風に1行送ればいい。
その1行のメッセージをライバル企業の営業部長が見たら
「この野郎ー!」とはらわた煮えくりかえる。
自信満々に俺の部下にディスりを入れてくるのはどんな奴だ、とブルームバーグで調べる。タカオってどんな奴だと。
そうすると「あいつはあそこの証券会社でやっている奴か、We need to talk と言っている。じゃあ話は聞こうか」と話は聞く。
そうすると、行って話をすると
「わかった、お前の言っていることは正しい、俺、うちの営業部全部入れ替えるわ」
という形でパーンと全部飛ぶわけですよ。そういう世界。投資銀行の世界は。
厳しい世界。自分が社内でうまく社内ポリティクスを立ち回っているとかそんなの一切関係がない。
なぜかと言うと自分がいくらやったかという手数料のデータはマグラーゲンズとかの調査会社に会社が送っているんだもん。それでランキングが出ているんだもん。
そのマグラーゲンズの調査資料を見れば誰が一番かはすぐわかる。
そのリサーチに参加しているすべての証券会社の営業部の営業部長は全てのセールスマンの成績を把握しています。そのくらい厳しい世界なんだよ。アメリカの投資銀行は。自分の立ち位置がズバリわかる。
VTI50%、石油株50% どう思われますか
はい、それでいいです。
WBA ウォルグリーンズ、SSL サソール、SBSW、SCCO、RRC
そこらへん良いんだけれど、SSLもいいと思うけれどね。
SBSW以外は良いと思う。
WBAだけ毛色が違うが。
FNV フランコネバダ
常にバリュエーションは高めだよね。フランコネバダがバリュエーション高めな理由は先進国や政情不安の少ない国に金山が集中しているからだと思う。万年そういう状態だと思う。
過去米国以外で有事の際はドル買い傾向と思うが、ドンパチならユーロ売りでしょうか?
面白い質問だと思う。今回の紛争はヨーロッパのシアターなので、もしロシアがウクライナに攻め込んで、それに対して西側が経済制裁をやるということになると、一番そのコストの直撃を受けるのはEU諸国だと思う。
そういう面からするとユーロは売りになるのかも。
面白い切り口だな。
石炭、アルミニウムなど素材が上がっている。この辺はどう?
石炭は中国が国内のとりわけダーティな、つまり環境に悪い炭田を閉鎖していくという方針を出したときにそれ以外の国々の石炭への依存が高まるんじゃないかという思惑で石炭株が相場になった。
今も中国がそう思っているかどうかについては僕はちょっと良くわからない。
それに加えて中国経済自体がかなりスローダウンしているように僕は思う。世界と比べて。
なので中国に関係するものは近寄らないようにしている。それで正解だったと思う。このところ1年以上。なんでみんな中国中国と言っているのか僕に言わせれば意味不なんだけど。
数字が伴っていないから。そういう風に考えています。
BIIB バイオジェン
アルツハイマー薬がマーケティングうまく行っていなくて、今他の会社をM&Aをしたほうが良いのではと注意散漫な印象を受ける。
あまり良くないのでは。
先進国の中でイギリスの指数が比較的強いように思う。これは利上げが関係している?
はい。それともう一つブレグジッドで経済のファンダメンタルがある程度ヨーロッパとデカップリングしたということが影響していると思う。
EQT、EC、NOC ノースロップグラマン
EQTはシェールでは最大手だが、内容的にはそれほど良くないように僕は思う。
だからどちらかというと後回しにしたい銘柄。
NOC ノースロップグラマンは防衛関連で今見直されていると思うが大手の中で一番宇宙比率が高い銘柄なので、きょう冒頭でも言ったが、今日の戦争はドンドン人工衛星を通じた戦争になっている。
だからそういう意味ではいいと思う。
F フォード
この前ちょっと決算悪かったんで損切りしたほうがいいかもしれない。
APA
シェール関連。彼らが持っている大きなコークは今一番ブームになっているパーミアンのところよりもう少しメキシコよりの丘みたいになっている高度の高いところにたくさんコークを持っている。
将来性としては面白いコークかもしれない。そしてAPAはそのものすごく大きな部分の権益を持っている。
でも今の段階でそれは現実か夢かというと、夢の要素が強い。そのへんどうかなー、微妙かなーという感じ。
もう少し原油価格が上昇して来れば、そこらへんのコークに関しても十分に余りあるほどプロふぃたぶるになる、利益が出ると思うので見直されると思う。
2020年の景気後退が短命だったのでそれに続く景気拡大も短命で終わる可能性は?
それはあるかもしれないですね。
OIH、XOMどちらがおススメ
両方ともいいと思います。
じっちゃママ、じっちゃパパの教育方針
まず勉強しろとかは言わなかった。二人とも、特に下の子はビデオゲームばっかりやっていた。
でもワイフは子供にすごく本を読んで聞かせたりとかそういうことはしていた。
だから例えば辞書ひとつとっても僕は勉強できなかったし、なるべく横着をして安易な方向、安易な方向に流れがちなので、子供の辞書も子供なんだから小さい辞書でいいんじゃない、と小さい辞書を買って帰ってきたらワイフが「なんだこんなもの」という感じで赤いまめたんみたいな辞書をゴミ箱に捨てて、彼女が何を買い与えたかというと、デーンとバカでかいオックスフォードの辞書で子供の体よりも大きな辞書。
でもまあそういう本格的なというかそういうやり方が彼女のやり方。で、僕は子供の教育面に関してワイフとやりあうことはやりたくないのですべて彼女の考え方を優先するわけだけれども、そういう風にして育てましたよね。
じっちゃまにとって営業とは
営業職に対する思い入れは一切ない。でも役得というか甘い汁をチュルチュル吸うというか、そういう面に関しては営業ほどチャラい、役職というのは会社にはないと思う。だから有利だという風に思いましたよね。
でも営業的なことだけが僕は好きかというとそれは全然なくて、もっとストラテジックなこととかも好きですよハッキリ言って。営業は出来るからやっているだけの話で営業じゃなきゃダメだとかそういう気は全然ない。
もし戦争になったらVIXは急騰する?
はい、急騰すると思います。
開戦した場合石油は事実売りになる?
可能性としてはそうなりますよね。
NTR ニュートリエン
長期で持っていていいと思います。
OGN
ちょっと知らない銘柄、わかりません。
去年娘が生まれてジュニアNISA解説しました。去年はVTI8割、S&P2割買った。
このままでいいと思いますよ。いま石油株がいいとか滑った転んだと言っているのは今年来年の話であって、20年後の話ではないということ。20年くらいの長期間に均してみれば指数でいい。
それはぶれずに指数でつみたててください。
今の局面RIO リオティントは?
中国がらみなので資源・素材でいいということはいいが、一番最初にしゃぶりつきたい銘柄ではないです。
金に裏打ちされたクリプトは今後Eコマースで使われる?
その可能性はゼロだと思います。
ドンパチはじまったらTLT iシェアーズ 米国国債 20年超 ETFは?
ほかにもっと動く原資産はたくさんあると思うけれども。どちらかというと下がると思う。
BG ブンゲ インフレに強い?
強いと思う。
ロシアが演習後そのまま引き上げた場合石油株はいったん利食い?
そうするかもしれません。いずれにしても石油株はいま目いっぱい買っているがいったん仕切り直しする局面が来るかもしれないなと思っています。
優秀なヘッジファンドはウクライナ情勢に対して冷静?
冷静だったんだけれども、皆確率としてドンパチするのは20%くらいじゃないか、と言っていたが金曜日のホワイトハウスの記者会見は凄くタカ派というか緊迫した記者会見で、ぼくもちょっと「あっ」という感じでびっくりしたんだけど。
いまは50:50くらいに考えている人が増えたんじゃないですかね。
BND GLD
リスクヘッジとしてよくない。無視して。
GLDの方がいいけれど、ポートフォリオの3%とか5%とか隠し味程度に使って。そのくらいがGLDにふさわしい割合と思う。
MON、ADM アーチャー・ダニエルズなど農業関連は
基本的には建設的に考えている。
いろいろな配信者が利上げの織り込み具合を話しているが、あれはあてになる?
そういう配信者のことを聞いていないのでわかりません。でも僕が言えることは、長い、長い、長い、長い、長い、道のりだと思うよ。
だから織り込み済みとか軽々しくいえるのはどこから言えるのかと思う。
そういうこと言っている人はここまでの相場の読みも外れてきた人じゃない、はっきり言って。
だから万年強気とか万年NASDAQとか、万年金利は無視していいとか、万年あく抜け、織り込み済みとかそういいう連中じゃない。
JASLV Iシェアーズシルバートラスト、COP コノコフィリップス
その辺は良いと思います。
VTIに2割、残りはHES ヘス、JAZZ、VRTX バーテックス、DAL デルタ航空、CCL カーニバル、BMY ブリストルマイヤーズなどに振っています。
もう少し石油株が多くてもいいんじゃない。でも銘柄的には僕が売ったり買ったりしている銘柄はそういう銘柄。
CFR カレンフロストバンカーズ、TFC トゥルーイストイスト、VRTX バーテックス、JAZZ、ウクライナ紛争が起こったときに売られる?
売られると思うがまた買いなおされると思います。
銀行株どうすればいいか分かりません。
僕もわからない。長短金利差が思ったより拡大しないから。
先日父親が他界しました。母親は現金で5000万円相続することに。運用先を相談されている。
お母様のお金なんだよね。そうするとお母様の考え方を優先する必要があると思うんですよ。
お母様が活きている間に。そして高齢者破損したくないという気持ちが働くのが普通と思うから、銀行預金がいいとか、元本保証がいいとか。
あなたがあなたの美意識を押し付けるとか、僕が僕の意見を押し付けるとかそういうのはナンセンスなことで、彼女が活きている間、あと残り数年なのか知らないけれど、その間ソワソワ気をもんだり不安に思ったりしないやり方が一番いいんじゃない?
つまり銀行預金でいいということですよね。そして、あなたが相続したときにはあなたが好きにすればいいんであって、それはお母様の金であって、テメーの金じゃないということ。
そこんところはっきりさせる必要があるんじゃないの。
USXなど鉄鋼株、シクリカル株ということ?
そうですね。
シクリカル株は景気拡大サイクルの前半ではアウトパフォームします。しっかし金利がぐいぐい上昇し始めれば、後半部分では大きくアンダーパフォームする。なので見切り時が大事だと考えます。
今は1回目の利上げもまだ起こっていない状況なので、明らかに前半部分、そういった意味では心配していない。だけれどもどのくらい引っ張れるかについてはよく考えたほうがいいと思います。
石油株も決算しくじれば売りでいい?
石油株の場合決算は重視していない。その理由はアナリストは原油価格の先行きを予想することは不可能だから。それぞれのアナリストが適当な原油価格に対する予想をベースにEPSをはじき出している。それがコンセンサスとして平均値が出される、それに対し上回った、下回ったかという話になる。
非常に集計しているデータのもとになっているものがフヤフヤしているのであまりそこに重きをおいても仕方ないと思う。
それが原油・鉄鉱石・銅その他コモディティの四半期決算の重要性とたとえばハイテク株の四半期決算の重要性の大きな差であって、シクリカル株の場合は大幅に差っ引いてコンセンサスを考える必要がある。
なぜならアナリストがみんなデタラメに決め打ちで原油価格とか鉄鉱石価格を予想しながら数字をはじき出しているから。
ドイツが天然ガスをロシアから買えない場合、現状代替先が見つからず、制裁は数か月で終了するという見通しでOKですか
そうなのかもしれない。つまり経済制裁、ボイコットを周知徹底するのは非常に難しいと思う。
ゴールド2020年~今まで1800ドル付近のままだが
一つの理由はBTC ビットコインという強力なライバルがゴールドに登場したから。
もし仮想通貨がない世界であればゴールドなんて今ぶっ飛んでいないといけない状況と思う。でもBTCという投資対象が出てしまい、底にお金が流れたのでゴールドは人気じゃない、垣間見られていないわけですよね。
なのでゴールドが人気出る前提条件としてBTCがドカ下げすることが必要じゃないかと僕は考えていない。
攻撃が始まったらロスネフチを持っているBPはどうなる。
非常にいい質問。よく研究している。素晴らしい。
ロスネフチはBPの最大のアセットではないです。確か持ち株比率は20%くらいかな、だと思う。
打も影響が皆無化というと皆無ではないと思う。どちらかというと嫌気されると思う。政治的に何でドンパチやっているロシアの会社の株をお前は持っているんだよ、ときまりの悪い思いをすると思う。
実は2014年にもそれ合ったんじゃないかな。
でもそれを補って余りあるぐらいBPの他のビジネスは開戦のシナリオでは潤うと思う。
これからのドル円
あまりイメージないです。
各銘柄についてどのようなメモを貯めていた?
決算に関してはずーっと自分の気になっている銘柄は決算の結果を書き留めているというか記事にしているというか自分でまとめている。それはずーっと保存したあとあとまで持ち続けている。
VRTX バーテックス
ライバルのABBVがCF(cystic fibrosis)のライバル薬を開発するんじゃないかと言われていたが、そっちはあまりきかないようなのでまた、バーテックスの独走態勢になると思う。業績は今後もしっかりしていると思います。
AAR、BA ボーイングはコロナ前の水準以上になると考えている?
そう考えています。
CF 新値です。
CFインダストリーズだよね。今の時流に合った銘柄。マクロのストーリーに合致するいい銘柄だと思う。
僕はいつも言っているように肥料、特に窒素とかを使うメーカーにトラウマがあるので自分としてはなるべくそういう銘柄は後回しにしているが、今の時流に合った銘柄というのは疑いようもない。
WFC ウエルスファーゴ 高値目指しているがインフレ局面でいかが?
基本的には良いと思う。メガバンクの中では多分ウエルズが一番いいと思う。
ABBV いつが売り時?
今は持っていていいと思います。
投資においてバイブル的に皆が読んでいる本は?
例えばウォール街のランダムウォーカーという本がありますが、それはインデックス投資家とかが読んでいる本だが、それなんかは初心者だったら読むといいかもしれない。
バイオ燃料
時間がかかると思う。あまり話題になっていない。
ダウにアルファベットが入ってIBMが除外されると仮定すると、発表までにGOOG アルファベット買い、IBM売りになるリスクは?
それはないと思います。
なぜかと言うと、ダウ30をベンチマークとしている機関投資家のファンドはほとんどないから。
だから指数採用による買いというのは発生しません。
OMC オムニコム
可もなく不可もなくだと思う
EPS予想1.71ドル 結果1.95ドル 売上高予想36.7億ドル 結果38.6億ドル(前年同期+2.6%)
ガイダンスはないね。オプティミスティック(楽観的だ)というコメントはありました。その程度かな。
TTEトタルエナジーズ COP コノコフィリップス
好みの問題もあると思うが、石油株を僕が見る上で一番気を付けているのは圧倒的なアセットポジション、魅力ある油田を持っているかが気になる。
じゃあCOP コノコフィリップスのアセットがいいかというとどうだろうねーとしか言いようがない。
PBR ペトロブラスとかHES ヘスとかの方がいいんじゃない?
S&P500を9割、QQQを1割でiDeCoしている。
それでいいですよ。
ドンパチやらないとなった場合の石油株のトレードの仕方は。
開戦だーとなって、ドンパチやるとなったらその時の方が僕としては利食いを進めると思う。
開戦しないとなった場合はホールドし続ける銘柄の方が多いと思う。
どっちになったら動く、というとどっちも動くが、利食いの面でバタバタするのは開戦したほうがバタバタすると思う。そういう風に考えている。今は。
演習帰りで戦争など現実的でない。人工衛星の偽装は可能、ゼレンスキー大統領は戦争は差し迫っていないと言っている。
間違っていると思う。演習だけではない。
ロシアがいまベラルーシに差し向けている軍隊は30,000人、だけれども全体としてウクライナを包囲している兵力は13万人。そのうちの3万人がいるベラルーシの合同演習なんて全体的なピクチャーから見ればどうでもいいわけでしょ。
それと、これなんかはぼくもいろいろ友達がいるのであまり言わない方がいいかもしれないが、有り体なことを言えばぼくはベラルーシの人たちに同情する。
なぜかと言えばベラルーシはしばらく前に民主化運動が起こって、市民がベラルーシの街を行進した。旗を振って。もっと民主主義を進めたい気持ちがベラルーシの市民にはある。それに対してロシアは合同演習やれよという形で戦車をドンドンベラルーシに送って、これからベラルーシの国内で大砲バンバンバンバンバンとぶっ放して、火力がーという感じでバンバンバンバンバンという感じでやる。
それ、誰に対してアピールしているか皆考えたほうがいいぜ。
僕はそれはベラルーシの人たちに対してロシアがゴラァーと言っているんだと思うよ。だから今はウクライナの頭をぶった宅、だけれどもお前らだって変なことを考えたら次はお前らだぞ、という威圧かもしれない。
だから演習がどうのこうのとかそういうのはどうでもいい事。それより演習で使うより5倍くらいの弾薬を動かしている。
それと衛星通信はどのトラックがどのくらい重い物資を運んでいるかもわかる。そういうことをやっているのがPLTR パランティアという会社なんだけど。
だからパランティア大活躍だよハッキリ言って。俺なんかそういうの見てここまでわかるんだ、すっごいな、と思った。
だから演習というのはそういうこと。人工衛星の偽装は可能とか何とか言っているが、人工衛星が飛んでいるのは1個や2個じゃない。100個でもない。もっとはるかに凄いスケールで人工衛星は飛んでいる。ついこの前スペースエックスのスターリンクの人工衛星が電磁波で墜落したというニュースがあったが、いくつ墜落したの、というと20個、とかそういうスケール。
だから、人工衛星から地球を監視するサービス、それを提供している会社は一社ではない。民間企業もたくさんある。そしてそのデータサービス企業同士が競争している。そしてお前の出しているデータはクソだ、とくさし合いをしている。
ちょうど僕が投資銀行でセールスデスク同士のディスりあいをやっているのと一緒。だから嘘はつけない。同業他社が同じサービスをやっているから。
日本はもっとパクるべきと思うが、アメリカもここまでパクってきた?
それはパクっている面もある。
日本が経済的に飛躍したときは日本人の心が内向きになっている時ではなく外向きになっているとき。例えば福沢諭吉とか渋沢栄一とかそういう人たちが海外に視察団みたいな形で言って、外国のものを吸収して外国のベストプラクティスを盗んで日本に持って帰ってきたとき、そういうときに日本はLEAP、経済は大発展しているわけでしょ。
だから外にあるノウハウを日本に持ち込んでくること自体は悪い事じゃないと思う。例えば孫さんがやっているタイムマシン経営はアメリカのネット界で起きたことは日本でも起きる、ということ、もっと言うとパクリというか観察しているだけ。
もうすでにベストのものが世界のどこかにあるならそれを持って来ればいいじゃん、何もへの丸にこだわって日本人が頭抱えて考える必要ないじゃん、もうそこにあるんだから。
同じものを重複する努力をするわけ、そういう無駄なことをしている時間はない、ということを僕は言っているわけ。それだけのこと。
だからどっちの国がいいとか、悪いとかどっちが進んでいて遅れているとかそういう話はしていません。そうじゃなくてそこになるなら盗めよ、というそれだけの話。
LVS ラスベガスサンズ
ちょっとビジネスモデルが破綻しているというか、マカオがああいうことになっちゃったし、それにアジアは今旅行が出来ないのでまあ苦しいよね。
でもコロナが起きた後もひょっとしたら中国政府のカジノ・ギャンブルあるいは裕福層に対する締め付けは終わらないかもしれないのでその場合はちょっと厳しいかなーという風に思いますよね。
エネルギー株の中で出遅れはどのように判断している?
一つのやり方は「エネルギー関連の企業はなにをやっているか」ということ。
たとえばRIG トランスオーシャンという会社はオフショアでの巨大なオイルリグを作っています。それは石油会社がしこたま儲かって、儲かったお金を再投資するときにRIG トランスオーシャンに役目が回ってくるわけで、サイクルの後でしょ。
だから出遅れていると言ったときには一つにはそういうことなんかも考えています。
同様のことはFTI テクニップFMCなんかにも言えるし。
あくまでもチャートがどうのこうの、というのもあるけれど、チャート的にもそこら辺の銘柄は出遅れているけれど。
でもファンダメンタルズでも、エネルギーの中でのサイクルは考えています。
農業関連
NTR ニュートリエン、DE ディアアンドカンパニー、BG ブンゲ その辺かな
画質と音声の質が格段にアップした
何が起こったかというと、結局昔にもどっただけ。
チャートを見せようかな、とふと魔が差して思った。
そしてAtem miniというスイッチを買って一眼レフカメラとかそういうのを買っていろいろやっていたら配線がゴチャゴチャするので配線がノイズを拾っていろんな不具合が出た。
今はこの配信はMac book Proでやっています。
前回Mac book Proでやったんだけど、Mac book Proのマイクロフォンが少しパワーが強くないかなと感じたので今は古くから使っているマイクロフォンを復活させました。
人口ピラミッドをみるとインドは伸びていくと思うがカースト制度で成長難しいということはある?
成長阻害要因ではあると思うが、だからインドに投資できないかというとそれはそういうことではないと思う。
国としては魅力あると思う。
26歳、運用資金約1000万、生活防衛資金は別途あります。現在も指数は毎月積み立て中です。じっちゃまはこの状況でも石油株等を短期プレイしますか?それともVTI中心(6割ほど)に決算良いテック株もホールド継続で良いですか?指数を中心にしつつ、決算の良い株を抱き続ける教えにすごく共感していました
もし老後資金とかはガッチリセットアップした、あとは自動的に積み立てていくだけだ、退屈だということであれば次、もう少し勉強する意味で個別株とかやってもいいんじゃないですかね。
順番としてまずiDeCoとかつみたてNISAをやってください。
で、VTIみたいな株価指数からスタートしてください。
長期でつみたててください。
そういう習慣というかシステムがきっちりセットアップされた後で次のステージに今あるものプラスで追加していくんだったら個別株もあると思います。
CFR カレンフロストバンカーズ
持っていてください。
CTRA
ちょっとわかんないね。ちょっと違うなーという印象を持ちますけれどね。
ちょっとパスです。でも僕の見ている銘柄ではない。あまり重要そうな銘柄とは感じない。
DIS ウォルト・ディズニー・カンパニー
決算良かった。とりわけディズニープラスのサブスクライバーの数の伸びが強かったということに加え、テーマパークもアジアを除いては戻りつつある。
全体としてはディズニー良いと思いますね。
ウクライナと関係ないですが、今後アメリカの製造業は更に途上国に移り、国内は衰退するのでしょうか?
それは何とも言えないですよね。今回のサプライチェーンの大混乱の教訓でアウトソーシングだけが正しいやり方じゃないなということを痛感した経営者が多かったと思う。
生産拠点の海外移転のペースはむしろ遅くなるんじゃない。特にインフレ下では遅くなると思う。
素材高インフレにブレーキがかかってきた頃の投資先を考えてます。そのときの金利・ブレーキ理由によると思いますが、今のところ債権くらいしか思いつきません。何か妙手……というか良さそうな方針ありますか?
債券は長期、長期、長期、長期、長期、ベアマーケットの入り口にいるのかもしれない。ひょっとしたら。
だからいまロングボンドとかかったらぶっ殺されるかもしれないと思うよ。
なぜかと言うと債券価格はメチャクチャ割高なのでバリューという意味では最もバリューの無い投資先が債券。
そして今後QTやるとか言ったら需給関係がものすごく悪化する。甘く見ない方がいい。
債権のベアマーケットは1970年くらいから1980年まであった。20年間のベアマーケットがあった。今回それと同じことが起こり始めていて今年が1年目なのかも知れない。そうだとすればあと20年間あなたのたうち回って苦しみますか?
僕だったらそんなバカげたことをしないと思うけど。だからインフレが鎮静化するならそれは沈静化してほしいと僕も願っているけれど、でもそうならないリスクだってものすごくあるわけでしょ。
だって、去年の5月くらいだよ、パウエル議長がインフレになりかかっているけれど心配ない、経済再開がらみの一過性のことですぐに収まるから無視して、という言い方をしていたのは。
そのあとでインフレが5%になったんだけど、そこでもパウエル議長は「無視して」その後6%になってもそれも「これも一過性のものです」と言っていてインフレが7%になったらパウエル議長は全然一過性という言葉を使わななくなって、今何が起こっているかというと、7.5%になっているわけでしょ。
だからかれこれ1年経とうとしている。インフレが問題になってから。そして今の状況が前に比べて良くなったか悪くなったかでいうと格段に悪くなっている。過去40年で最悪になっている。
しかもテスラのカンファレンスコールとかを聞いていると、ベルリンギガファクトリーできました。オープンです、行きます!オースティンギガファクトリーできました。これからオープンです、行きます!ところで一言言いたいことがあるんだけれど、半導体、不足しているよね。。
っていう風にテスラが言っているんだよ。
すべての製造業のメーカーの中で一番ピシッと生産の納期を守っている会社が、ランプアップのペースを大幅に下方修正している。今。
それって厳粛に受け止めるべきじゃない?我々市民は。僕だったらそう思うけどね。
ED
あまり感心しない。
NVO ノボ・ノルディスク
EPS予想20.67クローネ 結果20.74クローネ 売上高予想1399億クローネ 結果1408億クローネ
ガイダンス売上高成長率+6~10% 営業利益は4~8%成長
これらがコンセンサスに対して高いか低いかは分からない。
戦争が始まった場合、石油株を利食いするタイミングはなにを見て判断されますか。
場を見て決めます。
半導体株は今年はこのまま停滞していくでしょうか?
そうだと思います。
ドルコスト法で購入しています。今はAMZN アマゾンよりTSLA テスラの金額を大きくすべきですか?
別にドルコスト法って銘柄決め手金額を決めたら粛々とやっていくのだと思っているが、どっちの銘柄もへちまもないのでは。
ノルウェー政府年金基金のポートフォリオに魅力を感じ、iDeCoで意識したポートフォリオを組んでいます。いかが感じますか?個人投資家が機関投資家の真似をしても意味がないでしょうか
ノルウェーの政府の基金は僕は担当していなかったが僕の隣に座っているセールスマンが担当していた。でもスタイルとかに関してはあまり良く知らない。
結構ESGとかそういうのに気を配るスタイルだと僕は言われたがそれ以外のことはよく知りません。
まねる意味はあると思うよ、ある程度ね。
GSG,DBA、1年くらいのスパンでみていかがでしょうか?
その辺は良いと思いますよ。
TSLAホールドでよろしいでしょうか?
ホールドしたいならホールドでいいと思いますよ。
テスラは決算は良かった。GAFAとか大型テクノロジー株の中ではダントツで一番いい会社だと僕は思うよ、だけれども目先儲かりますか、やられますか、というとやられると思うよ。
なぜかと言うと金利が動くから、インフレだからFRBが引き締めをするから、それは敬意を表して株価下がると思うよね。
でもそれと良い会社か悪い会社かというのは別問題だよね。
いずれウクライナ問題が沈静化するという見通しであれば、ロシア株に投資するのは無しでしょうか?
ついに出たね。俺と同じことを考えている奴がいたね。
非常に立派ですね、その探究心は良いと思う。
今は買っちゃダメだけれども、でもロシア株、ティッカーシンボルRSXはモニターしておく必要があると思うよ。
もしドンパチやり始めたらボイコットすると同時にもう一つ大事なことが起こると思う。
それはスイフトと呼ばれる国際銀行間決済ネットワークからロシアがはじき出される可能性がある。そうすると国際間の送金とかそういうのは出来なくなってしまう。これはものすごい打撃になる。特に株式投資とかそういうのの打撃になる。
その材料がぶら下がっているので先回りしてRSXに投資するというのはダメなやり方だと僕は思う。そこでバコーンとやられるリスクがあるから。
だからベラルーシからすごすご帰った、兵を引いた、となって、戦争ないんだということが明らかになった後でそのシナリオではロシア株はポーンとジャンプすると思うがそこから買って行っても僕は大丈夫だと思う。僕だったらそういう買い方をする。
だから先回りしないで。
ADM アーチャー・ダニエルズ
いいと思う。
MDRXオールスクリプツ・ヘルスケア・ソリューション
ちょっとよくわからない2月24日が次の決算発表。よく知らない銘柄なので分かりません。
現役時代の営業スタイルを教えて下さい。メールで決算内容をみっちり送るか電話をたくさんかけるのかどちらでしょうか。
僕はもっと徹底的にストラテジックに営業というモノを考えていました。もっと言えば今はどうなっているのか何十年も前の話なので今の日本とかの運用会社はどう考えているか知らないけれども、当時は運用会社が年金コンサルタントとかからいろいろ評価を受けるということが始まった時代だった。
生保とか信託銀行はコンサルに対していい顔を見せなければいけない、という時代だった。
僕が最初にやったことは年金コンサルタントのパーティにいってカクテルとか飲みながら
「君らねー、どうやって評価を決めているんだよ」ということを年金コンサルに聞くわけですよ。
そうすると、こういう風にやってます、とか言うが
「そんなやり方全然だめだよ」という風に僕がディスる。
じゃあどうすればいいんですか、と年金コンサルが行ったら、
「そりゃあ、ファンドマネージャーが1年に何回アメリカに行って会社訪問をしているかとか、訪問会社数とか、報告書の回数とかを質問票で送り付けろよ」とまず年金コンサルタントに入れ知恵をする。
それでアメリカに帰って今度は企業のIRとコネクションづくりをする。
今度日本のファンドマネージャー来た時宜しくお願いします。と。
それで日本からファンドマネージャーが調査旅行に来るときにそれのアレンジをする。
そうするとファンドマネージャーは何社訪問した、ということを調査票に書けるから、年金コンサルタントから高い評価を得られる。そうすると会社訪問をアレンジしたことに対する報酬として株式の注文が僕のところに来る、そういう風なやり方。
だから例えばもう時効だから言うが、インテルという会社がシリコンバレーでは当時最も大事だったが、インテルの会社訪問はタカオを通じないと入らない、というような独占の状況をわざと作っていた。
あるいはシスコに会社訪問したい、というとき他の証券会社経由でアレンジしてもらおうとしたら忙しくてダメです、と断られた、広瀬さんのところで何とかなりますかね、と言ったら僕のところでは必ずアポが入る。
なぜかと言うと僕は先方のIR担当者の結婚記念日とか長女が生まれた誕生日とかおめでたい日は全部頭の中に入っているから。
だからそういう仕掛けで営業していた。間違えても靴ペロとか拝み倒し手とか一切していなかった。必要がなかったから。
SQM ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ
SQM リチウム関連、ストーリーを聞くとエキサイティングだが、株価の動きがそれを必ずしも反映するかというとそうでもない。どちらかというと時間かかるというかずいぶん待たせるよね、というストーリーじゃない?だから今の段階で真っ先に買いたいという銘柄ではない。
もちろん長期でいえばEVが増えてくるのでリチウムとかの消費も増えると思うけれど。
だからストーリーは悪くないと思うがあまりやりたい銘柄ではない。
YPF ヤシミエントス・ペトロリフェロス・フィスカレス
持っていて下さい。良いと思います。
TFC トゥルーイスト
基本的には好きです。良いと思うけれども長短金利差が拡大しないことにイライラしている。
BVN ブエナベンチュラ
持っていていいと思います。
ちかくのセブンイレブンにトイレットペーパーがたくさん売ってますが今のうちに買っといた方がいいですか?
買う必要ないと思いますよ。
先日Twitterで「今日の石油株等の動きを見ていると50:50くらいの確率を織り込んだのでは?」と投稿されてましたがこういったことは経験則で判断されているのでしょうか?なにか計算式のようなものがあるのでしょうか?
ヘッジファンド友達とかと話をしていてそう感じました。
戦争終結して平和になり弱気相場から強気になった場合次に牽引する技術革新はどんなものですか
どうだろうね。
ちょっと思いつかないね。まあテクノロジーの株は5年くらいダメなんじゃない。こういう言い方するとアレだけど目新しいものは何もない。ワクワクするものは何もない。
XOM, DBAまだホールドでよろしいでしょうか?
その辺は持っていて良いと思います
今回のウクライナ騒動に関して、2014年のクリミア危機等と比較して当時との共通点や違う点を教えてください
あのときはウクライナが間違えてオランダだっけ?に向かっている旅客機を打ち落としたりしていた。それで国際問題になったりしていた。
あの時も大きな問題だったと思う。今回だけが大きな問題じゃない。
そしてあの時は国民の半分以上が親ロシア、ロシアに対して親近感を覚えていたと思う。
でも今回はロシアに対しての気持ちはずいぶん冷めていると聞いている。そしてそれはドンバスとかクリミアとか伝統的にロシア人が多い地域ですら結構ムードは冷めていると聞いています。
そこらへんが違いじゃないかな。
CROX クロックス
可もなく不可もなくだと思います。
PLTR パランティア、INMD インモード、MQ マルケタ、COUR コーセラ、OLPX オラプレックスも更に半値になって高値戻りしない銘柄群に入りますか。
まあそこらへんは苦しいでしょうね。
TSLA テスラ ,TDOC テラドック 、ROKU ロク ,COIN コインベース ,EXAS,U ユニティ,SPOTホールドしてていいでしょうか?
テスラだけはホールドしておいていいがあとはあまり持っている理由ないのでは、
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