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九条の大罪 第50審 あらすじ ネタバレ注意
京極の紹介してくる社長連中との会食で一人10万円からの予約の取れない高級店での飲食を強いられる九条。お金の支払いは多分九条ではないものの、あまりうれしくは無さそうである。
烏丸と横断歩道ではない車道を向かいの歩道に向かって渡っている。
特に不良キャラでもない二人がこう言うイレギュラーな動きをしているというのは、少なからず京極にストレスを感じているからだろうか。
金があるところにはあるのでしょうね。九条が言うと、この際弁護士費用を上げたらどうでしょう、と烏丸が問いかける。
それに対し、どんな客も着手金一律33万だからいい、と言う九条
強欲は実を滅ぼす、と言う。
二人だけなのかと思ったが、小山も一緒だ。どうやら逮捕された後のようである。
烏丸が大手弁護士事務所でM&Aの専門部署で働いていたため、会社の買収がうまく行ったらしく上機嫌だ。
唐突に一年前の門脇数馬(俳優志望)と、音羽千歌(歌手志望)がホテルのベッドにいる。
数馬はスマホで「愛の不祥事」を見ている
数馬はオーでションに受かったらしく、一緒に暮らさないかと千歌に言う。
それについてうんと言う千歌だが
リアリティショーに出ることで他の女と付き合って終わると言う結末が、ビジネスとはいえ嫉妬するらしい
メンヘラやん、という数馬にメンヘラだよ、と返す千歌。
いずれ戦隊ものでトップになると言う数馬。いっぽう、田舎から出てきて現実を重い知ったと言う千歌。
成功したら結婚しようという数馬。
現在の数馬はサパークラブで肛門に差し込んだ花火で九条、烏丸、壬生、小山を盛り上げているつもりだが、全員が冷ややかな態度だ。
同じ席には「ギャラ飲み女子」と肩書?が変わった千歌が座っている。
あまりの盛り上がらなさに、「千歌を持って帰ってもいい」と焦る小山だが、朝の予定があるという理由で九条と烏丸は帰ってしまう。
盛り上げられなかった数馬はテキーラの瓶で小山に殴られる。
千歌とは月20万円で愛人契約をしていると言う小山は、数馬に土下座してテキーラの一気飲みをすることを強要する。
つづく。
九条の大罪 第50審 感想
6月1日追記:小山の自然な登場から事件の真相編が継続しているものと思いしばらく事件の真相編としてブログ更新していたが、新シリーズのようだ。
小山はカンモクし、20日でパイになったということなのだろうか。回想を挟むものの、リアルタイムのシーンとしては一晩の打ち上げのシーンのみしか描かれなかった回であり、非常に珍しい。
新キャラ 門脇数馬・音羽千歌
俳優志望の門脇一馬は、ひょっとして中谷修斗かと思ったが、現代で肛門に花火を指し、笠木雫がトゥールビヨンを解雇され、逮捕されたのちと思われる今回の打ち上げシーンである、と考えると、明らかに別人のようだ。
特に驚きもしないが家庭内では円満である、と自称する小山はいまだに20万円で千歌を愛人契約しているという。
本当の愛人であるとしても小山の娘の紗理奈にとって喜ばれることではないだろうし、仮にこう言った小山にとっての接待の場面でお金を払って女性を使うとしてもそうなのではないかと思う。
むろん、千歌もお金が必要で、それは今でも数馬の夢の為であるとするならば、小山がお金を払うということは、千歌や数馬にとってみれば、小山が悪い人でやっていることが悪い事であるとは言い切れない。
サパークラブというと男性スタッフがコールなどをかけて盛り上がっているイメージがあるが、今回は他の客は描かれておらず、数馬がスタッフ1名、座席の並び的には千歌は小山が連れてきた九条御一行様に含まれるようにも見える。
小山は直接的なかかわりは20万円で愛人契約をしている千歌としかなく、千歌が「良い店がある」とか言ってサパークラブに連れていき、少しでも数馬と千歌の生活の足しにしようとしたものの、全然盛り上がらなかった、と言うようにも見える。
俳優がダメでもサパークラブでそれなりに繁盛しているのであれば店に客がいないということはないだろうし、仮にお忍びで九条たちを誰もいない店に接待しているとしても、果たして愛人契約している女の彼氏の店を小山がベストと判断するとはさすがに思い難い。
今回小山が直接的に暴力をふるうシーンが初めて描かれた。
それだけ腹に据えかねたのかもしれないが、ただ単にサパークラブで盛り上がらなかったからボーイを殴るというのはあまりに行き過ぎている気がする。しかも数馬は肛門に花火を刺しており、これはウシジマくんのホストくん編で隼人が繰り出した必殺技であり、コンテンツとしてはそう悪くはないはずだが、クールな九条、烏丸、壬生らに対しては全くの空振りである。
千歌に任せたゆえにこういった惨事を生んでしまった、ということも考えられるが、同時に小山自身がとてつもなくセンスがない、人の気持ちを理解することのできない人間である、ということなのかもしれない。
門脇、音羽という名字について、調べたが、京都市東山区清水に音羽山、があり京都市東山区に門脇町がある。
あまりに京都の地名が頻発する故、もはや「重要でないキャラ含め京都の地名から引用している説」を個人的には考えている。
第51審以降の展開は?
あとあと何らか意味のある回なのかもしれないが、今の段階でこの話が何の意味を持ってくるのか分からない。
表面的に描かれている子としては、唯一、小山が丁寧な口調とは裏腹に暴力的な面があることくらいしかわからなかった。
とはいえ、コンビニ店員とのやり取りと言い、小山は周囲に不快感を与える、鼻持ちならない人間である、ということは十分に伝わり、この辺の痛みを伴ったキャラたちが嵐山にとっての突破口になるのかもしれない。
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