株式について「チャートパターン」という言葉を聞きます。いろいろな「チャート」の形を「パターン」化して分析することも株式の分析手法の一つです。
チャートパターンとは?どういう考え方か
上がったり下がったりする株式のチャートですが、この先どうなるか?が大きな関心事です。
過去のチャートの形(上げ下げの形)をパターン化することで、特定のパターンに対して、その後の結果を想像・予測する。という考えに基づき上げ下げの形を分析する考え方です。
ダブルトップとは?どういうチャートパターン?株価の動きで確認
このようなチャート図を示します。アルファベットの「M」のような形です。
もう少し具体的にいうと、
①株価が大きく上昇(1つ目の天井)
②下落(1つ目の底)
③再上昇(2つ目の天井)
④再下落(2つ目の底)
を描く現象をいいます。
天井(株価が一時的に上がり切ったのでは?)が懸念されるパターンなので、その後の動向をしっかり見ておきたいパターンと言えます。
ダブルトップは天井のサイン?株価が一つ目の底(一番底)を下回ったときに注意
ダブルトップで気を付けたいサインは、再下落時、1つ目の底を割って(下回って)株価が下落していくのか?という点になります。
1つ目の底を2つ目の底が割り込むような形を描いてくるとその後は株価は下落しがちであるという説があります。
よってこのようなチャートパターンが出現した場合は少し気を付けて観察をした方がいいかもしれません。
実際のチャートで見てみるダブルトップ
こちらのチャートパターンがダブルトップの形を作っています。
この時点では2つ目の底を形成している段階ですが、ポイントとして一つ目の底を割るかどうかのウォッチが必要そうです。
「ダブルトップ」は誰が発見・言い始めたチャートパターン?
すみません、調べましたがよくわかりませんでした。
しかしながら証券会社のホームページなどにも明記されているので一定レベルで信じられているものかと思います。
後で紹介する本でもパターンについては絶対性を保証するモノではないという趣旨のことが書かれていたので、あくまで判断基準の一つとして持っておくべきものかと思っています。
チャートパターンについておススメ本 ”オニールの成長株発掘法 ”
ダブルトップを紹介しているわけではないですが、こちらの本が名著として知られています。
冒頭100ページ程度のチャート紹介と、チェックすべきポイントが掲載されています。
筆者のウイリアム・オニールさんは1963年に株式証券会社ウィリアム・オニール&カンパニーを設立し、1983年にはビジネス紙インベスター・ビジネス・デイリーを設立した方で、チャートパターンを深く分析しています。2倍、10倍と伸長する個別株が示すチャート上の特徴について細かく分析されていますので、個別株をチャートで攻略したい人は一度精読されると良いかと思います。
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