2021年7月25日のじっちゃまライブです。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
大手ネット証券会社は郵送不要で自宅からでも口座開設が可能です。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- LZ リーガルズーム
- LAW CSディスコ
- 今妙味のある銘柄は
- SFTW ブラックスカイ、 VACQ、ブルーオリジン発射後も宇宙銘柄盛り上がっていない。いったん売っていい?
- ZS ジースケイラーよりCRWD クラウドストライクが好き?
- 中国株も長い目で見ればETFは買っていい?
- 8月は強気?
- DOCU ドキュサイン
- DUOL デュオリンゴ
- エネルギー関連株に関して
- 低金利でインフレリスク低く決算好調が相次ぐ中IPOと小型グロースが苦戦する理由は。
- RPRX ロイヤリティファーマ
- BIIB バイオジェン
- REGN リジェネロン
- 長期投資の場合、GAFAMとTSLA テスラは決算次第?
- 以前金利急上昇に注意の都の話があったが金利低下、急低下にも注意を払ったほうがいい?
- 20代中盤、男、独身、法学部卒、貯金1500万円、海外移住したい。どうしたらいい
- FSLR ファーストソーラー
- SPWR サンパワー
- BIGC ビッグコマース
- SQ スクエア
- MRNA モデルナ
- IPO銘柄や個別グロースの循環が巡ってくるのは数年必要?
- 長期金利の動きが不安定。株価の関係をどう見れば。
- ゴールド(金)9月以降はどう?
- GAFAMで長期で一番伸び代があるのは?
- BTC ビットコイン
- FTNT フォーティネット
- ASTR アストラ
- VTIは分散されているが、決算悪い銘柄も抱えている。好決算銘柄のみを20銘柄ほどホールドする手法は?
- 少し前テーパリング見越して個別株をかなり現金化したが、まだしばらく株価伸びそうでやきもきしている。
- CSX
- 注目しているCEOはいる?
- 現金比率30%。
- MQ マルケタ
- RPRX ロイヤリティファーマ
- SE シー
- コロナによる暴落は早期に回復したように思うが、投資人口の増加や暴落からの買い増しが積極的に起こったから?
- VOOの積み立てを始めた。5%の利益がでている。秋の前に利確すべき?
- 決算で利益の減少が売り上げの減少を上回る場合があるのはなぜ?
- ULCC フロンティア航空
- TSM 台湾セミコンダクター、TXN テキサス・インスツルメンツ、決算ミス。半導体は下落基調に入った?
- RIDE ローズタウンモーターズ
- BLDR ビルダー・ファーストソース
- 7月以降、年後半の銀行株の行方
- NTR ニュートリエン
- イーロン・マスク、ジャック・ドーシー、キャシー・ウッドがThe ₿ Wordに登壇したが印象的なコメントは?
- ドットコムバブル崩壊の際、全降りした?
- 人生相談。20代文系、海外移住したかったが仕事を得られなかった。コンピューターサイエンス、バイオ勉強中。今から現地大学再入学できる?
- PFE ファイザー
- NAPA ダックホーンポートフォリオ
- 半導体銘柄のパフォーマンスに濃淡。製造装置は引き続き強い?
- ダウ、S&Pは値を戻したが、ラッセル2000だけが戻らない。マーケットとして悪い兆候?
- VMEO ヴィメオ
- VTIの積み立てを始めた。まとまった金額で投資しようと思う。9月10月下がるなら待ったほうがいい?
- 今の広瀬さんの趣味は?
- 長期金利が妥当かという話があったが適正値の推定はどうしている?
- CAKE チーズケーキファクトリー
- 数千万円で米国株投資する場合、日本の証券会社に加え、firstradeで口座開設するというのは?
- VTIなどのETFに投資することと、投資信託でインデックス投資をする差異
- LAW CSディスコ
- VTI,QQQの上場廃止はある?
- SBUX スターバックス
- PLAY デイブ&バスターズ
- WGO ウィネベーゴインダストリー
- 9月、10月の波乱相場の後、11、12、1月はQQQとVOOどちらが強い?
- パウエル議長について
- SEER シアー
- NCNO エヌシーノ
- TDOC テラドック
- YALA
- BAX バクスター
- DRI ダーデン・レストランツ
- 米国株を始めるときインデックスを保有しながら個別株に投資する方法は良い?
- 米国債務上限引き上げ期限7月31日、これは国債の発行上限ということ?
- ESG投資に関して
- ICHR アイコア
- HMHC ホートン・ミフリン・ハーコート
- QRVO コルボ
- サブスク化がなぜここまで歓迎されるのか。
- 半導体過剰発注懸念あるということならNVDA エヌビディアかうのは避けたほうがいい?
- まとまった金額でVTIをコアにしようと思う。9・10月下がった後にするか悩んでいる。
- 航空株で特に妙味のある銘柄は?
- ARKが倍返しで戻ってくることについて意見変更はない?
- AFRM アファーム
- AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
- SNAP
- グロース株はトレンド割ったら売りとあったが好決算銘柄でもそう?
- 株価のPERの圧縮はどのタイミングで起こる?
- 輸送のボトルネックが解消される気配は?
- 8月にテーパリングの発表が無い場合、次に発表があるのは9月末?
- 25歳社会人1年目、去年12月から投資をはじめて総資産500万円、うち株式100万円、毎月10万円株を買っている。キャッシュポジション多いと感じているが一気に突っ込むのは良くないと思う
- 半導体製造装置の懸念、ASML ASMLホールディング についても懸念?
- VTI中心にハイグロースと高配当を保有。GAFAをポートフォリオに加えたほうがいい?
- PINS ピンタレスト
- ROKU ロク
- 今より年末は株価低い見立てだがその場合8月効果が顕著になるという風に見てよろしいでしょうか
- PLUG プラグパワー
- ニコラ
- SNAP,TWTR ツイッター,FB フェイスブック保有できる?
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
今週アメリカの決算発表シーズン一つの山場を迎えると思う。今週の重要な決算発表をレビューしようと思う
2021年7月27日週はGAFAM+TSLAの決算発表。
月曜引け後、TSLA テスラ、コンセンサスEPS 98¢、売上114億ドル
火曜日引け後、GOOG アルファベット コンセンサスEPS19.15ドル 売上560.5億ドル
火曜日引け後、AAPL アップル コンセンサスEPS1.01ドル 売上734.4億ドル
火曜日引け後、MSFT マイクロソフト コンセンサスEPS1.92ドル 売上443億ドル
水曜日引け後、FB フェイスブック コンセンサスEPS3.03ドル 売上278.7億ドル
木曜日引け後 AMZN アマゾン コンセンサスEPS12.19ドル 売上1,150億ドル
だいたいそこらへんが主だった企業。全部いい決算出てくると思う。
ちなみにこれまではS&P500採用企業の24%くらいが決算発表を終え、88%がEPSで予想を上回っている。売上では85%くらいが上回ったと思う。今期もアメリカの企業の決算は絶好調である、ということ。
とりわけ先週SNAP、TWTR ツイッターといったネット系、広告への依存度の高い企業が良い決算を出している。今週決算発表されるアルファベットやフェイスブックのように同じようなネット企業で広告への依存度の高い企業の決算も当然よくなるだろうと市場関係者はみている。
だから、波乱はない、ということ。
唯一その中で、株価的に波に乗れていない大型株はTSLA テスラだと思う。
テスラに関しては、やや今回の決算に対する信頼度は低いかもと思う。
その一つの理由は納車台数で少し予想を下回ったこと。四半期ベースで20万台だったかな。
それと今回の決算でもう一つ注目されるのは営業利益。ドルの金額としての営業利益額がどのくらいの大きさになるのか、に市場関係者の注目が集まっている。コンセンサスはだいたい8.35億ドルが予想されている。
過去最高益は去年の第3四半期の8.09億ドルだったと思う。
去年の決算発表の数字を見て、これはテスラすごい儲かってる、買ったほうが良い、となり株価が上昇した側面があった。今回その時の営業利益をはじめて上回ることが出来る、過去最高益になることが出来るそういう一つのチャンスという風に捉えるアナリストが多い。そこが注目ポイントになる。
あと、ネガティブというか懸念点はサイバートラックがちょっとうまくいっていないのでは?という観測が出ている。そこら辺についても手掛かりになるものがカンファレンスコールで掴めるか、注目したいと思う。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
LZ リーガルズーム
最近IPOされた企業、IPOはそこそこ成功だったと思う。
いまはIPO後のニュースが全然ない局面に入っていると思う。
IPO後初の決算発表クリアできるかに注目。買う材料も売る材料もない。
LAW CSディスコ
弁護士が使う検索ソフトの会社。弁護士の間で、非常にファンが多い。IPO後ニュースが無い側面。IPO後初の決算を待ちたい。
今年はものすごくIPOの件数が多く、2000年のドットコムバブル以来の多さだったと思う。特にIPOされた企業の悪い材料/いい材料というニュースが関係するのではなく、単純にIPOの数がメチャクチャ多いので次から次へと投資家は次のディールにシフトしなければいけない。投資家は無限にお金があるわけでは無い。投資資金は限られている。皆様もそうだと思うが。次のIPOに応募するには何かを売って資金をこさえなければいけない状態になっている。だからIPOの後で株価が上がってもフラフラと下がってきて、勢いがなくなりしばらく死んだ状態になる。それは別に会社が悪いことがあるのではなく、資金のリサイクルというか循環で売られている。そのメカニズムをはっきり認識する必要がある。
もっと言えばIPOしてストーリーが良い、ガチでホールドすれば絶対花が咲くと信じてもらうのは良いが、それはIPOマーケットのリアリティとは全然違う。
IPOマーケットのリアリティはIPO買って1回転儲かったら、営業マンが「売って、次行きましょう」という感じで電話する。
ナチュラルに売りプレッシャーがかかってくるのは自然なこと。そうしないとお金をリサイクルできないから。
では、次に大きな株価の変化が起こるときは何かというとIPO後初の決算発表がきちんと出せると確認された後で、大きな資金を持っている大口の機関投資家は重い腰を上げて、ガッツリ買い始める。
だから、第1回目の決算が非常に重要という話をしている。
質問頂いた、LZ リーガルズーム、LAW CSディスコとかその他大勢の銘柄はまだ一回目の決算すら発表していない。だから何も起こらなくて当然。何も起こらないとこれまでもずーっと説明していたこと。
まとめるとIPOに出動するタイミングは2つ。1つ目は上場初日あるいは翌日あたりで株価がちょっと落ち着いたらその時点でスッと飛び乗る、そして1回転取れるか勝負してみる博打的なトレードの仕方。
2つめのIPOの王道的なやり方は、まず待って、IPO後初の決算発表がきちんとしてものが出せるということを確認してからゆっくり買い出動する。ほとんどの機関投資家がこの後者の買い方をする。
初日に売ったり買ったりしているのは、個人投資家か、ヘッジファンドぐらい。いわゆるコアホールダーと呼ばれるコーナーストーン投資家、つまりIPOのブックビルディングの過程で「この機関投資家に安定株主になってほしい、だから御社にはたくさん株をアロケートします。その代わりアフターマーケットで買ってください」という風にお願いする、そのコア投資家は上場初日に買うが、そういうしがらみが一切ない普通の大口投資家は決算発表が済んでから検討を始める。
今妙味のある銘柄は
これまでの決算と株価の動きでちぐはぐと思っているグループは航空株が面白いと思う。もっと言えば今期、先週発表された航空会社の決算はLUV サウスウエスト航空がEPSで予想を下回ったことを除けば全部ポジティブサプライズでした。そして、カンファレンスコールでの経営陣のコメントも強気。とりわけ心配されていたビジネス客、出張の客、ビジネスクラスは会社側が予想していたよりも早く回復している、と各社口々に言っていた。
なぜそれが大事かというと、季節的に夏は行楽・レジャーの予約が多く、エコノミークラスが満杯。しかし、秋になるともうレジャーはなくなり、ビジネスが主流にならなければいけない。そしてビジネストリップはズームとか新しいツールが出てきているので、ダメになるのでは、という前評判があるが、各社の予約状況を見ると、ビジネスクラスも結構いい線行っている、というコメントをする会社が多かった。
だから、全体としてみた場合、航空会社の株は投資家が予想していたよりも決算が悪かったか、良かったかでいうとアップサイドで入ってきている。今後の修正も上方修正で入ってきている。しかし、株価は全然反応していない。
株価が反応していない理由はデルタ種に対する不安だと思う。
デルタ種に関しては何もしなくてもそろそろピークアウトすると言われている。実際イギリスなどではデルタ種の伝染はピークアウトしつつある。アメリカもピークアウトすると思う。
それはどうしてかというと伝染力が強いのでものすごく速いスピードで行き渡る。行き渡ってしまうと自然現象として伝染の変化率は下がってくる、というだけのこと。
もう一つ指摘すべきことは今あるファイザー、バイオンテックのワクチン、モデルナのワクチン、ジョンソン&ジョンソンのワクチンはデルタ種に良く効く。
いまデルタ種にかかっている人はそもそもワクチンの注射をしていない人が感染しているわけで、新型コロナの世界は持てる者、持たざる者に2極化しているというか、情報リテラシーがちゃんとあり、ワクチン注射したほうが良いと心がけている人は実際に注射して、デルタ種にかかっても重篤にならない。だけれどもワクチンは危ないという迷信を信じて摂取していない人がどんどんデルタ種にかかっている。自然淘汰が起きている。情弱な人はデルタ種にかかって病院に担ぎ込まれて、それが人口の自然減になる。だから、ダーウィニアン的なサバイバルゲームというかふるい落としが起こっているだけだと思う。
この質問というのは航空会社各社の決算でもたくさん出たんだけれども、デルタ種が航空会社の業績に対する影響は?という質問が出ていたが、経営陣の答えは「全然関係ないと思う、どうしてかというとそもそも飛行機で旅行したい/しているお客さんは全員ワクチンの注射を打っている、ワクチンの注射を打たずに飛行機に乗りたい人は1%もいません」と説明していた。それはなるほどその通りだと思う。
今アメリカでワクチンの注射を打っていない人をイメージで滑稽に言うと、例えばアラバマ州とかディープサウスみたいな後進的な地域に住み、トランプ支持者で、ワクチンを打つとマイクロチップを埋め込まれる、という迷信を信じていて、ワクチンは国によって監視されるといけないから俺は打たない、とかいう人たちが頑なに注射を拒んでいる。そういう人たちはアメリカにもたくさんいる。
じゃあその人たちは普段飛行機に乗って旅行するかというと、それはエアラインの顧客ではない。そういう田舎者は飛行機に乗らない。
だから、非常に残酷というか酷い世界観かもしれないけれども世界は2分されている。ものすごく世界に対する見分、見識が広く、グローバルな視野を持ち、プロフェッショナルな仕事につき、サンフランシスコとか、マンハッタンとか、ロンドンとかそういうところを飛び歩いて仕事をしているような人たち、グローバリストな人たちはみんな注射を打っている。
だけれどもアラバマのモンゴメリーかどっかの農場で働いているようなローカルな人たちは自分の街から出たこともないし、ニューヨークとかサンフランシスコに煌びやかな世界があることは知りもしないし知りたくもない、そういう狭隘な世界観を持った人たちもいる。決して悪い人たちではない、人間的にいい人たちだが、価値観が違うという話をしている。
アメリカ全体のデータとしてはデルタ種が吹き荒れている、アメリカ経済ダメだろうという極論をいう人が居るが、アメリカ人全体が飛行機に乗るわけでは無いという視点を持つべきだと思う。
実際に航空会社の稼働率はどんどん上がっている。多分次の決算も今回に輪をかけていい決算になると思う。
今アメリカ株の中でどこに妙味を感じるか、という質問になると思うが、僕が一番妙味を感じるのはエアラインみたいなリア充銘柄が良いと思う。
僕は経済再開でみんなが街に出ると言われた時に、リア充ということが声高に叫ばれた時にリア充ではなくGAFAとかを買ったほうが良いとお願いした。今回のリア充銘柄の下げは予期していた。
全然今回の下げ局面はサプライズではない、予想通りの展開。
今は何を見ているかというと、AAPL アップル、FB フェイスブック、GOOG アルファベットとかは足元の業績が良く、株価も新値を追っていてすべてがバラ色。今は利が乗るに任せてそのままついていけばいい。だけれどもそこに妙味があるかと言われると、僕はそこには妙味は感じない。むしろエアラインの株とかの方に妙味を感じている。
SFTW ブラックスカイ、 VACQ、ブルーオリジン発射後も宇宙銘柄盛り上がっていない。いったん売っていい?
それでもいいと思う。別にその辺はニュースはないと思う。
ZS ジースケイラーよりCRWD クラウドストライクが好き?
別にどっちでもいいと思う。クラウドストライクの方がいいという印象を与えた理由はZS ジースケイラーは1回決算しくじっている。ずっと遡ってもらうとわかると思うが。その時にネガティブなコメントをした。
でもその後でまたいい決算を出せるようになった。復活してきている。でも1かいZS ジースケイラーの過去の株価チャートを見ると、ドスンと落ち込んでいることがある。でも今ZSの決算は良い。等しく、クラウドストライクもいいと思うし、ジースケーラーもいいと思う。
中国株も長い目で見ればETFは買っていい?
よくわからない。
先日発表された、補習校 for Profit 営利団体としての学習塾や補習校を禁止する、という中国政府の発表。あれ結構重要かもしれないと僕は思っている。
そういう競争というか勉強しすぎ、がり勉し過ぎを中国政府が抑制しようという気持ちはよくわかる。親心として。
もう一つ隠れたアジェンダとして中国政府がそういう事を提唱している理由は人口減少あるいは少子高齢化に対して中国政府は不安を持っている。婚期が遅くなっている、子供が少なくなってきている。中国人が教育、教養をつけるに従ってだんだん子供を産まなくなっている。それはいつか来た道ではないが、日本の二の舞ではないかと中国の人は非常に心配している。それはよくわかるんだけれども。
日本の二の轍は踏まない、バブル崩壊にしても何にしても。それが中国の官僚にとって一つ大きなテーマ。日本と同じルートは通らない、というのが。今回の少子高齢化に対する対策として営利団体の学習塾の禁止もそれに対抗する一つの政策だと思う。
でも僕としては、その姿と日本で昔いわれていた、「ゆとり世代」(海外に住んでいたのでどういう経緯で導入されたかは知らないが)あまりがり勉ではなく、緩くやったほうが良いという時代も日本にもあった。
今振り返ってみると、あれが終わりの始まりだった、という側面がある程度あるのかな、という風に外から見ていたら僕なんかはそう感じる。日本の二の轍は踏まない、と言いつつ中国がやっていることはすごく似ている。
アメリカはいい例で、僕はフロリダに住んでいてアラバマ州に限りなく近い田舎だが、この辺の若者は男の子の場合、20歳くらいで結婚する。女の子は18歳くらいで平気で結婚している。まだ高校生なのに籍を入れるとかいうのがけっこういる。20歳までに子供が一人、二人いるお母さんはザラにいる。ワイフがブックグループ、図書館が主催する読書サークル、あるいは編み物のサークルの集いに行くと、40歳くらいの奥さんがもう孫がいる、という人がほとんど。孫がいないのは、うちだけなんだよ。
田舎というのはだいたいそういうもの。アメリカの田舎はそうだし、日本はちょっとどうかわからないが、中国も田舎は似たようなノリだと思う。
都会に出て、いい大学に行って、高学歴になって、そしてプロフェッショナルな仕事について…というキャリア観、価値観、世界観、そういったものが少子高齢化現象から見れば非常にまずい、と中国政府が考えていることは正しいと思う。その通り。ヨーロッパの国々などを見るとどこも高齢化している。中国だけの現象ではなくグローバルにそういう事だと思う。
防ごうと思ったって防げない自然な成り行きなんじゃないかと僕は思う。
中国株の話に戻すと、もしそれが、防ごうと思っても防げない、時代の流れなら、それを無理やり防ごうとする形で例えば、先週のEDU ニューオリエンタルとか、ひどいよね。金曜日だけで-54%。
あるいは、TALこれも-70%。ここらへんの銘柄ゼロになるかもしれない。ひょっとしたら。今週。
あるいはDIDI 滴滴出行。これも金曜日だけで20%下がっている。
だから中国政府はここら辺の価値をぶち壊してもいいと本気で思っていると思う。だから、国が個人の財産権を守ってくれる、とか甘い考え、幻想を抱かない方がいいんじゃないの。
ひょっとしたら全損になるかもしれないし、中国株ADR全部根こそぎニューヨークから上場廃止になるかもしれないし、もう何が起こってもおかしくない、文化大革命みたいなそういう世界になっているから、僕だったらくだらない値ごろ感で「そろそろかなー」というスケベな根性でバーゲンハンティングをする。それは博打であって投資ではない。Investment processが存在しない。Investment processとはリスクはどのくらいで、リワードはどのくらいというバランスを勘案しながら合理的に意思決定していくもの。先週のニューオリエンタルみたいな状況で、「もう営利の学習塾は存在してはいかん、株式は上場してはいかん、すでに上場している銘柄はそれを解消しなさい。解消しなさいってどういうことですか?それって上場廃止っていう意味?というレベルで皆てんやわんやになっている。
そんな環境の中で理詰めの合理的なきちんとリスクを管理した投資なんて進めていけるわけがないわけで、皆様が博打好きならそういうのやってもいいかもしれないけれども、そんなことやっても褒められないと思う。もしプロの投資家なら。
今週あたりからアメリカで出てくることは機関投資家が年金とか最終受益者から「なんで中国株ADRもっているんですか?ロジック教えてください。ちゃんとリスクが図れるんですか?中国株ADRをもっている理由をちゃんと述べてください」と物凄くプレッシャーを受けると思う。
だから、ここら辺の銘柄に対する売り圧力は「そろそろ買いかな」という値ごろ感よりもっと大きな理由で需給関係は決まってくると思う。
それはもっと言えばファンドマネージャーとしては、雇われのサラリーマンファンドマネージャーとしてはそろそろ首のあたりをさすって「保身」を考えないといけない時が来ている。ということ。
なんでお前、DIDI 滴滴出行もってるんだよ、なんでこんな株買ったんだよ、と言われたら抗弁しないといけない。今抗弁できるような援護射撃というか材料を中国政府とかそういうのが与えてくれていると思う?全然取り付く島が無い、立つ瀬がない。
そういう状況に投資家を追い込んではいけない。でも、これ見よがしに、あからさまに中国政府はそういうことをやっている。そこが僕なんか見ていて、恐ろしいな、やっぱり民主主義でない国はこういうものか、財産権に対する保護はどうでもいいんだな、という印象を持った。
僕と同じような感想を持ったアメリカ人は今すごく多いと思う。
8月は強気?
僕はかなり前から去年の暮ぐらいから今年は2月くらいに相場荒れるかもしれない、その後はずっと右肩上がりで行ける、それで8月が転換期で、9-10月は相場が荒れる、という相場観を堅持してきた。
ちょっと意見変更したのは8月は転換点、ということに関しては今はちょっと自分自身に自信が無いというか保留にしているというか分からない。ひょっとしたら8月も相場高いかもしれんね。という風に思い始めている。その部分だけが変更点。
なぜ8月も相場高いかもしれないと思い始めたかというと、ひょっとしたらジャクソンホール経済シンポジウムでテーパリングに関して何もコメントが出ないかもしれない、という風に考え始めたから。
それに関してはどうしてそういう風に判断したかというと、先週までのパウエル議長をはじめとするFEDの高官の発言を読みながら、テーパリングに対する緊急性、切迫感がやや後退したような印象を受けたから。
もっと言うとインフレはカーっと瞬間的に高まったが、それが沈静化してきている。だから焦って引き締めしなければいけない理由がかなり後退した、ということ。
いま長期金利を見ても下がっている。企業業績を見てもギャンギャンに業績は良い。この二つが株価決定に対する最も重要な要素。両方がいまフォローの風が吹いている。7月は相場高かった、僕も7月相場高いと予想していたが、ひょっとするとこのモメンタムが8月に持ち越して、8月も相場が高い可能性もあると思う。
唯一の懸念点は、投機が行き過ぎるリスクはあると思う。つまり、投資家が強欲になりすぎるということ。今週木曜日にロビンフッドのIPOがあるが、そのIPOを前にアメリカの個人投資家は「行ったるぜ」と姿勢を高めている。
だから先週月曜日か何かに、グワーッと個人が買いに行って、一日で鋭角的に株価を戻した、というエピソードがあった。「個人投資家がその威力を見せつけた」とアメリカのメディアに書かれているが、そういうことが新聞の見出しに踊っているときっていうのは、マーケットのボトムではなく、天井に近いときにおこる。あと、投資家のセンチメントを見た場合、個人投資家は米国株に過去最高くらいのカンカンの強気。機関投資家は弱気とは言わないが、あまり強気ではない。そういった形で個人投資家と機関投資家のマーケットの先行きに対する意見がものすごく乖離している。
そして過去の経験則から言うと、チャールズシュワブというオンライン証券のストラテジストLiz Ann Sondersが主張していることとして、個人投資家がカンカンの強気で機関投資家が弱気、その後で株式市場がどう動いたか、をバックテスティングしてみると、ほとんど指数は上昇していないという経験則がある。今はまさしくその状態になりつつある、ということ。
僕は9月10月の相場はかなり荒れると考えている。今の株価指数の水準と比べ、年末の水準はひょっとしたら下に来るかな、という風にすら懸念している。
なのであと1か月8月ひと月遊べるか、遊べないか、というのは全体像から見ると極めてどうでもいいことだと思う。僕が心配しているのは9月10月の下げがどのくらい深いか、を心配している。
DOCU ドキュサイン
利確したいが決算しくじらない限りホールドOK?という質問。
DOCU ドキュサインは前回1Q決算でいろんな企業の決算の中で最も立派な決算を出した企業の一つ。素晴らしい決算だった。そして足元のモメンタムも凄く強いと思う。次の決算もかなり素晴らしい数字になると思う。
今お金が必要あるの?それとも利食い幅が大きいから、という理由で降りたいの?降りたい理由が僕には到底理解できないけれども。
好決算というのは癖になる。そして、悪い決算も癖になる。
例えば学校の勉強を思い出してもらうといいが、優秀な生徒だった女の子が突然成績が悪くなって、その次の中間期末試験も成績が悪くなった。おい、どうした?変な虫でも付いたのか?という状況ってある。家庭の環境とか、悪い男友達が出来たとか、理由は色々あるかもしれないが、勉強に身が入らなくなった、そういう局面では早くその問題をストップして、そしてターンアラウンド(挽回するような)手だてを打たないと、ズブズブズブズブどこまでも下がっていくわけでしょ。
企業も全くそれと一緒なんですよ。悪い決算をプッと出した企業。その決算自体は悪いんだけれども、僕が恐れていることはそうではない。僕が恐れていることは、今回みたいなノリで、次もその次も、その次も…という感じで決算がぐちゃぐちゃになっちゃったらどうするんだい。若い企業にはそういう企業がものすごく多い。IPOされたばかりの企業にはそういう企業がものすごく多い。気が付いたらあの銘柄もう上場されていないわ、上場廃止?という風に消えていく。
逆に良い決算、「こんなに数字良かったのかよ?すげー!」という企業は次の決算も「あー?またまたいいの?」その次も「あー!?もっと良いの??」という感じでイケてる会社はガーン、ガーン、ガーン、ガーン、と決算良くなる。
だから、次の決算が同かということも重要だけれども、連続性で考えて欲しい。未来を。勢いに乗っている会社は1決算だけいい決算を出すのではなく、2回、3回、4回といい決算を出します。
そうなのであれば、DOCU ドキュサイン、今降りたほうが良いのかな?僕は必ずしもそうとは言えないと思うけれども。だから次の決算に注目してください。
DUOL デュオリンゴ
少額で短期でinする予定だが、広瀬さんはinする?という質問。
面白い銘柄だと思っている。この会社の経営者を見ていて僕が感じたことは「あれ、なんかジェフベゾスと同じようなノリだよね?」と思った。
まずいえることはデュオリンゴの経営者はカーネギーメロン大学教授。そしてコンピューターサイエンスを教えている。もうすでに2社起業して、そのうちの少なくとも1社はグーグルに売却している。
もう億万長者だが、そういうシリアルアントレプレナー、つまり何回も会社を始める人が興した会社。
彼は教育というエリアは本来AIと相性がいいエリアのはず、だけれどもAIを使った教育のベンチャーは非常に少ない。まずビジネスプランとか何にもないところから、巨視的に、マクロの経済というかコンピューターの世界をみて、おおーきな市場、それは教育市場、AI、そこに何もないというところをまず抑えた。
つぎに、じゃあAIによって個人の人が学習するのを助ける会社を作る場合何が言いかと思ったら、スマホアプリにネイティブなサービス。学習塾で教えるとかスケーリングできないことではなく、アプリを使えばみんな肌身離さずスマホを持っているし、学習しやすい。だからアプリ使って何かやろうということを決めた。
3番目に決めたのは、じゃあ、何を勉強させる、ということで世界で一番勉強されていることは何だろうということを彼は調べた。そしたらそれは言語、多国語での会話が勉強されている。18億人だったかと思う。そうすると言語学習アプリが良いよね、とだんだんターゲットを絞り込んでいった。
だからデュオリンゴの経営者は英会話が好きでデュオリンゴを始めたわけでは全然ない。言語教育が好きで始めたわけでも全然ない。そうでなくてAIの人。
だから、僕がデュオリンゴのアプリをやって、何か間違える。ゲームみたいになっていて先に行こうと思うと宣伝が出てくる。どうしてかというとデュオリンゴは無料なので、ひっきりなしに広告が出る。広告なしで学習したい人はサブスクリプションをしなければならない。
僕が間違えた場所はAIが覚えていて、間違えたところを切り口に違う練習問題をどんどん、どんどん振り込んでくる。つまり、誤りを矯正している。
そうして治るようになったら次のレベルに行く。個人教師というか家庭教師というかパーソナライズされた僕の弱点をきちんと直して進んでいってくれる、そういうソフトウェアの会社。
だからアーキテクチャはしっかりしていると思う。
それと、途中で学習者が意欲を失わないようにいろいろマンガみたいなのが出ていて、ユーザーが継続しやすいかどうかをA/Bテスティング、同じ学習画面でもAという絵と、Bという絵を提示して、どちらがエンゲージメントが高いかを比較テストして、高い方、高い方ばかりを選んでいる。
だからデュオリンゴのアプリを使うとサクサク勉強がはかどる。なぜはかどるかというと、ABテスティングによって、人気のないやり取りはドンドン排除しているから。この手のアプリのデザインというかUIっていうのかはロビンフッドなんかもやっている。
ゲーミフィケーションというか、あたかも株式トレードをゲームのように。あたかも英会話の学習をあたかもゲームのように楽しめることをゲーミフィケーションというが、それをこの会社はやっている。
あまり経費はかからない。なぜかと言うとマーケティングしていないから。口コミだけでデュオリンゴを聞いているから。僕らは誰からデュオリンゴを聞いたかというと、ワイフの大学時代の友達。デイブという弁護士がいるが、そいつがいま3言語を勉強していると言っていたが、「うわ、なんでこんな50、60歳にもなって新しい言語を勉強しているんだよ、と聞いたらデュオリンゴというアプリがあってマイブームになっている」と話を聞いて存在を知った。友達はみんなデュオリンゴをやっている。そんな状況。
ほとんどの経費はエンジニアリング。R&D。この会社凄くR&Dに力を入れている。潜在市場はバカでかい。それで売上高の70%くらいはサブスクリプション。サブスクリプションの期間は短いけれども。大体短いもので1か月、長いもので1年間。そんな2年も3年も4年もサブスクライブするような性格のものではない。だけれども1つの言語をマスターしたら、2つも3つもマスターする、そういうことを狙っているユーザーは非常に多い。
一歩下がって全体的な話をすれば世の中変わってきているというか、デュオリンゴのようなアプリを使って、できる人、というか世の中がこういう方向に移っていることに対して流行に敏感な人はドンドンツールを取り入れて、新しい言語を就職して、転職して、キャリアアップして、という形でどんどん先に行っている。
そしてそういうことを何にもしない人たちはずーっと遅延というか自分の故郷の土地にしがみついて、生活態度も変わらず、一生自分の街の中だけで低賃金で働いて一生を終える。そういう人たちが僕の住んでいるフロリダとかアラバマは大半なんだけど。そういう風に世の中が二つに分解しているわけですよ今。
みんなはどういう道を選びたいかは僕の感知することではないので余計なおせっかいでそんなこと言う立場にないけれども、でもアメリカ株に興味を持っているということは世界に目を開いているというか、世界のことが気になるからそういう投資とかに興味を持っているんだろうけれども。
だからこれからの世の中っていうのはそういう風に好奇心が旺盛で世界を相手にして大きくなっていく人と、そうでは無くて閉じた、小さな世界にとどまる人の2種類に分かれていくのではないのですか。
もっと言えば格差だよね。格差は今後も、もっとドンドンひどくなると思う。今どころじゃないと思う。あと10年、20年したら格差はとんでもないことになると思います。
エネルギー関連株に関して
この前、OPEC+の合意が出て、増産が始まるので原油価格は少し下がっている。加えてサマードライビングシーズンが一巡して、これから秋、冬を迎えるわけだけれども、需要という点でも一番瞬発力で需要がカーッと増えた局面は過ぎ去っている。
そういうことを全部総合すると、ズンズン原油価格が先高というよりは、ズルッ、ズルッと下がってくるようなシナリオの方が自然なのでは、と僕は思う。
低金利でインフレリスク低く決算好調が相次ぐ中IPOと小型グロースが苦戦する理由は。
需給関係。
いまディールがものすごく、ものすごく、ものすごく多いから。1年間に500件くらいのIPO案件が出た年は僕も2000年に経験したんだけれども、本当になんていうか、ガダルカナルみたいな、あるいは八甲田山死の行軍みたいな、そういう世界で。まあ辛かったなーという思いでしかない。
どう辛かったかというと、当時と今ではすごく違う。当時はズームとかなかったのでIPOということだとロードショーに出ないといけなかった。ロードショーに出てボストンとかサンディエゴとか、そういうところで経営陣のカバン持ちをして、夜遅くホテルに帰ってくると次の航空券が届いている。当時はeチケットすら普及していなかった。
レセプションのところでメッセージあります、と言われパッと開けてみると航空券が入っている。今のロードショーではなく、次のロードショーのチケットが入っている。僕のアシスタントが全部予定を組んでいて。せっかくロードショーが終わったらサンフランシスコに帰って家に帰れると思っていたが、サンディエゴからニューヨークに飛ばなければならないとかいうことはザラにあった。
僕自身が、アメリカンエクスプレストラベルという旅行代理店のマーラという黒人のお姉さんがいたが、僕自身のトラベルエージェントが専任でついていた。そのくらい忙しかった。
それでワイフと電話で話すよりトラベルエージェントのマーラと打ち合わせをしている回数の方が多かった。1回マーラがうちに電話して、旦那さん帰ってこれません、と家内に電話したら、それを聞いて家内が烈火のごとく怒った。私は何で主人のスケジュールについて、旅行代理店のあなたから知らされる必要があるの?とブチ切れたが、そんなことからもわかる通り、ディールの件数が多いということは、証券会社ってものすごく忙しい、大変。でもそれをもっと先に勧めてこの物事を考えると、次もディール、またディールという形でどんどんどんどん粗製濫造みたいにしてIPOがポコポコポコポコ出てくる状況は健全だと思う?
それって健全じゃないでしょ?今売られているIPOのほとんどはゴミですよゴミ。1週間に20本くらいIPOあるんだよ。
僕はその中から話題性の高い銘柄とか注目されている銘柄を1つか2つ紹介している。例えばデュオリンゴみたいに。だから比較的筋の良いものを選んでみんなに紹介しているけれどもそれ以外の銘柄もいっぱいある。
それらはスコップですくってポーン、みたいな感じでゴミみたいなIPOばっかり。それに個人投資家は皆応募して資金がどんどん吸い込まれていっている。
だからIPO市場全体として資金が回らなくなって、底抜けみたいに株価が地盤沈下している。それはひとえに供給が多すぎる、案件が多すぎるということ。だからこういう現象になっている。
個々のIPO株のクオリティがすべて悪いかというとそうではないと思う。例えばMQ マルケタとかはハイクオリティな会社。それ以外ではXMTR ゾーメトリー、DOCS ドクシミティ、DLO ディローカル、OLO オーロ―、その他たくさんいい会社もある。でも株価は動いていない。
なぜ株価が動いていないかというと、圧倒的な新しいIPOの供給、それに押しつぶされて、それらのストーリーが仕上げられていないというか開花していないというか、出来上がっていない。だから決算発表を待ちたいという風に言っている。
次から次から全部のIPOに手を出すような真似はやめてください。それはいいストラテジーではないと思う。
それよりもっと正しいストラテジーは、食い散らかした残飯、半分手を付けただけでまだ完成していない用ないシチュエーションできちんきちんと四半期決算を出していける企業、強い企業、前進できる会社、そういうのをじっくり観察して長期で保有していく。良い決算を出している限り。
例えば、DOCU ドキュサイン、MDB モンゴDB、TWLO トゥイリオ、TTD トレードデスク、ROKU ロク、ZM ズームビデオ、OKTA オクタ、そういったような今をときめくきら星のようなグロース株があるが、それも今ちょうどみんなが経験しているのと同じようなぐわーっ、ズブズブズブズブというIPO後の鳴かず飛ばずの低迷した、よどんだ状況が長く続いた。その時はしんどかったが、その間においてもそれらの企業は決算は出していた。ある時気が付いたらバーッと株価が上がっている。今回も全く同じようなシナリオを僕は想定している。
RPRX ロイヤリティファーマ
別企業の買収資金を提供したがOKTA オクタのように決算に影響はある?という質問。
ないと思う。心配していない。
BIIB バイオジェン
決算で通年ガイダンスEPSがコンセンサスに若干ショートしたが問題ない?という質問。
問題ないと思う。
例のアルツハイマー薬、それが本格的に売上高に立ってくるタイミングは今年ではないと決算カンファレンスコールで説明されていた。一部のアナリストはもっと早い立ち上がりを見ていたと思う。
なぜアルツハイマー薬の売り上げが立ち始めるタイミングが少し遅くなるかというと、全国にセンターと呼ばれるアルツハイマー薬の接種を専門にやる病院をラインアップしている。その時間がかかっているということが問題。
特に薬に問題があるとか、FDAとの関係で問題があるとかそういうことではない。
アデュカヌマブが医療機関での使用や保険適用が進んでいないという記事を目にした。という意見。
その通り。だけれども全く心配していない。決算のカンファレンスコールを自分で聞いてみたら、なるほどな、という風に皆も感じると思う。少し自分でも予習をしてください。
チャートについて。
チャート的には買えないが、一番過小評価されている銘柄の一つじゃないかな。既にアルツハイマー薬
もFDAから承認され、患者もこの薬を欲しいと言っている人が多い状況。来年は黙ってみていればそれなりに売上が伸びてくると思う。特に心配していない。
下落について、想定の範囲内か
別に驚くに値しないと思う。
REGN リジェネロン
しばらく話題にしなかった銘柄。ソーサ―ボトム。大きなソーサーを形成して今ピボット(買いポイント)に来ている。良いかもしれない。この銘柄。
長期投資の場合、GAFAMとTSLA テスラは決算次第?
決算悪かったら売る。
株価は好決算を織り込んでいる。GOOGなんかもかなり割高になっていると思う。今週の決算悪かった売る。
AAPL アップル これはブレイクアウトしてまだ間もないのでそれほど割高感はないが。
AMZN アマゾン これもブレイクアウトしたばかりなのでまだまだ大丈夫だと思う。
FB フェイスブック これははっきり言って高い。プロフィットテイキングゾーンに入っている。フェイスブック好きな銘柄でいいよ、いいよとずーっと言い続けてきたが、今フェイスブックにすごく妙味を感じるかというと感じない。好決算は株価に織り込まれている。
TSLA テスラ テスラだけが水準が低い。三角ペナントみたいなのを形成している。ポーンと上っぱなれるか、ポーンと下っぱなれるか、きわどい水準になっている。
以前金利急上昇に注意の都の話があったが金利低下、急低下にも注意を払ったほうがいい?
金利が急低下している局面は、ひょっとしたら景気がつんのめっている局面かもしれない。7月の半ばにちょっとそういう局面があった。
本来であればワクチンを打って経済再開でみんなが街にバーッとでて景気はメチャクチャ強くならなきゃいけないにもかかわらず、なぜか知らないけれども長期金利はグッ グッ グッ グッ グッ と下がってきていた。
そういう局面は結構危ない、とは言わないが何か変だぞと疑ってかかったほうがいい局面なんですよね。
まさしくそういう局面を2週間くらい前に経験したわけだけれども、どうやら何もなかった、変な異変は起きていないような感じがするんだけれども。今の状況だと。
でもちょっとそういうのを疑わせる局面というのがあった。
で、つるべ落としに金利が低下する局面は危険です。例えば、いつそういうことが起こったかというと、リーマンショックの時に起こった。あるいは新型コロナの事件が最初に認識された2020年の2月~3月にかけて。ああいう局面は危ない。
一番いいシナリオはほんの少しずつ長期金利がじわっ、じわっと下がっている。そういうような状況が一番いい。逆にほんのりと、じわっ、じわっと長期金利が上昇している。それも、それほど悪くない状況。
僕が気を付けているのは、ポーン、ポーン、ポーンと3段飛びみたいに長期金利が上昇するとか、そういうのはとりわけ危ない状況。主にそれを見ている。僕はね。
20代中盤、男、独身、法学部卒、貯金1500万円、海外移住したい。どうしたらいい
ワーキングホリデーでいいのでは。僕使ったことないので詳しく知らないが。
実際に行ってみて自分に向いていないなら帰ってくればいいし、とりあえず何かやりたいなら、僕ならワーホリやります。
FSLR ファーストソーラー
だいぶ過熱感が取れた。ちょっとカップが出ているが汚らしいカップウィズハンドルであまりカップウィズハンドルと呼びたくないチャート。
SPWR サンパワー
こっちの方がグラフ悪い。まだ十分に下げ切っていないようなチャート。
19.75ドルの水準をもう一回テストしに行く展開になるかも。ちょっとタイミングじゃないように思う。でも、一頃より過熱感は取れたのでこの辺の銘柄も積極的に研究していきたいとは思う。
BIGC ビッグコマース
強いて言えばソーサーというか大きな湾曲を描いて上昇しつつあるのかというチャート。持ってていいのでは。
決算についての質問。
特に予想していない。強いて言えばインスタグラムでチェックアウト、そのバックエンドをビッグコマースがやっているので、そこらへんがどのように進捗しているか、それに対する決算カンファレンスコールでの解説に聞き耳を立てたいという風に考えています。
SQ スクエア
前回高値283ドルに挑戦する動き。
新値取っていけるかは疑問。ややバリュエーションは高い銘柄。それと業績のモメンタム的には少し落ち始めている。だから、どうだろうねー、という感じ。
MRNA モデルナ
新値を追っている展開。だからどのくらいここから更に値が伸びても不思議ではない。逆に言えば急転直下ここから下がるシナリオもあると思う。僕はモデルナは全然妙味を感じない。
IPO銘柄や個別グロースの循環が巡ってくるのは数年必要?
そういう風には思わないが、でも2四半期くらいは楽勝で必要になるかもしれない。
まず起こらなければならないことはIPO供給、これでもか、これでもか、という需給関係を悪くする新株の供給がストップしなければならない。
どういうきっかけでそれがストップするのかは僕にはわからないが、一つのシナリオは今週ロビンフッドがIPOするが、僕はロビンフッドは買わない。ロビンフッドは失敗すると思う。
ロビンフッドで大やけどする投資家が続出するかもしれない。
続出してほしいとすら僕は思う。なぜかと言うと、それによってIPOのウインドウが、シャッターが下りるみたいに閉まっちゃう。それに期待している。つまり、需給関係が改善しようと思うのであれば、まず真っ先に起こらないといけないことは新株の供給が止まること。
それに注目している。新株の供給が止まったら過去にIPOした銘柄でまだ仕上げてないやつ、それを手掛けようかと投資家は考える。その時に好決算を出している銘柄が買われていくと思う。
物事の順番を説明すればそういうことだと思うよ。
長期金利の動きが不安定。株価の関係をどう見れば。
今の長期金利の水準はざっくり言って株式にとって支援的、ポジティブ、サポーティブな水準だと思う。
少し長期金利動いているが、それに目くじらを立てて株を売ったりしなければならない動きではないと僕は思う。
むしろ、ではなんで9月10月はしんどいと僕は考えているかというと、金利政策の不透明ということ。
①ある時点でテーパリングをはじめなければいけない。②その場合、いつからスタートしてどのくらいの金額テーパーするのかを市場にコミュニケートしなければならない。
それこれやっているうちに来年パウエル議長の任期が切れる。再任されるか、あるいは新しい人、例えばラエル・ブレイナードのような別の議長が来るのか不透明。
もっと言えばFRBメンバーもガラガラっと大きく変わらないといけない。そういう一斉のメンバー入れ替えの時期に来ている。そういった事の方が不透明というか不安だなと僕は思う。
金利自体はそんなに心配していない。
ゴールド(金)9月以降はどう?
なんかすぐに強くなるような要素はあまり思いつかない。しばらくはダメなんじゃない。
GAFAMで長期で一番伸び代があるのは?
今だったらアマゾンが一番好き。でも決算見てみないとわからない。
BTC ビットコイン
デフレ時にヘッジになるという見方についての質問。
インフレヘッジにもデフレヘッジにもならない。ビットコインはビットコイン。勝手なちゃらんぽらんな動きをするだけじゃないの。真顔でビットコインがインフレヘッジになるとか、デフレヘッジになるとか論じている人を見ると、僕はおかしくて笑いをこらえることができない。
FTNT フォーティネット
随分上がっている。まあ悪い会社じゃないと思うが、こういうオンプレミス、イクイップメント、機器ベースのソリューションはあんまり流行の最先端ではない。
特にケチつけるところはないが、僕だったらあまり食指が動く銘柄ではない。
ASTR アストラ
すごい下がっているね。
特に材料はなかったと思う。
強いて言えば7月16日に1,517万株公募している。それが需給関係を悪くしているのでは。会社のニュースとしては何も出ていない。だから、公募でやられてギトギトになっている人が多いのでその断続的な売り物が出ているのでは。
VTIは分散されているが、決算悪い銘柄も抱えている。好決算銘柄のみを20銘柄ほどホールドする手法は?
やりたいならやればいいと思う。
だけれども、VTIに投資をするということは、β、つまりマーケット全体の動きを取りにっている投資。で、20銘柄に投資するというのはα、つまり、自分の考えた「これが正しい投資手法だ、これが正しい銘柄だ、これが良い決算を出した企業だ」という主観に基づいた投資をしているということで、その二つは違う。ということ。
だから20銘柄に集中した投資をやってもいいが、それがVTIに対してアウトパフォームした、あるいはアンダーパフォームした、ということで、広瀬さん言ってること違うじゃん、という風に僕に批判を押っ付けないでください。
なぜかと言うと、β、つまり市場そのものの動きに投資するということを放棄したのはあなたですからね。僕じゃない。
もっと言うと株価指数をみんなバカにしている。だけれども株価指数に勝つ、あるいはついていく、ということはとても、とても、とても、とても、とても、 とても、とても、とても、とても、とても、 難しい事なんです。99%の投資家にはインデックスでいい。
これ、軽い気持ちで言っていないよ俺。
なぜかと言うとものすごくたくさんのファンドマネージャーがインデックスに勝てなくて消えていく。もがいている、悩んでいる。広瀬さんどうしよう、という感じの話をずーっと聞き続けて僕は仕事をしてきた。
ああ、インデックスに勝つということは本当に大変なことなんだなと。しかも彼らプロの投資家だよ。ヘッジファンドとかも含めて。なんで君らが、どこの馬の骨か知らない投資はじめて2年目とかの若造が、「俺はインデックスに勝てるに決まっている」と決めつけるわけ?
妄想しすぎじゃない?夢想家過ぎない?お花畑の頭になっていない?そういうことではダメだと思うよ。
みんなに僕がお願いしていることは、投資には絶対失敗できないタイプのお金と、ダメ元でいいタイプのお金、2種類ある。例えばみんなのリタイアメント、定年退職後の生活費、これ生活費だからね。生活費がゼロだっていうことだったら困るわけですよ。そういうリタイアメントの金は失敗できないんですよ。そういうものはインデックスにしてください。インデックス。一択だよ。インデックスしかないんだよ。
僕もインデックスやってるしリタイアメントファンドは。子供たちのリタイアメントファンドもインデックスですよ。インデックスなんだよ。インデックスでいいんだよ。インデックス以外ありえないんだよ。
つみたてやるならインデックス以外ありえない。
なぜかと言うと企業の命は短いから。企業はポコッと生まれては死に、またポコッと生まれては死ぬんですよ。
きょうは、例えばニューオリエンタル、こういう銘柄、今我々が目撃ているのは企業の死ですよ。この銘柄は死ぬと思う。あるいはTAL、これも中国の教育銘柄ですが、死ぬんですよ。あるいは七をさまよっている銘柄としてはDIDI 滴滴出行。DIDIくらい話題性の高い銘柄ですら今ひょっとしたら死ぬのかよ、ってかんじで死地をさまよっている。
わかる?
君らのリタイアメントの金が、こういう個別株のちょっと引っかかった、ということでおじゃんになっていいんですか?良くないでしょ?
個別株投資は博打。そこに絶対あってほしいお金、失敗できないお金はインデックスにしてください。つみたてをちゃんとやって確保したうえで余った資金で別腹でデザートとして個別株売ったり買ったりするのはOKだと思うよ。
順番を間違えるなよ、ということを言っています。
それを間違えていて、「広瀬さん、あの銘柄勧めていたけれども、それで損した、どうしてくれる」。俺はそんなこと勧めていないと言っている。俺が進めているのは指数を買っておけということを勧めている。
みんなどういう耳をしているわけ?そういう自分の聞きたいことしか耳に入らない、学習障害みたいなそういうことだったら投資家としてあまり成長しないと思う。
不都合な事実、それに向き合う勇気を持ってください。
不都合な事実に向き合う勇気を持ってください。
それってなんだよ、不都合な事実に向き合う勇気、って具体的に何だよ、というと決算悪かったらしょうがないな。鼻くそピーン、と売ること。素直になること。それが投資で成功する第1歩。
だから、自分の我流で自分の意固地な意見でグーっとガチホだという態度は理性的な態度ではないと思う。
まあ、俺に言わせれば怠惰。怠け者。投資家になる資格のない連中が、好んで使う表現がホドルだ、ガチホだとか、この銘柄いい銘柄と信じているとか。
俺なんか何も信じていないよ。自分自身の相場観を一番信じていないんだから。企業のことなんか、信じていないし証券会社のことも信じていないしさ、何も信じてないわけよ。そのくらい世の中はランダムで何が起こるかわからない。その中から真実を見つけ出していかないといけない。それは非常に難しい。だから次善の策としてそういう茨の道を歩みたくない人はインデックス買っておけと言っている。
少し前テーパリング見越して個別株をかなり現金化したが、まだしばらく株価伸びそうでやきもきしている。
なんか近視眼的な人だね。今週くらいに景色変わるかもしれない。例えばロビンフッドが失敗したら。仮想通貨見てみ。コインベースIPOでワーッと仮想通貨が阿波踊り踊っていて、コインベースのIPO失敗となったら、仮想通貨どうなった?ダーッと滝だぁー、って感じで下がったでしょ。同じことが株にも今週起こるかもしれないよ。
未来は誰にもわからないんだよ。それを「いや、テーパー来るかと思ったら来なかった。まだ1回転できるのか」という風にコロコロ意見変えていてどうするの?
僕が見ているのはドーンと今の長期金利の水準は適正か。だいたい1.3~1.4%くらいで適性=〇
企業業績はどうなんだ?前年同期比で70%くらいのEPS成長が出ている=〇
という形で大筋を抑えて、大筋的にはちゃんとしている。じゃあ株価のバリューエーションは何倍か、PERは21倍、ギリギリ許せるくらいかな、でも一応合格、
という形でマーケットに投資し続けようということを決めている。
だから7月がどうの、8月がどうのということで、もう1か月遊べるとかいうことを僕はあまり気にしていない。でも割と具体的な形でみんなに示さないと、みんなはわからないから。初心者だから。
だから9月10月は気を付けてね、とか8月はどうかね、とかそういう示し方をしているわけで、僕自身は投資作業をしていくうえで一番気にしているのは「金利」とか「業績」とか「バリュエーション」とか、そういうこと。カレンダーは気にしていない、ということ。
CSX
2021年2Q
EPS予想37¢ 結果40¢
売上予想29.4億ドル 結果29.9億ドル(前年+32.6%)
それぞれの積荷のボリューム成長
化学+10%、農産物+15%、鉱物+5%、自動車+120%、材木+14%、素材・機器+48%、肥料+7%、複合輸送+28%、石炭+44%
運航パフォーマンスはちょっと劣化している。運航速度-16%、手待ち時間+18%、提示出発-11%、提示到着-20%。忙しくなっているので操業パフォーマンスが劣化してくるのは当然だと思うが。
全体的にはあまり問題ない決算。
注目しているCEOはいる?
んん。
ちょっと今考えているんだけれども。この人だったらついていきたい、という人、今あまり思いつかない。
いるときはいるが、今は特にない。
現金比率30%。
それでいいんじゃない。僕もそれくらい。
MQ マルケタ
損切りすべき?との質問。
そんなことないと思うよ。
RPRX ロイヤリティファーマ
コアにする戦略は?という質問。
ない。馬鹿げている。
狙いが全然違うから。VTIは分散投資のためにやっているわけだから個別株に置き換えるなんてもってのほか。
SE シー
僕は注目していない。
コロナによる暴落は早期に回復したように思うが、投資人口の増加や暴落からの買い増しが積極的に起こったから?
ひとつはFRBが凄く機敏に動いたということ。政策金利をゼロにして、債券買い入れプログラムをスタートして、そして企業にも金融機関にもむせ源に資金を供給する、そして雇用を保証するために中小企業にもPPPみたいなプログラムを始める。といったような形でものすごく経済に対してクッションを添えた。それがV字に戻った理由と思う。
VOOの積み立てを始めた。5%の利益がでている。秋の前に利確すべき?
無駄と思う。秋には相場下がるかもしれないが、つみたてでなぜマーケットタイミング取るわけ?つみたての意味をあまり理解していいのでは。
プロの投資家がマーケットをアンダーパフォームする最大の理由は間違った銘柄を選んでしまうことではない。マーケットタイミング、自分はまんまと下げ局面の前にキャッシュにしておき逃げる、当タイミングを取ろうとして失敗するケースがアンダーパフォーマンスの最大の原因になっている。
僕は9月、10月に相場下がると思っているが、僕が勝手にそう思っているだけで、正しいか正しくないかなんてわからない。なんで決めつけるわけ?9月、10月に相場下がるに決まっていると。
それあまり僕の言葉を真に受けないほうがいいと思う。はっきり言って。
僕は何月に相場はこうで、、、となぜ言っているかというと、みんなにイメージしやすいように、っていうことで言っているのであって、こういうことが言えるようになるまでに10年くらいかかっているんですよやっぱり。10年くらい経験があって、あ、何か自分でも相場の感触分かるようになってきたな、ということがようやく言えるようになる。
だから今でも簡単に1発で間違えることはザラにある。僕。ざらにある。
でも、もうメンタル強くなっているんで、30年以上これやっているので、少々の間違いがあっても全体として大きく外さない自信があるのでこういうこと言っているわけだけれども、でもじゃあ確実にそうなのか、確実に9月は安いのか、と言われると確実ではない。確実に10月は相場安いのか、と言われるとそうではない。僕がそう思っているだけで、予感しているだけで。だから予感で相場は張らないでください。
とりわけ、つみたては降りちゃダメ。継続してください。積み立てで最も難しいのは続けるという行為。
継続するという習慣に基づいた投資がつみたて投資。マーケットタイミングを見て今降りておく、というのはそこで趣旨から外れた、王道から外れた邪道なことをあなたはやっている。それを厳しく指摘しておく。やらないで、そういうことは。
なぜかと言うと、投資していない、ということが最大のリスクだから。わかる?
決算で利益の減少が売り上げの減少を上回る場合があるのはなぜ?
そういう現象が多い。一言で言えば利益にはオペレーティングレバレッジがかかるから。売上高はほんのちょっとしか落ちなくても利益はガクンと落ちる。それが普通の姿だと思う。ほとんどの企業はそうだと思う。
もう一つの別の角度から同じことを説明すれば、企業には損益分岐点というものがある。損益分岐点はある一定以上の売上高を超えたら、それから上の部分、アップサイドの部分は全部利益になる。それが損益分岐点というポイント。
じゃあ0からそこまでの部分は何かというと事業コスト。たとえば鉄鋼業なら製鉄所を維持しなければならない。自動車会社なら自動車組み立て工場を維持する維持費、コストが損益分岐点のベース。それを超えた分は全部利益になる、という形。
売上高がちょっと損益分岐点に近づいて、ちょっとマイナスになったら利益の変化率はもっと大きく急落する、そういう仕組みになっている。
ULCC フロンティア航空
そろそろ決算発表あるのでは。決算日は発表されていない。ひょっとしたらいいかもしれない。面白いかもしれない。なぜかと言うと、航空株サウスウエスト航空を除いて全部決算良かった。
サウスウエストなぜEPSミスしたかというと、6月に人為的ミスで座席予約システムが1回ダウンしてしまった。それで予約が消え、大騒ぎになったことがあった。その人為的ミスがあったのでサウスウエストだけは業績悪かったが、サウスウエストの場合でも旅客が減ったということではない。
今経済再開好調で、特に国内のレジャーの旅行はすごく活況。フロンティアはまさしくそういう銘柄。良いかもしれない。ワンチャンスあるかもしれない。これはね。
TSM 台湾セミコンダクター、TXN テキサス・インスツルメンツ、決算ミス。半導体は下落基調に入った?
そうなのかもしれない。
今期の決算発表だいたい押しなべて好調だが、その中にあって一つダメなグループは半導体。
台湾セミコンダクターはかなりいろんなところでポロポロ取りこぼししていた。全体としてもオペレーションレートは良くなかったと僕は思う。
TXN テキサス・インスツルメンツはご指摘の通りガイダンス悪かった。
会社側があまり車載半導体の不足について自信を持っていないんだろうね。ガイダンスが弱いということは。そういう風に考えます。
RIDE ローズタウンモーターズ
売りでしょうね。
BLDR ビルダー・ファーストソース
いいと思うけれど、住宅建設スローダウンするんじゃないの?
なぜかというと、①あまりにも住宅価格が短期間で上がりすぎたのでバイヤーがしり込みし始めているということ、②大工さんが余りはじめている。
例えばうちの場合、ガレージにワークショップつまり木工とかそういうのが出来る作業室が雨漏りしている。100年前に立った家だから。
大工さん入れて屋根を直すということをワイフから言われていて、電話していたが全然来てくれなくて、それが「あっ、いきます」という風にアポイントメントできた。
ということは、職人さんの手が余っていること。
だから、たぶんこのホームデポとか材木そのもとのか、宅建業者はスローダウンするんじゃないの、と僕は思っている。
なぜかと言うと大工さんは新築住宅を建てたほうが古い家の手直しよりはるかに儲かるから。
彼らがやりたいのはダーッと100件くらい片っ端から新しい団地を建てていく、そういうことは一番おいしい仕事で一番やりたい仕事なんで、そういうのが無いときに限って修繕に来てくれているわけで、今はちょっとサイクルの転換期かなと考えている。
7月以降、年後半の銀行株の行方
やや良くないかも。純金利マージンが圧迫を受けている。長期金利が少し下がって利ザヤが圧迫されている。バンクオブアメリカもそういう傾向があるし、WFC ウエルスファーゴもそういう傾向があるし、貸付利ザヤは見るべきものが全然ない。そういう環境の中に会って、メガバンクは投資銀行部門の好調で何とか食いつないできた、というのが事実と思う。
その投資銀行の好調もいつまで続くのかわからない、そういう状態だと思う。
NTR ニュートリエン
これなんかは地味なストーリーなのであまり心配していない。特に異変などは聞いていない。
中国における豚のアフリカジカ熱が悪化したとも聞いていないし、いいんじゃないですか。
イーロン・マスク、ジャック・ドーシー、キャシー・ウッドがThe ₿ Wordに登壇したが印象的なコメントは?
なかった。座談会見たが、あれをありがたがっている投資家はレベル低いというか特別なことは何も言わなかったと思う。
ドットコムバブル崩壊の際、全降りした?
はい、降りました。
それはなぜかと言うと決算悪かったから。シスコみたいな銘柄でも決算悪かったです。だから降りた。
人生相談。20代文系、海外移住したかったが仕事を得られなかった。コンピューターサイエンス、バイオ勉強中。今から現地大学再入学できる?
アメリカの場合いつでも行けると思う。年齢に関係なく。ただ、コンピューターサイエンスだから大学に行って卒業しないといけないかというとそんなことはないのでは。今だったらコーディングを教えるウェブサイトとか結構あるし、勝手にスコアを取って会社に提出して仕事を受託すればいいのでは。
海外に住みたい、というのでは日本にいてリモートで海外の仕事をとっても意味ないのかもしれないが。
もし海外に住みたい、そして海外で職を得たいとあなたが思っているなら順番として一番いいのは彼女を見つけること。
それは僕軽い気持ちで言っていない。一番安全な、確かなやり方として物事の順番として留学しても仕事を見つける前に彼女を見つけてください。
なぜそれが重要かというと海外の留学生、日本からアメリカに来ているIBリーグとかに来ている学生はほとんど職が見つからなくて、すごすご日本に帰る。それはどうしてかというと、ビザが無いから。
アメリカの学生だっていい大学出てすぐに就職見つかるかというと見つからない。
日本みたいに就活解禁、会社訪問解禁、面接解禁、と一斉にリクルートして一斉に決まるということはアメリカではありません。ごく一部の大学でジョブフェアみたいなのがあって企業がリクルートに来るとか、そういうことはある。だけれどもそれは例外中の例外で、大部分の場合4年間の勉強を終え、すぐに仕事が待っている、面接して合格して、来月から就職、ということはあまりない。というよりもそういう決まりはない。ということ。
そうすると大部分の学生が卒業した後で、じゃあそろそろ就職でも見つけるか、とゆっくり重い腰を上げて就職活動をし始める。企業の側でもそういった形でところてん式というか、三々五々というかゆっくりと採用していくわけだし。期限はない。
それを日本人は大学卒業したらすぐ就職できる、だから学生ビザからワーキングビザにすぐ切り替えができるんだ、ということを思い込んでアメリカに来るから、そうすると卒業してみたら職が無い、ビザが無いからいったん日本に帰らないといけない、という形で一回日本に帰ったら最後、2度とアメリカに来れないわけでしょ。
なんでガールフレンド見つけるのが先かというと、ガールフレンドができて結婚すれば働くことができる。滞在の問題が最大のボトルネックなわけだが、アメリカに滞在できる、という最大のボトルネックを解消する方法こそがガールフレンドを見つけることなんだから、それに一番注力するべきじゃない。僕はそう思うけれどもね。
本当に、数限りない、たくさん、たくさんの優秀なできる日本人がアメリカに留学してきて、それが理由で涙を呑んでいる。僕は彼らにアドバイスするには「お前、何で結構せーへんかったん?」それ以外しか言いようがない。
だってアメリカに根を貼って生活したいと思っているなら、どうせガールフレンド見つけて結婚するなら、そちらを優先すればいいわけでしょ。
右足を最初に出すか、左足を最初に出すか、という順番というかライフハックというかそれだけの問題にしか過ぎないわけだから。
そして、右足を先に出したらすべてが簡単になる。左足を出したらすべてが困難になる。そのくらいのこと気がつけよ、そのくらいの真剣さは持ってください、という風に僕なんかは思うよね。
PFE ファイザー
当然、大きな会社なのでBNTX バイオンテックのような動きはない。
良い銘柄だと思う。
全然いいじゃん。良い動きしてるじゃん。
NAPA ダックホーンポートフォリオ
IPOした後であまり話題にしていないが、ワインの会社。
いい会社だと思う。
半導体銘柄のパフォーマンスに濃淡。製造装置は引き続き強い?
製造装置は今は良い。だけれどもぺんぺん草も生えないような冬の時代が来るかもしれない。
どうしてかというと半導体製造装置はそういうビジネスだから。
降れば土砂降り。カラカラに雨が降らなくなって、乾燥したら日照り続きのセクターが半導体製造装置。
足元では世界の半導体の不足とか、あるいは米中貿易戦争で中国は中国独自に半導体製造のキャパシティを取りそろえるとか、そういうようなマクロ的な要因があるのでフォローの風が吹いている。
だけれども今が絶頂期だと思う。これ以上の何かは無いと思う。
長期にわたって絶対安心という風には、全然、これっぽっちも、一切考えていない。
むしろ今日終わるか、明日終わるか、それに対して、ビクビクしている、そういう状況です。
ダウ、S&Pは値を戻したが、ラッセル2000だけが戻らない。マーケットとして悪い兆候?
3月に高値を付けてそれを奪還できていない動き。
ずっとボックスレンジ、そんな感じ。ラッセル2000指数は小型株指数。小型株指数は景気後退局面の兆候が見えてきたらアンダーパフォームし、不況になって、不況が回復する際真っ先に動機づく。言い換えれば炭鉱のカナリアのように先行指標と言っては何だが、早く異変に気が付く習性がある。
今ご指摘のようにラッセル2000だけが高値を更新できていない今の状況は将来に向けて、ん、とわだかまるものを感じさせるパターン。
その通りだと思う。
VMEO ヴィメオ
真蛸のティッカーでトレードが始まって日数が浅いのでチャート的に何だとか言えるほどデータの蓄積が無い。
特に悪いことは聞いていない。ニュースないですね。決算発表8/5。
VTIの積み立てを始めた。まとまった金額で投資しようと思う。9月10月下がるなら待ったほうがいい?
待ちたいなら待っていい。でも基本積み立てなんだから、定期的に粛々とやっていくものだと思う。
今の広瀬さんの趣味は?
趣味にしたいなと思うことはある。旅行とか。でも、できないでいる。
長期金利が妥当かという話があったが適正値の推定はどうしている?
ドタ勘というかあてずっぽう。でも1.4%とか1.3%の水準は過去の10年債利回りの水準見てごらん。メチャクチャ低いよ。割高だとは絶対に言えない水準だと思いますよ。
10-Year Treasury Constant Maturity Rate (DGS10) | FRED | St. Louis Fed (stlouisfed.org)
CAKE チーズケーキファクトリー
決算強いと予想している という意見。
僕もそう思う。
数千万円で米国株投資する場合、日本の証券会社に加え、firstradeで口座開設するというのは?
別にしてもいいししなくてもいい。あまり関係ないのでは。アフターアワーの取引ができるとかそういうメリットはあるかもしれないが、別にそんなに大差ないのでは。
VTIなどのETFに投資することと、投資信託でインデックス投資をする差異
器によって例えばiDeCoとか、どのネット証券を使うかによって、投資信託の方がトータルの手数料が安い場合とETFが安い場合、いろいろなケースがある。あなたが使っている証券会社の口座によって変わってくると思う。僕日本に住んでいないので分からないので自分で研究してみてください。
LAW CSディスコ
一言で言えば弁護士さんが裁判とかで議論するとき、証拠を提出する、その証拠を過去のEメール、その他ドキュメントから探す、あるいは過去の契約書にどういうことが書いてあって、どういう情報があるかを調べるとか、弁護士さんが実務で使ういろいろなドキュメントサーチを弁護士さんの目線から使いやすい、というのをやっている会社。
この会社以外にも数社ドキュメントサーチの会社はあるが、CSディスコだけが弁護士さんが作った検索エンジン。キーワードの問いの発し方。例えばGoogleなどでもナチュラルランゲージ検索とかあるわけでしょ。昔は検索エンジン使いにくかったが今ドンドン使いやすくなっている。
それと同じようにCSディスコも非常に網羅的な検索ができるようになっている。そこらへんがユニークな点だと思う。
弁護士事務所は予習、下調べに膨大なお金と、膨大なスタッフを投入している。それを合理化するのがディスコなので単価の高いハイバリューなソリューションだと思う。だからこの会社は大きくなると思う。
VTI,QQQの上場廃止はある?
VTIとかは上場廃止にならないんじゃないの。
個別株はあり得るけれども。
個人投資家さんが気を付けるべきことはETFに投資する場合、出来高の小さいETFは避けてください。なぜかと言うと上場廃止になるETFは人気が無くって、出来高が少なくてほとんど取引されない、そういうETFだから。
ここに書いてあるようなETFは全部大丈夫と思う。
SBUX スターバックス
それなりに戻ってくると思う。経済再開で既存店売上比較とか。
でも最もスターバックスが楽に成長出来ている時期はとっくに過ぎているので、これからは普通の会社、普通の銘柄になっていくんだと思う。
PLAY デイブ&バスターズ
前回の決算以降特に材料ない。前回決算は経済再開して間もない。本調子が出ていない時での決算の締めだったと思う。今回が勝負だね。
WGO ウィネベーゴインダストリー
なんでこのタイミング電言及したのかという問い。
ボートの会社を買収したから。ボートの会社はかなり筋が良いというか、注目されている会社。
Barletta Pontoon Boatsという会社。
この銘柄が良いという府には必ずしも思わない。もうキャンピングカーがブームというのはあまねく広く知れ渡っているのであまり新鮮味はないと思う。
9月、10月の波乱相場の後、11、12、1月はQQQとVOOどちらが強い?
わかりません。
でも年末年始は普通NASDAQが強いと言われている。
そのくらいのことしか言えません。
パウエル議長について
億万長者なので働く必要はない。議長を続けたいと思っているかどうかは分からない。ひょっとしたらどう手もいいと思っているかもしれない。
ウォールストリートジャーナルはパウエルが次の議長を務めるというシナリオを打ち出してきているが例えばJPモルガンのマイケルフェローリなんかは、ひょっとしたら次はパウエルじゃないかもしれない、なぜかと言うと、一部の議員さんが民主党のバイデンが大統領のうちに民主党の息のかかった議長を据えるべきだ、と主張しているから。それは確かにそうなのかもしれない。じゃあその場合誰になるかというと、最右翼はラエル・ブレイナードというFRBの理事がいるが、彼女になるのでは、と言われている。
その場合、ラエル・ブレイナードの考えていることとパウエルの考えていることはほとんど差異はないと思う。
SEER シアー
諦めたほうがいい?という質問
何をもって諦めたほうがいいと思っているか分からないが、特に何もないと思う。新しいことは。この会社はプロテオーム分析の装置を作っている会社。非常に技術力のある会社。今はハーバード大学とか、オレゴンの大学とかいろんなところに機器を導入して、使ってもらって、大学教授のそのレビューを書いてもらう段階。業績には数字は反映されない局面だと思う。
NCNO エヌシーノ
一応決算は格好ついている。特に危険は感じない。問題でもありますか?
TDOC テラドック
これも随分下がった。
6月27日決算。EPS予想-54¢。
ここまで売られる必要ないのでは。前回の決算も良かったですよね。ちょっと割安感が強くなっている。面白いかもしれない。
YALA
これは危ない。中国株と捉えられるリスクがある。いま中国株ADRぐちゃぐちゃになっているのであまり良くないと思う。
資本はアラブ首長国連邦だと思う。エンジニアはほとんど中国人だと思う。経営もひょっとしたら中国の人も結構噛んでいるのでは。その意味では中華銘柄と言えなくもない。決算カンファレンスコールは中国語だよここ。
今の状況、中国株ADRのとばっちりを受けていると言えばとばっちりを受けているんだけれども、それは迷惑と言えば迷惑だけれども全然理由が無いということではない。
明らかに連想ゲームで中国関連株と見なされる証拠は明らかにある。それは軽視すべきではないと僕は思う。
BAX バクスター
今レンジの下限に来ている。特に手掛かりに欠けるチャートと思う。利が伸びるままに持ってておけばいいチャートでは。地味なビジネスだが。
DRI ダーデン・レストランツ
もう少しでブレイクアウトしそう。148ドルを超えたら面白い局面になる。
インフレ局面では弱いという話をジムクレイマーがしている
→材料費の関係かなぁ、僕は特にそういう風には思わないけれどもね。良いんじゃない別に。
米国株を始めるときインデックスを保有しながら個別株に投資する方法は良い?
そういうやり方でいいと思う。インデックスが上がっているのに自分の銘柄が上がらない、寂しい、悲しいという人がいるが、そういうことを避けるためにある程度、ポートフォリオの半分くらいインデックを持っておくとかは良いやり方と思う。
米国債務上限引き上げ期限7月31日、これは国債の発行上限ということ?
突き詰めて言えばそういうこと。多分拡大されると思う。それほど重要な材料ではない。
ESG投資に関して
世界的な動きはどうなるという質問。
強まりこそすれ、弱くなるということはないと思う。
ICHR アイコア
この前の決算イマイチだった。次の決算はしっかり出してこないと困る。
HMHC ホートン・ミフリン・ハーコート
随分騰がった。教科書をオンラインで提供する事業にリストラクチャリング中。良い会社と思う。ちょっと株価走りすぎているので調整があるかもしれない。
QRVO コルボ
売った方がいいかという質問
まだ売らなくていいのでは。200ドルを超えたらブレイクアウト。株価が軽くなる局面が目前に迫っているので少し粘りたい。
サブスク化がなぜここまで歓迎されるのか。
バージョンアップと菓子印パいする必要が無いから。固定費を持たずに済むから。機器にせよ、ソフトウェアにせよ、いまはドンドン陳腐化している。それを心配することなく企業のIT戦略をやろうと思ったらサブスクの方がいいことは明らか。
半導体過剰発注懸念あるということならNVDA エヌビディアかうのは避けたほうがいい?
エヌビディアはそれほどは心配していないが一部のGPUは仮想通貨のマイニングに回っているので仮想通貨のマイニングは中国政府が禁止するということで国外に中古のGPUをリロケーションしている。ほとんどはモンゴルとかそういうところに行くと思うが、そういう不透明な要因があるので少し注意が必要と思う。
まとまった金額でVTIをコアにしようと思う。9・10月下がった後にするか悩んでいる。
積み立てでいいのでは
航空株で特に妙味のある銘柄は?
一番キャパシティを気にせずにバンバン飛行機飛ばし始めているのはDAL デルタ航空のように思える。その分稼働率がデルタの方が今は低いと思う。逆に言えば今後旅行が戻ってくればアップサイドが大きいと取れるかもしれない。なぜデルタがそういうどんぶり的なやり方で飛行機を飛ばし始めているかというと、彼らにはそれが出来るから。つまり財務が強いので少々の赤字は関係ない。だから今から飛行機飛ばそう、と見切り発車でやっていると思う。その意味においては業績の変化率はデルタが大きいかな、と今ふと思う。
それとUAI ユナイテッドエアラインズはたしか777を全部駐機していると思う。多分それを再投入する時期が迫っていると思うので、それが再投入されたらガクンと売上機会が増えると思う。
だから、アップサイドを狙いたいならその辺の銘柄かなと思う。
ARKが倍返しで戻ってくることについて意見変更はない?
倍とは言っていない。上でいいんじゃないとは言った。
AFRM アファーム
決算が良ければいずれ株価上がり始めると思う。
AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
カップ形成しようとしている。という意見。
間延びしたカップ。ほとんどカップと言えないようなショボいカップ。あまり食指動かない。
SNAP
決算良かった。ブレイクアウトした後でみんな飛びついているけれどももう1回下押しすると思う。そして73ドルの水準をテストしに行くと思う。下げたところで持ちこたえたのを確認したあとでもう1回上行くようだったらそこで買ってください。
グロース株はトレンド割ったら売りとあったが好決算銘柄でもそう?
そんなことない。それはほんの別々の箇所で議論しているからそういう風になっているが、グロース株の一般的なトレードの仕方を説明している部分でチャートの説明部分でグロース株がチャートを割ったら売りじゃないですかと言ったわけで、好決算の銘柄は僕は抱いている。
株価のPERの圧縮はどのタイミングで起こる?
今は決算の良い銘柄が多い。歴史を振り返ってみても今ほどポジティブサプライズが続いていることは稀にしかない。過去最高に近い。いつかはそれは終わると思うが、いつ終わるかは僕には分からない。
今の状況がずっと続く可能性もあると思う。
PERが圧縮を起こす局面(マルチプルコントラクション)は普通は市中金利が上昇している局面でそういうことが起こる。つまりインフレ局面で起こる。
輸送のボトルネックが解消される気配は?
もうだいぶ解消されているのでは。例えばコンテナ船の銘柄DAC ダナオスが上がらなくなっている。これはボトルネックが解消されているということでは?知らんけど。
あまり、昔の状態がいつまでも、未来永劫続くとは考えない方がいいんじゃないの。
8月にテーパリングの発表が無い場合、次に発表があるのは9月末?
その可能性もある。
25歳社会人1年目、去年12月から投資をはじめて総資産500万円、うち株式100万円、毎月10万円株を買っている。キャッシュポジション多いと感じているが一気に突っ込むのは良くないと思う
一番いいやり方は若いんだから積み立てる習慣をつけることでは。
半導体製造装置の懸念、ASML ASMLホールディング についても懸念?
それは当然ある。非常にいい会社、強い会社だがサイクルから逃れることはできないと思う。
今はサイクルの頂点かというとそれはわからない。頂点が来た時、決算が悪くなった時に降りればいいのでは。そういうことでしょ。
VTI中心にハイグロースと高配当を保有。GAFAをポートフォリオに加えたほうがいい?
別に今のままでいいんじゃない。もうやや出遅れ、遅すぎると思う。GAFAをこれから手当てするのは。
PINS ピンタレスト
いいと思うけれども。意外に出遅れているね。この銘柄。次の決算に期待だな。ひょっとしたら面白いかもしれない。
ROKU ロク
これはチャートポイントに来ている。461ドルのあたりがブレイクアウトポイント。もう1回下押しするかもしれないが、そこで踏みとどまればもう一段高するチャートと思う。
今より年末は株価低い見立てだがその場合8月効果が顕著になるという風に見てよろしいでしょうか
そういう風に解釈することもできると思う。長期で米国株がダメだという風には一切言っていない。
ただ、去年からスタートして今年も続いているすこぶる好調な株価の上昇のペース、それを定規で‥‥と延長戦を引くように未来永劫にわたってこういう展開しかないんだ、と決めつけるのはちょっと違うんではないですが、という風に僕は思う。
2年以上強いマーケットが継続したケースは本当に稀にみるほどしかない。
超レアなケース。
PLUG プラグパワー
あまり感心しない。どうでもいいと思う。。
ニコラ
感心しない。どうでもいいと思う。
SNAP,TWTR ツイッター,FB フェイスブック保有できる?
SNAPとTWTRは決算良かったので売る理由ないんじゃないですか。
フェイスブックは今週。決算の中身を見たいと思う。当然いい決算が出てくると思う。
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