3月16日―17日のFOMC2日目を前にしたじっちゃまライブです。
本記事は情報の整理を目的としており、投資・その他の行動を勧誘する目的で作成したものではございません。投資の判断はご自身の意思と決定でお願いします。
じっちゃまライブ2021年3月17日 連邦公開市場委員会の予想
FOMC前で重要な発表はあるのか、ということについての説明ライブになります。
じっちゃまパートFOMCについて
今日FOMC2日目、終了後声明が発表される。FRBのメッセージに変更は無いと予想。
政策金利も債権買い入れプログラムも変更なしを予想。
経済予測サマリー(ドットプロット)が動くかもしれない。
2023年末のFFレート予想が0.1から動くかが注目。これが0.2などに増えるとFRBメンバーの一部が利上げをしなければならないと考えたことになる。今ではないがある時点で利上げを考える必要が出てくるかもしれない。
2021年末のGDP予想4.2%が上昇するかも注目。
失業率2021年まつ5%の予想が下がるかも注目。
PCEインフレ率2021年末1.8%の予想が上がるかも注目。
いま10年債利回りは1.647%に上昇。今回の上昇サイクルでは最高値。ハイパーグロースはプレッシャー受けやすい展開。
あんまり心配していないが金利にも注目している。
Q&A
RKT ロケットカンパニーズ
PER6倍、いまの収益性問題ない。EPSの方向性が問題。金利が上昇しているので30年固定住宅ローンの金利が高くなりすぎて高い家が買えなくなる、ローンボリュームが低下、ローンオリジネーションが減ってしまうことが心配だと思う。RKT ロケットカンパニーズのショートポジションは無視していい
MRVL マーベル
ホールドOK。半導体セクターごちゃごちゃしている。マーベルは栄光比較的少ないと思う。昨日サムスンの株主総会で世界の半導体の不足、需要の偏在によりピクチャーが乱れているという説明有り。サムスンは主力のスマホ、Galaxy Noteのアップデートを今年はスキップするかもと言われている。昨年コロナでスマホが良く売れた。スマホのアップグレードが業界の予想より強かったのでQCOM クアルコムが作っているアッププロセサーが品薄になったという指摘がある。ディスプレイドライバー(映像を駆動する半導体)も不足しているらしい。
アメリカを寒波が襲ったが、テキサス州で大停電が起こり、サムスンのオースチン工場が止まった。NXPセミコンダクターのオースチン工場も止まった。サムスンのオースチン工場でクアルコムの5Gのレディオフリークエンシーのチップを作っていると思う。半導体の需要が強い、景気が良いのに半導体セクターがうまくいっていないのは需要の偏在。生産がうまくいっていない。ということが原因と思う。マーベルは自動車に関係ないので影響が少ないと思う。
KOS コスモスエナジー
昔(ちょっと前を示すと思います)ほどの魅力はない。KOS コスモスエナジーはシェールへネガティブなバイデンの影響を受けづらい銘柄。悪くはないが他に投資対象はあると認識。
SBLK スターバルク
バラ積み船。中国の景気に影響。紹介してから倍以上になったのでものすごく割安とは思っていない。
EURN ユーロナブ
SBLK スターバルク、DAC ダナオスは半年以上前に進めた銘柄。いまはファンダメンタルズ的にコンテナ、バラ積み船に似た局面に置かれているセクターはオイルタンカーだと思う。EURNユーロナブ、TNPサコスに注目している。バランスシート強いのはユーロナブ。
TNPはSBI証券で取り扱いあるようです。
DKNG ドラフトキングス
若い会社が資金調達する場合資金調達のコストを上回る利益が出せればいい資金調達。投資家が問題にすべきは、その金で何をするのか。オンラインベッティングはたくさんの州で認可されている。株式の発行、転換社債=つねに悪という考え方は情弱の発想。資金調達すべき場面はある。州政府の税収不足立て直しのための規制緩和で、ギャンブル関連銘柄が台頭してきている。競合に打ち勝つべく軍拡競争になっている局面。いかに低コストで資金調達できるかがカギで、DKNG ドラフトキングスはアプリのダウンロードをしてもらうために資金調達をしているので良い資金調達だと捉えている。
NOC ノースロップグラマン
軍需産業は安定している。M&Aにより整理された業界。戦闘機=LMT ロッキードマーティンを中心に2社程度。爆撃機=NOC ノースロップグラマン1社。航空母艦ではHIIハンティントンインガルスという造船会社。潜水艦ではGDゼネラルダイナミック。ここら辺の企業はつぶせない。戦闘機が無いとアメリカはおしまいになるから。1つの健全なメーカーを残すのが国策となっている。安定した予算で発注し、景気にも関係がない。ただし、過去軍需メーカーの競争を行い不正を排除してきた歴史がある。冷戦が終わり、ベルリンの壁が崩壊したので軍需マーケットのパイは大きくならない。競争入札は避けるが、利幅が大きくなりすぎないような管理は行う(8%程度のマージン、薄利)。いろんな軍需系のマージンはほとんど8%で統一されている。公益株に近く安定的なインカム収入を得るような投資対象。今防衛関連は皆安く、すべて買いだと思う。
CPNG クーパン
最近IPO 会社としてはきっちりしている。やっていることは正しいが今の株価が良い株価かは分からない。僕はパスした。
CRWD クラウドストライク
昨日引け後決算発表。EPS予想8¢ 結果13¢ 売上予想2.51億ドル 結果2.65億ドル(前年+74.2%) 1QEPS予想4¢ 新ガイダンス5-6¢ 売上2.68億ドル 新ガイダンス2.92億ドル 2022年度EPS予想33¢ 新ガイダンス27-30¢ 売上予想12.2億ドル 新ガイダンス13.1-13.2億ドル。2022年度EPSガイダンスが予想を下回るが心配していない。「ヒュミオ」(クラウドログの管理ソフトウェア企業)を買収。リモートワークに沿ってクラウドを経由した外部からの侵入リスクがある。ヒュミオの買収代金3.94億ドル。3月5日に合併成立だったと思う。買収はCRWD クラウドストライクの手許現金で行い、その後7.5億ドルの手形を発行。今回EPSが低かったのは統合費用、7.5億ドルの手形が原因。買収のタイミングがアナリストの予想に組み込めなかっただけと思っている。心配していない。
債券投資家はどんな人?
機関投資家主体のマーケット。生命保険会社や、年金にも債券は組み込まれている。バイ&ホールドが多い。
Muniと呼ばれる地方債(例えば「フロリダ州に住んでいるなら、金利に地方税がかからない」などの優遇策)がある
長期金利が上がっても株価が上がるのは?
長期金利が少し上がっても株式が少し下がる、という性格ではない。急に上がったときが危ない。どうしてか。機関投資家がポートフォリオのリスク管理として、マーケットがぎくしゃくしたときにポジションを落とすなどの投資のルールを設けている。一般投資家もそう思うかもしれないが機関投資家も一緒。では、「マーケットが落ちた時」の定義とは何かというと「債券価格」の暴落=市中金利の上昇。コンピューターが株・債券に売り指示を出すプログラムを組んでいるところが多い。債券利回りがポーン、ポーン、ポーンと3弾と日で騰がったときは注意したほうが良い。じわじわとした上昇の場合はトリガー(≒反応)しない。
ZM ズームビデオ、CRWD クラウドストライク、PINS ピンタレスト、OKTA オクタ
買いだと思う。ピカピカ。ケチの付け所のない銘柄。みんなはズームの最近の下げを見て「広瀬さん間違えている」というが、IPO以来1回も売りと言ったことはない。CRWD クラウドストライクも。過去にも辛い局面はあったが売りではないと言ってきた。ここ数週間のぎくしゃくでフラフラしないで。
HMHC ホートン・ミフリン・ハーコート
引き続き持っていていいのでは。新製品のロールアウトが真っ盛り。これからが英才ティングな局面だと思う。
RPRX ロイヤリティファーマ
特に税金を払っていないとかそういう事はない(ちょっと聞き取りづらかったのでたぶん・・・)
日本株ーシクリカルな印象。工業株の比重が高いかと思う。ドイツ株にも言える。
フランス株ーラグジュアリーグッズのようなコンポーネントが多い
イギリスーエネルギーの比重が意外にも多い(低下しているとは思うが)
(新興国)ー国による
ロシアー資源株
ブラジル―資源の比重高い
南アフリカー昔は資源(マイニング)などの比重が高かった(最近ソフト経済化してきたが)
市場の関連性は例えば「アメリカにおける金利上昇、ドルが強くなる局面」では「新興国株」は下げやすい。
欧州株が暴落すると米国株が暴落するということについて、なくはないが、世界の株式市場のリーダーはアメリカ株。ACWIという指数は世界の株式市場の単純時価総額ではなく、政府が保有する株式の持ち合い部分を排除したリアルに投資できる株式の時価総額だが、50%がアメリカ。2番が日本で7%くらいだったと思う。ヨーロッパは個々の国はさらに小さい。どのマーケットが世界に影響を与えるか、という意味だと欧州が下がったからアメリカが下がる、というのは後付けであるケースが多いのでは。アメリカを基準に物事を考えないと意味がないのでは。
4-9月のシーズナリティは?
4月相場高い。5月高い。6月ちょっとぎくしゃくするかも。9月、10月、11月は心配している。今は積極的に投資するべき局面だと思う。セルインメイと言われるが今年そうなるかはまだわからない。その時に考えたい。それを心配する必要は無いかもしれないと思っている。そうであれば3月、4月、5月、6月、7月、8月まで相場を楽しむことが出来るかもしれない。3月の時点で弱気になっていたら相場のリズムを間違える、1年間で1番取れる期間をみすみす取り逃すリスクの方が大きいと思う。9月、10月は相場難しいと思っている。その頃までにはアメリカではワクチンが打ち終わって、経済はかなり再開、その時いまの超緩和的な金利政策の見直しをする必要が出てくる。テーパーリング(債券買い入れプログラムの縮小)や緩和政策の手じまいがしきりに議論されるのは9月、10月のタイミングではないかと思う。今日もFOMCがあるが、今はそういう事を問題にするには早すぎると思う。今の方が安全と考えている。
ABNB エアビー&ビー
安くはない。
フロリダもここで停電となり今回のライブはここで消えてしまいました。
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