2022年1月9日のじっちゃまライブです。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- 1月効果銘柄について
- FRBが利上げ、バランスシートを縮小したとき、ハイパーグロース株からのみ資金が流出する?
- TFC トゥルーイスト
- たまに好きじゃない銘柄、嫌いなビジネスというが、決算・業績以外の好き嫌いは?
- 小型グロースが半値になり、次は大型グロース、NASDAQが落ちる番?
- 短期金利が上昇、長短金利も低下するなら銀行株は長期にわたり厳しくなる?
- AR アンテロリソース、TRMD トーム
- 貴金属はインフレ率が金利より高いときに投資妙味があると考えていい?
- ラッセル2000以外に炭鉱のカナリアとなる指数は?
- S&P500月足で見ると今にも急落しそう
- LYB ライオンデルバセル 今買い?
- 今からクルーズ、航空、エネルギー買い増しは?
- XLE
- VOOV
- FAS
- BTC ビットコイン 下がっているがまだ買いではない?
- RCL ロイヤルカリビアン ヒンデンブルグリサーチからショートレポート。コロナ規制につづき、クルーズ需要は恒久的に失われ巨額の負債リスクがあると書かれている。
- 過去の例ではQT開始で株価は必ず調整するもの?
- 良い決算を出し続けているNVDA エヌビディア。そろそろ見切りをつけるべき?
- CCL カーニバル 負債によるリスクは?
- FRBのバランスシート縮小が数年がかりなら数年にわたって指数がネガティブというのも現実的?
- 今年はS&P500をコアにしてVTV,リア充銘柄をサテライトの戦略でいい?
- VTI50%、キャッシュ25%。今はキャッシュポジションを増やすべき?
- なぜTSM 台湾セミコンダクターなど半導体ファウンドリーはPER30倍ぐらいとNVDA エヌビディア、AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズより低い?
- この地合いで先週ヘルスケアが弱かったのはなぜ。明日から始まるヘルスケアカンファレンスについて。
- KMI キンダーモルガン
- NVDA エヌビディア、AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズショート戦略は?
- 今回の決算期で特に注目している点は?
- 金利が上がると石油が上がる理由は?
- 物価が下げ渋った場合も延々QTをしつこくやる可能性はある?
- VTI 平均212ドルで買付けている
- 為替 円が買われやすい?ドル円がまだまだ上昇?
- 金利上昇やQTでナスダックは50日移動平均線くらいまで調整してもおかしくない?
- ZTS ゾーティス
- NTR ニュートリエン
- meme株のようにこれからはコモディティだ、と実需とかけ離れた商品先物相場になる可能性は?
- FAS
- DBC
- INDA インドETF
- 理論株価=利益÷(金利-成長率)なら、PERの低い株も多少下がる?
- PBR ペトロブラスと他のオイルメジャーのバリュエーションの格差と高配当利回りの理由について教えてください。
- 投信1,000万円、現金2,500万円もっている、投信はVTIに毎月1万円積み立てている。
- 今後の相場でEOG、DE ディアアンドカンパニー
- SPYD
- 2歳の子供の証券口座に毎年20~40万円入金。買う銘柄は100%VTIでいい?
- カザフスタン情勢でウランが注目されているが見通しは?
- S&P500 今後厳しいと思うがどんな状況が買い時?
- 旅行関連株6割、エネルギー4割のポートフォリオ、利益出ている。もしじっちゃまなら利確して2-3月の下げに備える?
- T AT&T、VZ ベライゾン
- ARKK アークイノベーションETF 2022年はダメでも1年持てば局面は変わる?
- FOMCはタカ派の内容だった。FOMC後の会見と議事録内容に温度差が生まれるのはなぜ?
- MKC マコーミック、ESLT、NOC ノースロップグラマン、RPRX ロイヤリティファーマ
- 金利上昇時に小型グロースが成長できる条件はある?
- 先ほどアドバイスありがとうございます。毎月ではなく、毎日1万円です。現金2,500万円は最近まで運用していたのを利確したものです。
- CSX
- IT産業の次を担う新しい巨大産業は景気のどのフェーズで勃興すると想像しますか?
- 今後の仮想通貨について意見をお願いします フィアット通貨は発行国の通貨が価格を安定させるためにいろんな対策をしているが仮想通貨はそういう機関がなく人の気持ちや有名人の発言によって価格の上下が激しいと思う。本当に通貨として使えると期待できる?
- BLK ブラックロック
- SPGI S&Pグローバル
- CCL カーニバル、XOM エクソンモービル今から買い増しOK?
- 資金を2月に投資するのがいいと言っていたがその理由は?
- バリュー株おススメのETFは?
- TRMD トーム
- バリューと言っても日本株のように現金をため込んで株主資本を高くしていきROEが高くなりにくい株はダメ?
- DPST
- NVDA エヌビディア現在5バガーだが利確したほうがいい?
- COST コストコ
- TSLA テスラ
- BA ボーイング
- AER エアキャップ
- VTIは今ポートフォリオの何%くらい?
- 投資への心構え、マインドセット
- INTC インテル
- BRKB バークシャーハサウェイ
- 明日買うバリュー銘柄は
- 主要国中銀のバランスシートが元に戻らないとするとPER,PBRの評価水準そのものが変化しない?
- CCL カーニバル コロナ前の水準で売るべき?
- AL エアリース
- スターリンクのIPOについて
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
今日はDon’t Fight the FED つまり、FRBに歯向かってはならない、ということについて話してみようかと思う。
Don’t Fight the FED 「FRBに歯向かってはならない」というウォール街の格言。
FEDは連邦準備制度。今FRBは一刻も早く利上げしたくてうずうずしていると思う。3月までに今実施している債券買い入れプログラムを切り上げて(それを、テーパリングと言う)、その直後に利上げを開始したい。
今年年内の間に4回前後利上げするというようなことを市場関係者は織り込んでいるということ。
要するに中央銀行は引き締めに転じている。
Don’t Fight the FED というウォール街の格言は中央銀行のやろうとしていることに逆らって、逆を行こうとしてもうまくいかない、という格言。
日本では兜町の格言に「国策に売りなし」という格言があるが、あれに似ている。
大局観の話になる。
年初来アメリカのマーケットちょっと弱い。S&P500は-1.9%下げている。アメリカの最初の5立会日、つまり先週がそうだったが、それがマイナスで終わった場合、1月そのものがマイナスで終わる確率が高いという経験則がある。
そして1月がマイナスで終わった年というのは、1年間を通じてもマーケットが悪いことが多いと言われている。
そして、選挙との絡みでいえば、今年は中間選挙があって下院の全部の議席と上院の1/3の議席が改選になるが、1月に相場が悪いと与党、現在の場合は民主党が苦戦することの前兆だと解釈する人もいる。
いずれにせよ、そういった形で年初からの株式市場のスタートは兜の緒を締めて臨まないといけないような厳しい状態になっておる、ということ。
もう一つ、先週下げが加速した原因は連邦公開市場委員会、いわゆるFOMCの議事録が発表されていて、その議事録の中で、「FRBの総資産、つまりアメリカの中央銀行の金庫に入っている債券、これはQE政策=量的緩和政策で買いこんだ債券ですけれども、その在庫を圧縮したほうがいいんじゃないか、総資産を減らしたほうがいいんじゃないか」ということがかなり踏み込んだ検討がされていた。
実際にFRBのスタッフが、つまり下々のリサーチャーが過去の経験はどうだったかということをFOMCメンバーの前でプレゼンテーションをして、それに対して批判を加える、という形で膝を詰めた討議がなされていた。
それなんかを見ていると、「これは、必ずやってくるな」ということを感じさせる気合の入ったディスカッションだったと思う。
もしFRBが在庫にしている債券を減額するということは、今FRBの総資産は8.7兆ドルあります、そのうちの半分くらい、3兆ドルとか4兆ドルとかは債権を市場に売り返さなくても、単に償還期限が来たら債券がキャッシュに変わるということだけで減額していくことができると思う。
それのことを、パッシブリダクション(受け身的な減額の仕方)という。パッシブリダクションだけで3兆ドルくらい減らせるが、それ以上に減額しようとしたら、FRBが在庫にしている債権を市場に売り返すという手もあると思う。それはものすごく極端な例なので多分やらないと思うが、そういうことも可能だということ。
FRBは伝家の宝刀を抜く、というトークを行っている。アウチタイムがこれからやってくる、ということに投資家は気を付ける必要がある。
ちょっと話が脱線して恐縮だが、先日サンフランシスコ連銀のメアリー・デイリー総裁がFEDウォッチャー、ウォールストリートジャーナルのニック・ティミラウスとウォールストリートジャーナルのウェビナー(ウェブセミナー)でディスカッションしていた。
その中でFRBが持っている制作ツールに関して議論があって、一つは政策金利=FFレートの上げ下げによって金融を調節するというやり方が一つ。
二つめは量的緩和政策、債券買い入れプログラムによって、市中から債権を吸い上げることによって逆にキャッシュを市中に放出する、そういうようなことを通じて緩和する、あるいはその巻き戻し、今話している連邦準備制度の総資産の減額、それをやることによって引き締めを演じてやるということ。
加えて、もう一つ、メアリーが大事なツールだ、という風に言っていたのは「トーク」つまり「話術」だということ。つまり中央銀行家のしゃべること。
専門的な表現にすると「Forward Guidance」「先の指示、暗示というか理解の手助け」、つまり未来はこういう風に考えてまっせ、ということを中央銀行家が市場に対して、コミュニケートする、それによって金融の緩和、引き締めを演出していくことができる、という意味で「トーク」は重要なツールだとメアリーが言っていた。
で、今回の連邦準備制度の資産の圧縮も今の段階ではトークでしかない、ということ。
「伝家の宝刀」を抜くぞ、という仕草を見せているだけ、それのことを英語では「saber rattling」というが、刀をジャラジャラ言わせるわけですよ。そうするといつ戦が始まってもおかしくないな、という風なシグナルになる。そういうものをいまFRBがどんどん市場参加者に発している。
これから戦の雄たけびを上げるぞ、という前哨戦というかシグナルを今発しているということ。
で、我々投資家が気を付けなければならないことは、「なるほどな、これからアウチタイムが起こるんだな」。
今は引き締めの時期。投資理論通りのことが起こっている。投機的な対象が急落・暴落している。教科書通りでいうならば低PER・低バリュエーション株への避難の時期。
まだ戦争は始まっていない。だけれどもいつ火ぶたが切って落とされるか分からないわけでしょ。そういうバトル直前の時期に来ているわけですよ。だからすべての投機対象、例えばMeme株とか、グロース株とか、仮想通貨とか、SPACとかそういったもの、が急落・暴落している。
なぜかと言うと、そういうチャラチャラした投機的な投資対象ほど金融引き締めにもろいから。
だから今株式市場で起こっていることは本当に投資理論の教科書的な理論的なことが起こっている。
それを理解していただきたいと思う。
教科書通りということの話をすれば、じゃあ投資の教科書ではこういう局面ではどういう行動を取ればいいと教えているのですか広瀬さん、と僕が聞かれたら、その答えは「低PER、低バリュエーション」つまり、市場から低い評価しか受けていない、地味な、影の薄い、お買い得な、退屈な、そういう銘柄に避難しなさい。それが投資理論の教えること。なぜなら株式はマルティプル=倍率ですべての物事を考える。
例えばPE倍率は企業が稼ぐ力の何倍まで買って行けるか、というのがPER,株価収益率ですよね。例えば配当ディスカウントモデルなんかは利益の中からその一部を配当として株主に還元するが、その将来の配当のインカムストリームを現在価値まで逆算してきて、妥当株価をはじき出すというのが「配当割引モデル」。
そのようなモデルは全て市中金利が何%かという金利のアサンプション=決め打ちが算出根拠になっている。
そして今は金利が上昇しようとしている、それは分数の分母が大きくなることを意味するので、算数的には解が小さくなる、妥当バリュエーションが小さくなることを意味する。
今日話しているFRBが政策金利を引き上げることがなぜここまでエクイティつまり株式のバリュエーションをギクシャクさせるかというと、すべては倍率のゲームだからなんですよ。
そうすると最近の流行語で「レバナス」という言葉があるが、レバとはレバレッジ、梃子の意味。少ない資金で種玉の2倍、3倍のポジションを建てることができる。それがレバナスのレバの意味。
ということはただでさえ株式は倍率のゲームであるにもかかわらず、そこにさらに輪をかけてレバレッジ、2倍・3倍のポジションを建てるというのがレバナスというもの。
だからいまみんな初心者の人とかがレバナスの投資信託とか買って、瞬殺でやられている。それはなぜかと言うと、もちろんアップサイドでも儲かるときはたくさん儲かるが、相場環境が変わって目先下を見るなら、脳天逆落としで何倍もの速度で資産が減っていく、それがレバナスというもの。
我々がプレーしているのはマルティプルのゲーム。自分のやっていることが何倍にもなって跳ね返ってくる、それはアップサイドでもそうかもしれないが、ダウンサイドでもそうなんだ、という認識をみんな持ったほうがいいと思う。
そしてジェローム・パウエルFRB議長、アメリカの中央銀行のボスが言っているメッセージは明快。
「今からお前らぶっ殺しに行くから首を洗って待っておけ」
そういうメッセージでしょ?最近FRBから出てきているメッセージは。それ以外の解釈はないんですよ。
なぜ無いかというといまインフレがものすごく激しくなっているから。
FRBは2つのマンデート(使命というか、責任)を米議会から帯びている。指示されている。
一つは雇用の最大化、これは先週の金曜日の雇用統計で失業率3.9%、4%を下回ったのでほぼ完全雇用と言えると思う。勝利宣言、目標達成と解釈していいと思う。
しかし、もう一つの議会がFRBに貸している義務というか努力目標は、「物価の安定を目指しなさい、ターゲットは2%」という命令が下っている。
それに対して足元の消費者物価指数は+6.8%、はるかにインフレがオーバーシュートしている。
それをいかに訂正するかということが、パウエル議長が今心配していることであって、景気支援ではない。だから引き締めが起ころうとしているということだと思う。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
ちょっと音の飛びが激し目でなるべく余計なことは書かないようにしていますが、一部推測で書いています。
1月効果銘柄について
もう考えない方がいいと思う。
1月効果はタックスロスセリングの売り物が切れた時に死んだネコでも跳ね返るのでは、というテクニカル的なトレード。
その大前提は「相場環境が悪くない」ということが大前提。
しかし今は年初からパウエルが金融引き締めすると言っている。漁師が浜辺に出たら空が真っ暗でほっぺたにあたる風がものすごく強い、しかもポトポト雨が降ってきてこれから大しけになる、というときになんで皆趣味の釣りで船を出そうとするわけ?船を出したら危ないでしょ?
1月効果のポジションを全部僕が落とした理由はそういうこと。今環境が悪いから。今行ったらインパール作戦みたいに白骨街道、もう帰ってこれなくなると思う。だから逃げた。
FRBが利上げ、バランスシートを縮小したとき、ハイパーグロース株からのみ資金が流出する?
これはさっき説明したマルティプルというものに対する考え方。
マルティプルとは倍率。具体例で見たほうが分かりやすいと思う。
今ご覧いただいているチャートはNVDA エヌビディア、PER72倍。ほかの銘柄、例えばブラジルの石油会社PBR ペトロブラスは3倍。
前提条件に変化があった場合、それはEPSでも金利でもいいが、変数が増えたり減ったりした場合、それが何倍のインパクトで自分に降りかかってくるか、それがマルティプルというコンセプト。
そして高PER株、バリュエーションの高い、評価の高い株ほど条件が悪い方に変わったとき、痛手も何倍もの乗数効果でダメージを受ける。
だからハイパーグロース株もやられるし、同じようにロングデュレーション、遠い将来の夢を織り込む投資対象は全て、例えばキャシー・ウッドのARKK アークイノベーションETFはロングデュレーションの典型だし、あるいはロビンフッド族がつついていたMeme株も、仮想通貨、最近凄く下がっているがロングデュレーション。
テーマ、ストーリー、みんな乗ってきやすい投資対象。EV、ドローン、ソーラーパネル、グリーン投資、そういったありとあらゆる目新しさのあるエキサイティングなストーリー、そういったものは全部 ペケ、ペケ、ペケ、ペケ、ペケ、ペケ、 ペケなんですよ。
じゃあどういうものがいいかというと今日この瞬間に既にたくさん配当を払っている、お金をたくさん投資家に還元している企業はローマルティプル。そういうものほど、ダウンサイドの価格抵抗がある。
そしてハイバリュエーションの物ほどすぐに半値になってしまう。そういう状況だと思う。
TFC トゥルーイスト
今ちょうどブレイクアウトしようとしている。シグナルが出たところ、BB&Tと由緒正しい地銀が合併してできたスーパーリージョナル、地銀としては大手の一角になったという言い方をしてもいいと思う。
他の銘柄とのストーリー的な違いは(音飛んでました) 数少ない合併によるコスト削減ストーリーをプレーしていける銘柄じゃないかと思う。
要は経済があまり改善しなくても、そして長短金利差がものすごく拡大しても何となく内部努力、合併によるコスト削減で業績を伸ばしていけるストーリーかな、と思っている。
たまに好きじゃない銘柄、嫌いなビジネスというが、決算・業績以外の好き嫌いは?
参入障壁が低いビジネスは嫌い。それから業績がいろいろな要因に左右され過ぎる業種も好きではない。それと社会的に批判の矢面に立ちやすいビジネス、つまりESGから照らしてあまり宜しくないビジネスも好きではない。
小型グロースが半値になり、次は大型グロース、NASDAQが落ちる番?
面白い質問。
僕はピリピリしながら2021年Q4の決算シーズンがあと10日くらいで始まるが、今回の決算シーズンは厳しいんじゃないかと僕は思っている。特にIT・ネット関係。大手を含めて。AMZN アマゾン、AAPL アップル、MSFT マイクロソフトとかを含めて結構厳しい決算発表になるかと思っている。
EPS、売上高は心配していないがガイダンスがひどいことになるかもしれない。
ピークデジタルというか在宅による特需が、もう終わってしまうから。
今新型コロナのオミクロン株がアメリカでも蔓延しているが、それは新型コロナの最後っ屁。みんな外出できず苦しんでいるが、オミクロン株は首から上しか影響がなく、肺の中に入って行かない、オミクロン株にかかっても重篤にはならない、死ぬほどひどいことになるケースは非常に稀。
今オミクロンがバーッと広がって感染するアメリカ人が増えるということは新型コロナの免疫を持つという観点からすると、国民全体が免疫を持つ状態をアクセラレート、早く実現する効果がある。
しかも一度オミクロンにかかった人はデルタにかかりにくいということが報告されている。そうするとデルタの方が重い病気だから、軽い伝染病が蔓延することによって、くしくも重い病気にかかるリスクが低減されるということが起こる。
要は何が言いたいかというと新型コロナは終わりかかっている。
そうなのであれば、リモートワーク・在宅で恩恵を被った数々の企業は去年を通じて業績が跳ね上がり、業績も人気化したが、そういう企業は気をつけておかないと前年比較がものすごく厳しくなるわけだから、今後の見通しは?と聞かれると「去年は特殊要因があったので、よかったが、今年は経済再開になったら去年よりは変化率は下がる」という回答しかできなくなる。
それは大手ハイテク企業でも事情は全く同じ。MSFT マイクロソフトに関しても、NVDA エヌビディアに関しても、AMZN アマゾンに関してもそれを心配している。
決算発表シーズンはひょっとしたらメタクソになるかも。
イメージとしてはADBE アドビ、先日決算発表したがガイダンス悪く株価下がっているがイメージとしてはこれに近い感じになるのではと思う。
あるいはそれ以外の銘柄ではZM ズームビデオ。2回前の決算で既にリモートワークがピークアウトしたことを発表して、株価が340ドルから290ドルくらいまで暴落した、その時に僕は「前年ですが売りです」と言った。
広瀬さん間違った、という声があった。この段階でキャシーウッドは買い向かっている、という声があったが、その後株価はどうなっている?今170ドルだよ。
恥を忍んで僕が「損切り」というのはこういう経験則がある。
それはともかく、アドビやズームビデオは氷山の一角でしかないと思う。これからは次の決算発表シーズンはこういう銘柄が続出すると思う。だから口を酸っぱくしてグロース銘柄から降りてください、とお願いしているということ。
短期金利が上昇、長短金利も低下するなら銀行株は長期にわたり厳しくなる?
これも大事な質問。ご指摘の通り短期金利が上昇しているが長期金利が上昇していない状況が起きていた。
FREDに10-Year Treasury Constant Maturity Minus 2-Year Treasury Constant Maturity (T10Y2Y)があるが、10年債利回り-2年債利回りのチャート。
それを過去1年で見ると、ずっと長短金利差が低下していた。
長期金利-短期金利という式になるが、今後FRBが利上げして、長短金利差はさらに小さくなるのではという懸念があった。実際、銀行株は株価の伸びの頭が抑えられていた。しかし先週になって状況が変わってきている。2022年になって長短金利差が拡大している。
中央銀行家のトークの力。FRBのバランスシートをこれから圧縮するということ。庶民でもわかる表現yでいうなら「ひょっとしたらFRBが長期債売るかもしれんぜ」と脅している。
8.7兆円の売り圧力が出てきて長期金利が上昇する、それによって長短金利差が拡大する、そういうシナリオを演出することだってできるんだぜ、とドヤって見せたのが先週のFRB。
長短金利差は拡大を心配している。もっと言えばなぜFRBが長期金利の上昇を演出しないといけないかというと、長短金利差がゼロというのは不況の前兆。景気がそれほど強くないにもかかわらず、中央銀行が引き締めをした、彼らが下手だから不況になった、という批判をFRBが受けるリスクがある。
それはパウエル議長もよく理解していると思う。そうであれば、ちょっと困ったな、これからはインフレ退治のために短期金利を引き上げていかなければいけない、そういう事情なんだけれども、長期金利の位置が低いのであまり短期金利を急いで上げるとイールドカーブがフラットになって不況になってしまう。つまり銀行はイールドカーブの短期で資金調達をし、長期に貸し付けている。そうすると長短金利差がゼロになるなら銀行が貸付業務をするインセンティブが一切失われ、銀行が金を課さない、不況になるという状況になってしまう。
それを避けるためにFRBは「saber rattling」 刀をジャラジャラ言わせて「お前らぼんやりしていたら俺が刀を抜くぞ」と言っている。刀とは長期債をFRBが市場でバーン、バーン、バーン、と処分する、それは400兆円くらいの売り圧力になる。そうすると誰もそんなのに買い向かいたくないよね。
そういうことによって長期債価格が低下して、逆に長期の利回りは上昇する。それによってイメージとしてイールドカーブがなだらかな拡大を見せて、好景気になっているからそういうイールドカーブになっているんだ、という状況を演出することも出来る、というシグナルをFRBが送っている、という説明になると思う。
じゃあ、そのシナリオではどのような投資対象が考えられるかというと、さっき質問があったTFC トゥルーイストという地銀が新値をうかがっている。それは株式の投資家はそういうシナリオを織り込もうとしている。あるいはBAC バンクオブアメリカ。
先週、環境悪いなー、という状況じゃない。入れ食い状態でメチャクチャ儲かるマーケット。僕自身も今ものすごく儲かっている。なぜかと言うとバリュー投資をしているなら今ほどいい投資環境はめったにないそういう状況。
ほかの地銀でいうと、僕が注目しているのはCFR カレンフロストバンカーズ。
テキサスの地銀、サンアントニオ、オースティン、ミッドランドなどに支店を置いている。なぜ注目しているかというとテスラの本社をカリフォルニアからテキサスに移しているのみんな知っている?
オースティンにギガファクトリーというバカでかい工場を建てている。テスラはもともとはシリコンバレーのどん詰まりのところにトヨタとGMが合弁でピックアップトラックを作っていたニューミーというジョイントベンチャーの向上があったが、それが空っぽになって、それを払い下ろしでテスラが安値で買った。それがフリーモント工場の始まり。そういう事情で本社がフリーモントだった。
しかし、いまフリーモント工場が手狭になったので、上海ギガファクトリーを作った。そして上海ギガファクトリーと同じかそれ以上の生産キャパシティを持っている工場をベルリンと、テキサス州オースティンに建設、今年から稼働が始まっている。それに合わせてテスラは本社をカリフォルニアからテキサス・オースティンに移した。
オースティンから少し南に下ったボカチカにはスペースXの生産拠点並びに打ち上げ拠点がいま建設されていて、もう稼働している。
将来ゆくゆくは、そこを宇宙開発基地にして、遊園地まで作るという構想がある。そうすると今テキサス州の一番西の端の方、オースティン、サンアントニオ、ボカチカ、シェール開発をやっているミッドランドをつないだ三角形、このエリアがものすごく全米で最も人口の流入が多い、年間8~8.5%の人口増を見ている地域。
アメリカ広しと言えど、アメリカの中で最も魅力的な最も急成長している土地柄が、サンアントニオとかオースティンの地域と思うが、そこでナンバーワンの銀行がCFR カレンフロストバンカーズという銀行。
貸し付けの内容を見てみるとほとんどが商業用不動産や工業団地。
そして預金も凄く増えている。これはアメリカ全ての銀行に言えるが。
貸しつけも今後大きく伸びる、それは貸付先は商業用不動産とか工業用団地とか今テスラがテキサス行ったとか、スペースエックスがテキサス行ったとか、そういうストーリーに裏打ちされた需要増が起きている。
だから仮に長短金利差の拡大が起こらなくてもCFR カレンフロストバンカーズは見直されると僕は思う。
AR アンテロリソース、TRMD トーム
両方ともいいと思う。
貴金属はインフレ率が金利より高いときに投資妙味があると考えていい?
基本的には良いと思う。ゴールドは全然相場になっていないが、ある時点で見直し買いが入ると思う。僕も時々横目でゴールドとかシルバー「SLV Iシェアーズシルバートラスト」を見ている。
(音飛んでました)
WFC ウエルスファーゴも今ブレイクアウトしている。今バリュー株ブレイクアウトしている銘柄がメチャクチャ多い。XOM エクソンモービルも。
投資家、ヘッジファンドが殺到しているのはバリュー株で間違ってもハイテクではない。早く目を覚まして。
ラッセル2000以外に炭鉱のカナリアとなる指数は?
いろいろあると思う。
例えば一つは長短金利差。景気の先行指標という意味では。
S&P500月足で見ると今にも急落しそう
50日移動平均線上にある、下に切ると次は200日移動平均線が見える、重要なポイントに来ていると思う。
VTIを僕ちょっと削った。それは相場自体がヤバいという意味合いはそれほど高くない。今年はS&Pは1年を通じて±ゼロくらいのつまらない相場になるのではと考えている。
だけれども大惨事のシナリオは想定していない。アメリカは今好景気だし、景気サイクルの前半。今相場がギクシャクしているのはあくまで金融相場から業績相場に移る過渡期の一次的なギクシャク。
今年1年辛抱すればVTIとかインデックス投資をしている人も、いい相場でどんどんやっていけると思う。アメリカ株に対して僕が否定的な考えをしているのでは決してない。
じゃあなんで広瀬さんはVTIを売ったのか、というとこれ(WFC ウエルスファーゴのチャート)。
今、濡れでに粟、ここ掘れワンで儲かるようなストーリーがいくらでもある。FANG ダイヤモンドバックエナジー、PXD パイオニアナショナルリソーセズ、少し高値から下がっているがFLNG フレックスLNG とか。
僕は全然焦っていません。買いたい銘柄がいっぱいいっぱいある。もっとアグレッシブに行けよと自分自身に行っている。銘柄は絞り込んで一つ一つのポジションは大きく、投資対象は思い切りバリュー株をガッツリ買っていく、そういうようなスタイル、しかも今新値を狙っているような銘柄を買いたいと思っている。
これは僕だけがやっていることじゃなくて、アメリカのヘッジファンドは今ものすごい勢いでバリューに流れ込んでいる。
JPモルガンはプライムブローカーという業務をやっているが、それは皆さんがネット証券に口座を開けてネット証券にあずかってもらって米国株を買うのと同じように、ヘッジファンドはJPモルガンにプライムブローカレージ口座を開けて、そこで券面を預かってもらって投資をする。そういうヘッジファンド向けの預かりのビジネスをプライムブローカレージというが、JPモルガンの立場からすれば、彼らの顧客が何を買って何を売っているかが手に取るようにわかるわけでしょ。
そのデータによると、皆ヘッジファンドはバリュー株を買っている、とJPモルガンは言っている。
これはデータに基づいて言っているので間違いはないと思うんですよ。そういうことが今起こっているわけですよ。
いろんなグロース銘柄、例えばAI シースリーエーアイとか、こんなの全然何も起こっていない。最近まで人気だったCRWD クラウドストライクもチャート悪い、ZS ジースケイラーも(音飛んでました)、DOCU ドキュサインも悪い決算出してグチャグチャ。TWLO トゥイリオ、昔の花形だったが駄目だし、決算しくじっていないOKTA オクタもダメ、ZM ズームビデオもダメ、下手したら半導体NVDA エヌビディアもチャート変になっている。AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズも。
グロース株なんてつついているの、今日本人くらいしかいない、そういう状況。
LYB ライオンデルバセル 今買い?
どうだろうねー。見てますけど、ちょっと煮え切っていないというか半煮え状態。もう少し待ちたい。
今からクルーズ、航空、エネルギー買い増しは?
Rick Steves’日本でいう「世界の歩き方」みたいな旅行の本。クルーズの旅行の本だが、その中に、「いつクルーズを予約すればいいか」が書いてある。
1月以降の数週間をWaveシーズンと言い、1年間のクルーズの予約注文の33%が入る。そのくらい今重要なシーズンにクルーズ船は来ている。
今年のWaveシーズンに関するアナリストコメントは出ていないが、直感としてはかなりいいと思う。大事なシーズンを迎えています。
XLE
良いと思う。ブレイクアウトしている。
VOOV
これも悪くはないと思う。
FAS
FASだけはパス。メガバンクも入っていると思うが、メガバンクは魅力ないと思っている。地銀とかの方がいいと思う。
BTC ビットコイン 下がっているがまだ買いではない?
まだではないと思う。今の水準から半値以下になったら面白いと思う。
RCL ロイヤルカリビアン ヒンデンブルグリサーチからショートレポート。コロナ規制につづき、クルーズ需要は恒久的に失われ巨額の負債リスクがあると書かれている。
全然間違えていると思う。なんか笑えるね。
過去の例ではQT開始で株価は必ず調整するもの?
何とも言えない。過去の例が1つしかなく、経験則と言えるほどサンプルが無いと思う。
でもQTは金融引き締めなんだから、普通に脳みそがある人なら、引き締めが株式市場にとって楽でないことは当然わかる。
頭動いている?ちょっとは自分の頭を使って考えたほうがいいと思う。決して平たんな道のりではないと思う。
良い決算を出し続けているNVDA エヌビディア。そろそろ見切りをつけるべき?
クリスマスのときに下の息子がサンフランシスコ郊外のプレザントんという街に住んでいて、そこに行ってクリスマスをやったが、息子に「メタバース凄いだろ、これからVRの時代だろ」と言った。
息子は根っからのゲーマーで1日15時間くらいネトゲをやっている全然勉強しない奴で頭は良いが一切家で勉強したことが無いやつ。そのゲーマーが染みついている男で、アパートに入った居間に何も家具が置いていない。
家具でも置けよ、と僕が言ったら「父ちゃん、違うんだよこれは、VRゴーグルをはめてゲームをやらないといけないからスペースが必要なんだよ」と言われて納得したが、そういう生粋のゲーマーである息子が「これからはメタバースだろ」と僕が降ったら「・・・←」と目線が流れていた。そのクールな、冷たいまなざしを受け「世の中そうなると思わない?」と彼に聞いたら、「もうゲームPCも持っているしG-Force持っているしオキュラスも持っているし全部あるよ父ちゃん」と言われた。
「今メタバースにウキウキしているのは投資家である父ちゃんくらいじゃない?」周期遅れだと逆に息子に諭された。彼が言っているのは「今年のクリスマスは本当に不作だった」ということ。
出てくるゲーム、出てくるゲーム大作が多いが、ぜんぶ外れ、つまらないゲームと息子は言っていた。こういう状態で新しいGPU、NVDA エヌビディアとかAMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズを買い買えるわけないでしょ?と言われ「ハイ、わかりました。シュン。」と帰ってきた。
そんなにメタバース凄いならNVDA エヌビディアは新値を更新していないといけないのでは?だけれども今ズルっと下がりそう。AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズだってオワコン。MSFT マイクロソフトですら、下がっている。(音飛んでました)
クリスマスにサンフランシスコに行って息子にディスられて認識を新たにしました。
CCL カーニバル 負債によるリスクは?
ほとんど関係ないと思う。
僕は過去にJPモルガンに勤めていて、カーニバルをディスっていたら、カーニバルの融資担当のバンカーがやってきて「君か、カーニバルをディスっている奴は」と言われた。
カーニバルはチェースの最上の顧客なんだよ、ベストクライアントをディスるときにはそれなりの覚悟を持ってディスれよ、と言われ「すいません!」と謝った。
僕はH&Qというバイオテクノロジーやハイテクのバンキングをやっているブティックに勤めていて、それがチェースに買われたので、カーニバルクルーズがチェース、今のJPモルガンにとってどれほど重要な法人顧客か知らなかった。
そうしたら、ドサッと資料を置かれ、スプレッドシートをみながら「Let me tell you(これから俺が説明してやるからさ)」と言われ、過去の融資実績、船をどのくらい作ってきたか、その一つ一つの船がどのくらいの投資リターンをもたらしてキャッシュフローをもたらしたか、何年で融資が回収できたか、そういうデータを全部ビシッ、ビシッ、ビシッと見せられ「どう思う?」と言われ、
「ハイ、パー璧ですね、もうぐうの音も出ません。今後一切、一生カーニバルの悪口は言いません」とその場で約束させられた。そういう銘柄。
今新型コロナが終わろうとしている。これから2年間クルーズに行けなかったリピート顧客たちの需要が爆発しそうなときにメインバンクであるJPモルガンがいままで20年も30年もカーニバルと付き合ってきて、良いときも悪いときも暗くを共にしたチェースの担当者がカーニバルを切ると思います?切るわけないでしょ。
これからなんだよ。だから今手ぐすね引いて「さあやるぞ」という感じでみな向かっているわけですよ。だから全然心配ないと思いますよ。
FRBのバランスシート縮小が数年がかりなら数年にわたって指数がネガティブというのも現実的?
今年だけじゃない?相場が悪いのは。
だけれども悪い相場の一方でバリュー株とかはパーティが来ると思う。
こういう言い方をすればいいかな。今年はVTIはダメだと思う。±ゼロくらいだと思う。だけれども僕自身の今年のパフォーマンスは±ゼロとは全然考えていない。
今年は濡れでに粟でブリブリに儲けてやるぞと考えている。すでに1月は凄い儲かっている。
どういうやり方で儲けるかというとバリュー投資。例えばPBR ペトロブラスはPER3倍。TSLA は211倍。どっちが安全だと思う?
あるいはバイオのVRTX バーテックス。PER18倍。これも割高でないと僕は思う。JAZZ PER8倍。いくらでも割安な銘柄はある。あるいはPXD パイオニアナショナルリソーセズ20倍。FANG ダイヤモンドバックエナジー15倍。リーズナブル。FLNG フレックスLNG PER10倍。
じゃあMSFT マイクロソフトは?AAPL アップルは?安いとは思わない。ラッキーになれる場所はバリューなんだよ。グロースじゃない。それだけです。
今年はS&P500をコアにしてVTV,リア充銘柄をサテライトの戦略でいい?
今年は指数はあまり儲からないと思う。
VTI50%、キャッシュ25%。今はキャッシュポジションを増やすべき?
そのくらいキャッシュがあるならバリュー株に突っ込んでください。
なぜTSM 台湾セミコンダクターなど半導体ファウンドリーはPER30倍ぐらいとNVDA エヌビディア、AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズより低い?
ひとつはキャピタルインテンシブなビジネスだから。資本集約的ビジネス。だからバリュエーションが低いということになると思う。
それと売上高成長率を見ると、TSM 台湾セミコンダクターの方が、NVDA エヌビディアやAMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズより足元は低いのでは。
TSM 前期売上高成長率+21%、その前は+26%、その前は+24%、その前は+21%。コンスタントに前年同期比+20%くらい伸びている。
NCDA 前期+50%、その前が+68%、その前が+84%。明らかにエヌビディアの方が成長率が高い。だからバリュエーションが高いのでは。
でもさっきも言ったように、それはそうだった、という過去形。未来もエヌビディアの売上成長が高いかどうかというと、それはどうだろうね、うちの息子はそうは言っていないよね。
それと最近仮想通貨が下がっている。仮想通貨が下がったらマイニングアクティビティはどうなると思う?仮想通貨マイニングに必要なGPUは売れるか、考える必要があると思う。
この地合いで先週ヘルスケアが弱かったのはなぜ。明日から始まるヘルスケアカンファレンスについて。
JPモルガンヘルスケアカンファレンスというもので、バイオテクノロジーとかヘルスケアのビジネスサイドでの、つまりR&Dではなく、世界最大のカンファレンス。
今年はリアルでやると言っていたがバーチャルになると言って、皆シュンと沈みかえって、サンフランシスコの街もキャンセルが出まくって、皆がっかりしてそういうことも影響しているかも。
ある時点でバイオテクノロジー株は安い銘柄が増えてきたのでまたやらなければいけないと僕は思っているが、今年のJPモルガンのカンファレンスが起爆剤になるかというと、どうだろうねー。ちょっと出ばなをくじかれたねと思っています。
KMI キンダーモルガン
悪くないと思う。リッチキンダーという方がやっているパイプラインの会社。
ミッドストリームなので原油価格にあまり株価は連動していないと思うがバリュエーションもメチャクチャ高くないしそれなりにいいのでは。
NVDA エヌビディア、AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズショート戦略は?
エヌビディアのサポートラインは271.45ドル。今272.47ドルで限りなく近づいているが、下を切ったらかなりダウンサイドはあると思う。チャートの話をすれば。
踏みとどまる可能性もあるので、数日間様子を見たら。反発するならレンジの中の動きになると思う。
AMDも似たようなチャート。130.60ドルがプツンとキレるチャートだと思う。
今回の決算期で特に注目している点は?
一番心配しているのはネット株。なぜ心配しているかというと新型コロナ後の経済再開で前年比較が厳しくなることを理由にガイダンスを下げる企業が続出するのでは、ということが僕は一番心配。
すでにドキュサイン、アドビ、ズームビデオはまさしくそういう理由でガイダンス悪くなりますということを発表済み。それの延長が他の銘柄にも来るということを心配しています。
金利が上がると石油が上がる理由は?
直接は関係ない。石油価格が堅調な理由は2つ。
1つは経済が好調だということ。ガソリンの消費はGDPにある程度連動する。もう1つは供給=生産サイドを見ればいままで最も無節操に増産してきていたのはテキサス州のシェール業者。しかし今は比較的増産していない状況。だから需給関係が崩れていないのが原油価格が高い理由。
銀行株に関してはずーっと傍観していた。理由は長短金利差があまり拡大していなかったので。先週から考えを変えました。FRBが連邦準備制度の総資産を圧縮する、もっと言うと在庫にしている財務省証券とか住宅抵当証券とかの証券類を処分すると言い始めているので、そうすると長短金利差は拡大する、そうならば銀行株買いだなと思っている。TFC トゥルーイスト、CFR カレンフロストバンカーズあたりが良いのではと思っている。
物価が下げ渋った場合も延々QTをしつこくやる可能性はある?
長い道のりだと思う。半年引き締めをやって様子を見るとかそういう話ではないと思う。
3年、5年くらいかけて投資家、あるいは国民全体の物価に対する先入観に働きかける類のものと思う。一例として、皆が今年昇給・ベースアップあるかもよ、とみんなに言ったとする。そうすると「広瀬さん何言ってんの、浦島太郎かよ、アメリカ生活何年やってるの、日本の事情知らないでしょ、日本はデフレ・給料あがらない、派遣にスイッチされ、正社員なんか流行っていない、派遣も派遣切りで切られている。70歳になってもレジ打ちしないといけないんですよ。」と皆思う。
それは正しいが、いま説明したことは将来のインフレ、賃金に対する国民の考え方をインフレ期待というが、一回先入観が形成されたらそれを変えていくことは凄く、凄く、凄く難しい。3か月や半年の努力で変えられるものではない。
日本のデフレマインドはもとをただせば1990年を起点としたものでかれこれ30年もやっている。それを克服しないといけないというのは簡単ではない。
今新型コロナでアメリカには画期的なことが起こった。賃金が上昇している、という瓢箪から駒、自分の目が信じられないようなことが起こっている。だからFRBが焦っている。
それをチャートで見せると、CPI(消費者物価指数)は今6.88%、こんなに高い形で物価が上昇しているときはずーっと遡ってみると1980年代、70年代にまでさかのぼらないとそういうことはなかった。
そういう異常事態が今生じている。
で、その時にFRBの手綱さばきはどうなっているか、というのを見せると、インフレ率が6.9%なのに政策金利がゼロパーセントって、どういうこと、となっている。
アメリカの政策金利とインフレ率の関係はあっち向いてホイ、てんでバラバラ、無責任極まりない、逆転。
中央銀行が自分の仕事を放棄しているような印象を与えかねない大失態と受け止められても仕方ないイン場を受ける、だからいまQT政策などで中央銀行としての威信、威厳、クレディビリティを取り戻そうと、一生懸命トークの力で市場をなだめている。
その犠牲になっているのがハイパーグロースとか仮想通貨。そういうのが焼けただれて、墜落して黒焦げになって死体になって寝そべっている。なぜそうなっているかというとFRBは仮想通貨とかよりもっともっと大きな敵、それこそゴジラ対キングギドラみたいなそういうエピック的な叙事詩的なバトルが展開されている。
そのとばっちりを受け、ゴジラのしっぽでレバナス民がバーンと飛ばされているような状況が起きている。
だから近寄るべきではないと僕が言っているのはそういうこと。
VTI 平均212ドルで買付けている
その水準は200日移動平均線すら割り込む水準だがそこまで悪いことは想定していない。(音飛んでました)
何度も言いますが今アメリカの経済は良い。だから引き締めをやると言っている。金融相場から業績相場への移行期なわけですよ。金融相場から業績相場への移行期はだいたいの銘柄はオッケーなんですよ。ちゃんと利益が出ているのであれば。
だけれども泡沫的な最近IPOしたばっかりのチャラチャラしたハイパーグロース株の多くは赤字会社で、業績は出ていないのだから、赤字会社は業績相場が来たら迷惑。自分だけ損するから。それでハイパーグロース株はダメと言っている。俺のロジックに何か破綻はあるかな?
為替 円が買われやすい?ドル円がまだまだ上昇?
分かりません。でも今一つ言えるのは世界を見回したとき、アメリカの景気は強い。今年GDP+4%くらいの成長がアメリカは出るのでは?
翻って日本を見た場合、瞬間風速だが、この前は年率-3.9%だった。
だからアメリカ経済と日本経済は月とすっぽんくらい違う。その場合為替が円安に振れるのは普通じゃないと僕は思う。ドルが強い理由が何だと言われたら、それはアメリカ経済が強いからじゃないですか?っていう以上の説明をしようがない。
なんで今アメリカ株ブームなわけ?大和レバナスがみたいな愚にもつかないしょーもない商品を日本の証券会社が出してきているが、だいたい日本の大手証券が何か企画するときって、その商品分野が天井のときが多い。はっきり言って。
名前を出して言っているとあいつ何を言っているんだ、訴訟してやれ、と思うかもしれないが、僕が言っているのは真実。
証券業とはそういうもの。証券会社は今一番扱いやすい商品、今これを売れば売れるだろうという楽ちんな営業を考える。だからレバナスを売っている。
今売りやすい商品と今買い時・仕込み時の商品はまったく一致しません。僕に言わせればレバナスという流行語、その存在自体が、「ワーン、ワーン、ワーン、ワーン」と警戒警報鳴りまくり。
その事実をどう言う風に自分と折り合いをつけるんだ、そういうことに去年の9月か8月にレバナスという言葉をTwitterで見た。レバナスってレバニラ炒め?ナス?NASDAQなの?やべー!!と思った。
その後に見た言葉は「オルカン」そういう風に去年から相場はじめた、今年から相場はじめた初心者が自分で言いやすいように造語、流行語を作って「これからはレバナスだ」というブームはことごとく悲劇で終わっているよね。そういうことを皆考えたほうがいいよね。
僕は考えているからグロース株から一切足を洗ったほうがいいのかな、と厳粛に、深刻に受け止めている。自分の心に素直になっている。
未練があるかというと未練がある。グロース株好きだからね、俺。
だけれども、「そっかー。ダメなのか。グロース株お呼びじゃないのか。残念だなー、つまんないなー、わくわくしないなー、だけれども今はバリューの方が儲かると市場が語りかけている。チャート見てください。
例えばWFC ウエルスファーゴなんてFRBから物凄く「何をやっているんだ、総量規制は解除しない!」と言われたが、このチャートを見ると相場が僕に語り掛けていることは何かと言うと「私を買って、私を買ってください。もう自由にして。」ということを株価が俺に語りかけている。
その一方でNVDA エヌビディアのチャートを見ると売らなければいけない危機の前兆。
我々がやらなきゃいけないことは、テメーの先入観でNVDA エヌビディアは良い会社だからガチホ、BTCは仮想通貨だからガチホ、とかテメーの考えることはクソの役にも立たないんだよ。
そういうことはもう僕はしない。25年くらい前にそういう態度は一切足を洗った。そうじゃなくて僕の態度は「チャートさん、今日もよろしくお願いします。チャート拝見させていただいてよろしいですか?」そして、チャートを見るとチャートが僕に語り掛けてくるメッセージをしっかりと聞き留めて、拝聴いたします、という形でそのメッセージをスッと受け入れる、そういうことをしている。そうすると例えば、シェール新値なんですか・・・(FANG)という感嘆・驚き・諦めの感情しか浮かんでこない。
PXD パイオニアナショナルリソーセズもつい先日新値。こういうチャートを見ると僕は「ありがたく拝聴しました。新値なんですねー、、、、じゃあ、付こうか!」と素直になるわけですよ。
それだけのこと。
今は素直になっていい銘柄はたくさんある。だからそこにシフトしているだけの話。
金利上昇やQTでナスダックは50日移動平均線くらいまで調整してもおかしくない?
※すでに割っている。
14860.04の水準を下に切ってきたらチャート的に重い。楽観視できないと思う。
ZTS ゾーティス
何がいけないんだろう。ビジネスとしては僕は好き。地味だが堅い商売と思う。
なぜ株価下がっているか最近見ていないので分からない。
強いて言えば在宅じゃなくなればペットブームも終わるからということじゃないかな。
NTR ニュートリエン
これもチャート下がった。チャートは崩れていない。そんなに。心配していない。
meme株のようにこれからはコモディティだ、と実需とかけ離れた商品先物相場になる可能性は?
チャートは良い。例えば穀物のETF、DBAは右肩上がり。
コモディティと言ってもいろいろある。原油のUSOは右肩上がり。GLDはちょっとチャート悪い。商品によるのでは。
ここら辺の相場はまだ若いと思う。
FAS
僕はあまりいいETFでないと思うので使わない。
FAS買うくらいならCFR カレンフロストバンカーズの方が良いのでは。凄くシンプルなんですよ。銀行業は色々複雑なビジネスがある。
やれM&Aが、IBD投資銀行本部が、IPOがとか。そこら辺のビジネスの大部分はシクリカル。そして去年は空前のM&A・IPOブームだった。だから今年もいいと決めてかかることはできないと思う。
僕自身1988年からそういうアップダウンの激しい世界に身を置いていて、景色の変わりやすさが身に染みてわかるが、今年は多分インベストバンキングとかダメな年になると思う。
なぜかというと、いまIPO ほとんど動いていないことみんな知っている?一個だけ動いているのがプレイべーとエクイティのTPGが今週IPOされる。僕もロードショー見た。TPGは毛並みのいいプライベートエクイティファンドでそれをディスる気は全然ない。
でも僕が言いたいのは「お前らそんなにいいビジネスなら何が悲しくて個人投資家とか一般投資家に株式を公開しないといけないわけ?お前が株を売るタイミングって買い手にとって悪いタイミングじゃないの?君ら老獪なプライベートバンカーなら自分たちの売り時をわきまえているわけでしょ」
そしたら、相場の鉄則は自分より賢いやつが売り方に向かっているときはそれに買い向かってはいけない。何が言いたいかというと今のIPOマーケットはそういう案件しかない。
だからTPGが出てきたということは大御所が出てきた。今回のIPOブームでABNB エアビー&ビーとか、マカフィーとか、UBER ウーバーテクノロジーズとかに投資していたのがTPG。その本尊様が自分で株を出すと言っている。
それを投資銀行にいた僕が翻訳すれば、売り時なんですね、オワコンなんですね、締めで抹茶アイスを食べるその感覚ですか、というとき。
なんでそんなときにDirection Financial Bull3倍とか(音飛んでました)
いつになったらおしゃぶり、補助輪から卒業するわけ?大人になれよと言いたい。
DBC
これは問題ないと思う。
INDA インドETF
良いと思う。
新興国もどこかで手掛けないといけないと僕は思っている。実は一番買いたいマーケットはETFがないマーケットでバングラデシュ。
僕は半年ほどバングラデシュに住んでいたことがあるが、最近Google Earthでバングラデシュの街の様子をカーソルで空港の周り、ダウンタンを見てみると随分変わった。
所得水準もアップしている。国の台所事情も大幅に改善している。外貨準備も改善している。収支も改善している。GDP成長率も毎年+7-8%。いま世界で最も成長している国はバングラデシュ。ETF買いたいと思ったが、ETFがない。だから現地証券に口座を開設しないといけないかなと思っている。
まだ相場ほとんど動いていない。それなんかを今は研究しています。
理論株価=利益÷(金利-成長率)なら、PERの低い株も多少下がる?
その通りです。なんだけれども、そもそも、利益の金額がすごく大きい。エクソンモービルの利益額を見てください。えっ、ていうくらい、目が点になるくらい純利益が出ているから。そうすると数式で分子の数字がものすごく大きいらから買いがそれほど動かないというのはそういうこと。
でもいわゆるロングデュレーション、長期、遠い将来でしか利益が出ないハイパーグロース株は利益が小さい、あるいはない。そういうものの方がバリュエーションのダウンサイドは大きいということになる。
PBR ペトロブラスと他のオイルメジャーのバリュエーションの格差と高配当利回りの理由について教えてください。
PBR ペトロブラスはユニーク。ほとんどの油田がオフショア、海底油田。その多くはリオデジャネイロの遠い沖合。そして国有企業。
他の国々、産油国でオイルメジャーが掘る場合、国の取り分と石油会社の取り分という形で山分けするが、ブラジルの場合国の持ち物である油田が、国の会社であるペトロブラスに開発される。だからそもそも他の国に召し上げられる政府のコンセッションとかの比率が低いという点が一つ上げられる。
だから生産コストはバレルあたり5ドルとかだったと思う。だからいまメチャクチャ儲かっている。じゃあ、なぜ負債が多くて株価が割安放置されているかというとそれはオフショア油田特有の問題がある。
あまりにも陸地から離れすぎているので、そこでオイルを生産したら最初はFPSOと呼ばれる大きなタンカーみたいな船に生産したオイルをドンドンドンドンため込んでいかないとならない。そしてFPSOで純度を加減して、タンカーに移し替えて例えば中国に出荷する、という作業になる。だからペトロブラスの資産を見ると、大日本帝国海軍みたいなバランスシートをしている。つまり、船だらけ。それも戦艦大和みたいなバカでかい船ばかり持っているわけ。
だからちょっと特殊というか他の石油会社と全然違うバランスシートになっている。じゃあそれは安全か危険かでいうと、それらのFPSOが無用の長物と化せば危険。負債まるけだから。
だから原油価格がグーっと上がっているということがペトロブラスの株価上昇にとって絶対必要なこと。でもその点今は原油価格は上がっている。
だからもっと言えばレバレッジ型石油株ETFのような素人臭い投資対象で突っついてやるよか、レバレッジのかかった原油プレーをしたいならペトロブラス買えばいい。
なぜかというとレバレッジの塊で原油価格に連動している。カンポス油田とかサンポス油田は永久に尽きることなく無尽蔵に石油が湧いてくる油田。そこに戦艦大和をあてがって、はい、くみ出します、とドボドボドボドボ石油を入れていって、ストップできない。原油価格が下がったから絞ってストップしろと言う簡単な話ではない。
いっぱいになりました、出荷、出荷、出荷、と中国に出荷している。そういうストーリー。ペトロブラスは。
投信1,000万円、現金2,500万円もっている、投信はVTIに毎月1万円積み立てている。
それって1年間に12万円だけ?現金2,500万円持っているのに12万円しか積み立てないわけ?
まずポートフォリオのミックスがメチャクチャ。罰ゲームか何か?全然利子を生んでいない。現金2500万円は。すぐに投信買ってください。投信というかVTIでも何でもいいけど。
不安だったら世界丸ごと買うETFでも何でもいいけれど、とにかく現金は良くないと思う。
だって今ドル高になっているということはあなたの現金は日本国内では同じ現金でやられはないが、世界的に見ればメチャクチャやられている。何%ドル円が動いたのか知らないが、10%とか動いているわけでしょ。それは日本がそれだけ貧乏になったということ。VTI抱えているだけで去年は+30~40%のリターンが出た。もっと真剣になったほうがいいと思うよ
今後の相場でEOG、DE ディアアンドカンパニー
EOGは良い会社。シェールの業者。昔のエンロンオイル&ガス。僕のクライアントだったがその後エンロンという言葉は禁句になったので社名変更したが実はエンロン。でもちゃんとした最大手クラスのシェール企業。
DE ディアアンドカンパニー。これもいいと思う。いま穀物価格が強含んで農家が儲かり始めているから。アメリカの農業は大企業みたいなスケールビジネス。農場もバカでかい。農機具も、農業機械もバカでかい。すべてがデカいスケールの資本集約的ビジネス。トップライン=売上は重要。(音飛んでました。)これもいい。
SPYD
保守的なやり方だがこれでもいいと思う。
2歳の子供の証券口座に毎年20~40万円入金。買う銘柄は100%VTIでいい?
それでいい。
カザフスタン情勢でウランが注目されているが見通しは?
ナザル・バイエフ元大統領が行方不明ではと言われていて、現在の大統領と元大統領のごたごた、宮廷クーデターでないが変なことが起こっているのではと噂されている。
今回のカザフスタン問題を説明すると、もともとカザフスタンは産油国。カスピ海あたりで原油が出る。原油が出る街の労働者が、インフレで何とかしてくれ、とデモ行進を始めた。
産油国でインフレが問題でデモ行進が起こるというのがカザフスタンという国がミスマネージされていることを象徴しているが、それはともかく、デモ行進が吹き荒れ、大統領がロシアに治安維持軍を派遣してくれと要請してしまった。そしてロシアの兵隊2500名くらいが来て、鎮圧した。もう自由に市民を撃っていいと大統領が宣言した。
それでカザフスタンの国民はシュンとなってすごすご引き上げた、そういう状態。
で今はなんか事態収拾しているように見えるが、でもこれじっくり考えてみたら、何か根本的に変だよね、と思う。
カザフスタンという国は国民はみなアジアの顔をしている。日本人、中国人、モンゴル、そういうモンゴロイドの顔をしている。だけれどもソ連の時代にロシアの人が半強制的にたくさんカザフスタンに移住させられて、そうなった一つの理由はロシアの宇宙開発基地がカザフスタンにあった。そこに力を入れるということで、ロシア人、白人がたくさん入ってきた。
その後ベルリンの壁が1989年に崩壊して1990年か1991年にナザルバイエフ大統領というアジア人の顔をした大統領が来て、最初は凄く良い政治をしていた。カザフスタンは遊牧民の国で国民国家意識があまりなかった。国民の過半数、70%くらいがロシアから来た白人、そしてもともと地元にいるアジア人は少数派だった。でも国としてのアイデンティティを確立したほうがいいとナザルバイエフは考えて、カザフスタン的な民族衣装・音楽・文化を奨励して、石油開発もやろう、とシェブロンを呼んでくるとか、そういう風にカスピ海の石油開発もして、という感じで成長してきた国。
その過程でだんだんだんだん人口構成も変わって、今はアジア人というかカザフ人が多数派、白人が少数派になっている。それはナザルバイエフの考えた国家コンセプト通りのことが起こった。
それで今カザフスタンという国はかなり国民国家意識のある、アジア人がこれが自分の国だと思える国になった。
しかし、インフレで生活が苦しくなって、不満が爆発して、それが特に石油の出る街でそういうことが起こって、それはカザフスタンの生計を立てる上で、石油で暮らさないといけないから、資源は非常に重要だから、ウランもそうだけれども。
それで、そこら辺何とか穏便に納めないといけないよね、という形でロシアの兵隊が来た。そこで新しく国民国家意識、アジア人としてのアイデンティティに目覚めたカザフスタン人としては、「ちょっと待ってください。いままで30年間我々はアジア人としてのプライドを持って生きようというふうに大統領が言っていたじゃないですか、なんで我々の暮らしが苦しくなったらロシアから軍隊がスッと入ってくるんですか、それって時代錯誤じゃありません?」という状態になっている。
これは収まったといえば収まったかもしれないが、一触即発と言えば一触即発かもしれない。
そういう心境複雑というかこんがらがった状況になっているのがカザフスタンという国。
それを延長すれば、今インフレというものを考えた場合インフレは民心、つまり国民の心という観点からすれば非常に厄介な問題だと思う。だからカザフスタンで起きたようなことが他の国でも興る可能性は実は高いと思う。
一例としてヤバいんじゃないかと思っている国はトルコ。トルコはトルコリラが暴落して輸入品の値段がものすごく高くなっているが、あれなんかは非常に不安定な状況と思う。だから気を付ける必要あるんじゃないですかね。
S&P500 今後厳しいと思うがどんな状況が買い時?
時間。これから1年後くらい、来年の今頃になったら買いと思っているかもしれない。理由は今は金融相場から業績相場への過渡期。今テーパリングやると先月から言い始めたばかり。まだ1回目の利上げすら起こっていない。その段階でバランスシートを圧縮するとか、そういう先、先、先、先、先の話が怒涛のようにFRBからされている。全部変わるという理解でいいんですか?ということを言い渡された直後。だからみんなあたふたしている。
だけれども1年くらい時間をかければ、「もう中央銀行におんぶにだっこで金融相場とかそういう世界じゃないよね、景気いいんだから企業が儲ければいいんだろ?業績相場でいいんだよ」ということが、スッと受け容れられるようになるのは半年、1年先でしょうね。
その時はS&P500でいいんじゃないという時代が来ると思いますよ。初心者は、ああ大変なことが起きた、これで世界は終わる、未来はない、と今ほどユニークな、恐ろしいこれはもう前代未聞のことが起きているという風に感じやすい。
だけれども僕くらいの年になると目新しいことは何一つない。
まあ、普通じゃない、という感じ。だから力みもこだわりも一切ない。テスラ?いいんじゃない?だけど、テスラの人気が剥げてきたら次行けばいいんじゃない?
キャシー?彼女かなりしっかりした人だと思うけれどもこれまでもキャシーみたいな人たくさん生まれてたくさん消えて、彼女だけが特別じゃないよね、としか言いようがない。
だからエヌビディアが特別に素晴らしい企業?
エヌビディアのIPOは副主幹事で僕らがやった。主幹事はモルガンスタンレー、副主幹事はH&Q、リードバンカーはケン・ハオという人、リードアナリストはエリック・チェンという奴。
だからGPUのストーリーを世界に対して広めたのは俺たちなんだよ。俺たち。
モルガンスタンレーなんて全然GPUのストーリーなんて知らなかった。ただ販売力があるからモルガンスタンレーが主幹事になったわけで、ストーリーを教えたのはケン・ハオとかエリック・チェン。
そういうのも25年か28年前にやっている。別に今日エヌビディアがいいと言われても、そうですよ、いいですよ、としか言いようがない。
だけれどもサイクル終わる?終わるかもしれないね、としか言いようがない。
これしかない、命、ガチホ、これと一緒に墓場まで行く、とかそういうのは25年くらい前に僕はもう卒業している。それよか、「あっちの娘のほうがきれいだ」という目移り、それしかない。今は。
旅行関連株6割、エネルギー4割のポートフォリオ、利益出ている。もしじっちゃまなら利確して2-3月の下げに備える?
備えません。その辺の相場は若いと思う。始まったばかりと思う。
T AT&T、VZ ベライゾン
足元の数字、新規加入者の数字とかではTの方がいい。
僕に言わせれば凄く意外。AT&TがTモバイルとかに新規加入者で勝ったというのは近年稀。常にドンケツだったが、最近凄くシャキッとしている。5Gのロールアウトの関係なのか最近しっかり見ていないのでわからないが、随分シャキッとした会社になってきている気がする。
とりわけ映画のワーナーのアセットをディスカバリーと合併させるという形で処分してピュアな通信会社に今回帰している。あれは凄く良い動きだったと思う。だからAT&Tは買いです
ARKK アークイノベーションETF 2022年はダメでも1年持てば局面は変わる?
どうだろうねー。この(長期)のチャートを見て大事なサポートをプチーンと切っている。
アップサイドよりダウンサイドが多いように思わない?
こういうチャートを見てリスクを感じない人は株式投資とかFXとかCFDとか仮想通貨とかやらない方がいいと思う。
向いていないと思う。
FOMCはタカ派の内容だった。FOMC後の会見と議事録内容に温度差が生まれるのはなぜ?
それはマーケットを見ながらパウエル議長は口を聞いているからで、ご質問の通りパウエル議長は今QT、連邦準備制度の資産圧縮に関してガチ詰めしたあと記者会見に臨んでてきとーに流した。
実はそんな大事なことをガチに議論していたんだということはおくびにも出さず記者会見をやり過ごした。その後相場を見て大丈夫そうだなーと思ったら、新年にウォールストリートジャーナルのニックに電話し、
パウエル「クリスマス、年末年始どうだった?ん-、良かったねー、ところでねー、最近去来するものがあるんだよねー」
ニック「なんですかそれ」
パウエル「バランスシートが大きいよねー」
ニック「なんですか?もっと具体的に説明してくださいよ?」
パウエル「わかってるだろー君、いいにくいんだよー、察しろよー」
という電話をしたと思う笑
それでニック・ティミラウスがFRBからの電話の受話器を置いて、今の電話何だったのかな、と考えを巡らせ、ひょっとしたら議事録に出るんとちゃうか?ということにふっと気が付いて、もう一回パウエルに電話しなおして
ニック「パウエルさん、一つだけ教えてください、議事録ですか?」
パウエル「言わせるなよー」
というようなことからFEDウォッチャーは1つのことから石を積み上げるように、あるいは探偵が裏を取る調査をするように積み重ね、FRBはひょっとしたら会れた債券の減額を検討しているんじゃないかなとか、そういう観測記事を書かせる。
だから、阿吽の呼吸。
それで、それでもFEDウォッチャーは間違えたら怖いから記事を掲載する前にメールをパウエル議長に送って、
議長、実はこういう記事を書いてみましたが、てんで間違ってますかね?間違っていたら叱ってください。
というメールを送る。そうすると返事がない。返事がないなら行っちゃっていいんですか?なんか言ってよー、議事録が公開するまで2日しかない、でも返事がない、俺がポチしちゃっていいか、とニックは葛藤するが、見落としているわけはない、シカトされている。それは訂正箇所がないということ。
それを見た瞬間僕は「これはダメだ、とんでもないことが起きるぞ、1月効果、デッドキャットバウンスで遊んでいる場合じゃない」とチャラチャラしたハイパーグロース株を全部落として、VTIもばさーっと落として、ということをした。
だからそういうドラマというか腹の探り合い、駆け引きが常に起こっている。
それは皆は知る由もないと思うが僕はたまたま1988年にアメリカに来た時SGウォーバーグという投資銀行でトニーソロモンという元ニューヨーク連銀総裁だった人のカバン持ちをして、その時に教わった。
目から鱗、という感じではじめて中央銀行の何たるかを理解した。
1回そういう話を聞いてみれば、「ふーーーん・・・そういうことなのかあーー」と疑問氷解ですべてがスッと理解できるようになった。
今しゃべっているやり取りは僕のでっち上げを喋っているがそれとほとんど寸分食い違いないようなやり取りというか駆け引きというか、それが現場で起こっている。
なぜ、そういう故意のリーク、阿吽の呼吸をするかというと、それはオプショナリティという概念。
あるいはディナイアビリティ。犯罪学でいうと。
それで相場がすってんころりん変な方向に行ったら、パウエル議長は
「俺は一言も言っていないよ、ウォールストリートジャーナルのニックが勝手に書いたことじゃないの」
ということができる。それがディナイアビリティというもの。
中央銀行家は常にこっちに転んだらこう、こっちに転んだらこう、ということをツリーにして可能性を全体的に俯瞰して、次はこういう風に駒を進めよう、ということを準備する。
それは投資銀行でもそういうことをやっているし、それがビジネスマンのやること。
MKC マコーミック、ESLT、NOC ノースロップグラマン、RPRX ロイヤリティファーマ
MKC 安くはないがよく経営された会社。長期では買いだと思う。
ESLT いいです。
NOC これもいいと思う。
防衛関連株凄くパフォーマンスに差が出てきている。例えばダメな銘柄はLMT ロッキードマーティン、GD ゼネラルダイナミクスこれはいいのか。。、HII ハンティントンインガルスそれに対する一つの説明は戦争というものが変わってきているからでは。
もう空母の時代ではない。あるいはF-35みたいな戦闘機の時代じゃない。今は人工衛星から敵の動向をモニターするとかそういう、戦場が宇宙に移っている。
国防予算も少しずつそういった形でシフトしていく兆候を見せ始めている。だから従来のHIIみたいな航空母艦とか作っていても無用の長物になりつつある。それを反映しているんじゃないかと思う。
NOCに関して言えば比較的宇宙に強い。だから株価が余り下げていないのはそういうことだと思う。
金利上昇時に小型グロースが成長できる条件はある?
ないですね。
先ほどアドバイスありがとうございます。毎月ではなく、毎日1万円です。現金2,500万円は最近まで運用していたのを利確したものです。
さっさと投入してください。2月くらいに。
CSX
うちの近所を走っているのはCSXだけど。まあ可もなく不可もない。特に今買わないといけないとは思わない。
というのは大きなリストラクチュアリングをやって経営体質の改善が起きた後だから。すべてが終わった後なので、今はもう絞り切った手ぬぐいのような状態と思う。
IT産業の次を担う新しい巨大産業は景気のどのフェーズで勃興すると想像しますか?
良い質問かもしれない。
サンプルが少ないのでこれがいい例か分からないが、インターネットがバーッと普及したときの背景を言うと、インターネットに対する概念自体は1974年ころからあった。アーパネットと呼ばれるもの。
最初は国防相とスタンフォードとかハーバードとか主要大学の研究室を回線で結ぶという構想がスタートしたのは1970年代。だから要は助走期間がものすごく長かったという話をしています。
で、初期のころはインターネットの利用者は例えばロッキードとかの防衛企業とかが多かったように思える。
ダイヤログとかそういうデータベースを持っていた。僕も使ったことがある。1980年代。
本当にインターネットがブレイクしたのはモザイクという会社がブラウザというものを開発してから。それがのちのネットスケープという会社になったわけですけれども、1995年にIPOされましたけれども、だからインターネットが庶民に認識され始めたのは1994年-5年くらいだと思うね。
何がきっかけで巨大産業が起きるか、という質問と思うが、その頃のアメリカは自信を取り戻してきたころだと思う。1990年にイラクのサダムフセインという独裁者がクウェートという国に攻め込んで石油をぶん捕って、ひょっとしたらサウジアラビアに攻め込むかもしれないという状態になった。
その時にサウジアラビアがアメリカと組んで、サダムフセインの軍隊を押し返そう、ということで1991年に湾岸戦争が起きた。その時にアメリカ軍のステルス戦闘機や爆撃機から落とされる爆弾が100発100中だ、と(実はそういうことはなかったが)あたかも100発100中しているようにCNNとかで放送された。
それでアメリカの戦闘機スゲー、アメリカの半導体技術スゲー、ということが再認識された。
当時は半導体は日本が世界でNo1と言われていた。インテルですら廃業するかどうかを覚悟した。当時のCEOのアンディ・グローブはインテルの本社の真ん前にグレートアメリカという遊園地があるが、遊園地のジェットコースターが走るのを見ながら「廃業しようかなー、どうしようかなー、」というのを決断して、メモリーから撤退、マイクロプロセッサだけにすることを決断した。
そんな感じで1980年代後半から1990年頃のアメリカのハイテク企業はものすごく旬としていたというか元気がなかった。
しかし、湾岸戦争でアメリカのミサイルが命中しまくりで半導体技術も捨てたものじゃないな、とアメリカ人は思った。
その時は日本でもそれが報道され、日本人も「アメリカの軍事力ってすごいよね」というリアクションは機関投資家や僕も直接日本人からリアクションを聞いた。
その時に自信を取り戻して、じゃあアメリカがハイテクで生きていく道というのは完全に閉ざされたわけではない、ハイテクファイナンスは有っていいんだということが当時認識された。
その後でインターネットブームが来た。
それで、よし来たぞ、思い切り資金調達してやれ、とIPOブーム、ドットコムブームが来た。
だから先立つものとして、技術がなくては絶対にダメ。だからインターネットでいえばアーパネット、半導体技術でいえばガリウムひ素とか特殊な素材を使った高速半導体のような先端技術がないといけない。
でも技術があっただけでは産業は起きません。産業が起きる瞬間はその技術に対して国民が「すげー」と思った瞬間、その時にバンカーたちが「それ行け」って感じでIPOしませんか、という形で資金調達をしてあぶく銭をかき集めて(音飛んでました)そういうサイクルになるよね。
そういうサイクルが1996年~2000年くらいに起きて、最近では3年くらい前かな、からSaaSが出てきてブームになって去年で終わった、ということ。
今は2回目の大きなブームが終わった地点じゃないですか。
だから今ハイパーグロース株とかに思いっきり行っていますという人は、周期遅れというか、遅れてきたジョニーみたいに、お前遅れてんじゃないの、って感じですよね。
今後の仮想通貨について意見をお願いします フィアット通貨は発行国の通貨が価格を安定させるためにいろんな対策をしているが仮想通貨はそういう機関がなく人の気持ちや有名人の発言によって価格の上下が激しいと思う。本当に通貨として使えると期待できる?
使えないと思う。理由は仮想通貨自体のデザインが悪いとかそういう問題ではなく、通貨の流通量は経済の規模に合わせないといけない、という大原則がある。
だから経済が大きくなっているにもかかわらず通貨がそれに合わせて流通量が増えなければ、体が子供から大人になっているのに体をめぐる血液の供給量が増えていないのと同じになる。つまりデフレ的状況。
例えばBTC ビットコインを見た場合、イシューイングスケジュール、今後どういう風にビットコインが出てくるかの総供給量が決定されている。だから価値があるんだけれども、世界経済に合わせてBTCの流通が増えてくることはあり得ないわけで、それがリンクしていないことは何を意味するかというと、BTCの方に希少価値が出るということ。
だから長期で見ればBTCは買いだ、と僕が考えている主な理由は、ルノワールの絵画とかあるいはその他の骨とう品と同じようにBTCには数に限りがあるので希少価値が出る、という理由から価格は上昇すると考えています。
しかし、BTCがドルや円に変わって通常の決済通貨として世の中に流通するということはあり得ないです笑
それは経済のけの字もわかっていない人の妄想に過ぎないわけで、そもそも血がないんだから、経済と一緒に仮想通貨が大きくなる、ってミイラじゃないんだからできるはずがない。
BTCには興味ある。今より値段が半値、1/3になるならマルタいこうかな、と思う。
でもその時の僕がBTCをトレードする興味はルノワールの絵やゴッホの絵のような希少価値で投資するのであって、利便性で投資するのではない。
そういう意味でいえば、NFT、最近ブームになっているが、NFTブームってインフルエンサーがおならを瓶に詰めて売って、2000万円稼いで、今度はおならのNFTを出すとか、そういうのがアメリカのTwitterに出ていたけど、NFTがそういう収集品、骨董品とか趣味の集めることができる絵画とかオークションアイテムとかそういうところに引っ付いている現象というのはとても面白い。
それはテルテールサイン。つまりそういう形でしか、インフルエンサーのおならとか、そういうストーリー付きでないとNFTは価値が維持できない。自分では価値が維持できない。NFT自体は電子署名されたコントラクトでしかない。だから絵画とかミュージックに合わせることでNFTの価値をクリエイトしている、そういうことじゃないかな。
BLK ブラックロック
可もなく不可もなく。
運用の世界で投資するなら僕はBLKを買います。でもこれが今一番欲しい銘柄かというと、どうだろうねー。としか言いようがない。
SPGI S&Pグローバル
可もなく不可もなく。
これもビジネスとしては悪くないと思うが、あまり食指は動かない。
CCL カーニバル、XOM エクソンモービル今から買い増しOK?
OKです。
資金を2月に投資するのがいいと言っていたがその理由は?
2月は季節的に1年で最も危険な月で相場が下がると思うから。
バリュー株おススメのETFは?
特にない、個別にしてください。
TRMD トーム
良いと思う。
バリューと言っても日本株のように現金をため込んで株主資本を高くしていきROEが高くなりにくい株はダメ?
それは銘柄による。
DPST
あまり感心しない。なんでみんな2倍ETFとか3倍ETF(音飛んでました)
台所は汚いよ。良くソーセージ工場は汚いという言葉があるが、あれ、みんなソーセージがどういう風にしてできているか知らないからソーセージを口に入れることができるわけで、中身を見ると買いにくい。
レバナスみたいなレバレッジETFはそういうものだと思ってください。
NVDA エヌビディア現在5バガーだが利確したほうがいい?
ずーっと下がった後でも持ちたいなら持っていてもいいけれども、目先上か下かと言われたら僕は上かもしれないけれども下かもしれない、上だった場合はレンジかもしれない、下だった場合は悲惨かもしれないとしか言いようがない。
このチャート見てそういうこと感じれない人なら投資しない方がいいんじゃない。
COST コストコ
可もなく不可もなく。
ちょっとチャート悪い。移動平均線下に切ってきたらもっと下値ありそう。
TSLA テスラ
テクノロジー株の中で一番いいと思う。(音飛んでました)チャートはちょっと天井を打ったような感じ。
BA ボーイング
基本的には好き、でもまだ時間かかると思う。
相場になるには儲かった金でボーイングに発注するという順番。(音飛んでました)
AER エアキャップ
空の旅が復活して来ればこの辺の銘柄も景気良くなることは予想できる。その意味においては良いのでは。
VTIは今ポートフォリオの何%くらい?
さっきも言ったが今バリュー株で行きたいなと思う銘柄は凄く多い。より取り見取り、いいチャンスがゴロゴロ存在している。
だから間違ってほしくないのはマーケットに対する僕の意見を反映していないです。VTIのポジションは。アメリカのマーケットは±ゼロ%くらいだろうというのが僕の相場観、それは変わっていない。
目先は下に突っ込むかもしれないが、1年かけてえっちらおっちら±ゼロまで戻していくのが今年のシナリオ。
じゃあなんでVTI持っていないんだよと言ったら、もっとズーン、ズキューン、ズキューンと上がるような銘柄がゴロゴロしているから、そっち行きたいわ、とシフトしているだけのこと。
例えばCFR カレンフロストバンカーズとか、PXD パイオニアナショナルリソーセズとか、FLNG フレックスLNG とか、VRTX バーテックスとか、JAZZとか、こういうものが買いたいのであって、だから(音飛んでました)
QQQ見てみ。チャートの形悪いよね。それよかFANGなんかシグナル出ているんだから、頭一つ浮上したわけだから上値が軽くなっている銘柄を買うべきじゃない、それ凄く難しい議論かな?難しくないと思うんだけどね。
PXDも今ブレイクアウトして軽くなりそうなチャートじゃない?三洋証券時代の1年目にこういう銘柄を買いなさいと教えてくれた奥田さんという先輩がいて、今でも頭上がらないと思うが、素直にならなきゃいけないな、と思う。
投資への心構え、マインドセット
日々勉強としか言いようがない。それと、昨日までに営々と積み重ねてきた勉強したこと、得たスキル、それを疑ってかかるということは非常に重要。
なぜかというとマーケットというのはそういうものだから。
マーケットというものは園芸と一緒。昔ロスチャイルドだっけ?がバラを切る如く利食え、と言ったらしいが、バラを手入れするときには枯れた時に切るのではなく、そろそろ満開でまだ瑞々しいけれどもそういう局面でもドンドン切っていくでしょ、そして一番若いものを残すよね。
株もそれと一緒でもうしおれかかったオワコンになりかかっているときほど素人はガチホだ、としがみつくがそうじゃない。
今の銘柄でいうとしおれかかっている銘柄の例はNVDA、あるいはAMD、あるいはMSFTですらしおれかかっていると思う。あるいはAAPLも危ないと思う。
若い方、若い方に入れ替えていく必要があるんじゃないの。
そしてハイパーグロース、仮想通貨、meme株、EVとかそういうのはストーリーとして手垢が付きまくりというかヨボヨボというか旬は過ぎているよね。
INTC インテル
今一つ。あまり経営良くない。今。パスします。
BRKB バークシャーハサウェイ
バークシャーでもいいけれども魅力的なバリュー株いっぱいあるのにバフェットは何をやってるんだよ、って感じだよね。
バフェットのポートフォリオに入っているバリュー株が一番魅力的という風に僕は全然感じない。
明日買うバリュー銘柄は
VRTX バーテックスかもしれない。短期ならこれかも。
主要国中銀のバランスシートが元に戻らないとするとPER,PBRの評価水準そのものが変化しない?
それは関係ないと思う。バリュエーションはコロコロ変わると思う。
CCL カーニバル コロナ前の水準で売るべき?
なんで?なぜそう思うの?俺全然その辺でとどまるつもりはないけど。まだ始まってもいないと思う。
AL エアリース
これもいいと思う。
スターリンクのIPOについて
いつ来るのかわからない。
スターリンクは去年の今頃申し込んだ。夏までにサービス開始と言っていたが、夏が来て、秋が来て、冬が来て、何の連絡もない。俺のデポジットどうなったんだよと、追及したい気持ちがある笑。だから遅れているんじゃないの。
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