2022年1月16日のじっちゃまライブです。目次などから記事に飛んでいただき必要な情報を手早くとれるようにしています。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- DVN デボンエナジー、MRO
- STT
- 米国在住50代。インデックスダメなら401Kはどうでしょう 3割くらいバリューファンドに残して、あとは現金。
- キビキビした相場の張り方について、20%の含み益で利食いしてキャッシュを軸足にすべき?
- TSAの旅行客減少、小売売上高の減少などあるが、航空、クルーズはホールドでいい?
- FVRR ファイバー、UPST アップスタート 再び上昇することはある?
- 60代の母に証券会社の対面営業が着てZS ジースケイラーを買い推奨した
- 地銀・石油関連はホールドで変更ない?
- PXD パイオニアナショナルリソーセズ、FANG ダイヤモンドバックエナジー、FLNG フレックスLNG 今から入るのはあり?
- CCL カーニバル
- 以前、FEDの政策によって米株は今後1年軟調と伺ったが、グロース株は?
- ADM、BGなど穀物メジャーやMOS 、CFなどの肥料関係
- リーマンショックで三菱UFJがモルガンスタンレーへの出資で救済した?
- 石油株はどのような環境で利確したらいい?
- トンガの噴火で寒冷化、日照不足が騒がれ始めた
- RPRX ロイヤリティファーマ
- トンガの噴火に関する南米資源株、穀物関連株、NTR ニュートリエンなどは
- ZI ズームインフォ、OLPX オラプレックス 売りそびれた
- QQQ結構持っている。分散は効いているものの、銘柄構成を考えると売りでしょうか?
- オバマ時代イラン核合意で原油下落したと思うが、原油・ガスが今後急落するリスクは?
- GT グッドイヤータイヤ
- RF リージョンズファイナンシャル
- OKTA オクタ、CRWD クラウドストライク、RPRX ロイヤリティファーマ、U ユニティ
- 以前金融緩和の影響は米国経済から考えると影響はないだろうとご教授いただきましたが、現現在も同様に変化ないでしょうか?
- 株以外でも恋愛や子育てを聞きたいです。投資銀行の激務と家庭の両立をさせたコツは?
- PXD パイオニアナショナルリソーセズまだホールドでいい?
- 今から入れるエネルギー株、バリュー株
- DAL デルタ航空
- 機関投資家とヘッジファンドのどちらの運用規模が大きい?
- TFC トゥルーイスト、CFR カレンフロストバンカーズの地銀は2022年予想PER伸び率が低いのが気になる
- 決算の最新のコンセンサス予想の調べ方がよくわからない。Yahoofinance SeekingAlpaha見ているが数字がまちまち。
- RFP
- ASXC
- EURN ユーロナブ
- EGY
- インフレを懸念する米国企業が今後米国の石油・シェール産業に増産を要請する可能性は
- 石油株に火焔を吹くような大相場が来るという考えは変わった?
- 広瀬さんは新型コロナのこの先はどうなると思っている。
- ERX
- DPST、FAS
- MQ マルケタのTotal processing volume増え続けるストーリーは変わらない?
- HD ホームデポ、WMT ウォルマート、COST コストコ
- SCCO サザン・コパ―
- RIO リオティント
- F フォード
- ヨーロッパ向けシェール開発企業はLNG シェニエールエナジー以外も有望企業ある?
- BAC バンクオブアメリカ、WFC ウエルスファーゴ
- ハイパーグロースすべて清算した。これからエネルギー個別入りたいが敢えて1つならどの銘柄が良い?
- VTV Vanguard Value Index Fund ETF、VDE
- いま債券がすっ高値の状態です。機関投資家は短期では株を売ってもまた株式に戻ってこないと良き場所がないということはある?
- 天然ガスの価格の展望は
- 職場から個別株のみ売買自粛例が出た。
- CCL カーニバル 3年後、5年後今の株価水準で低迷することは考えにくいがホールドは危険??
- 先週末の短期―長期の国債利回りがすべて上がったのはどう解釈したらいい?
- FRBが寄りアグレッシブな引き締めに走る場合イールドカーブのスティープ化を狙い、再投資の停止に加え長期債の売りオペも議論される可能性はある?
- インフレやスタグフレーション懸念ある中、金や金鉱株は?
- VTI15%、バリュー株5%、現金80%。2月以降出動を画策中。さすがにビビりすぎ?
- ABUS
- YTRA
- EMN
- CAT キャタピラー
- キャッシュポジション30%、季節的に相場が弱い2月まで待って入ればいい?
- DBA以外の農業株は?
- ARKK アークイノベーションETF
- TRMD トーム このまま相場にならないシナリオは?
- バリュー個別株の銘柄選定に自信がない。VTVならそれなりに有効?
- 過去の利上げ、QTで参考にすべき事例は2018年?
- 電力会社などユーティリティについて
- DOW ダウ
- DAL デルタ航空 いったん売り?
- 40歳会社員 現金3,000万円、これから投資するにあたりアドバイスを
- FTI テクニップFMC
- HON ハネウェル
- IBM バリュー株か?
- VRTX バーテックス
- 投げ銭について
- 航空、ホテル、クルーズ株
- JAZZ、VRTX バーテックス バイオ銘柄と製薬銘柄はどう違う?
- 日本の金利について
- ADM アーチャー・ダニエルズ
- RICK RCIホスピタリティ
- 原油価格・長短金利差が現状維持でも2月に相場が下がったら、エネルギーや銀行株も下がる?
- CURV トーリッドで遊ぶのは危険?
- 半導体、一度調整はいると考えている?
- ドイチェの債券セールス内定を取った。投資銀行で働くうえで肝に銘じることを教えてください。
- TSE トリンセオ、AZO オートゾーン、SNA スナップオン、IP、CMI カミンズ、PER
- 永遠に輝くものはないとおっしゃっていたが、米国もそう?
- iDeCoにはVTとVTIならどっちがいい?
- 米長期金利30年はどんな因子によって決まっていく?
- ヨーロッパ向けシェールガス企業はLNG シェニエールエナジー以外にも有望企業はある?
- 今年のS&P500±0の見通しは?
- UI ユービキタイ
- TRV
- RPRX ロイヤリティファーマ 今後の見通し
- MET メットライフ
- JAZZ上がったがバイオ株はどのような1年になる?
- HBAN ハンティントンバンクシャーズ、SBNY シグニチャーバンク、FRC ファーストリパブリックバンク、WBS ウェブスターファイナンシャル、WFC ウエルスファーゴ
- Vanguradが今後10年の予想リターンをUS equityが+3.3%、US Grows+0.1% Value+4.1%、Global X equity+6.2%などと試算している。どのような見通しですか?
- CCL カーニバル今売って、1月の予約がよければ買い場?
- CVS ヘルス
- PEP ペプシコ
- 投資初心者です。現在の局面でも初心者ならETF入るべきで、中級以上は個別バリューに投資すべきということ?
- ウラン
- ZIM
- BHC
- NFLX ネットフリックス
- ACN アクセンチュア
- TSM 台湾セミコンダクター
- DBA
- C シティグループ
- 今年投資金額100万円を10年前後とうしするとしたら個別でおススメは?
- 株をはじめて3年目、1年目は利益出たが2年目からは証券会社の手数料が多く利益が出ていない。売り買いのタイミングと銘柄選びが問題と思っている。
- 今年の原油価格下落するのはいつごろ?
- SQM ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ リチウム価格上昇の恩恵を享受すると思うが考えを聞かせてほしい
- 週末からポートフォリオどうしようか悩んでたので大変ありがたく拝見しております。勉強してこの相場を乗り越えたいと思ってます。
- 1月と2月のマーケット展望をお願いします。
- NCNOの商号変更(エヌシーノ→エヌシーノ・オプコ)は気にしなくても良いでしょうか?
- バランスシートの縮小方法は?
- AR アンテロリソース、PBR ペトロブラス
- 今の相場が分からないので全部換金して待ちでもいい?
- APA、MRO
- AI シースリーエーアイ 大手エネルギー会社が顧客だが関係なく妙味なし?
- NOC ノースロップグラマン、LMT ロッキードマーティン
- VTI最近下げ基調で今若干マイナス。3月以降に買いなおしたほうがいい?
- IPO以外で目新しい銘柄を研究するとき、まずどんなところから見ますか?
- 子供へのお金教育は何から始めたらいい?
- 内部留保はどのように運用するのが良い?不景気時に雇用を守るために必要な資金です。
- KOS コスモスエナジー
- MQ マルケタ、ZI ズームインフォ含み損抱えているが損切りしたほうがいい?
- TRMD トーム ガチホOK?
- DVN デボンエナジー
- MQ マルケタ 手放してPBR ペトロブラスに行こうか悩んでいる
- レバナスもずっと持っていれば大丈夫と皆言っている。じっちゃまのお考えは?
- 貧乏人の特徴と金持ちの特徴は
- ISRG インテュイティヴ・サージカル
- インド株
- 50万円くらいあるが何が買える?
- BRK バークシャーハサウェイ VOOVやVTV、SPYVなどのETFで比率が1位だから買われていると考えているが、どうか
- ハイグロがさらに半値になる、死屍累々になりそうです
- 50%はキャッシュということだが残り半分のアセットアロケーションは?
- テーパーにも敬意を表して市場が反応するとおっしゃっていたが、市場は織り込みがあった感がある
- SPACは利上げ局面で軒並みやられる?
- サブスクリプションは不況に強いと言っていたが今のマーケットでは全く通用しない?
- JKS ソーラー関連。
- JAZZ
- RDS ロイヤルダッチシェル
- 小売りのデータからオミクロンは予想以上に経済に悪影響を与えている?
- 投資セミナーでテスタさん、ダンさん、井村さんの話を聞いてきた。
- CNQ
- 日本の同調圧力は世界的に見ても珍しい?
- ZTS 高値掴みした。損切りしようか迷っている。
- 決算悪いのはオミクロンの一過性の可能性あり?
- BCC
- 今どんなエネルギー株に投資してる?
- HES ヘスは長期展望?
- コアサテライト、現在でも有効?
- AAWW アトラスエアー
- CE セラニーズ
- GT
- 今までのバブル崩壊前にレバナスブームみたいなブームはあった?
- XOM エクソンモービル、KMI キンダーモルガン、MPC、順位をつけるなら
- NASDAQの下値目途
- 来週のFOMCに対しての見解
- KLA
- 天気が悪いとのことですがBAC バンクオブアメリカ、CFR カレンフロストバンカーズ、TFC トゥルーイスト、XLP、VBRホールドしててよいでしょうか
- FTI テクニップFMC、TDW タイドウォーターいかがでしょうか。
- 4年前に米国株を始める時、最悪の状況としてリーマンショックの時のチャートを見て、安いと思っても何かあったらそこから3割下がる想定、戻りまで3年待つ覚悟でやっています。それでもナスダック市場が今の水準に戻れないリスクはありますか?
- BTI ブリティッシュアメリカンタバコとても上がっていますが、いかがでしょうか?
- LVS ラスベガスサンズなどカジノ株についていかがでしょうか。 金曜日大きく上げました。
- 今アメリカの投資家もキャッシュを増やしているのでしょうか?
- ハイグロやナスダック厳しいと私も考えております。広瀬さんはCFDなどでのショートの話はされませんが、そういった投資に対してのお考えを教えていただけますでしょうか?
- BUDの見解をお願いします
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
今日話したいこと、先週12月小売売上高が5443億ドル、前月比-1.9%と悪い数字。コンセンサスは前月比±0%だった。
これがそのチャート。
もう少し長い期間だと
小売売上高というのは割とコンスタントにずーっと動いているが、2008年~リーマンショックだが、新型コロナのときにドスンと落ち込んで、リバウンド、そしていまダブルトップを着けようとしている感じのチャート。
小売売上高が想定外に悪かった。しかし消費者物価は高い。賃金の上昇が問題か。
小売売上高が想定外に悪かった。 何を意味するかというとクリスマス商戦の大事な時期にオミクロン株が猛威を振るったことが直接の原因かなと思う。
この期間はクリスマスプレゼントや自分へのご褒美など、というものなので、クリスマス時期を逃すと二度と戻ってこないタイプの売上と思う。
今回この数字が悪かったということは、「アメリカ経済は絶好調に決まっている」と多くの投資家が感じている大前提を疑ってかからないといけないデータポイントかと思う。
その一方、先々週発表された12月の消費者物価指数は前年同期比+7.0%、こちらは凄い強い数字だった。
いまの+7%の水準は過去、1982年以来の水準。
1970年代から1980年代にかけてはハイパーインフレの時期だったので+7%の物価上昇率はそれほど珍しくなかったが、今は過去39年間もなかったような高水準に来てしまっているということ。
そうすると、小売売上高がけっこう悪く、景気に対する疑念が出ているにもかかわらず、なんで消費者物価は強いんだ、これチグハグじゃない?ということが、問題になると思う。
一つの説明は経済再開が突然起こったので、サプライチェーンの混乱で物価が上がっている、例えば中古車価格の物価上昇は半導体不足により、新車が組みたてられない、というような。
しかし、それもなんだかんだ言って、去年の4-5月くらいから聞き始めている話。もうかなり時間がたっている。
これは突然経済再開したから、短期的な混乱である、という説明の信ぴょう性が疑われ始めている。
実際港湾施設もそれほど混乱していないし、もっと他の理由でインフレになっているのでは、ということを疑ってかかる必要がある。
そのサスペクト、これが原因では?という犯人の一つは、「賃金」かもしれない、という意見が出始めている。
いま賃金に対する上昇期待というのは米国民の間で非常に高い。だから、例えばQuits=自主的な離職、クビではなく社員が自ら会社を辞めるというのがこの観測史上最高に来ている。
新型コロナにかかるのが怖いので、会社を辞める、というのが最初にあったと思うが、それだけでは説明できないほど離職が盛ん。
それは1つには、雇用市場は非常にしっかりしているので次の職が簡単に見つかる、2つめはより重要なことで、転職してより有利な職に就いた方が給料が上がる、ということ。
実際に昔からずっと働いている社員への給料の引き上げより、新規の採用者に対しお給料をはずむ、ということの方がはるかに有利だ、という調査もある。
そういうことを消費者は理解し、どんどん転職をしている。
もう少し言葉を添えるなら、日本の場合エスカレーター式にサラリーは歳を取るごとにあがっていくが、アメリカの場合エスカレーター式はない。
長く勤めているから当然給料をもらってしかるべきという考え方は希薄。むしろ仕事の内容、あるいは貢献でサラリー、ボーナスが決まり、年次ではない。それは何を意味するかというと、ずっと一つのところに勤めていても給料は上がらない、もっといい暮らしをするには転職をするしかないというアメリカ独特の事情があると思う。
そんなこんなでいま、転職ブーム。Great Resignation 大いなる離職というのが流行になっている。
ここまでの話をまとめると、景気が強い、弱い、消費が強い、弱い、ということとやや無関係にいま物価が上がり始めている。それはどうしてかというと、雇用市場が今非常にしっかりしているからということ。
で、この現象をアメリカの中央銀行、FRBの立場から見れば、非常にまずい展開と思う。
なぜかというと、賃金インフレは癖になるから。
いろいろな物価高、例えばガソリンの値段の高騰とかそういうものの中でも、賃金の高騰(お給料が増えることは良いことだが)を中央銀行の連中が敵視する。
庶民感覚でいえば、なんでFRBは給料が上がることを敵視するんだ、と思うのが人情で間違えていないと思う。しかし、インフレの管理という観点からすれば、賃金の高騰は凄く厄介な問題。
なぜかというと、賃金が今後どうなるか、についての国民の感じ方、考え方はちょっとやそっとでは変化しない。ガチでそういう風に思い込んでしまう。
そしてそれが、経済全体の物価の状況を左右し始める。
例えば、日本のケースでいうと、みんな昇給を毎年毎年ある、と見込んでます?
そういう会社もあるかもしれないが、お給料は上がらない、という先入観があるんじゃありません?僕が大学生のころは「ベア」というものがあった。「ベア」=ベースアップ、基本給の引き上げ。
それが年長者から新入社員まで社員全体にベースアップが毎年あった。そういうのが当たり前だった。労使関係、労使協議で今年のベアは2%だった。というのが毎年毎年必ず新聞紙上に出ていた時代があった。
お給料あがるのが当たり前、というのが僕なんかが身に着けた先入観だった。
そういう風にお給料が半自動的に、永久的に上がり始めると、経営者はそれに合わせて物価・価格も改訂しないといけない、と価格戦略を変えていく。
そういった感じで、賃金が引き合いになって、物価全体を押し上げる、というような現象が起きる。
それの事を「賃金価格スパイラル」という。賃金が上がるから物価が上がる、物価が上がるからまた賃金をあげなければいけない、という連動が起こる。
それ自体は活気のある経済を象徴しているかもしれないので目くじら立てる必要はないかもしれない。
しかし、もし、会社が儲かっていない、生産性が向上していないにもかかわらず、賃金だけがドンドン上がっていくなら、それは凄く良くないことだよね。
それの事を「悪い賃金物価スパイラル」というが、「そんなに人件費高いなら社員雇わない方がいいや」と雇用市場がダメになる前兆でもある。
だから、賃金価格スパイラルというものに対して、FRBは非常に警戒している。
FRBの采配は凄く難しい。利上げすらまだ始まっていない。利上げ回数、利上げ幅も不透明。相場も凄く難しい状態が続く。
そんなこんなで中央銀行の采配としては今ものすごく難しいときに来ている。
僕は1988年にアメリカに来ましたけれども、そしてもう、30年以上米株やっているわけだけれども、今ほど「あっち向いてホイ」というか「てんでバラバラ」というかとっ散らかった経済指標と経済政策というのは見たことがない。はっきり言って。珍事。
非常に変なことが起きている。
だって、インフレ率は+7%、それに対して、政策金利はゼロだよ。
ということは短期で借金をして、ケチャップでもなんでも実物資産を買えば7%の鞘が取れる、ものすごく単純化した説明だが、それは何をするかというと無節操な投機、スペキュレーションを助長しやすい、一つ間違えればハイパーインフレになるような非常に無責任な政策金利設定になっているということ。
だからFRBは今後利上げ、利上げ、利上げ、利上げ、という形で利上げしていかなければいけない。
そしてコンセンサスとしては年内に3回か4回の利上げがあると言われている。
この前JPモルガンが決算発表をした。CEOのジェイミーダイモン、という名物経営者がいるが、
「4回?4回のわけないだろ、もっと、もっと、もっと回数多いよ」
と彼は言っている。それは4回利上げしたところで政策金利にして1%に過ぎない。政策金利が1%でインフレが7%ならまだ6%開きがある。
通常、責任ある中央銀行というのはインフレ率より少し高い政策金利を設定するというのが責任ある行い。あるいは健康な成長をしている国がやることはそういうこと。
だけれども、今ヨーロッパにしても日本にしてもアメリカもリーマンショック以降そうだったが、経済がヨボヨボで弱い、ということで政策金利の設定はややもするとインフレ率よりも低くなることが常態化していた。
でもそれは別に不健全じゃないだろ、なぜならこれだけ景気悪いんだもん、という風な形で見て見ぬ振りがずっと行われてきた。
しかし今はもうそういう見て見ぬ振りも通用しなくなっているんじゃないですか、ということが問題提起として一つ出てきている、ということ。
だから難しい。今の相場は難しいです。今の相場は難しい。
今の金融政策は過去34年間で経験のないへんちくりんな、あべこべ、ハチャメチャな状況。
だから「漫然と株買って、ガチホしていれば長期で必ず儲かる」それはそうだと思いますよ、例えば、3年、5年、10年、20年のタイムフレームでいえばVTIとかを抱いておけばいいです。
それでいいんだけれども、僕がそういうと「ハイパーグロース株が凄く下がっていてどうしてくれるんですか」「マーケットが上がらない」とか最近相場はじめた人ほどこらえ性がないというか、1週間株が上がらなかったらすぐソワソワし始めて「何かおかしいことが起きているのでは」という不安心理になって、あたふた右往左往して駆け回って非常に見苦しい。
そういうのは見苦しい。だけれども、そういう気持ちは分かる。
もしそういう下げが嫌なら、なんでグロース株とかを君らはガチホしているわけ?
今俺が言っていることは、34年選手だからね、俺はアメリカ株。
それで今みたいなへんちくりんな、経済自体が転倒しちゃっているようなアベコベのハチャメチャ、そういう金利政策になっている環境は一回も経験していないんだからさ俺は。
そして僕が経験していないっていうことは現役の機関投資家の前線のファンドマネージャーも一切誰も今回のようなことは経験していないよ。はっきり言って。そういう異常事態。
その時に「株は長期で持っていたら必ず儲かる」と信じていて、「広瀬さんあんなこと言っているけれども、コロコロ意見が変わる」という批判が出てくるわけだが、考えても見ろよ。
例えば小売売上高で-1.9%というのは誰も予想していなかった数字。先週出た数字だが。予想はゼロだった。
そうすると、ふっとテープ見たら-1.9%、小売売上高クリスマス商戦期間、ドカーンと下がって、もうクリスマス終わりだー、という感じで、これから決算発表シーズンになって企業が決算発表するが、その時に小売りセクターの決算セクターはどうなるか、とか考えたことある?
俺それ考えただけで「ぞぞー」っと身の毛もよだつ、というかホラーなことが予期できる。だからぼんやりしていたらダメだと言っている。
もう1月もそろそろ終わろうとしている。それが何を意味するかというと11月、12月、1月、毎年相場が良いと言われていたゴールデン期間、その3か月が終わろうとしている。
「全然いい思いしていないんだけど、今年」とみんな感じているかもしれないが、相場が良いと言われている3か月でこんなに苦しい相場。
そうであれば相場が悪い、鬼門だと言われている2月とかどんな酷いことが起こったって全然不思議ではない。
そういうことはなんでみんなの頭の中に去来しないわけ?
スーッとそういうことを全然忘れていて、なんか「儲けてやる!」というセンチメントだけしか伝わってこないというのは非常にお花畑じゃない?
僕はお花畑だなー、と思う。
グロース株なんてまだ利上げ1回も始まっていない。今は利上げが始まるかもしれないという予兆だけでこんだけ相場下がっている。実際利上げになったら1回くらいは敬意を表してマーケット全体がドカンと下がるというのは普通にあると思う。
そうするとグロース株は今の今日の水準から半値になっても全然当然だよね、と僕なんかはそういう風にしか感じていない。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
DVN デボンエナジー、MRO
問題ない。
STT
銀行株だがETFとか証券の受け渡しとかが得意な銀行なのでちょっと特殊。
可もなく不可もない。
米国在住50代。インデックスダメなら401Kはどうでしょう 3割くらいバリューファンドに残して、あとは現金。
401Kは継続して。
ちょっと50代なら少し現金が多すぎるんじゃないですか?もう少し、50代で大きな下げが来て損をしても、また取り返す時間的な余裕は十分にあるのでもう少し株式を増やしてください。
キビキビした相場の張り方について、20%の含み益で利食いしてキャッシュを軸足にすべき?
何かの個別株に投資して20%の利益が乗ったなら売ってもいいと思う。
いまそういう風に利益が乗っているのは石油とか銀行株とか、そういう一握りのグループだけと思う。
石油株に関して一言いうと、僕は強気。しかし、一本調子で上がっていくとは限らない。
例えば18日に次のOPECの月報が出るが、その中の表現1つで原油価格がズルっと下がったりということは普通にあると思う。
今原油価格はややフィーバーしすぎているというか、例えばロシアがウクライナに攻め込むのでは、その場合EUはロシアをボイコットせざるを得ないだろう、そうするとヨーロッパで天然ガスその他のエネルギーが不足するというようなことをある程度価格が織り込んじゃっていると思う。
もし戦争がなかった場合、そのシナリオの方が70%くらいあると僕は思うが、その場合エネルギーの価格が下がるというようなことも想定しなければいけないかもしれない。
だからエネルギー株を持っていれば2割くらい上がっている銘柄いくらでもあると思うので、そういうケースであれば1回利確しておくのもいいかもしれない。
全部キャッシュだけで、暴落するのを待っている、ということも僕はしません。
キャッシュポジションは普段よりも高め。実は今瞬間風速ではものすごくポートフォリオを動かしている過渡期の姿だが、今の僕のキャッシュポジションは50%くらい。
TSAの旅行客減少、小売売上高の減少などあるが、航空、クルーズはホールドでいい?
クルーズで心配していることを言うと、1月という時期は今後1年間のクルーズの予約の1/3が集中する。
営業キャンペーンの真っただ中のシーズン。今その瞬間でオミクロンがものすごく蔓延しているので、僕なんかはこれは2月くらいには収まるな、と考えています。そして、それは当然収まると思う。それは化学というものだから。
でも一般の庶民はそういう感じ方をしないと思う。もうコロナ怖くてクルーズ行かない、と心を決めると、3-4月に改善してももうクルーズのパンフレットとかを見ないかもしれない。
1月のWave seasonと呼ばれる予約シーズンを逃すと、さっきのクリスマスの話ではないが、クルーズも予定していた予約に達しないというリスクはある。
ここまでの予約状況はすこぶる良いです。だけれども、クルーズは1年先、2年先の予約を取っていかなければいけないビジネス。長期でのインパクトがどうなのかは、決算のカンファレンスコールを聞いて、そこらへんどうなのかを確認してからいったほうが良いかも。
FVRR ファイバー、UPST アップスタート 再び上昇することはある?
FVRR ファイバー ギグワーカーのプラットフォーム。
それなりにいいと思うが、今は今日ずっと説明してきたように、今正社員に潜り込めば給料はドカーンと増える。だから本当にできる社員はそういうガチな転職のチャンスを狙っているのでは。
今のマクロのストーリーの流れから外れているような気がする。
UPST アップスタート
決算発表のときに窓を開けて暴落したことがあった。その時に「広瀬さん決算それほど悪くなかったのに何でこんなに相場下がったんですか」というときに僕が言ったのは「決算のカンファレンスコールを聞いて『あっ』と思うことがあった。」
「期中にプログラムで個人向け融資を大量に申し込むような悪い借り手というかヤクザみたいなギャング団みたいなそういう連中が出てきた形跡があったのでAIを使った自動的な融資承認をストップして、人海戦術に切り替えた」という説明があった。
アップスタートはフィンテック・AIだ、というのでこれからはAIしかない、ということで人気化したにもかかわらず、人海戦術で融資目論見書をいちいち手作業で処理して融資していたの?それって全然なんか街金みたいで、ただのサラ金じゃん、という感じで「ここで売りです」と言った。
それが250ドルくらい。今それが110ドルくらい。これ売らなかった人はやっぱりなんというかセンスないというか、グロース株投資とかやらない方がいいんじゃない。というかビジネス自体を知らない。そういう人たちは。だから株なんかやらない方がいいと思う。
60代の母に証券会社の対面営業が着てZS ジースケイラーを買い推奨した
ZS ジースケイラーを買い推奨?なんで?株価こんなに下がっているのに。
だって、この辺の銘柄は在宅関連。ZS ジースケイラー、CRWD クラウドストライクとかは新型コロナで速く在宅に切り替えないといけない、ということでリモートにしたらセキュリティが、とIT担当者が言うので、それなら、クラウドストライクいれろよ、ジースケーラーいれろよ、とブームになった。
今コロナが終わろうとしているから、もうサービスはサブスクライブしてしまった、買ってしまった。これ以上何を売れるわけ?これらの企業は。
一つの大きな問題、2000年問題があって、年号の末尾に000が並ぶと旧式のメインフレームコンピューターなどは000を認識しないかもしれないので、航空管制のコンピューターが故障するとか、飛行機が落ちるとか、電気が来なくなるとか、アルマゲドンがいろいろ起こるんだという都市伝説めいたものがものすごく吹聴され、経営者が「今急いでITを刷新しないといけない」と1999年に駆け込みで設備投資ブームがあった。
その反動で2000年で年号変わったら僕なんかは飛行機落ちるかな、と身構えて出張の予約も入れないでいたが、飛行機、落ちてないの、もう行っていいわけ?2000年問題って全然大したことない、とほっと安堵した。
その時カンファレンスコールで経営者が「ちょっと待ってください。突然設備投資がぱったりストップしちゃったんです」ということが何社もシリコンバレー中で「設備投資がー、」という絶叫が続いた。
でもよく考えてみると「それ2000年問題の揺り返しだ」と当然納得がいく。みな前倒しで設備投資してしまったのだから、もうそれ以上投資する必要がないわけでしょ。
だからドカーンとドットコムブームが墜落で終わった。そういう経緯がある。
今、新型コロナというものが、テクノロジー企業にもたらした影響は何かと言うと
「新型コロナで外出禁止令、ショッピングモールいけないの?困ったなあ、アマゾンでポチしようか」
「会社行けないの?在宅?Zoomの使い方を部長に教えて」
「自宅からセキュリティ対策をする方法あるのかよ、ジースケーラー・クラウドストライクだ」とセキュリティ株が人気になった。それは去年のストーリー。ことしはそういうのは流行っていない。
なぜかというと、新型コロナは終わりかかってオミクロンがバーッと拡がって「何だこんなのインフルエンザ程度じゃない、重篤にならないよね、病院に行く人ほとんどいないよね」となったらそれで終わりになってしまう。
そしたら、何年も先の需要をセキュリティの会社は先食いしてしまっているかもしれない。
今回の決算発表シーズンで一番憂慮しているのは、この辺。CRWD クラウドストライク、ZS ジースケイラーとか、DOCU ドキュサイン。ドキュサインは悪い決算出して株価グチャグチャになっているが。
要するにこういう銘柄をガチホしている人たちは何も考えていないということ。あまり相場に向いていないと思う。
地銀・石油関連はホールドで変更ない?
そこら辺のセクターは好き。例えば、地銀のTFC トゥルーイスト。今ピボット、カップウィズハンドルの買いシグナルが出ている。あるいはCFR カレンフロストバンカーズも買いシグナルが出ている。
だから、チャートを見る癖をつけたほうがいい。
ハイパーグロースは急成長だから問題ない、といってもチャートはどうなっているんだ、という話をすれば、例えばズーム、AI シースリーエーアイはこういうチャートをしている。
こういうチャートを見て何がおかしいと思わない?君らの反応は「ガチホだ」というだけ?それは株式投資に向いていないと思う。
自問自答し続けないといけない。
株式投資は求道的な、道を求める、道を究める、つまり全の修行僧みたいな修業の道のり。株式投資は。
修行者みたいに常に正解を求め続ける、あるいは自分を見つめ続けるということをしなきゃいけない。わかる?
そういうことをしていれば、チャート的に言って例えばPXD パイオニアナショナルリソーセズというシェールの会社が新値を付けているということは、この株を持っていないなら、みんなに見えていることが自分には見えていない、何をやっているんだ自分、俺も頑張るぞ、もっと勉強するぞ、と奮起すべき。
例えばエクソンモービルだって、「何そのオールドエコノミー、こんな株、だっせー」とか言って、でも株価はしっかりしている、全然ダサくない。
テックだからいい、グロースだからいいという初心者のようなことをいつまでも言っていてはダメ。
そうでなくて、なんで自分だけみんなに見えているものが見えていないんだ。あるいは僕なんかだったらみんなに見えてないものが見たい、みんなに聞こえていないものが聞きたい、そういうつもりで相場をやっている。そうでなければ勝てないから。αというものはつまりそういうこと。
みんなよりチェックしている項目が多い。日頃から目配せしている。そういうことを習慣づけてください。
PXD パイオニアナショナルリソーセズ、FANG ダイヤモンドバックエナジー、FLNG フレックスLNG 今から入るのはあり?
PXD パイオニアナショナルリソーセズ ピボットというシグナルが出ますが、ここが買いゾーンだった。今明らかに買いゾーンを超えてきていて、売りゾーンの中間くらいに来ている。タイミング的には少し逸した感じがする。
FANG ダイヤモンドバックエナジー これも買いゾーンを超えてきた(音飛んでました)
FLNG フレックスLNG これなんかは良い。
エネルギー関係で買えるのは
HES ヘスは今が買いタイミングと思う。
CCL カーニバル
基本的な経済再開の恩恵を受けると思っているが、冒頭で説明した通り、Wave seasonの真っただ中でいろいろな消費関連のデータポイントが弱い数字を示し始めているのでそれは注意しておく必要があると思う。
以前、FEDの政策によって米株は今後1年軟調と伺ったが、グロース株は?
ひょっとしたらあれはバブルだったのかも。もしバブルだったのなら、二度と戻ってこないと思う。
ちなみに2000年にドットコムバブルがはじけた時はほとんどのドットコム銘柄が株価1/9、1/10になった。
そして、8割がたの銘柄が、3年以内に姿を消した。そして、ごくほんの一握りの銘柄だけがサバイブした。例えば、シスコとか。
でもそのサバイブしたシスコが今でもピカピカの銘柄かというと「どうだろうねー。」という感じで、昔の勢いはないよね。
それで、グーグルとかは当時はまだ上場されていなかった。GoogleのIPOはバブルの後。あの株主ベースが痛む、ということは一切経験していない。
大手IT株の中でそういうサイクルを経験しているのは、MSFT マイクロソフト、AMZN アマゾン、NVDA エヌビディア。
GOOG アルファベットはドットコムバブル後のIPO。FB メタもドットコムバブル後の会社。
だから、まあ今回SaaSブームとかで出てきた銘柄の大部分はもう昔の高値を取らないんじゃないかと考えている。
もし昔の高値を取ると僕が思っているのであれば、そこら辺の銘柄をやるよ、俺。
だけどやらないわけでしょ。僕はそういう性格の人間。
例えば1988年に「日本株もうやめた。これからはアメリカ株じゃないか」という形でアメリカ来た。
それはどうしてかというと、その時はバブルとは気づかなかったが、でも東京マーケットのPERが80倍とかはクレイジーだなと思ってアメリカに来たが、それ以降一切日本株やっていない。
日本人だから、もし内容が良いなら日本株だってやりたい、という気持ちはある。それは心は閉じていない。だけれどもたまに1年か2年に1回くらい「ひょっとしたらこれから日本じゃないか」と式帆を取り寄せ、日本の四季報をバーッとみると「うおえええええ」とゲロ吐きたくなるようなみすぼらしい銘柄しかないわけでしょ。
だから投資したくても日本には投資できない。
それは同じことは他のマーケットにも言えていて、例えばドットコムバブルがはじけたころには二度とテクノロジーなんかやりたくない、当時H&QとJPモルガンと、ジャーデンフレミングという3つの証券会社が合併して今日のJPモルガンになった。
その時に東京オフィスの外国株のマネージャーでTさんという人がいた。僕はサンフランシスコにいてアメリカから日本に移る気はさらさらなかったので、誰が部長やるか、というときにサンフランシスコから僕が部長やるというのはおかしな話なので、君がやれば、という感じでTさんに部長を譲った。
で、ちょっと一言言っていいですか?僕アジア売りたいんだけど、新興国株とか売っていいですか?と言ったら「それは困る、君はこの部の売上高のほとんどを稼いでいるわけだから、これからもNASDAQやってください」と言われ、⤵⤵⤵という感じで盛り下がった。
なぜ盛り下がったかというと、もうNASDAQはしゃぶりつくしたというか骨の髄まで味わったわけで、もう鶏がらみたいに身は何も残っていない。だからそんなぺんぺん草も生えないマーケットに縛り付けられるの嫌だなー、と思い労働意欲を失った。
まあ、それ以来ずっとハイテク株は触っていなかった。だから独立したときにBRICs、新興国専門の投資顧問会社をやろうと思って新興国に転身した。そして2013年くらいまではエマージングマーケットの話しかしなかった。他はしなかった。なぜかと言うと、中国株、ブラジル株、ロシア株、インド株とかが一番旬だと思ったから。
で、2013年くらいになってそこら辺のマーケットが全部トップアウトして、加工戦に入っていったのでこれからは別のことやったほうがいいな、とアメリカ株にシフトした。
ドンドン商品を変えて行っている。大きく成功して、大きく開花した投資対象ほど、その後のズドーンという落ち込みも激しいし、ひどいし、長い、ということ。
それに対する覚悟、みんなできている?できてないと思うよ、多分ね。いまハイパーグロースが、と言っている連中はそういう長期的な相場のうねりというか、人気のうねりというものを全然理解していないと思う。
だからまだ政策金利が一回も上がっておらず、これから今年の間に4回5回上がるかもしれないと言っているにもかかわらず、ガチホだとか言っている人たちはセンスない。
だから誰もいない荒野に自分一人だけが進み出て行って、そこから新しいものを切り開いていく、そういう勇気を持ちなさい。みんなね。
皆金魚の糞みたいにずーっとついていく、そして使い古されたアイディアをありがたく拝聴して、先を走っている人が食い散らかした残飯をありがたく一つ一つ拾っていくようなそういう投資の仕方はやめたほうがいいと思うよ、はっきり言って。
ADM、BGなど穀物メジャーやMOS 、CFなどの肥料関係
僕もつい気持ちがフラフラしてそこら辺の銘柄に目が移りがち。
で、アーチャ―ダニエルズとか、ブンゲとかはペーパー上は見た目は割安に見えがち。
モゼイク、CFインダストリーズも割安に見えがち。
だけれどもここら辺の銘柄は万年割安。だからまあ、ボチボチ良い程度という風に考えている。
それと肥料の銘柄、嫌いと言うほどではないがトラウマがある。トラウマはテラインダストリーズという肥料の会社があってそれをIPO主幹事で引受、株式公開した仕事があるが、株式公開して1年もたたないうちに肥料工場が大爆発して、爆発した後に、工場を見たら更地になっていた笑 というトラウマがある。
肥料は、窒素は怖いな、ということを、その時にお客さんに謝って回るので大変だった。
なぜかと言うとIPOで調達したお金で工場を建てた、その工場がポーンとなくなったのでそれはもうまずい。
そういうことがあった。この辺の銘柄を言われるたびに僕がわだかまっているのは、そういうトラウマを経験しているから逡巡するものがある。
リーマンショックで三菱UFJがモルガンスタンレーへの出資で救済した?
そうですね。あの時はモルガンスタンレーですら、潰れるかもしれないと言われていて、ゴールドマンですら潰れるかもしれないと言われていました。
それで、三菱UFJはモルガンスタンレーに出資した、その出資した当時はまだリーマンショックの後遺症で、大揺れに揺れた後で揺れ戻しとかがある状況で船酔い状態だった。
だから三菱が投資したすぐ後で、もっと更に赤字が拡がったとかそういうことがあって、三菱大丈夫かよ、ということがあったが、結果的には良い投資だった。非常に良かったと思う。
石油株はどのような環境で利確したらいい?
原油価格が下がったら売り。
トンガの噴火で寒冷化、日照不足が騒がれ始めた
大したことないと思う。
RPRX ロイヤリティファーマ
良いと思う。そこらへんは心配していません。
トンガの噴火に関する南米資源株、穀物関連株、NTR ニュートリエンなどは
あまり関係ないと思う。
ZI ズームインフォ、OLPX オラプレックス 売りそびれた
グロース株は今の旬ではない。
QQQ結構持っている。分散は効いているものの、銘柄構成を考えると売りでしょうか?
NASDAQ100指数に依拠しているがQQQの問題点はかなりの部分、4割くらいが上位7銘柄くらいで構成されている。だからものすごく集中している。
で、本当に心から願うが、アマゾンとかの今回の決算発表良い数字であってほしい。だけれども前回の決算発表はメタクソ、ボロボロだった。しかも今回クリスマス商戦のデジタル売上高前年割れ、とかいうことが聞こえてきている。
こういう環境でなんでアマゾン好決算が当然、とみな決めてかかっているかが、意味不と僕なんかは思う。
あと、AAPL アップルも株価的にはGAFAの中で一番いいかもしれないが、ちょっと投資家が楽観しすぎているのでは、と感じる。
同じことはMSFT マイクロソフトとかにも言えると思います。
FB メタ、GOOG アルファベットに関してはこれだかレストランとかが苦しんでいるのにそんなフェイスブックなんて地元の商店街とかそういうスモールビジネスが広告掲載主のほとんどなんでしょ。そうなのであればオミクロン株でそこら辺のお店は宣伝を売ってもお客来ないに決まっているわけだから、広告費は絞り込んだほうがいいに決まっているわけでしょ。
だからなんで、「当然その辺の銘柄が素晴らしい決算を出すに決まっている」と決めてかかる根拠はどこにあるわけ。
僕は今回の決算発表シーズンはそうならないことを願っているが、ひょっとしたらメタクソになるかもしれないと思っている。
いい例がJPモルガン。先週決算発表でほんのちょっと売上高がショートしたが株価-6%とドカーンと売られている。
なんであそこまで売られなきゃいけないんだ、というと、もうすべてのビジネスが凄くうまく行っていて、今投資銀行界の頂点にJPモルガンは立っているが、これ以上何かある?と言われた時に、これ以上の成績は出しようがないよね、というあきらめというか認識ができている。
だから売られている。
で、GAFAあたりも同じような立場じゃない?もうこれ以上よくなれないということだと思いますよ。
オバマ時代イラン核合意で原油下落したと思うが、原油・ガスが今後急落するリスクは?
それは常にあると思いますよ。一番可能性としてデカいのがシェールの企業が儲かって生産を拡大し始めたら原油価格は下がるでしょうね。
その場合はシェール株からも逃げるべきだと思うし、石油株からも逃げるべきだと思う。
要するに皆求めているものが間違っている。
キレイな女性がいたとして、そうするとそれに対して、非モテほど「ロシア人の女の子はキレイだけれども、劣化激しいから」とすぐ劣化のことを気にする。
株式に関して言えば下手な投資家ほど、エバーグリーンというか、つまり朽ちることのない美というものを求めやすい傾向がある。だから1回買うと決めてそれを10年、20年持ち続けるんだとかってTwitterでTweetしている奴ほど投資経験の浅い人ですよね。
で、僕なんか人生ずっと生きてきて、コンスタントで変わらないものは何一つないな、人生浮き沈みの連続だな、どんなに成功している企業でもいつかは力尽きて落ちていくわけだし、どんなに低迷している企業や国でも元気になったりするのを何回も見ている。
だから永遠というものはない。永遠を信じるのは未熟な若者だけ。わかります?
日本だって1980年代までは「日本は永遠に強い、不動産の値段、土地の値段は永遠に上がる。なぜなら日本は国土が狭いから土地はプレミアムで買われて当然」と信じられていた。
てんで間違っていた。そういうことを何回も見てきた。
あるいは今世界で一番成長している国はバングラデシュ。GDP成長率で8%くらい出ている。
バングラデシュなんておれが1984年に行ったときなんかチッタゴンの空港についたら、飛行機がまず滑走路に止められ、そこからタラップを降りて、乗客はスーツケースとかを持って、歩いて空港ビルディングに入らないといけない。バスとか来ない。
そして、自分のスーツケースを見てふっとビルの方を見たら、黒いものがビルの上の方から零れ落ちている。あのアリみたいなのは何だと思って、「あっ」と思った。
人なんですよ。それも、こういう言い方をするとアレだが体に不自由のある人、手のない人、足のない人、そういう浮浪者が空港ビルの屋上からあふれ出ている。
そしてそれがありの大群が動くみたいにビルから降りてきて、その黒いものが自分たちの方向に押し寄せてくる。それは何をしに来るかというと「お恵みを」ってかんじでたかりに来る。
そういう国だった。バングラデシュは。ゾゾーっ、恐ろしい国だなと、着く早々鈍器の一撃というかインパクトのある光景に出くわした。
金輪際来ない、と思って結局そこには半年間住んだが、で、今2022年に俺が今何を考えているかというと「ちょっとバングラデシュいこうか」と思っている。
なぜかと言うと、今経済凄く良くて、まっさらの取引所もオープンした。空港近くに副都心が出来て、ホテルもあって綺麗になっている。これがETFとか全然上場していないのはもったいないよね、ちょっと1回見に行くか、と考えを変えつつある。
そういった形で永遠に悪いとか、永遠に良いということはない。
美女も永遠ではないし、いつかは美というものは朽ちる。それから富というのも永遠ではない。いつか富というものは失われてしまう。若さもそうだし。
それから罪とか貧困とかそういうのも逆に永遠に悪いということではなくて、ある時点で再評価されるとか良くなるとかそういうことはある。
そういう風なアップダウンの繰り返しが世の中というもの。
そういうものなのであれば、なぜあなたは永遠というものを探し求め続けるわけ?そうじゃなくって我々が探し求めなきゃいけないのは、今、今日、この瞬間にいいもの、それを探し求めるべきじゃないの?
なんでそういう発想にならないのか僕なんか理解不能なんだけれども。
そして、いいものだけをいいとこどりすればいいんじゃないの?
そういうことでしょ。僕の人生そのものがそういうものですよ。
だからちょっと脱線が過ぎて退屈になってきたかもしれないが、僕大学出て、土建屋に入って、京都の現場に配属されて職人さんのお茶碗とかそういうのを外のふきっさらしの現場で冷水で冬に洗っていて「大学まで出て、こんな仕事して俺の人生も落ちたものだな」と思ったわけだけれど。
ここまで落ちたら今後はアップサイドしかない、ということで英語を勉強してクウェートに行った。なぜクウェートに行けたかというと、当時は石油ブームだった。バブッてたからビジネス経験がほとんどゼロの新入社員の僕でもクウェートとかに行けた。
それでクウェートで石油精製工場を建てたが、毎日毎日原油価格が下がる。そしてプラント不況という形でだんだん不況になっていった。だからこれから石油はもうダメかな、それだったら金融かな、と金融業に転身した。
それで最初は日本株やって、だけれどもだんだんその頃までには僕もひらめくものがあって、「そうか、世の中は浮き沈みなんだな。今は日本がバブル景気で凄く良いが、将来にわたって日本が良い保証はないな、じゃあなるべく少しでもサイクルに先回りできるように自分のキャリア、人生を開拓していかないといけないな」と感じたので1988年にアメリカに行くという決断を下した。これはブラックマンデーの1年後。
当時はブラックマンデーが起きた頃は「アメリカっていうのは何てだらしない国だ、ブラックマンデーみたいな事件を起こしちゃってさ」という感じで馬鹿にされていた。
広瀬は何が悲しくてアメリカに行くんだ、と後ろ指をさされた、それでも僕はアメリカの方が中長期ではいいと思ったのでキャリアシフトした。1995年にネットスケープという会社がIPOされた時に僕はニューヨークに行った。だけれどもその時に初めてインターネットブラウザというものに接して「これはインターネットっていいかもしれんね」と思ったので一家をあげてニューヨークからサンフランシスコに引っ越してサンフランシスコのブティック証券に入った。
今はフロリダに来ているが、もうサンフランシスコで自分が学べる、見聞きする新しいもの、発見が何もない、という理由で来ている。
フロリダに来たとたんにフロリダの不動産価格は上がり始めている。
そういった感じで人生一回切り、1ディシジョンである必要はないんじゃない。それよか人生が2回も3回も4回もおいしい方が人生楽しいと思うけれどね、俺は。
GT グッドイヤータイヤ
悪くはないが、ものすごくマルチプルエクスパンションが起こるという風には思っていません。
RF リージョンズファイナンシャル
良いと思う。(音飛んでました)
OKTA オクタ、CRWD クラウドストライク、RPRX ロイヤリティファーマ、U ユニティ
まあ、今みたいなギトギトの状態が当分続くのでは。
それでいいなら持っていていいと思うが。
以前金融緩和の影響は米国経済から考えると影響はないだろうとご教授いただきましたが、現現在も同様に変化ないでしょうか?
質問の内容が分かりません。今は金融引き締め局面。過去の金融緩和の付けが回ってきて消費者物価が7%上がっちゃっている。それをどうインフレ退治するかというのが今の目下の課題。
それが大問題だと思う。
株以外でも恋愛や子育てを聞きたいです。投資銀行の激務と家庭の両立をさせたコツは?
投資銀行には2つの大きなビジネスがあって、1つはキャピタルマーケッツ、市場部門と呼ばれるビジネス。もっと言えば証券会社とかをテレビで報道するときに映っているトレーディングルームにいる人。僕もキャピタルマーケッツに座っていた。
もう一つの投資銀行のビジネスは投資銀行本部、IBDとか言われる根暗なビジネスがあるが、M&Aバンカーとか、そういうアドバイスの仕事をしている人たちで、激務と言った場合、多分日本でいうと労働時間の長さになるのかと思うが、投資銀行本部は労働時間は長い。夜の9時、10時は当たり前と思う。
僕がいたのはそこじゃない。キャピタルマーケッツなんで、しかも僕はサンフランシスコにいたので、サンフランシスコにいるとニューヨーク証券取引所が閉まるのは午後1時。キャピタルマーケッツの連中は2時までには伝票整理を終え、サンフランシスコ湾にヨットを出すとかそういうライフスタイル。
凄く多くの社員が会社からちょっと15分くらい歩いたところにヨットハーバーがあり、そこにヨットを持っていたり友達のヨットを借りたりして、ベイブリッジの下を一回りして家に帰るとかいうのが当たり前だった。
拘束時間は長くなかった。
僕の場合問題だったのは出張。出張が多くてしかも突然入ってくる。IPOのカバン持ちは待ったなしで明日飛んでくれ、というのや会社訪問がたくさん、たくさん、たくさんあった。
ディールがなく、決算発表シーズンだったら家にすぐ帰れる。なぜかと言うと、決算発表期間、あるいは決算発表の直前はQuiet period、Black outがあって会社訪問できず、出張がない。
ほとんど決算書を読むとかリリースを読むとかしか仕事はない。
だけれども会社訪問してよくなったら、Black out期間が明けたら、もうずーっと旅行(出張)ばっかりしていた。そういうライフスタイルでした。
結婚とか子育てに関して一言だけ言うと、早い方がいいと思う。20代で結婚したほうがいいと思う。子供も歳をとってから子供ができると結構苦労するのでそれも若いときに苦労したほうがいいと思います。
PXD パイオニアナショナルリソーセズまだホールドでいい?
中途半端な位置。ブレイクアウトはしている。だけれども利食いゾーンにはまだ到達していない。だけれども利食いゾーンに到達するまでに原油価格が反落するリスクは十分にあると思う。いつでも利食いできるように心の準備はしておいた方がいい。
今から入れるエネルギー株、バリュー株
HES ヘス、今ブレイクアウトしようとしている。
CFR カレンフロストバンカーズ、買いシグナルが出た直後
TFC トゥルーイスト、買いシグナルが直後
この辺じゃないかな。
DAL デルタ航空
決算はきちんとかっこつけていた。厳しい環境の中ではよく経営していると思うけれども、でも旅客は今冬のトラベルシーズンが終わったのでストーンと落ち込んでいる。
会社側の説明では春・夏の行楽シーズンは心配していないというコメントが出ていたが、でもしばらくは株価は鳴かず飛ばずかもしれません。
機関投資家とヘッジファンドのどちらの運用規模が大きい?
質問の仕方が不正確と思うので、ヘッジファンドも機関投資家ですよ。
でも年金とか投資信託は運用資産が大きい。しかしポートフォリオの回転率は凄く低い。だから売り買いの手口が頻繁に出るということであればヘッジファンドの方がたくさん売ったり買ったりする。
だから、株価に対するインパクトはヘッジファンドの方が運用資産の規模に関係なくバカでかいインパクトを持ちうるという言い方をすればいいと思います。
ポートフォリオの回転率の話をしています。
TFC トゥルーイスト、CFR カレンフロストバンカーズの地銀は2022年予想PER伸び率が低いのが気になる
TFC トゥルーイストは合理化ストーリーです。つまりBB&T、サントラストという二つの地銀が合併してトゥルーイストという新会社になったので目先は重複する本社機能をリストラすることによってコスト削減することで業績をよくすることができる、そういう目の付け所で注目している。
まだ、サントラスト、BB&Tという古いブランドネームで営業している。新しいロゴ、紫色のTFC トゥルーイストのロゴはほとんど見かけない。
今はまだそういう段階。
CFR カレンフロストバンカーズは小さな銀行だが、今後アメリカの中で最も急成長する地域、そこでマーケットシェアが高い、そういう銀行がカレンフロストだと思う。サンアントニオ、オースティンが中心だが、中長期的なストーリーに注目している。
決算の最新のコンセンサス予想の調べ方がよくわからない。Yahoofinance SeekingAlpaha見ているが数字がまちまち。
それは当然。コンセンサスの数字はどこかのアナリスト、20人も30人もいるが、新しいリサーチレポートを書いて、そこに予想数字が乗っているとすると新しい数字がコンセンサスの計算にポーンと入る。そこで数字が入れ替わる。
「これが最新の数字です」と言っていても翌日にアナリストの予想変更があれば数字が古くなる。
そういった形でクリックする瞬間、見るタイミングで変わっていくタイプのもの。
かならずSeekingAlphaのほうがいいとか、Yahoofinanceの方がいいとかそういうことはない。
それぞれの集計期間によってサンプル数が微妙に違う。それは色々な歴史的経緯とか取引証券会社との関係とかが関係している。
どちらが正確でどちらが不正確ということはない。要は何が言いたいかというと新しい数字、フレッシュな数字を使ってください、ということ。それだけが大事なこと。
RFP
紙パックか。コート紙、特殊紙、新聞紙。
新聞用紙はあまり好きではないが、それ以外の紙の需要はあると思う。良いと思う。goodですね。
ASXC
面白い技術持った会社なのかもしれないが、ちょっとどうだろうね。
今の物色の流れからは外れているように思いますね。良い会社かもしれない。不勉強でよくわからない。
EURN ユーロナブ
原油価格の上昇を取りたいなら川上の企業を買ってください。シェール企業とか。
ユーロナブはタンカーです。タンカーの方が利幅は低いし原油価格に直接連動していない。間接的には恩恵を被るけれども。
EGY
よく知らない銘柄。すごい小型株だね。良いのかもしれないが知りません。ごめんなさい。
だけど、俺が知らない銘柄はあまり近寄らない方がいいかもしれないな。
というのは僕シェールとかは(音飛んでました)知ってるからさ。
インフレを懸念する米国企業が今後米国の石油・シェール産業に増産を要請する可能性は
それはあると思います。
石油株に火焔を吹くような大相場が来るという考えは変わった?
もういまそういう相場は来ているのでは。
僕は儲かっているけど。
だけれどもいつ終わってもおかしくない。原油価格が下がれば。
広瀬さんは新型コロナのこの先はどうなると思っている。
2月くらいに終焉すると思っています。
ERX
あまり感心しない。
DPST、FAS
なんでみな2倍、3倍ETFを注目する?ほとんど欠陥商品、2倍3倍に動かないんだよ。
なんかそろそろ、いつまでもオムツ締めているのではなく、そろそろパンツにして個別株とかやり始めたほうがいいんじゃないの?
MQ マルケタのTotal processing volume増え続けるストーリーは変わらない?
それは変わらないが、金利の先行きに関する見方が激変している。
なんでそれが激変しているのに注意を払わないわけ?
HD ホームデポ、WMT ウォルマート、COST コストコ
(音飛んでました)特に心配していません。
ファッションとかの専門店はちょっと心配している。
SCCO サザン・コパ―
IPOの仕事したことがある。昔のアサルコ。まあボチボチ。
RIO リオティント
大手。これもボチボチ。SCCO サザン・コパ―、RIO リオティントは銅の比率高く、銅は中国経済に連動するが、いま中国経済悪いので比較的あまり良くないのではと思う。
F フォード
良いと思う。
車の株を一つだけ買うなら多分僕もフォードを買うと思う。
ヨーロッパ向けシェール開発企業はLNG シェニエールエナジー以外も有望企業ある?
LNG シェニエールエナジーという会社。ルイジアナ州のサビーンパスに液化天然ガスの工場、輸出施設を持っている企業。
それと密接に仕事をしている会社がFLNG フレックスLNG 。こっちはタンカー。
ここら辺の銘柄はセットで考えたほうがいいかもしれない。まあいいんじゃない、この辺は。
BAC バンクオブアメリカ、WFC ウエルスファーゴ
BAC…今週決算発表があるので意見を保留したい。長短金利差が拡大したら恩恵を被ると思う。だからメガバンクの中では比較的好きな銘柄の一つ。
WFC ウエルスファーゴは先週決算発表があって、凄く良い決算。総量規制が課せられているにもかかわらず良い決算。良い決算の理由は人件費のコントロールがうまく行っている。大手銀行の中で一番魅力的な銘柄はWFC ウエルスファーゴだと思う。
ハイパーグロースすべて清算した。これからエネルギー個別入りたいが敢えて1つならどの銘柄が良い?
HES ヘスが良いと思う。
VTV Vanguard Value Index Fund ETF、VDE
まあボチボチじゃない。
なんでもETFがいい、何でもかんでも指数が良い、なぜそういう自動的な発想になるわけ?
例えばバリューETFと一言で言っても何を基準にバリューと定義しているのかによって大きく中身は変わってくる。
そしてバリューETFがバリューと言っているものがバリューではない、そういうものもたくさん含まれているよ。
バリュー投資の極意は銘柄選定にあるわけだから個別じゃなくてバリュー投資をやっていますと言うのは言っていることが意味不というか、なんか自分が何を口走っているか自覚がないというかそういう風に捉えられても致し方ないと僕は思います。
つまり、バリュー投資するなら個別株、銘柄一本釣りしてください、お願いします。という話をしています。
いま債券がすっ高値の状態です。機関投資家は短期では株を売ってもまた株式に戻ってこないと良き場所がないということはある?
それはありますよね。去年のいろんなパフォーマンスを見てマイナスだったのは債権だけ。そのくらい債券が買われ過ぎている。
だから折に触れて株式の方が債券よりアトラクティブだから株式を見直そう、という資金の循環は当然あると思う。
でもそれよか、なによか、圧倒的に重要なファクターは市中金利がどんどん上がっていくシナリオは債券にとっても株にとっても両方悪い。
だから、なんで常に投資していかないといけない、常にフルインベスとじゃないといけない、常に2倍、3倍レバレッジだ、という発想になるわけ?
環境悪いです、と言っている。僕みたいな長年やっている人が。
そうであれば「ああそうですか」と素直に聞けばいいんじゃない。
天然ガスの価格の展望は
最近アメリカちょっと寒くなってきている。目先は上じゃないですか、でも天候次第。
職場から個別株のみ売買自粛例が出た。
それだったら指数買うしかないですよね。
CCL カーニバル 3年後、5年後今の株価水準で低迷することは考えにくいがホールドは危険??
ホールドでいいと思う。いずれ上に行くと思う。今じゃないと思っているだけで。
先週末の短期―長期の国債利回りがすべて上がったのはどう解釈したらいい?
FRBが主に長期金利を引き上げるためのトーク、例えば連邦準備制度の総資産圧縮のトークをやり始めている、それが聞いているということ。
あれは意図したオペレーション。ある程度イールドカーブをスティープにしたうえで、全体的に上がるような方に持っていこう、持っていこうといま、FRBがしている。
FRBが寄りアグレッシブな引き締めに走る場合イールドカーブのスティープ化を狙い、再投資の停止に加え長期債の売りオペも議論される可能性はある?
それはあると思う。その前に政策金利を引き上げる幅を0.25%刻みではなく0.5%刻みにしたほうが良いのではという議論が出てくると思う。いずれにせよ引き締めということは変わりないと思います。
インフレやスタグフレーション懸念ある中、金や金鉱株は?
金や金鉱株もどこかで買われるかもしれないが、大きなライバルがある。
その大きなライバルは仮想通貨。ビットコインとその他仮想通貨の価格が大暴落したらゴールドを買いたいと思う。
VTI15%、バリュー株5%、現金80%。2月以降出動を画策中。さすがにビビりすぎ?
ちょっと現金が多すぎる。だけれどもこれからは相場が悪くなると思う。だから今慌てて買う必要はないです。
ABUS
あまり感心しない。なんでこういうストーリー株をいつまでたってもつついているわけ、みんな?
全然鳴かず飛ばずだし、長期で見ても全然いいところない株だったわけでしょ。
訴訟は勝つかもしれないし負けるかもしれない、だけれどもそういうものでしか、この会社ってアタリヤみたいなものでいろんな製薬会社に突っかかって訴訟して賠償金をむしり取ってと言うことしかやっていない。
本業は何もない。なんでこういう銘柄が好きなのか、こういうものに夢を託し続けるわけ?フィリピンとかの結婚詐欺のお姉ちゃんに貢いで全財産を失う日本の老人のような、そういう株じゃない?
YTRA
あまり良くないんじゃないかな。
こういう銘柄にしか目がいかないというのは悪女にしかなびかない人と一緒で、悪い病気だから直したほうがいいぞ。なぜかと言うと、そういうことをやってお金を全部失って一生貧乏とかそういうパターンになるから。
ある程度バランスを考えて、もっと普通の人がやっているような銘柄をやったほうがいいんじゃない?
寂しくない?皆が儲けているときに自分だけ儲かっていないというのは。
EMN
これはいい。良い銘柄みてるね。僕も見てる。今の時流に合ったストーリーだと思う。
CAT キャタピラー
いいんだけれども、EMNの方がいいと思う
キャッシュポジション30%、季節的に相場が弱い2月まで待って入ればいい?
しばらく様子見いていればいい。
DBA以外の農業株は?
普通に考えればNTR ニュートリエンとか。肥料の会社。
ARKK アークイノベーションETF
もう全然いいところなし。まだまだ下値ありそう。もっと、もっと、もっと下がるんじゃない?
TRMD トーム このまま相場にならないシナリオは?
それは当然あると思う。例えば原油価格が下がり始めるとかそういうシナリオは当然あると思う。
バリュー個別株の銘柄選定に自信がない。VTVならそれなりに有効?
それはてめーの都合じゃないの?初心者ほどてめーの都合が優先するという風に考えがちだよね。
でも相場やればやるほど素直にならなきゃいけないな、と僕なんかは感じる。
今一部のバリュー株でぐいぐい相場が来ていて、ブリブリ儲かっている人たちがいる。
そういうのを傍目で見ながら君はVTVなわけ?みすみすそこに行けば取れるとわかっているのに個別株は難しすぎると自分で決めつけて、個別株をやらないわけ?
個別株の方がいいに決まっているじゃないですか?なぜかと言うとピンポイントでいい企業を選べるから。そういう能力がない、というのはてめーの都合、テメーの不勉強であって、責められるべきは自分でしょ。
自分に対して甘ちゃんなんだよそういう人は。勉強する気がないんですよ。だからVTVでお茶を濁す。
そういう人は人生でも成功しないと思うし、すべてがなおざりというか、そういう人生しか送れないんじゃないかな。分からないけど。
これはああで、これはどうで、という屁理屈、都合、いいわけ、そういうのばっかりがコメント、質問に出てくる、そういうのは良くないと思うよ。
過去の利上げ、QTで参考にすべき事例は2018年?
そうでないと思う。2018年のインフレは今と全然違う。今の方が待ったなし。今の方がハチャメチャ。もうてんやわんやですよ。
だから2018年と同じことが起こるという風には僕はこれっぽっちも考えていません。
それより比較対象としていいのは1973年~1974年の方がまだ参考になると思う。
電力会社などユーティリティについて
あまりワクワクしない。一つには電力会社のPERが歴史的に見て高い水準にあるということ。もっと言えば過去10年のセクターPERと比べ割安でトレードされているセクターは数えるくらいしかなく、①原油・エネルギーが一番安い ②素材 ③ヘルスケア その3つくらいしかない。
だからバリュー投資やりたいということになればあと、④銀行の4つのセクターを集中的に勉強する必要があると思う。だから電力会社はバリューじゃない。バリューありそうでないのが電力会社。
DOW ダウ
良い銘柄を見ている。良いと思う。僕も鋭意検討中です。注意ポイントとしてはコモディティを扱っているので石油関係製品を扱っているのでインプットコストも変動するし、製品価格も変動するし、工場も家事になるかもしれないし、いろいろリスクファクターある。
だからバリュエーションがものすごく安いと思うが、足元の業績はいいし経営のフォーカスもいい会社になりつつあると思う。
DAL デルタ航空 いったん売り?
ちょっと時間かかるかもしれない。
40歳会社員 現金3,000万円、これから投資するにあたりアドバイスを
相場が下がったときにVTIとかにいっぺんに突っ込んで1年間くらいずーっと値動きを見てください。それでまず相場のリズムになれるというか、マーケットの浮き沈み、上下動に慣れてください。
その後で何しようか考えてください。一足飛びで今日個別株をやる必要はない。投資したことがないのであれば。
FTI テクニップFMC
まだちょっと早いと思う。だけれどもこれから研究し始める価値はあると思う。
海底油田の地下で稼働するバルブとかを作っている会社。
OII オーシャニアリングも海底油田。深海で作業するロボットとかを作っている。これも将来楽しみ。
なんで将来楽しみかっていうと、たとえばペトロブラスという会社の株価がぶっ飛び始めている。そうするとFTIの顧客はPBR ペトロブラス。顧客がブリブリ儲かり始めたらいずれそれはテクニップにも注文としてはねかえってくると思う。でも今じゃないと思う。
HON ハネウェル
まあ、これはイマイチだね。ちょっと高いね。
IBM バリュー株か?
バリュートラップでは。一見するとバリューに見えるが万年バリューという。
全然利益、売上高を増やせていない。僕だったらパス。
VRTX バーテックス
当分ホールドします。良い会社だと思う。
投げ銭について
金額とか見ていない。投げ銭には全部答えているが、チャットの画面が戻らないので、スキップしているだけで金額で選んでいません。
航空、ホテル、クルーズ株
ホールドでいいが、少し景気に陰りが見えている。少し消費に陰りが見えている。少し行楽とかのアクティビティに陰りが見えているという話をした。
航空、ホテル、クルーズはその悪影響を受けます。
JAZZ、VRTX バーテックス バイオ銘柄と製薬銘柄はどう違う?
JAZZはナルコレプシーという病気、突然眠気が襲ってカクンと眠ってしまう病気に対するお薬を出している。いいアンダーバリュー度された会社だと思う。
そしてGWというマリファナ系の企業を買収してそれが株式市場から凄く嫌気されて株価低迷している。
ただ長期戦略でそこらへんあたり、マリファナを原料とした各種の創薬は非常にクリエイティブな余地がある分野。そういう理由で買収したと思う。買収自体は僕は悪い買収と思っていません。
日本の金利について
分かりません。
ADM アーチャー・ダニエルズ
ぼちぼち、あまり食指動かない。
RICK RCIホスピタリティ
今の水準は割高だと思う。
原油価格・長短金利差が現状維持でも2月に相場が下がったら、エネルギーや銀行株も下がる?
少し下がるかもしれない。
CURV トーリッドで遊ぶのは危険?
ちょっと良くないね。ちゃんとした決算出せていないので、みんなから顧みられないと思います。
半導体、一度調整はいると考えている?
はい。入ると思う。
ドイチェの債券セールス内定を取った。投資銀行で働くうえで肝に銘じることを教えてください。
僕は株式の人間なので債券は詳しくないが、債券は特に花形というかメインストリームというか、たとえばJGBとか、そういうプレーンバニラ、USトレジャリーとかそういうものほど商い高も大きくて、日の当たる道みたいに思いがちなんだけれども。
そういうエフィシェントなマーケットほどセールスマン・トレーダーはコモディティ化する。
凄く専門的な話柄99.99%の今日のオーディエンスには関係ない話だけれども、あなたは投資銀行で働くということで専門的な話をして恐縮なんだけれども。
ニッチなマーケットであるほど、トレードしにくい投資対象であるほど、ヒューマン、セールスマン本人、トレーダー本人の才能、貢献そういったものが影響してくるということ。
たとえばどこかのわけのわからないアフリカの国の出した債権とか、そういう買い手の数も少ない、玉の流通量も少ない、そしてそれを専門にしている人が少ないものほど、出合が少ないのでマージンは大きく、セールスマンやトレーダーがそこに持ち込むValue Add(付加価値)、あなたが説明してくれたからこういう価格形成になっているとわかった、ありがとう、という形で見返りが来る可能性が高いと思います。
なぜニッチな話をグダグダしているかというと、今トレーディングはものすごくオートメーション化されている。
そして株式はオートメーション化が進んで、トレーダーもセールスマンも淘汰されてしまった。そして債券はものすごく種類が多く、市場が細分化されているのでオートメーション化は株式よりちょっと遅れている面がある。とりわけ新興国債権とかニッチなものほど。
だから処世術として自分がキャリアを形成するにあたってどこに自分のニッチを求めるか、という話をしています。
メインストリームの商品を扱うならプログラミングのノウハウとかがたくさんないと、これからは生き残っていけないと思う。
そうじゃなくて昔ながらの商品知識とかで生きていきたいなら、高い商品知識を要求されるニッチでみなが注目していないそういうところにドンドン逃げていくやり方が一つあると思う。
ドイチェだったら多分そういうことを活かせるプラットフォームだと僕は思う。
TSE トリンセオ、AZO オートゾーン、SNA スナップオン、IP、CMI カミンズ、PER
TSE よくわからないが良いかもしれない
AZO 特にバリューでもないと思う。
SNA これは良い会社ですよ。よく経営されていると思う。買いだと思う。
IP インターナショナルペーパー これも買いだと思う。
CMI カミンズ これはパスしたいと思う。僕カミンズの経営者と凄く懇意にしていた。ディールでしょっちゅうカバン持ちをしていた。でも今は旬じゃないと思う。なぜかと言うと中国とかに対するエクスポージャーが凄くあるから。
永遠に輝くものはないとおっしゃっていたが、米国もそう?
米国もそう。
iDeCoにはVTとVTIならどっちがいい?
どっちでもいい。両方大差ない、大けがはしないと思う。
米長期金利30年はどんな因子によって決まっていく?
ざっくり2つのコンポーネントに分けることができると思う。
ベースは政策金利、その上に長期の投資家のインフレに対する考え方、インフレ期待を反映していると思う。
イールドカーブのショートエンドからロングエンドにずーっと短いものから長いものに価格形成を見ていく中で短期のものほどFRBの政策金利の占める割合が大きくて、インフレ期待の価格形成に対するインパクトが小さい。
それがだんだん長期になればなるほど政策金利の占める割合が小さくなり、インフレの占める割合が大きくなる。
ヨーロッパ向けシェールガス企業はLNG シェニエールエナジー以外にも有望企業はある?
FLNG フレックスLNG でしょうね。
今年のS&P500±0の見通しは?
今は±0と考えている。
UI ユービキタイ
基本的にはワイヤレスルーターの会社ですよね。
ちょっと自社株買い云々の話はよくわからないが、基本的に競争の激しい分野。
だからあまり好きなセクターじゃないけれども。
流通株式が異常に少ない、ちょっと良く分かりません。
TRV
イールドカーブはようやくこの会社にフォローの風が吹き始めている。その意味では面白いかもしれない。でも真っ先に買いたい銘柄ではない。
RPRX ロイヤリティファーマ 今後の見通し
特に変化ない、良いと思う。
MET メットライフ
金利環境は少し良くなっているので注目されるかもしれないと思う。
JAZZ上がったがバイオ株はどのような1年になる?
特に株価のドライバーになる要因は今は思いつかない。
HBAN ハンティントンバンクシャーズ、SBNY シグニチャーバンク、FRC ファーストリパブリックバンク、WBS ウェブスターファイナンシャル、WFC ウエルスファーゴ
この中で一番好きなのはWFC ウエルスファーゴ。
一番嫌いなのはFRC ファーストリパブリックバンク。それ以外はどれもドングリの背比べと思う。
Vanguradが今後10年の予想リターンをUS equityが+3.3%、US Grows+0.1% Value+4.1%、Global X equity+6.2%などと試算している。どのような見通しですか?
10年も先は分かりません。でもグロースが0.1%っていうのはだいたいあっていると思いますね。
CCL カーニバル今売って、1月の予約がよければ買い場?
どうしても持ちたいなら持ち続けてもいいと思う。そんな悲惨なことにはならないと思う。しばらく死に金になるだけかなと思っているだけ、あまり心配する必要はないと思う。
目先のアメリカの消費者のマインドは下向き。
CVS ヘルス
去年推奨した銘柄。今高くなっているので去年ほど妙味を感じないが可もなく不可もなく。
PEP ペプシコ
万年割高な銘柄だがまあ可もなく不可もなくでは。特に買いたいとは思わないが、いい企業であることは疑いもない。
投資初心者です。現在の局面でも初心者ならETF入るべきで、中級以上は個別バリューに投資すべきということ?
その通り。VTIとかから始めれば良いのでは。
ウラン
気を付けなければならないのは世界で最大級のCCJ カメコの鉱山は閉まったまま。だから今需給関係は改善してきているとか言われているが、人工的に需給のつじつまを合わせているということが原因なのを忘れてはならないと思います。
カメコのウラン鉱山が再開するとなると一瞬にして需給は崩れると思います。
ZIM
あまり好きな銘柄じゃない。僕だったらパス。
BHC
あまり食指が動かない。パス。
NFLX ネットフリックス
まあオワコンじゃない?
ACN アクセンチュア
まあ、あまり好きじゃないね。
TSM 台湾セミコンダクター
なんていうのかな、悪くはないが良い経営の会社だが、安くはないと思う。
今買わなきゃいけない理由はあまり感じない。
DBA
良いと思う。
C シティグループ
シティはご指摘のように今業務再編成をやっている真っ最中で、韓国、それからインドネシア、タイ、ベトナム、そういった国の支店網を売却中。
そしてメキシコの支店網バナメックスも売却意向を発表している。
そういうことでジェーン・フレーザーという新しい経営者になったが、今一生懸命体質改善をしようとしている。
行きたい方向、やりたいことは分かる。
ひとことでいうと、機関投資家に向けたいろいろなサービス、それはトレーディングとか投資銀行業務だけでなく、受け渡し、預かりとかそういうことも含めた色んなサービスを提供したいということをメインにして、副専門としてプライベートバンキングのような2本の柱を打ち出している。
それ自体は悪くはないが、でもインスティテューションのビジネスはそれほどおいしいビジネスかというと僕はそうは思わない。
それだったら、STT ステートストリートでいいんじゃないのと思うし、だからいずれにせよ少し時間がかかる状態だと思う。
メガバンクの決算発表はこれまでにJPM JPモルガンチェース、WFC ウエルスファーゴ、C シティグループが終わったが、この3社の中だけでいえば明らかにWFC ウエルスファーゴの内容がもっとも良かったと思います。
今年投資金額100万円を10年前後とうしするとしたら個別でおススメは?
分かりません。10年ということであればVTI買っておけばいいんじゃない?
株をはじめて3年目、1年目は利益出たが2年目からは証券会社の手数料が多く利益が出ていない。売り買いのタイミングと銘柄選びが問題と思っている。
利益出せないならVTIとかにすればいいんじゃないの?しばらく、2-3年抱いていれば利益が出るんじゃないですか?
今年の原油価格下落するのはいつごろ?
分かりません。ひょっとしたら18日にOPECの月報が出た時にそれを嫌気して下げるかもしれない。
SQM ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ リチウム価格上昇の恩恵を享受すると思うが考えを聞かせてほしい
アンデス山脈のリチウムトライアングルと呼ばれるところに大きな塩田みたいなリチウムの山を持っているが、いろんな問題がある。
たとえば採掘契約に関する政府との交渉、しょっちゅうガミガミ言われている。
投資家はリチウムと聞くとEV、EVが成長するとリチウムも成長すると単純に考えているが、リチウムは世界のあらゆるところで産出される。
そして純度に差があって、南アメリカのアンデス山脈あたりのリチウム田が一番高品質なものが出る。
だけれども激しい環境問題、激しい政府からの追及があってその中で何とかやりくりして、今の状況がある。実はものすごく複雑なストーリー。
皆が考えているほど単純な話じゃない。だから僕だったらあまり今は食指が動かない。
週末からポートフォリオどうしようか悩んでたので大変ありがたく拝見しております。勉強してこの相場を乗り越えたいと思ってます。
そうですね、僕の今のスタンスを言うと、まずキャッシュポジション50%くらいになっている。瞬間風速で。先週処分したので。
入っている銘柄はほとんどが石油株です。ごく一部VRTX バーテックスとかJAZZとかは入れています。だけれども銘柄数は少ない。
そして2月は悲観的に見えています。3月も苦しいかもしれない。
ひょっとしたら7月くらいまで苦しいかもしれない。
ひょっとしたら10月くらいまで苦しいかもしれない。そこらへんはまだわからないと思っています。
テーパリングが完了してFRBが利上げしたらあく抜けになるか、も今の時点ではわからないと思っています。
例えば、ビル・アックマンbill ackman という著名ファンドマネージャーは0.25%の利上げ幅なんかジョークだ。0.50%刻みで挙げなければFRBはクレディビリティを取り戻すことはできない、とブルームバーグに書いているが、その通りだと僕は思います。
だから1回目の利上げさえ終われば喉元過ぎてまた株で遊んでいける、と考えているのは本当にド素人な経験不足の投資家だけだろうね。
僕はまだわからないと思ってますよ。
ひょっとしたら、とんでもない、あれよ、あれよという間にジェロームパウエルのれびゅテーション、評判が地に落ちるリスクも大きいと思っている。
だからあまりにも機械的に考えて、もうあく抜けだ、と決めつけないでください。
1月と2月のマーケット展望をお願いします。
さらに下げ足を速めるかもしれないですよね。
例えばNASDAQのチャートを見ると移動平均線上にあるが、プツーンと下に切ったらかなり下がるかも。
今既に三尊天井になっているわけだから、上値はものすごく思い。なぜ強気の相場観を皆持っているのか僕はよく理解できないね。
NCNOの商号変更(エヌシーノ→エヌシーノ・オプコ)は気にしなくても良いでしょうか?
しりませんでした。ファンだ麺ダル図には影響ないと思うが名称変更はあまり好きではない。
バランスシートの縮小方法は?
償還になるものから順にキャッシュに変わって再投資をしないという方法で短期間に圧縮できるバランスシートは約3兆ドルと言われている。まずはそれに着手するんじゃない。
そのあとでさあどうする、ということになる。余程のことがないとそれがメインシナリオ。
AR アンテロリソース、PBR ペトロブラス
今アメリカ凄い寒波が来ているので天然ガスの価格強含むかもしれない。
今の相場が分からないので全部換金して待ちでもいい?
そういう風にしたいならそうすればいいのでは。
だけれどもちょくちょく相場を点検して「自分だけかな、買ってないのは」と思ったらすぐアクションしたほうがいいと思う。
個人投資家で初心者が侵す最大の間違いはオールキャッシュのまま投資をするのを忘れていた、これが底辺から抜け出せない最大の理由。
なのでその過ちを犯さないように気を付けてください。
だからキャッシュのときほどピリピリしながら相場を観察する癖をつけてください。
APA、MRO
APAはちょっとおしゃれな銘柄選択かも。僕も見ています。昔のアパッチ。シェール関連。
シェールはシェールでもテキサスのパーミアンでもずーっと一番メキシコ側の方に大きな権益を持っている。だけれどもAPAがホームランを打つというシナリオになるにはいくつものことが同時に成立しないとそういうシナリオにはならない。
①原油価格が今後も高いということ②シェール各社が集中豪雨的な増産をしないこと③そういう状態が長く続いた後でようやく開発がメキシコ国境の方に広がっていく
というシナリオのみAPAが大幅にアウトパフォームすると思う。
要は何が言いたいかというとAPAが持っているアセットはPXD パイオニアナショナルリソーセズやFANG ダイヤモンドバックエナジーに比べ辺鄙なところ、外れたところにある。
だから周辺的、泡沫的なアセットになると思う。
ピカピカの最上級のアセットではないということ。
AI シースリーエーアイ 大手エネルギー会社が顧客だが関係なく妙味なし?
あまり期待できないと思います。
NOC ノースロップグラマン、LMT ロッキードマーティン
LMT ロッキードマーティンはこのところ2回続けて決算発表悪かった。注意する必要があると思う。
VTI最近下げ基調で今若干マイナス。3月以降に買いなおしたほうがいい?
そうなのかもしれない。質問の口調からして目先の利益が出ている、損になっているということが非常に気になる人と思うのでそういう人であれば、これからはもっとやられるリスクの方が大きいと僕は考えています。
IPO以外で目新しい銘柄を研究するとき、まずどんなところから見ますか?
特にない。皆がいろいろな銘柄の質問をしてくれて、チャートを出して回答をしているが、その時にほー、と思った銘柄はライブが終わった後でちょっと見てみて面白そうだと思ったらそういう銘柄は研究する。
子供へのお金教育は何から始めたらいい?
株とか運用とかの前に、きちんとお金を管理する習慣づけをやる必要があると思います。
内部留保はどのように運用するのが良い?不景気時に雇用を守るために必要な資金です。
それは、ちょっと違うのでは。
内部留保と雇用の維持というのは無関係だと思うよ僕は。
で、誰の雇用を守るのか、という問題それの方が実は大きいのでは。
日本企業は雇用を守ったりなんかしていませんよ。雇用を守っているのは正社員の雇用を守っているだけで不定期の派遣とかをドンドン切っているのでは。日本に住んでいないので知らないが。
でも今の日本企業のやっている常套手段は正社員の採用の規模を大幅に圧縮する、そして、1回採用したら、正社員からはタオルを絞るようにギュウギュウ搾り取る、その一方で業績の変化に合わせて人手が必要になった場合は不正規、派遣とかでの労働力の確保の割合をどんどんどんどん大きくする。
そしてこの部分はダイナミックに派遣切りとかして調整する。
正社員の数は増えていない。減っている。そして調整可能な非正規の部分はアコーディオンみたいに増減可能になっている。
日本企業の雇用市場におけるフレキシビリティは大幅に改善していると思う。だから日本人の賃金は増えていない、実質賃金が下がっているのはそういう理由では。
内部留保とか全然関係ないのでは。内部留保は株主に還元すればいいのでは、と僕は思うけれども。
KOS コスモスエナジー
そんなに騰がっていないのではまだ。こんなの序の口じゃない?アフリカ沖に海底油田を持っている会社だが、まだ持っていていいと思う。
MQ マルケタ、ZI ズームインフォ含み損抱えているが損切りしたほうがいい?
他の人が儲かっているのに自分だけ儲かっていないということで、カリカリ来ているのであればこの際売って儲かる銘柄に変えたほうが、せいせいすると思う。
TRMD トーム ガチホOK?
大丈夫じゃないと思う。みんながガチホだという銘柄はほとんどが大丈夫じゃないよね笑
だからみんな言葉遣いに気をつけろと僕は言いたい。
素人の言葉遣いしていない?僕は愉快犯というか面白がってガチホだとか言っているが、それは皆に対する強烈な揶揄、当てつけ、当てこすり、軽蔑の意味を込めてガチホだーとか、レバナスが-、とかわが物の流行語を使っている。
そういう皆の口に昇ってくるような流行語はことごとく危ない。
だからもしそういう失敗をしたくないと思うなら、自分のポートフォリオの中で流行語で形容できる投資対象を全部駆逐してください。
そういうことをするだけであなたのポートフォリオのリスクは大幅に軽減することができると思う。マジで。本気で言っているんだよ。それ。
DVN デボンエナジー
特にリスクないよ。他のシェール企業と一緒くらいじゃないですか。
ちょっと操業している地域が他の銘柄と違うのでそれが相違点と言えば相違点だが、別にそれはいいんじゃない。可もなく不可もなくだと思います。
MQ マルケタ 手放してPBR ペトロブラスに行こうか悩んでいる
手放したほうがいいんじゃない
レバナスもずっと持っていれば大丈夫と皆言っている。じっちゃまのお考えは?
そういう風に言っている人が根絶されれば、レバナスも良くなると思う。別の言い方をすれば、レバナスガチホという風に言っている人は皆死にます。
だけれどもナスダック自体は今後も存在するという風に思います。
みんなが分かっていない面は、その面が分かっていない。
だから、汝の隣人を心から憎みなさい。赤信号みんなで渡れば怖くないというメンタリティで投資している連中、そいつらが癌なんですよ。
そういう傍の人間を見て、わがふりを直してください。
貧乏人の特徴と金持ちの特徴は
金持ちは常に頭が動いている。そして貧乏人は常に一番頭を使わなくて、一番わかりやすくて一番メンテナンスがかからないやり方を探している、ということ。
ISRG インテュイティヴ・サージカル
一世を風靡した銘柄だが、いまは競合他社も出てきてそれほどビジネスは楽じゃないと思う。
インド株
最大の弱点はインフレ。インドという国はインフレにすごく弱い。それは気を付ける必要はあると思う。
50万円くらいあるが何が買える?
VTIだけでいいのでは。
BRK バークシャーハサウェイ VOOVやVTV、SPYVなどのETFで比率が1位だから買われていると考えているが、どうか
あまり関係ないと思う。無関係ですね。
ハイグロがさらに半値になる、死屍累々になりそうです
相場は常にそういう終わり方をします。
50%はキャッシュということだが残り半分のアセットアロケーションは?
(キャッシュ50%)それは瞬間風速だよね。
今は石油株がほとんど。それとごく一部のバイオ株、VRTX バーテックス、JAZZとか。セクターが良いと言っているのではなく、個別企業の一本釣りをしている。
いま僕はこのセクターが、という全体的なブロードブラッシュと英語でいうが、そういうあいまいで全体的な話は一切したくない。
僕がしたい話は個別ですよ、個別、個別株。
一つ一つの銘柄を手に取ってじっくり見てカンファレンスコール聞いたりして内容を吟味して、これでオッケーかなと思ったものだけに投資しています。
なぜそうしているかというと今は株式にとって環境が悪いということ。
今は株式にとって環境が凄く悪い。
暴風雨、嵐が来ている。そういう時に小舟を漕いで沖に出ていくということはなるべくしたくはない。
何でキャッシュが多いんですが、これは何に使うんですか?そうじゃないんです。
天気見てみろよ、今にも空が泣き出しそうだぜ、そういう話をしている。
僕みたいな歳を取ったクソ生意気なくそじじいがサバイブしていて、「あいつけしからん、気に食わん、早く死ね」と皆思っていると思う。
そう思ってくれていいが「憎まれっ子世に憚る」みたいなくそじじいが50%キャッシュと言っている。わかる?それ。
なんでそういうときに皆「レバナスガチホ」とかやっているわけ?
それ滑稽だよね。すごい滑稽。
テーパーにも敬意を表して市場が反応するとおっしゃっていたが、市場は織り込みがあった感がある
なぜそう決めつけるわけ?こういうコメントだよね。
だって、今にも泣きだしそうなチャートってこういうチャートの事じゃない?
キレイに三尊がでて、今しかも移動平均線をしたブツンと切るかもしれない。切らないかもしれないが切るかもしれない。切ったら悲惨なことになるかもしれないよ。
そして、今まで利上げ回数はゼロ回、テーパー始まったばかり。そういう状況なんだから、なんで織り込み済みだ、と君は決めつけているわけ?
SPACは利上げ局面で軒並みやられる?
はい、ぶっ殺されると思います。
サブスクリプションは不況に強いと言っていたが今のマーケットでは全く通用しない?
通用しません。
なぜかというと、サブスクリプションモデルがちやほやされるのは低金利のときだけだから。
JKS ソーラー関連。
よくない。パス。
JAZZ
今だったらまだ買いだと思う。
RDS ロイヤルダッチシェル
良いと思います。
小売りのデータからオミクロンは予想以上に経済に悪影響を与えている?
それは与えたのかも。過去形かも。
投資セミナーでテスタさん、ダンさん、井村さんの話を聞いてきた。
あまり興味ないです。
CNQ
どうだろうね。ちょっと目先上がりすぎて冷やしたほうがいいかもしれない。鉄道はストーリーとしては悪くないと思っていますけれどね。でも今はCNQに関しては少し冷やしたいと思います。
日本の同調圧力は世界的に見ても珍しい?
そんなことない、海外にもある。
ZTS 高値掴みした。損切りしようか迷っている。
そう思っているなら損切りすれば。
決算悪いのはオミクロンの一過性の可能性あり?
その可能性もあります。
BCC
懐かしい銘柄。木材とかそういう関連。
良いと思う。
今どんなエネルギー株に投資してる?
PXD パイオニアナショナルリソーセズ、FANG ダイヤモンドバックエナジー、FLNG フレックスLNG、HES ヘスとかその他その他。
ごく一部を言ったが。
HES ヘスは長期展望?
海底油田は普通10年、20年くらい生産し続けることができる。そしてガイアナ沖のライザという油田は近年のオフショア油田の発見では最大級。
メインのオペレーターはエクソンモービルです。そしてマイノリティのシェアホルダーはHESですよね。
でもエクソンは大企業なのでガイアナ以外の要因がものすごく株価に影響するのでそういう理由でHES ヘスを投資しています。
コアサテライト、現在でも有効?
有効だと思う。VTIをコアにするのはそれでいいと思う。
AAWW アトラスエアー
面白いと思うが、ちょっと宿題にさせてください。
ひょっとしたら面白いかもしれないから留保したい。
CE セラニーズ
良いと思う。
GT
あまり好きではない。悪くはないと思うが。典型的なバリュー株。
今までのバブル崩壊前にレバナスブームみたいなブームはあった?
ドットコムバブルのときは日本ではそういうブームはなかったと思う。でもアメリカではネット証券ブームがあった。
XOM エクソンモービル、KMI キンダーモルガン、MPC、順位をつけるなら
XOM が一番いいと思います。
NASDAQの下値目途
今の水準、移動平均線を守るかもしれない。その可能性はゼロとは言えない。レンジになる可能性も。
14181付近、13,002付近、12,397付近が下値目途では。
来週のFOMCに対しての見解
まあ、荒れるかもしれない。というのは連邦準備制度の総資産の圧縮の材料とかそういうのが出てきているのでパウエル議長のコミュニケーションは非常に難しいものがあると思う。
あの人、トーク上手いのでちゃんとやると思うけど。
KLA
良い会社だと思う。ただ、セクターはあまり好きじゃない。
天気が悪いとのことですがBAC バンクオブアメリカ、CFR カレンフロストバンカーズ、TFC トゥルーイスト、XLP、VBRホールドしててよいでしょうか
ホールドでいいのでは
FTI テクニップFMC、TDW タイドウォーターいかがでしょうか。
両方とも玄人っぽい銘柄。
TDW タイドウォーターは艀の会社。今はまだ業績的に長い長い長いトンネルの真っただ中で光が見えていない状況。
よっぽど石油株が大相場になって、買うものに困ったらここら辺の順番が回ってくると思うが、真っ先に買うべき銘柄ではないと思う。
例えばTDW タイドウォーターはつい数年前に倒産したばかり。
4年前に米国株を始める時、最悪の状況としてリーマンショックの時のチャートを見て、安いと思っても何かあったらそこから3割下がる想定、戻りまで3年待つ覚悟でやっています。それでもナスダック市場が今の水準に戻れないリスクはありますか?
それはあると思いますね。
BTI ブリティッシュアメリカンタバコとても上がっていますが、いかがでしょうか?
あまり好きじゃない。近寄らない方がいいと思う。よく知っている会社です。
イギリスの会社だけれども。
LVS ラスベガスサンズなどカジノ株についていかがでしょうか。 金曜日大きく上げました。
近寄らない方がいいと思います。
今アメリカの投資家もキャッシュを増やしているのでしょうか?
わかりません。
ハイグロやナスダック厳しいと私も考えております。広瀬さんはCFDなどでのショートの話はされませんが、そういった投資に対してのお考えを教えていただけますでしょうか?
CFDだったらショートもあるので、ある時点でショートという手もあるかもしれない。
ショートするときのポイントは下げ始めてからショートしてください。ということ。
下げのモメンタムがつきはじめてからショートしてください。あらゆるショートの鉄則。先回りしないで。
BUDの見解をお願いします
しばらく聞かない銘柄だった。良いかもしれない。可もなく不可もなくって感じだと思う。
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