「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」8月25日 – YouTubeでの広瀬隆雄さん登場シーンの備忘メモです。ざっくりとしたメモになっています。詳しくは番組をご確認ください。
本記事は情報の整理を目的としております。
じっちゃま(広瀬隆雄さん)メモ2021年8月25日
おもにYoutubeライブの情報の要点を言っていただいていましたがSECのゲンスラー長官のニュースに対してもコメントされていました。
S&P500は8月後半最高値付近だが・・・9月は注意。
S&P500は最高値付近。だが、当落線という考え方(上昇銘柄-下落銘柄)をプロットすると下がっている。
マーケット全体を巨視的にみるともメンタルは衰えている。
―指数は高いが、個別銘柄はやられがちということ?
はい。とりわけ今年IPOした銘柄は高値から大きく下がっている銘柄が多い。
小型株はIPOのディールが多すぎて、需給関係が悪かった。手がけている個人投資家たちも儲かっていないと思う。
9月は心配している。
―Twitterでindexを推奨していたが
今年は個別よりindexを推奨していたがまさしくそういう環境。インデックスは直近1年で+30%くらいだが個別株はそうではない。
9月は季節的にきつい時期。レイバーデー明けは証券マン時代憂鬱だった。9月はアメリカ人にとっての新年度。日本でいう4月。
新年になると株式市場は「さあ、売り出ししよう」とディールが殺到する。需給関係はみるみる悪くなり、売らなければいけない状況になる。
需給関係が悪くなるから安くなるのは当たり前のこと。
今からはムリしない方がいい。ジャクソンホールシンポジウムもある。何も出ない可能性もある。出る可能性もある。出ないから安心というわけでなく、テーパリングの発表を10日でも粘りたいということもある。せっかく伸び始めた雇用に水を差したくないというFRBの気持ちもある。
ハト派のメアリーデイリーがテーパーの方向に傾き始めている。
9月1週の雇用統計が強ければ「もうこのへんでいいんじゃない」となる可能性がある。
メアリーは弱い人の味方。たたき上げで昇りつめた非常に少ない人の一人。母子家庭か家庭崩壊か何かで高校を退学している苦労人。ドーナッツショップやターゲットでの勤務歴がある。資格試験を受け大学に入り、苦学した人。ウォール街出身とか、華やかな人ではない。徹底的に庶民の味方。そういう人がテーパー終了でいいと言っているので、いずれテーパーは来る、ということ。
ー中国株は?
苦しいと思う。
習近平が共産党のルーツに帰るような政策を打ち出している。
ルーツとは農村。格差の問題を前面に持ってきて取り組まなければいけないことがプライオリティになりつつある。ネット株、裕福層は後回しということ。
もうひとつ、アメリカの中国株ADRはゲンスラー長官が、帳簿を監査させないと上場廃止にすると言っている。あの人は本気だと思う。
ーアメリカから中国株は無くなっていく
板挟み。中国の上場ネット企業の経営者は。中国は上場させてくれず、ニューヨークでは帰りなさいと言われている。
中国の経済成長はどちらかというと鈍化すると思う。国際間の資本の移動でいうと中国からアメリカにお金が戻ってくると思う。
とりわけ近年中国の社債が急発展した。急発展した市場は資本の流れが逆流するとギクシャクしやすい。ちょっと中国の社債市場もギクシャクするかもしれない。
そうすると安全なのはアメリカということになる。
今消去法でアメリカの債券が買われるということもある。それは力強いマーケットではないので無理しない方がいい。
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