2021年10月3日のじっちゃまライブです。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
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- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- インド株
- TNP サコスエナジー
- 分散投資で債券やREITを含めたものは
- 観光・エネルギーセクターについて
- アメリカの空気や流行が分かりやすいメディアは?
- キャッシュ多めにというが、いくつか手持ちを売るということ?どういう基準で選べは良い?
- BTC ビットコイン
- 暗号資産もVIX上昇後にInすべき?
- SITM サイタイム
- 自動車関連で投資妙味のある会社は?
- 移動平均線について
- MRK メルク
- キャッシュポジション高め、10月18日まで待ち、その後買いタイミングは何を見たらいい?
- 以前今回の下落局面で仕込む銘柄として好決算のグロース推奨していたが
- 今後の原油の価格について
- 個別株を中長期で持つ場合こういうタイミングで売り、ホールドはどう判断する?
- 50日移動平均線、200日移動平均線は為替でも見ている?
- BIIB バイオジェン
- REGN リジェネロン
- 世界的な自動車産業について
- TNP サコスエナジー EURN ユーロナブの違い
- カンファレンスコールでインフレやサプライチェーンの問題が語られているが、需要は旺盛と語っている企業がお言い
- ゲーム業界の展望
- CF
- MOS
- NTR ニュートリエン
- MRK メルク
- 市場が脅威にさらされているとわかった。株価が下がった場合、どのように、どのくらいの時間で戻る?
- リア充銘柄、タンカー銘柄は買っていい?
- VIAC バイアコム
- 日本のように低金利が続き利上げが出来ない国の末路はどうなる?
- ADBE アドビ
- FTI テクニップFMC
- DOCU ドキュサイン
- DAC ダナオス ショート戦略は
- MRNA モデルナ、BNTX バイオンテック
- インフレが継続して賃上げが発生すればストライキも発生する?
- CURV トーリッド
- S&P500のコンセンサスEPS推移が無料で見れるサイト
- AVGO ブロードコム
- TA トラベルセンターズオブアメリカ
- VIXが40になったときに買うべき銘柄は。
- 1970年代に起きたスタグフレーションのリスクは。
- RIDE ローズタウンモーターズ
- AAPL アップル、MSFT マイクロソフトどちらを買うか悩んでいる
- INTC インテルとAMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
- PWI
- VIR ヴィア
- 9月中旬からCFD売り建てている。底打ちまでポジションを追加するのにクレバーなやり方は
- PBRに注目している理由
- ハイパーグロース売却してキャッシュポジション高めている。リヴィアンに行きたいと思っている
- 10月の下落相場はどのくらいの覚悟をしておかなければいけない?20%ある?
- AFRM アファーム
- 2022年の株価は
- USバンコープ
- NEM ニューモント
- IBN ICICI銀行
- VTI
- GOGO
- NUE ニューコア、MT アルセロール・ミッタル
- COST コストコ、XOM エクソンモービル
- クルーズ、航空買いのタイミングは
- AAPL アップル 売った方がいい?
- トリップアドバイザー
- PFE ファイザー
- SOFI ソーファイ
- インドネシア
- MCW ミスターカーウォッシュ
- FTI テクニップFMC、TDW タイドウォーター、OII オーシャニアリングはインフレに強い?
- 利回りが3段飛びのように上昇というのは1日ではなく、1日、2日、3日のことを言う?
- 中国の庶民による富裕層たたきの風潮はアメリカにも起こる可能性は?
- MQ マルケタ
- GILD ギリアド
- ドットコムバブル崩壊時、決算ミスの銘柄を売っていたのでダメージなかったとのことだが、今同じ雰囲気を感じている。当時クラッシュ時はオールキャッシュに近かった?
- AAL アメリカン航空
- HA ハワイアン航空
- RDSB ロイヤルダッチシェル
- WST ウェスト・ファーマシューティカル
- キャッシュポジションどのくらい高めている?
- 銀行関連は今後どうなる?
- PLTR パランティア
- 10月までは厳しい相場ということだが11月以降2022年にかけての相場は
- VIXが40のとき利益警告が続出していても買い出動?
- 決算良かった銘柄も大やられしているが、握りしめている。おかしい?
- 7月の段階でシティが年末4200~4400の予想をしている
- アーク
- 決算時の来期の予想で楽観的な数字を述べる場合、どう見分ける?
- CURV トーリッド、COUR コーセラ
- アメリカに就職したい
- アメリカの長期債、短期債は何をもって売買されるかわからない
- RPRX ロイヤリティファーマ
- UPST アップスタート
- TSLA テスラ
- キャシーのビジョンの世の中になると思う?
- ROKU ロク
- TTD トレードデスク
- インフレ局面で長期債から短期債に入れ替える意味は
- インドETF
- 利益警告についてまとめて見れる?
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
今日はサプライチェーンとインフレ圧力について話をしたい。
債券について債券市場は新たなテーパータントラムを経験している
9月を通じて米国株安かったが、理由は中国恒大集団のデフォルト問題、連邦財務上限引き上げ問題の悪影響、という声が強い。それらはある程度関係していると思うが、それが下げの主要因でない。
主な理由は①長期金利が上昇している②企業業績のコンセンサス予想が今下がり始めていることが重要。
この2つの要因は株式のバリュエーションを決定する上で最も重要な要因。その両方がダメになっているということ。
なぜ長期金利が上昇し、企業業績が暗転しているのか、それを理解するにはサプライチェーンの乱れ、インフレ圧力を理解しなくてはいけない。
FRBは年末のPCEインフレ率を4.8%くらいと予想していた。でも足元のCPIは5.2%で推移している。このところ3・4か月連続して5.2%で推移している。非常に高いインフレ率。ちなみにFRBのターゲットは2%。米国議会下院が連邦準備制度理事会FRBにインフレ率はこのくらいにしなさい、と指示を出している、その指示によるターゲットは2%でしかない。それより3.2%、倍以上オーバーシュートしてしまっている。
パウエル議長はいま経済再開の特殊事情による瞬間風速によるインフレ、と説明しているが、そういう説明をしてインフレ率が5%を超え、もう3か月くらいが経っていて、全然下がってこない。パウエル議長のインフレ一過性論の説明もだんだん歯切れが悪くなっている。
債権の投資家にとって一番恐ろしいことはインフレ。インフレが荒れ狂う局面では長期債を売却し、短期債にポートフォリオをシフトする必要がある。
理由を大幅に端折って説明すると、債券価格はインフレ局面では長期債ほど激しく売られる習性がある。
だから将来インフレになるんじゃないかと投資家が感じたときには、長期債を売却し、短期債に乗り換える、そういう入れ替え商いをしなければならない。これは債権のファンドマネージャーにとっては基本中の基本の行動。今まさしくそういうアクションが起こっている。
だから年初来で見ると長期債のパフォーマンスは-2.2%で、久しぶりに債券が年初来でマイナスになった。2013年以来初めてでは。
2013年は例のテーパータントラムと呼ばれる苦しい相場があったとき。
もっと踏み込んだ言い方をすれば債券市場は新しいテーパータントラムを経験中。株にはほんの少ししか動揺が走っていないが。
債券が底入れしない限り株のぎくしゃくは続くと思う。もう10月に入っていて、9月は相場安いだろうと言っていたが、10月も引き続き相場は苦しい展開になると思う。特に前半。なので、まだガードを緩めてはいけない。
まだ買い出動すべき場面では全然ないと思う。
ひょっとしたらスパーンとダウンサイドでやられるかもしれない。そういうリスクがある。今年は。そのくらいハチャメチャになっている。
企業業績のコンセンサスが下がる理由はいたるところで発生するサプライチェーンの乱れ。インフレが一過性という見通しも今は様々な分野でボトルネックが生じている。
今は金利の話をしたが、ではなぜ企業業績のコンセンサスが今下がり始めているか。
1つは半導体不足に代表される物不足。これは経済が突然再開したのでいろんなところにボトルネックが生じ、半導体の供給が遅れている、とかそういう問題が出てきている。
半導体は大きく分けて2種類の半導体がある。
1種類はリーディングエッジ、最先端の半導体。例えば、TSM 台湾セミコンダクターが製造するエヌビディアのGeForceシリーズとかそういうグラフィックスチップとか。リーディングエッジの半導体は線幅をものすごく微細加工で細くして、一つの台の上にたくさんの回路を焼き付けてある。そういう集積度を上げることでパフォーマンスをアップする半導体。
でも半導体の技術は日進月歩で進歩している。どんどん早くなっている。じゃあ古くなった半導体、製造装置は使えないかというとそうではない。
すべての半導体が最先端である必要が無い。実際多くの半導体はラギングエッジつまり、リーディングエッジに対するラギングエッジ、最先端でないお古の、おさがりの半導体で充分。
日本の半導体のメーカーがいくつかあったが、その大部分がラギングエッジでした。ラギングエッジの特徴はお古の装置を安い値段で引き受けてくる、リサイクルだから新規の投資をするインセンティブは全くゼロ。そういう古いおさがりの装置を騙しだまし使っていくのが多くの、例えば車載半導体の大部分のようなものは、低いあるいは中くらいのパフォーマンスの半導体。
今それが不足している。もっと半導体のキャパシティを増やしなさいと号令がかかったとしても中古品の装置がAvailableにならないと、半導体の生産設備自体も拡張できない。
わざわざ車載半導体を作るために半導体工場を新設したりはしない。それは算盤的に合わないから。
半導体不足の問題が時間がかかっている理由は、そういうお古を使う、という業界の体質というか合理主義、利幅が大きくないものは先行投資の投入をして気張ってやるものでない、という問題がある。
半導体不足するとどうなるか。フォードのF-150というピックアップトラックがあるが、それに豪華なステレオが入っている。だがそのステレオが半導体が無いので組み込めない、というように、車の動力系とは直接関係ない部品が無くて、工場から出荷できないというような問題が起きている。
必ずしも動力体に限った半導体の話ではない、という話をしている。
消費者がGMやフォードのディーラーに行くと、展示場ががらんとしている、新車が全然おいておらず、中古車ばっか。なんだ、新車こないの?と聞くと、遅れている、あと半年くらいは来ません、じゃあしょうがないか、中古車でも買うか、と消費者は中古車を買っている。
だから中古車価格がものすごく値上がりしている。それは不自然な状況、一過性の状況。パウエル議長は一過性の問題で下がってくるので心配しないで、と説明してきた。なるほど、中古自動車の値段は良い感じで下がり始めた。
ところが、いまどうなっているかというと、まだグワーッと上がってきている。本当に新車が足りない。今アメリカの中古車の相場、平均価格は200万円以上。新車の平均価格は430万円くらい。だから中古車だとバカにしているが、下手すると日本の新車よりはるかに値段高いという世界になっている。
個人的な話で恐縮だが、下の息子に車を買わないと(アメリカは車社会なので)、と言ったが、彼はZ世代なので車に興味が無いだけれども、徒歩で仕事に行くわけにいかないだろ、と叱った。ディーラー行って帰ってきたら「空っぽだったよ」と言われた。
本当に新車が無い。
下の息子は強いて言えばテスラかな、と言った。そうか、テスラという手があったかと思った。今の若い子は地球温暖化などを非情に気にする。ガソリン車なんかカッコいいと思っていない。でもEVだったら自分の価値観的に許せる、という面がある。テスラもモデル3なら小売価格430万円くらいで、アメリカの平均的な新車の値段と変わらない。テスラを買ったからすごい贅沢と思っているのは日本人だけでアメリカではテスラはカローラと同じ普通の車。
じゃあ、テスラでいいよ、買ってやると、といった。予約待ちの間はチャリンコで仕事に通うと。チャリンコ通勤の苦労をしてもテスラの方がいいと子供は言う。
実際に何が起こっているかというと、昨日テスラの四半期の納車台数が発表され、241,000台、事前のアナリスト予想22万台をはるかに上回っていた。つまり、テスラは、イーロンマスクは、半導体不足でも生産計画を上回る実績を出している。でもほかの自動車メーカーはガタガタ。大幅に生産計画を下回っている。
いまテスラだけが株価を見ると上がっているというのは凄く理屈にかなった事。なぜならテスラだけがきちんと約束を守り、予約を受けた車を納期に納品できている。
そういう感じで半導体は不足していて、それが中古車価格の値上がりという、ひん曲がった、不自然な、不健全な理由でインフレになってほしくないよね。新車が無くて中古車が上がっているという馬鹿げた物価の上がり方なんてなにやってるんだよ、と怒りがこみあげてくるがそういうことが平気で起こっている。
そのほか、たとえば港湾のコンテナ船の積み下ろし遅延、コンテナそのものの不足、コンテナを貨車に積み替えて、アメリカ内陸に運ぶ、というのもいちいちボトルネックになって遅延している。
コンテナを船から跨いで運んでいくクレーンのオペレーターが会社に出てこない。つまり、アブセンティーズム、それはわかりやすい日本語にすると、仕事のサボりをする労働者が続出している。
なぜかというと、今はコロナだから会社へ行きたくない、という理由で在宅が許される。コンテナのクレーンのオペレーターは特殊な仕事で、おいそれとクビにして他の人に任せられる仕事ではない。
ここぞとばかりに彼らは会社に出ずに賃上げ要求をしている。そんなこんなでロサンゼルスのロングビーチ港の沖合には70隻から80隻のコンテナ船が順番待ちになっている。
それらのコンテナにはクリスマス商戦向けのクリスマスの飾り物といった、すぐにでも積み下ろししなければいけないような大事な商品がたくさん積まれている。アメリカの小売店はものすごく息をつめた状態で、商品が届くかどうか、今か今かと待っている。
ここ2,3週間が勝負と思うが、商品が届かなかったら、クリスマス商戦期間に突入し、必要な在庫が無ければクリスマスはペケ。
そうするとアメリカの小売店は1年の売上の30~40%をクリスマス商戦で売るので、それがペケになったらとんでもない大損害を起こすギリギリのところに来ている。
さらに追い打ちをかけるように、中国で作った商品はいまアメリカに輸入すると19%の関税がかかる。これはトランプ大統領がかけたものだが、メーカーはなるべく安い地域に生産を分散したほうがいいと考え、例えばベトナムに行った。しかしベトナムでは新型コロナが蔓延して、7月に外出禁止令が出て向上ストップした。今もストップしていると思う。10月どこかで工場再開が望まれるがまだ目途が立っていない。あてにしていたベトナムからの商品がクリスマスに間に合わないとパニクっている業者が多い。
そのほか、接着剤、アルミ、段ボール、銅、ディーゼルオイル、電気モーター、電子部品、ポリエチレン、紙製品、プラスティック、鉄鋼、ステンレススチール、などなど、ものすごい幅広い商品で品不足が生じている。
それってなんか、パウエル議長の言っていることを聞くと「経済のごく一部でボトルネックが生じていて、インフレが来ていて、一過性のものだから、時間が経てばすべて解決します」という説明だったが、ごく一部の問題でないように僕は思う。
今アメリカの投資家が直面しているジレンマはその問題。
連邦債務上限問題で早く解決してほしい、インフラ法案早くやってもらったほうがいい、3.5兆ドルの追加補正予算も早く承認してもらったほうがいいよね、だからそのうち来るだろう、と期待している人がいるが、それは株の投資家。
債権の投資家はインフラ法案なんて来てほしくない。3.5兆ドルの追加法案も来てほしくない。
なぜかわかる?
今既にアルミニウムが無い、ステンレススチールがない、と絶叫している。そんな時にインフラ法案ドカーンと新しい予算がついてもインフレが余計ひどくなるだけ。
議会がしっかり動けばすべてが解決すると思っているのは大バカ者だよね。大バカ者。
それは経済のことを全然知らないくそ素人な投資家。
僕は、ポンポンポン、と議会が動いて、インフラ法案が通過した、連邦債務上限の引き上げが通過した、3.5兆円の追加法案が成立した、となったら債券大暴落すると思うよ。
その局面で例えばGAFAの株がどうなるといったら、それはもう、首根っこを掻っ切られると思う。血みどろ。
今起きていることは複雑なことが起きている。結構。
過去7日間ぐらいにNKE ナイキ、FDX フェデックス、BBBY ベッドバス&ビヨンドとか、しっかり経営されているアメリカの企業が続々将来の業績は悪くなる、と利益警告している。
いまの利益警告のペースは僕は記憶に残っているのは2000年のドットコムバブルがはじけた時の春から夏にかけてのあの辛い辛い辛いときの利益警告の殺到、高速道路の玉突き事故のように次から次から設備投資がおかしい、と絶叫していたが、あの時はハイテク企業がおかしくなったがいまは貿易関連、NKE ナイキとかフェデラルエクスプレスとか、シャオウィンウイリアムスとか塗料の会社も堅実経営で知られているが、コストインフレが、と言っている。
今アメリカの企業業績のアウトルックは暗転している。しかも年初来から見れば経済再開で米国企業の利幅、マージンは拡大していて、EPS予想はコンセンサスが上がっていた。
ところが2週間くらい前からあがっていたEPS予想がストップして今脳天逆落としのように下がり始めている。
それが企業業績の世界でいま起こっていること。
今は戦線を縮小してリスクを管理して、最小限にとどめてもっと凄惨な状況、悲惨な状況になって焼け野原になることを僕は今か今かと待っている。
だから株式のバリュエーションを決定する2大重要要因の1つ、長期金利がスルスル上昇し株式に悪い展開になっている。それに加え今度は金融相場から業績相場に移らなければいけないのに、業績もボロボロになろうとしている。そういう時にあなたは株を買うわけ?
僕だったら買わないよ。はっきり言って。
今非常にクソつまらない。株式投資は。クソつまらない。
ついでに言えばチャラチャラした、素人の、初心者の投資家が多すぎるよ。
そういう連中が今玉突き事故を起こしてみんな死んでいる。そしてそれらの連中が儲からなくなっているから、株式市場からいま退場している。
そういう人たちの売り玉がどんどん出てきているからチャラチャラ銘柄、ロビンフッド銘柄、Redditの掲示板銘柄はギトギト。それはなぜかというとあなたみたいな、あなたの隣人、個人投資家みんなで買ってウォール街のヘッジファンドの連中を懲らしめようぜ、と徒党を組んで買いあがった、それが回転効かなくなって株価下がったら、堪えられないので売ります、と脱落していく。
その連中の売りが株価を下げている。だから、VUZI ビュージックス、コーピン、FUTU、タイガーブローカー、EH イーハンホールディングスとかそういうチャラチャラしたゴミみたいな銘柄がいっぱいあった、僕は関わらない方がいいよ、と言っていた。勝てば官軍、上がっていればどういう理由でも構わないよ、という腕力相場みたいな形で持ち上げた銘柄が全部死んでいる。
ハイパーグロースのセクター見てみろよ。死屍累々でしょ。今はそういうところに行くべきではない。
今は戦線を縮小してリスクを管理して、最小限にとどめてもっと凄惨な状況、悲惨な状況になって焼け野原になることを僕は今か今かと待っている。
東京大空襲の後の八重洲口みたいに、建っている家が一軒もないような状況になったら僕は出動しようと思う。だけどそれは今じゃない。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
インド株
10年単位の長期でいえば、インド株が中国株よりはるかにはるかにはるかにはるかにはるかにはるかに将来性がある。
それはどうしてかというと、別にインド人が勤勉だ、算数が出来るということは僕は一切言っていない。
理由は2つあって、1つ目は賃金が安い、2つめは若い人口動態。
中国は悲観的に見ている。中国の人口動態は日本にそっくり。唯一の違いは日本より25年くらい遅れて同じことが起こる。中国の人口は増えていかず、労働人口が高齢化していく。
その局面では社会保険料の負担の高騰を招き、相対的な競争力の低下を招き、経済の活力の減退を招いて、悪いことずくめ。2003年ころはBRICsがちやほやされたが、今はインドだけ。中国は明らかに落ちていくと思う。中国は建設により駆動されていたので、鉄鋼、石炭などの素材のブームを引き起こした。中国が建設を強調しないとなると、中国恒大集団の問題はまさにそれにより引き起こされているが、箱物からの脱却を中国は目指している。そうであると、中国へ素材を提供するオーストラリア、ブラジルといった国もダメになっていくということ。
そうすると一番素材から遠い国はどこかというと、新興国ではインド。インドがいい理由はそういうことだと思う。
なんで中国はわざと自分の首を絞めるようなスローダウンの演出をしているか、が気になる人が多いと思うが、それに関して一言言っておくと、今上海、深圳といった都市部で中国の人がアパートを買おうと思うと、物件の値段は彼らの年収の35~40倍。彼らが一生買ってもマイホームを買えない。
東京でいうと12倍くらい?僕の住んでいるあたりでは年収の3.9倍だよ。それで家が買えちゃう。年収の40倍出さないとマイホームすら買えない悲しみ、怒りがいかに大きいか。君ら分かる?
僕が大学出て社会人になったとき、日本でバブル相場があった1980年代の後半、まさしく年収の30倍、35倍くらいまで住宅価格が高騰したことがあった。
その時に1990年の大発会から東京マーケットは下げ始めたが、僕ら金融関係者はマーケット下がったな、残念だな、とおもったが、大部分の日本国民は、そらきた、ざまみろ、株価が下がったら不動産も下がるだろ、とバブルがはじけたことに対し喜んだ。
そのムードは今まさしく中国のムードそのまま。持てる者と持たざる者、裕福層は困ったな、どうしようと思っている。香港経済もここのところずっと悪いが、中国に取り込まれるので本稿の裕福層の頭をひっぱたいた方がいいのではと北京は思っているので、裕福層は苦しい立場に立たされているが、大部分の庶民は胸がスッとした、痛快だ、と感じていると思う。
なぜかと言うと自分は虐げられていたから。格差の問題の話をしているが、なぜジャックマーのようなアリババの創設者、ああいう立志伝中の偉い人、成功した人を頭ひっぱたいているのだ、と疑問に思うかもしれないが、それは中国の政府が一般庶民の声を聴いているから。
中国共産党が庶民の利害を代弁している、存在意義はどこにあるんだ、というふうになったとき、それは格差の是正だろ、と。だからやっているんですよ。
だから中国の株式市場は長期にわたってグズグズすると思う。中国の不動産市場は長期にわたってグズグズすると思う。そういうところで勝負したらダメ。
そうではなく、屈託なくみんなでドンドン儲けよう、どっちが先に儲けたってかまわないじゃん、みんなで突っ走ろうぜと言っているインドみたいな国の方がはるかに良い。
TNP サコスエナジー
もう2日間、3日間、4日間で30%くらい上がっているので、ちょっと一瞬冷やしたほうがいいと思う。だけれども、一歩下がっていま株式市場でごく一部の銘柄だけが元気いい。
そのごく一部の銘柄が持っているのは何で、その他大勢が持っていないのは何かを説明すれば、それはプライシングパワー。値上げ力。
景気がいいならすんなりと値上げが通るような業種は株式市場で人気化している。その一つがタンカー。同じことは去年コンテナ船で起きた。たとえばDAC ダナオス、1年くらい前に6ドルくらいのときに面白いよと言ったが、今10バガーくらいになっている。去年のコンテナ船で起きたことは今年タンカーで起きている。だからサコスとかは注目に値する銘柄と思う。
今はごく短期では上がりすぎているので冷やす必要がある。でも中期的な展望は極めて明るい。なぜかというと、タンカーは慌てて作り始めても建造できない、時間がかかる。
サコスはギリシャの有名な海運ファミリー、ギリシャにはそういう企業が多いが、それがやっている会社。ギリシャでは非常に有名なファミリーと思う。しっかりした経営していると思う。
整理すると海運ではコンテナは×と思う。今アメリカの企業はコンテナの不足、傭船料の値上がりでものすごく苦しんだから。そういう風に顧客を苦しませてはいけない。サービス業は。コンテナ船は運送業なのだから、運送業の人たちが、なぜ商品を指定の期日までに届けないわけ?
クリスマスに間に合わなかったら恨みを買う。恨みを買うことをコンテナ船の連中は平気でしている。この咎め、報いは必ず来ると思う。ダナオスなんて株価半値になると思う。コンテナ船は手を付けないで。今すごくアメリカの企業は怒っている。アメリカの政府もロングビーチ港とかに対してものすごく怒っている。近寄らないで。
バラ積みも近寄らないで。オーストラリアとかから中国が鉄鉱石を買わなくなっているから。
中国は今地球温暖化ガスを抑制する方針を打ち出している。発電も石炭発電は抑える、鉄鋼も昔みたいにたくさん作らない。今までは中国が安い鉄鋼を安値でばら撒いていたので鉄鋼の価格はダウンサイドのプレッシャーがずっとかかっていた。
だけれどもいま中国がダンピングのようなことはしない、生産を絞り込んでいるので鉄鉱石を運ぶばら積み船なんて商売あまり良くない。ばら積み船も僕は良くないと思う。
でもタンカーは別。タンカーの需給は今まで左右されていないので需要が爆発したと聞いていないので、海運株で唯一プレーできるのはタンカーかなと僕は思っている。
あと、中国が今オーストラリアと凄く仲悪い。なぜかと言うとオーストラリアの高官が中国の外交、内政に批判的な発言を繰り返し、中国はオーストラリアから鉄鉱石買わない、石炭買わないと言っている。国内の生産も抑えている、そのような状況で漁夫の利を得る銘柄が一つある。それはMTL メチェル。ロシアの製鉄メーカー兼石炭の業者。
モンゴルやアジアの極東、ウラジオストクの上の方から鉄道によって石炭、鉄鉱石を中国に運ぶ経路を持った企業だが漁夫の利を得ると思う。
プーチン政権は中国と比較的良好な関係を築いているから。
中国の減産に対して強いてプレーするならその辺じゃない。僕だったらMTL メチェルいくけどね。
分散投資で債券やREITを含めたものは
債券は今年はベアマーケットだよ。しかも債券価格はものすごく高い水準から下がり始めて妙味ないと思う。
考えても見ろよ。消費者物価が+5.3%、長期債の利回りが1.5%とか1.7%とか。債券持っているだけで実質的な購買力はやられになる。そのくらい妙味の無い投資対象にあなたは手を付けようとしている。
その恐ろしさを痛感すべきと僕は思う。そしてGAFA、ハイパーグロース、PSRで20倍、30倍、40倍という銘柄があるが、彼らのバリュエーションは長期金利の低さによって支えられている。
それって一番ヤバい、飛びそうな前提。
そういうときになんでハイパーグロースとか、ガチホだ、といって皆持っているわけ?非常に意味不。
いい決算出せていないハイパーグロースはドンドン切って。
最近の例でいえば、ZM ズームビデオ。悪い決算を出した。売ってください鼻くそピーンといった。
間違えることも多いが、たくさんの銘柄に言及しているわけだから、1つや2つは自分の考える方向と違う方向に行くのは当たり前の話。
だけれども悪い決算出た後の商法は間違えていない。ZM ズームビデオは悪い決算後窓を開けて下がった。断腸の思いで売ってください、といった。キャシーが買っているという意見もあったがもっと株価は下がった。
いい決算であれば買い、悪い決算なら売り、というのはそういうこと。それは僕の相場観が、というのはどうでもよく、伝票の数、売り注文の数、買い注文の数の話をしている。
良い決算が出た時は機関は1日では買い終わらない。悪い決算が出た時は機関は1日では売り終わらない。そういうことを僕は身にしみてわかっているので、逃げてくださいと言っているだけ。
僕の相場観なんて一切話していない。僕は生活感からそういっている。悪い決算出した後の会社に売り注文がドーンと来た。すごい売り注文が来た。計らいで売ろうか、と値段を崩さないように(値段はとうぜん下がるが)、へとへとになりながら売る。その日。
売りました。つきましては約定金額はいくらでした。とお客様に報告して、翌朝会社に来ると、またその銘柄がドーンと売り物が来ている。今日も売るわけ?と2日目も100万株くらい売る、疲れたなーと思い、翌日会社に行くとまた100万株の売りが来ている、というように、これでもか、これでもか、これでもか、と売ってくる、逆に買いの場合はこれでもか、これでもか、これでもか、と買ってくる、それが機関。
豪華客船、タンカーと一緒で大きな船はゆっくりとしか動けない。そういう習性に関して僕はコメントしているわけで、自分自身の好みや相場観の話は一切挟んでいない。それ、肝に銘じたほうがいい。
機関投資家には説明責任がある。日本でバイサイドにはやっている流行語にナチュボンという言葉があるが、雇われのサラリーマンの日本のショボい金融機関に勤めるサラリーマンファンドマネージャーをナチュボンというが、かれらの社会人人生で気を付けていることは1つだけで、始末書を書かないことあだけで、それさえ書かなければ人並みに出世できる。
株式のパフォーマンスについて彼らは一切気にしていない。以下に粗相をしないかだけを気にしている。機関投資家はそういうもの。
ヘッジファンドは別。パフォーマンスで収入が決まるから。でも年金とか投信とかは全部サラリーマン的なノリ。彼らが最も重視するのは「説明責任」ということ。
機関投資家は人様のお金を預かっている。最終受益者に説明を求められたときに説明が必要になる。理由を用意しておかないといけない。悪い決算を出した企業を持っていたら説明できます?
なんで決算悪かったのに持ってるの?と言われたら、すいません、としか言いようがない。
そういうところに自分を追い込んではいけないとナチュボンのファンドマネージャーは思うから、悪い決算を出した企業はそっぽ向いて放り出す。その機関投資家の習性を皆も良く把握、認識したほうがいい。
なぜかというと、そうやって出てくる売り物は怒涛の売りだから。
爆走機関車に君が一人で立ち向かう愚行はしないでください。よけてください。列車が来ているんだからそこをどけよ、という話。僕だったらすぐどくよ。
観光・エネルギーセクターについて
観光は全然いい。新型コロナが終わりつつある。あと半年もしたらコロナの話題なんか誰もしていないと思う。それがいい証拠に、モデルナの株価が下がっている。これは新型コロナがまた蔓延するようなチャート?バイオンテックもドスンと下がっている。これはゲーム終了のチャートじゃないの。ファイザーも下がっている。
コロナは終わる。次のことを考えないといけない。1つには観光。クルーズ船のCCL カーニバル、カップを作りに行っている。当然31ドルを目指した展開になるんじゃないの。
DAL デルタ航空、いい動きになっている。HA ハワイアン航空は出遅れているが移動平均線を上に越えてきている。チャートとしては良いチャート。
エネルギーに関しては細かい議論が必要だと思う。今特に僕が良いなと思っているのは天然ガス関連。
例えばAR アンテロリソース。良いと思ってる。どうしてかというと、まだ今は10月、冬じゃない。今年の冬はメチャクチャ寒い、温かいということが関係ない9,10月にアメリカの天然ガスの価格はどんどん上昇している。需給関係が引き締まっているから。もっというとバイデン政権はシェール開発にネガティブ。新規のシェールのやぐらは建てさせない、言う厳しい態度で接している。
供給の面ではすでに操業している業者にとっては競争が無い、良い事。供給不足になったら天然ガス価格はどんどん上昇する状況をバイデン政権はわざと作っている。天然ガス価格が上がっているのは誰が悪いかというとバイデンが悪い。
今まではアメリカ国内では天然ガスはメチャクチャ余っていた。使用する先が無い、需要先が無い天然ガスなんて迷惑以外の何物でもない。だけれども最近になって液化天然ガスの施設が整備されてきた。天然ガスを一回気体から冷やして液体にしてタンカーん積んで海外に輸出する。中国、日本、韓国、EUなどにLNGとして輸出する。そこで気化して都市ガスとかになる。そういう輸出経路が最近開けてきた。それによってアメリカ国内でめちゃくちゃだぶついていた余計な天然ガスが減ってきて需給バランスが取れてきたのが今の状況。
だから天然ガスが気象条件、景気条件と一切無関係に上がっている、それは何かというと輸出施設、LNGタンカーとかインフラが整った、というだけの理由で上がっている。
もし、今年の冬が例年よりほんの少しだけ寒ければ天然ガスの価格は爆騰すると思う。そのとき例えばAR アンテロリソースはかなり相場になるんじゃないの。
天然ガス銘柄にどんな銘柄があるんだ、ということを整理すると、最大手は、EQTつい先日増資している。ちょっと今株価の頭が抑えられている。もう一つこの株が上がっていない理由は将来の生産分をかなり先物で売りつなぎ、ヘッジしている。その関係で天然ガス価格が上昇したときのアップサイドをまるまる享受できない財務構造になっている。それらの理由からEQTはパフォーマンスがあまり良くない。これが最大の天然ガスの生産会社。
第2位はXOM エクソンモービル。ただ、エクソンモービルは天然ガス以外でも石油もやっている。世界中で石油を掘っている。だからピュアな天然ガスプレートは言えない。僕だったら天然ガスをプレーするためにエクソンを買うことをしない。
3番目はSWN サウスウエスタンエナジー。彼らはアパラチア山脈のあたりに非常に集中した生産拠点のポートフォリオを持っている。彼らも将来の生産分をかなりヘッジしている。アップサイドを100%享受できないが、経営はしっかりしているし、新しい天然ガス田を発見するジオロジーの技術においても一番トップクラスに洗練されている企業の一つと思う。
そして第4番目がAR アンテロリソース。この会社もアパラチア山脈、ペンシルバニア州とウエストバージニア州の境にあるマーセラスと呼ばれるところがあるがそこら辺を中心に生産している。
アンテロに関してはあんまり技術を僕はよく知らない。僕が一番親身に仕事をしていた会社はチェサピークという会社で倒産した。オーブリーマクレンダンという立志伝中の経営者がいて、そのオーブリーのデューク大学時代の学生寮みたいなところで相部屋だったラルフイーズ3世がウォーバーグという会社のエネルギー関係のリードバンカーだった。そのラルフイーズがチェサピークの公募の案件をしょっちゅう持ってきた。だからチェサピークが僕にとって一番思い出深い銘柄で、アンテロについては正直言ってよく知らない。会社の格から言えば、ちょっと下だと思う。
ただ、なぜこの銘柄に注目するかというと、将来の生産に関して全然ヘッジしていない。ヘッジ率30%くらい。ほかの銘柄はヘッジ率65%くらいなのに。なのでいま天然ガス価格がスルスル上がっているが、そのアップサイドを全部享受できる銘柄はこれしかない。そういう理由から注目している。
アメリカの空気や流行が分かりやすいメディアは?
かなりの部分はウォールストリートジャーナルでわかるけどね。あるいはニューヨークタイムズの芸術欄。
例えば今、アメリカですごく話題になっているのはスクイッドゲームス、ネットフリックスがやっている韓国のディストピアドラマ。日本ではイカゲームというんだっけ、それが世界的にはやっている。アメリカでもメチャクチャブレイクしている。
アジアのコンテンツ、それに対する注目が今再びすごくあがってきている。
韓国のドラマってすごく好調。日本も頑張ってほしい。僕だったらそういうところを見る。
キャッシュ多めにというが、いくつか手持ちを売るということ?どういう基準で選べは良い?
一番やられている銘柄、悪い決算出した銘柄から売って。
そういうことをやっているとおのずと少しのキャッシュはつみあがっていくもの。
売ったらすぐ何か買わないといけないと考えるのはバカタレ。決算ひとつをとってもゴキブリと一緒。ある会社が1回悪い決算を出したら、その会社は2,3,4回と悪い決算を出しやすい法則がある。
同様にある企業が悪い決算を出したが、ゴキブリは1匹ではない。ほかの会社もこの会社も、あの会社もダメ、と悪い決算を出すリスクがある。
たとえばいま、FDX フェデックスが悪い決算を出した。NKE ナイキが悪い決算を出した。ナイキなんてものすごくシビアな会社。よく経営されている会社。そのナイキが悪い決算を出しているということはサプライチェーンの問題は深刻。ナイキがダメと言われたら、すぐ気を付けなければいけない銘柄はONON オン。なぜならばソーシングがベトナムだけだから。
ナイキがベトナムで苦しんでいるなら、当然オンだってベトナムで苦しんでいるはずだよ。
ゴキブリは1匹じゃないという立場に立てば悪い決算の企業を売ったらすぐに何か買うなよ、と言いたい。1回間違えたら、もう1回全体像を点検してみようかな、間違えた文脈を考えることをしたほうがいいと思う。そういうことをしていれば、常にフルインベストメントにはならない。
常にフルインベストメントは怠惰な、レイジーな投資家がやること。考えて投資しているなら常に100%フルインベストメントにはならない。
BTC ビットコイン
昨日、一昨日?ものすごく急騰していた。理由がパウエル議長は仮想通貨を取り締まる気が無いと議会証言した。それを買っていいよというゴーシグナルと勘違いした奴がバタバタと買っている。そもそもパウエル議長はビットコインを承認する、しないの権限を持っていない。
FRBのデジタル通貨化はプロジェクトとしてあるが、別問題。ビットコインは証券化コモディティ化というとコモディティに近い。だからゲンスラーが比較的ビットコインに関しては寛容に考えている理由はビットコインの存在は中心が無い。スポンサー、中心人物がいない。ただそこに静かにたたずんでいるコモディティ、石ころ、鉄、銅、ゴールドみたいな存在。ビットコインには意思、作為、計略はない。あれは数学が転がっているだけ。
であればそれはコモディティなので取り締まりの管轄はFRBではない。パウエルが議会で言っていたのは僕の管轄でない、と言っていただけで、仮想通貨を認めたとかそういうことは一切関係が無い。
でもそういうことすら知らないバカタレたちがいま仮想通貨をつついている。仮想通貨をプレーしている連中はレベルが低い。たまたま10月になったので新しい月になったので機関投資家がポートフォリオの分散するやつが、仮想通貨も買おうか、と買いを入れたり、アメリカ株にも買いを入れた。金曜日の米国株市場の上げはカレンダーが新しい月に変わったというそれだけの理由。
それは新しいブルマーケットの始まりということでは一切ないと思う。連邦債務上限引き上げ問題は週末にかけ後退したと思う。18日くらいはイエレン財務長官は資金のやりくりが出来なくなり、米国財務省証券はテクニカルデフォルトに陥る。そのリスクは眼前に迫り、そのリスクは高まったと僕は思う。18日ギリギリまでもつれこむ。これからまだ二転三転すると思う。
バイデンあるいは民主党はこの債務上限引き上げに関してリコンシリエーションと呼ばれる財政調整措置を発動すると思うが、それをやると単純過半数、上院51%の賛成で法案が成立できる。しかしそれは5年間の時限法案に過ぎない。しかも、1年間に何回もリコンシリエーションを発動すると財政規律がぐちゃぐちゃになるのでそれは禁じ手と言われている。だがその禁じ手を使うしかないと腹は決まりつつある。それはそれでいいが、リコンシリエーションを使ったら、すぐに可決できるかというと、そうじゃない。リコンシリエーションを使うと決断したとたん、3回上院の財政委員会に対して改訂案を提出しなければならない。そして3回投票しなければいけない。
これから18日まであと2週間くらいしかないのにその間に3回の票決をしなければならない、そんな複雑極まりない手続きをすぐに解決すると思っているやつがいるとしたら、大バカ者だよね。
アメリカの議会の手続きを何も知らない無知。値ごろ感からムードで買いに入らないでください。あと2週間はヘビの生殺しのようにギトギトに料理される局面があり、辛い辛い辛い局面はこれから横たわっていると思う。
暗号資産もVIX上昇後にInすべき?
VIXの位置は低い。まだビビりが足りない。VIXを見るたびに僕の気持ちは萎える。みんなまだまだ能天気だなと思う。
いつあく抜けになるか、皆今日か明日かと心待ちにしているが、VIXが25とかの水準であく抜けになるわけがない。VIXが40になったら別。VIXが40になったら僕は鼻をつまんで、目をつぶって買い注文をポチッと押す。自分の恐怖に打ち勝って。抱けれでも20台だったら買わない。
SITM サイタイム
面白いかもしれない。クロックタイミングの技術は非常に重要な技術。
宿題にさせてください。
自動車関連で投資妙味のある会社は?
こんどIPOされるリヴィアンという会社がある。アマゾンから出資を受けている会社でフォードも投資している。それが注目されている。EVの上場銘柄は今いくつかあり、一つはTSLA テスラ、もう一つはLCID ルーシッド、テスラのモデルSのデザインチームが独立して作った会社で非常に高級なEVを作っている。FSR フィスカー、スポーツユーティリティビークルのようなEVを作っている。面白い銘柄かもしれない。そしてつい最近IPOの売り出し目論見書を出したリヴィアンも面白いと思う。EVはこれから面白いかもしれない。
もちろん一番いいのはテスラだと思いますけどね。
伝統的な自動車メーカー、フォード、GMあたりは生産計画がものすごくフラフラしているのでいまは怖くて買えない状況。
移動平均線について
僕が使っているのは50日、200日のシンプルな単純移動平均のみ。なぜかと言うと、僕が使っているマーケットスミス、これはヘッジファンドのファンドマネージャーが好んで使うサイトだけれども、自分で加工ができない。自分なりの移動平均線を入れることができないサービス。
それは何を言いたいかというとほとんどの機関投資家がこれを見ている。50日SMA,200日SMAしか出ていない。それ以外の平均線を自分で考案して書き込んでも意味がないでしょ。大部分の人が見ていないんだから。
テクニカル分析で気をつけなければいけないのはなぜテクニカル分析が当たるかというと、あなた以外の他の人も同じチャートを見ているから、セルフフルフィリングプロフェシーという、自分の考えていることが実現する習性は同じチャートを皆が見ているから起こる。
口を酸っぱくして言っているが、皆が見ているのと同じチャートを使わないと当たらない、言うのを1988年にウォーバーグ入社時にゲールデューダック叩き込まれた。
一つのチャートに5本も6本も支持線などを引く人はテクニカルを何も知らないと表明しているのと一緒。
例えば一目均衡表のチャートを皆に見せようか見せまいか迷う瞬間が僕も3年に1度くらいあるが、それをクリックしようとしたときに、ちょっと待て、これ見せたら恥ずかしくないけ?と自分自身に自答する。一目均衡表なんてアメリカで見ている人は100人か1000人に1人しかいない。そういうものを問題にすること自体自分のソフィスティケーションのレベルに到達していないとシグナルするんじゃないかな、それ恥ずかしいよね、と引っ込めている。
きちんとして訓練を受けた人間はそういうディシプリンに基づいて、見せるチャート、話題を選んでいる。選んでいない連中が毎日ああだこうだ、とテクニカル解説をしているやつがいるが、そういう連中は自分の考えをディスティルド、ウイスキーのように蒸留していない。取捨選択していない。じっくり実行していない。そういう人たちの言葉は話半分に聞いておいた方がいいと思う。
僕はいろんなことを言っているが、僕がみんなにYoutube Twitterで発信しているメッセージは氷山の一角だけ。大部分のアイディアは使い物にならないので捨てている。選んだものだけを皆に見せている。
それを毎日毎日のべつ幕なしに全部のことにアイディアを出しているなんて、自分のフィルターがかかっていないと自分で言っているのと一緒。そういうのは参考にしないでください。
MRK メルク
薬が承認され、金曜に株価が上がったことについての質問。
メルクの飲み薬、あれ重要ですよ。一歩下がって説明すると新型コロナは3段構えで対処していくという体制が完成しつつある。
第1弾はモデルナ、ファイザー&バイオンテックのワクチンを打つということ。もし新型コロナにかかった場合でも、重篤にならないで済む。
第2弾は今回申請されたメルクの飲み薬。これは新型コロナテストをやった結果陽性と判定が出た人向けの薬。陽性の判定が出た人が用心の為、飲み薬を放り込んだら、病院に担ぎ込まれる確率が7%に減少する。今は新型コロナにかかって陽性が出て、その後病院に収容される可能性は14%だったが半減できるのがMRK メルクの薬。重要な点はこの薬は低分子の錠剤。別の言い方をするとバイオみたいな生き物の薬ではない。化学によって、合成されている薬。どれだけでも量産できる。比較的安い値段で量産出来る。
それでも不運にも病院に行かなくてなならない人に対しての第3弾はリジェネロンの抗体カクテルを投与するという手がある。これは注射とか透析のように管で体内に入れなければいけない。病院に入院しないと処方できない。値の張るお薬だが、メチャクチャ効く。トランプ元大統領に投与され、3日で退院た。
3段構えをしていれば新型コロナで死ぬ確率は限りなくゼロに近い。だから新型コロナはある日突然消滅するのではなく、気づいたときに「聞かないよね?」と自然消滅する、そういう方向にもうなっている。
だから金曜日にクルーズ株、航空株が急騰した。それはGAFA、ハイパーグロース、その他大勢のマーケット全般にとってはガクブルを意味する。経済再開で市民が街にでるなら、余計インフレは激しくなるかもしれない。そうすると債権が売られ、ハイパーグロースが売られる。そういう風に今ポートフォリオがシフトしなく手はいけない局面に来ているかもしれない。
みんなにやってほしいのは自分が抱く前提条件を全部疑うことをやってほしい。
僕は訓練としてそういうことがきちんとできている。1988年にウォーバーグで、上司のジョン・モロサニさんという株式部長の隣にデスクをこしらえてもらい、直々に相場を教わったが、そうすると、ジョンが「隆雄、俺に株を一つ売ってみろ」という。僕は「IBMです。これと、これと、こういう理由で買いです」とセールストークの練習で売ろうとする。そうすると本部長はうなずきながら「いいね、基本合格、じゃあ今すぐにそのIBMを売り、というセールストークを僕にして。」度肝を抜かれた。今と打とうとIBMがなぜ買いなのかをセールスピッチをした直後、くるっと手のひら返して売り推奨するトークを言ってみろ、と言われる。それって辛くありません?でもそれでぼくがぐっ、となっていたら、君ね、それ手のひらパッと返せるようにならないと、セールスマンとして大成しないのはもちろんのこと、投資家としてもそういうことやっていたらダメだよ、と言われた。それで落ち込んだが、良い投資家は自分が信じていることを毎朝自分に間違っているのではないか、問い直す必要がある。
前提条件が崩れていないか一つ一つ点検してください。そういうことを皆している?していないでしょ。
FREDに経済統計があるが、長期でのアメリカの消費者物価指数CPIが推移している、今跳ねているのわかる?この動きは今までの動きと違う。前年同期比もジャンプしている。
過去インフレが凄かったのは70年代、80年代に遡らないとそういう時期はない。
じゃあ、10年債の利回りを見るといまは1.5%くらい。すると、さっき消費者物価が5.2%だった。10年債は1.5%。そうすると10年債を10年抱いていても1.5%のクーポンしかもらえないにもかかわらず、インフレは5.2%しかない。債券を投資するだけで実質的なリターン、お金は目減りするということを示唆している。今すごく乱暴な説明だけれど。
ということは今先進国はどこも経済成長がスローダウンしている。日本も、アメリカも、ヨーロッパも低成長。だから、未来永劫に渡って市中金利は低い、低金利時代は永遠に続くんだ、と言われているが、それって足元だけ見ると理論が破綻しているよね、って皆思わない?僕は朝起きてきてシャワーを浴びてパソコンの前に座って金利のチャートを見る。
10年債チェックしてCPIのグラフを見て、変わっていないなー、と思ったら、「え!?ちょっと待てよ、CPI5%、10年債1.5%、ちょっとおかしくね」と昨日と同じものを見ていても今日はひらめきが無いといけない。投資ってそういうもの。
今なんで米国株がズルズルズルズル下がっているか。
ひとり、また一人と根本的な問題に気付いている人が増え始めている。だから株価が下がっていると思う。連日のように利益警告が出ている。今週、月曜日になるが月替わり、四半期替わり、9月末で決算を締めるが10月に入ったらちょっと数字出来てなかったよね、まずいんでね―の、決算発表日までまだしばらく日数あるけれども見通しが暗転しているんでそれは投資家に行っておいた方がいいんでね―の、と利益警告をする企業が今日、月曜日から続出するかもしれないんだよ。
脅かすつもりじゃないけど。それはまだわからない。
先週あるいは過去10日間の悪いニュースの積み重なりを見るとちょっと普通じゃないよねという気持ちい僕はなった。
キャッシュポジション高め、10月18日まで待ち、その後買いタイミングは何を見たらいい?
VIXが40になるか見て。
VIXが40になっている状況では株式市場はぐちゃぐちゃだと思う。でもVIXが30にも届いていない状況で底入れなんてありえない。ちゃんちゃらおかしい。
以前今回の下落局面で仕込む銘柄として好決算のグロース推奨していたが
それは何を言っていたかというと、今企業業績が暗転しているといったが、そこで出てきた銘柄、NKE ナイキ、FDX フェデックス、BBBY ベッドバス&ビヨンド、シャオウィンウイリアムス、そのほか思い出せないが、それらはハイパーグロースですか?違うでしょ。
今主に利益警告をしているのはハイテク株ではない。そうではなく、海外からモノを輸入して売っているような会社、あるいは加工して売っているような会社が次々に利益警告をしている。
だから今の利益警告はドットコムバブルがはじけた時の利益警告とはグループが違う。あの時はネットワーク菊の会社とかが主に利益警告をしていた。今は輸出入関係の会社が利益警告をしている。
しかし、そもそもなぜ利益警告をしているのか、その根本的な理由をさかのぼるとサプライチェーンの乱れ、インフレ圧力の高まりが原因。それはもっと言えば新型コロナの問題が解決している。経済再開になっているからボトルネックの問題が起きているということ。それはもっと突き詰めればインフレはもっとひどくなるかもしれない。そうすると長期債はもっともっともっと売られるかもしれない、その時にハイパーグロース株はどうなるんですかね、という話をしている。
利益はハイパーグロースは出せる。だけれども金利でパコーンとやられるリスクに気を付ける必要がある。
もうみんなへとへと、くたくた、愛想が尽きる、やめてくれと感じているかもしれないが今の相場って難しい相場なんだよ。凄く込み入っている。政治の世界も込み入っている。健康問題でも経口ワクチンも一つの解決策が全てを解決するわけでなく、一つの役割しか果たさないもののワクチン、経口薬、抗体カクテルの組み合わせの一つの重要な役割を占めている、といった細かい議論を詰めていかないと相場が分からない局面に来ている。
初心者の人にとっては今日の議論はものすごくハードル高いかもしれないけれども、相場ってそういうもの。これ以上簡単に説明するすべを僕は知らない。これ以上簡単にはならない。だからそういうものだとおもって諦めてください。
今後の原油の価格について
どちらかというと堅調と思う。
個別株を中長期で持つ場合こういうタイミングで売り、ホールドはどう判断する?
僕が励行しているのは決算が悪かったら売るということ。
あるいはチャートを手掛かりに買った場合、ファンダメンタル分析はきらい、テクニカルの方が好き、という場合、長期で見た下値支持線を割り込んだ時に売るとか、そういうやり方があると思う。
あるいは売る銘柄の順でいうと一番儲かっていない、損している銘柄から売っていくということも使える。
同じことを繰り返して言っているが、その3つをやるだけであなたのポートフォリオはフルインベストメントにはならないはず。
なぜかと言うと僕はそれしかやっていないから。そして僕の今のキャッシュポジションは高い。メチャクチャ高い。過去歴史的に見てこれほどキャッシュポジション高かったことない。そのくらいキャッシュポジションが高い。でもそれは自然にそうなった。
50日移動平均線、200日移動平均線は為替でも見ている?
違う。株だけの話。
FXは通常ほとんどの市場参加者は自分が口座を開いているFX会社のツールを見てトレードしていると思う。さっき言った法則は当てはまらないと思う。
BIIB バイオジェン
厳しい状況踏まえたうえで今の株価は過小評価されていると考える?
過小評価されていると思うが、目先は治らないと思う。バイオジェンに希望を持った1つの理由はアルツハイマー薬が2022年くらいからきちんきちんと売れていくという予想を持ったから。でも現実にはバイオジェンがタダで差し上げる、という形でしかお薬の供与が出来ないということが分かった。
そうなのであればアルツハイマー薬からの2022年の売上高は0でしょ。それは株だったら買いですか?買いじゃないんじゃないの?状況変わったなら頭を切り替えたほうがいい。僕はウォール街のアナリスト、ストラテジストの言っていることは一切聞かない。著名ファンドマネージャー、ウォーレン・バフェット、ミネルヴィニ、ピーターリンチ、クソどうでもいい。30年セールスの仕事をやってきて、そういう投資家も見てきている。1988年からですよスタンレードラッケンミラーと僕が口をきいているのは。僕は上司のサブとして、使いっ走りでしか口をきいていないけれども、でもそういう人たちを草葉の陰から、近いところから観察する機会はあった。なぜかと言うと、隣でジョンが、スタンレードラッケンミラーの伝票を書いていたから。その伝票を見ながら、また間違ってる、と名人でもお手つきしている姿をずっと見てきた。だから信用していない。一切のアナリスト、コメンテーター、ストラテジスト、ゴールドマンのアップグレード、ダウングレードとかクソどうでもいい。
だけれどもそのクソどうでもいい相場観の中で頂点に立つ最も愚の骨頂、最も信用ならない、最もいい加減な意見は誰の意見かというと、それは僕の意見だと思う。
だからいろいろ信用ならない人は世の中いっぱいいる。その中でも際立って信用ならないのが自分自身。そういう気持ちで朝起きている。
だから意見を手のひら返しで帰ることなんて朝飯前にできる。なぜかと言うと、自分は間違ってるんじゃないか×5、脳内マップは????、?だらけ。だから間違っていると思ったらパッと意見が変わるのは当たり前。相場上手い人は皆そうだぜ。
なのに、なんでてめーら、駆け出しの君たちが「この銘柄いいに決まっている、ガチホだ」とイキるわけ?その昂ぶり、お酒にでも酔ってるんじゃないですか?とそういう感想しか持ちえない。
こうやってしゃべっていても僕の中のもう一人の自分が「なにいってんだよ」と目が座っている。その中で意見を吟味していっている。だから僕が今行っていることは3週間前に入っていなかったと思う。
3週間前はパウエル議長と一緒でインフレは一過性の問題だから心配しないでと言っていたと思う。
1か月くらい前の動画見直してみ。
だけれどもこの前のFOMCみて、パウエルの記者会見みて、「インフレは一過性のもので・・・」と言っていたら、記者団が凄く喜んでいた。それがズームで皆のリアクションが見える。そのリアクション見たら「これダメだわ、パウエルバカにされている、コケにされているわ、」ということが分かったので、考えを変えたほうがいい、自分の前提条件を見直したほうがいいな、と思った。
REGN リジェネロン
売りではないと思う。メルクとの絡みでの質問と思うが、例えばリジェネロンの抗体カクテルは数百という処方量。ロールスロイスのような高いお薬だから。
メルクの経口薬はアスピリンくらいの製造コストだと思う。安い、量産できる。承認された最初の月に1,000万ドース出ると思う。さっきも言ったように低分子の薬だから量産はどれだけでもできる。
期待されている役割が違う。
世界的な自動車産業について
ガソリン車は今後も存在すると思う。EVは人気になっているが普及のペースは少しずつだと思う。
じゃあトヨタみたいなガソリン車の銘柄に未来があるかというと、未来はないでしょうね。株式投資として考えるなら僕だったらトヨタとか買わない。
なぜかというと、株というものは未来を買う仕事だから。そうすると未来が無いとわかっているのにそれに投資するというのはものすごく辛いことだと思う。
例えば銘柄でいえばアルトリア。非常にバリュー株、近年は2017年くらいからずっと株価冴えない。FDAがタバコに対して、厳しく当たり始めているから。投資できなくはないと思うが、いばらの道。僕だったら自分が一生懸命働いて振り込まれた給料を何が悲しくて将来の無い銘柄に投入しなければいけないわけ?意味不だよね。僕だったらそういうことはしません。
TNP サコスエナジー EURN ユーロナブの違い
EURN ユーロナブのほうがバランスシートは良い。サコスの方がバランスシートは悪い。やばい。じゃあなぜユーロナブではなくサコスに乗り換えたかというと、鋼板の値段が急騰しているから。
造船コストが上がっている。新造船の造船コストが上がっているということは中古品の流通市場価値も上がる。
きょう冒頭で説明したが半導体が無いので新車が組めない、だから中古車が値上がりしたというニュースがあるが、全く同じで、新造船の造船所で船を作ろうと思ったときのコストが25%くらい値上がりした。そうなのであればこれらの船会社は自分の船を担保にお金を借りている。担保価値としては上がっている。だからリスキーな会社の株の方がレバレッジがかかって株価が上がりやすい状況が出来た。それでユーロナブでなく、サコスのほうが早い、ということでサコスに行った。
カンファレンスコールでインフレやサプライチェーンの問題が語られているが、需要は旺盛と語っている企業がお言い
その通り。先日発表された米国ISM景況感指数は61.1でいい数字だった。サプライチェーンの問題、インフレの問題がいっぱいあるにもかかわらずなぜPMI、景況感指数が悪くなっていないという答えは需要自体が旺盛だから、という答えになる。
全体としては経済は悪くない。でも債券という視点、長期債という視点では悪い。
なぜハイパーグロース株、最近IPOされた株、ロビンフッド銘柄ばかりがやられているのか、という説明はそれらのべらぼうに高いバリュエーションがついている会社の妥当株価は市中金利の利回りをベースに構築されている。
そのベース金利が変になってきているので、ハイパーグロース株のバリュエーションがドカ下げしている。そういう構図を理解してください。
ゲーム業界の展望
基本的には良いと思う。
CF
地味な銘柄。いいね。良いと思うね。
MOS
今日がチャートポイント。カップウィズハンドルのカップが完成している。ここから軽くなるところ。
1回上がって、下がって、もう一段高い動きが予想できる。
NTR ニュートリエン
これもチャートいい。ブラジルがメチャクチャ異常気象で作物が不作になっている関係か。
MRK メルク
薬は承認されると思う。メルクとパートナーを組んでいるマイアミのスタートアップがあるが、その夫婦でやっているチーム。彼らはエボラの経口薬も手掛けた人たち。FDAにおける信頼感はものすごく高いと思う。たぶん承認されると思う。
独立諮問委員会、FDAそのものではなくアドバイザリーボードの方、新薬承認のヒアリングではないので、アドバイザリーボードという言い方はしないかもしれないが、独自のモニタリング委員会がこの薬効きすぎるので早く承認したほうがいい、ということで臨床を中止しよう、とFDAに進言した。それは結構珍しい事。ほかのお薬がいろいろあるかもしれないが、多分この薬で行くんじゃないの。
それと、経口薬なので、5日間連続で飲むとかもどうでもいいこと。便利な薬なので1回でOK,5日間でOKというのはどうでもいいこと。
市場が脅威にさらされているとわかった。株価が下がった場合、どのように、どのくらいの時間で戻る?
かんたんですよ。鋭角的にズドーンと下がればV字型にリカバーすると思います。そうではなくヘビの生殺しのようにグジュグジュ下がっていくなら、リカバリーもグジュグジュかも。
その前の落ち方によるという答え方でいいんじゃないかと思う。
どうなるかは分からない。でも10月18日までのスケジュールはぱんぱんに詰まっていると思う。土壇場、ギリギリ、間一髪でしか物事は決まらないと思う。だから早漏気味に値ごろ感から出動しないで。
するな、するなと1ヶ月間言い続けているが出動しているバカタレが多い。それはピクチャーが見えていないということ。3回上院の予算委員会に提出し、3回OKもらわないといけない。1週間でできるわけがない。そのスケジュールが分かっていれば買いという答えにはならないはずだけど。
今買っているやつはワシントンDCのことかが全然わかっていない人が買っているんだろうね。
じゃあ18日になったら買うのかというとどうだろうねー、と僕はおもう。
たとえば、昨日出たニュースでFRBの副議長にスキャンダルが出ていた。彼も辞任するなら19人のFRBメンバーの7人が欠員。これを異常事態と言わずして、何というわけ?
それは何を意味するかというと来年早々パウエル議長が再指名されるかもしれないが、僕は多分バイデン大統領は再指名しないと思う。そうなると市場は多分慌てると思う。そこまで来ている。がけっぷちに。なぜかというとエリザベスウォーレン上院議員はバイデン大統領がパウエルを推すなら、私はバイデン大統領を支持しないと明確に言っている。上院では議事打ち切り投票というのがある。FRB議長を承認するのは2段構えで、まず議事打ち切り決議をして、2番目に本投票。1個目の議事打ち切り投票がものすごい曲者で、思い出していただければジャネットイエレンがFRB議長に推挙された時にあわや、間一髪でペケになるヒヤッとする局面があった。
あの時のジャネットイエレンに対する支持と今のパウエルに対する支持ならパウエルの方が支持が低いと思う。だからあまりパウエルになると決めつけてかからない方がいいと思う。
要するに、分からない。今後の展開は。僕にもわからない。
リア充銘柄、タンカー銘柄は買っていい?
例えばCCL カーニバル、HA ハワイアン航空、UAL ユナイテッドエアラインズ、すらも買いかも。
UAL ユナイテッドエアラインズ僕はあまり好きではないが、なぜかというとこの会社太平洋路線が重要。太平洋路線は日本が自主隔離とかをやっていてボロボロなので、それが再開するとアップサイドが大きい可能性がある。そこらへんあたりはちょっと買ってみてもいいんじゃないかなと思っている。
VIAC バイアコム
ダメなんじゃない。あまり良くないと思うよ。
日本のように低金利が続き利上げが出来ない国の末路はどうなる?
高齢化社会はあまり過去に例が無い。人類未踏の境地に日本が直面している。
今の日本の少子高齢化と同じ問題を抱えた例を僕は知らない。あまり良くないんじゃない。
ADBE アドビ
決算で下げたわけではないと思う。マーケット全体の流れでは。
FTI テクニップFMC
テクニップという会社は海底油田のツリーと呼ばれるバブル類を作っている会社。
今まではものすごく犬も歩けば棒に当たる式にそこら中に海底油田を掘って、それを制御するバルブ類、制御装置類は配線をムチャクチャにする感じでデザインしていたが、碁盤の目のように配置してスッキリと生産したほうがいいのではという技術を推し進めている会社。
なぜ海底油田とかに僕が興味を持っているかというと、シェールはバイデン政権からにらまれているのであまり増産できない。そうするともし原油価格が上昇したときにその恩恵を一番被るのはアメリカ以外の、あるいはアメリカの外で操業している石油会社になると思う。
とりわけ海底油田というのは難易度が高く、よっぽど大きな油田じゃないと開発しない、そのような事情から、油田の寿命が長い、ロングライフの油田が多い。もっと言えば一回生産スケジュールを決めると、長い期間にわたって長く細く生産し続ける特徴を持っている。その関係上、目先の政治のアップ&ダウン、あるいは目先の市況のアップ&ダウンに関係なく一定のコンスタントな生産をやっていくだろうと考えられる。今アトラクティブなアセットはそういうタイプのアセットじゃないかと僕は考えている。
具体的な銘柄でいうと、FTI テクニップFMC、あるいは、海底油田で作業するロボットを作っている会社、OII オーシャニアリング、艀の会社、TDW タイドウォーター、去年、おととしだっけ、一回チャプター11になっているが、そんな銘柄を観察中。
DOCU ドキュサイン
決算良いうちは売らなくてもいいのでは。長期保有なら。
時価総額は一番どうでもいい尺度。
DAC ダナオス ショート戦略は
ハイリスクと思うが、ショートできるかも。でもまだ株価崩れていないので、いま行ったら担がれるかも。まだショートすべきチャートじゃない。
普通ショートすべきチャートは明らかに暗転して勢いがついてきたところに売り浴びせるのがプロがやるショート。下値が切りあがっているときにショートするのは凄く早漏、早すぎだと思うよ。
MRNA モデルナ、BNTX バイオンテック
売りだと思う。これ以上のワクチンは必要ないから。アメリカではブースターショット、第3番目の注射を承認するか議論されたが、65歳以上のハイリスクの人に関してはOKしよう。だけれどもそれ以外の人には必要ない。となった。今後変わるかもしれないが、今の段階では僕もブースターショットが受けられないことが明らかになった。
一歩下がって考えるとワクチンの相場は去年から話し始めて、開けても暮れてもワクチンと言って1年来た。その夢が現実となり、ワクチンは幅広く行き渡っている。ということは、相場は知ったら終い、既知の事実には投資家はびた一文払わない。だからバイオンテック、モデルナは売られている。ベアマーケットに入っている。ベアマーケットにつける薬はない。あなたがどんなにバイオンテックやモデルナが好きで、来年もワクチンが必要だと力んだところで、それはもうオールドニュース。投資家に目嗚呼らしさ、発見はない。メルクの経口薬は効くことが先週分かったばかりだから、新鮮味がある。モデルナやバイオンテックは新鮮味はない。そんなもの持っていたらダメ。
売ってください、打ってくださいと何回も言っているでしょ。
株価が上がっているときに売ってくださと言い続けていた。なんで売らないわけ?
まだあわよくば、という淡い期待はどこから出てくるわけ?甘くない?相場に対する向き合い方が甘っちょろいぜ。そういう態度は改めてください。
リスクとの絡みでいうと、皆が海の物とも山の物ともわからない、どっちとも転ぶ局面は比較的安全な局面。
失敗、見込み違いしても大惨事にはならない。
だけれども皆がこれは確実、これは固い、という風に安心しきっているときは実はハイリスク。モデルナ、バイオンテックは今まさしくそういうハイリスクな時に来ていると思う。去年のEPSが16¢、今年のEPSが40ドルだぜ。来年のEPSは43ドルがコンセンサスになっている。これリスキーだと思うよ俺。多分2022年の数字は20ドルくらいになるかもしれない。株価は半分になるということを絶叫している。この(予想EPSの)数字は古い。バッドエスティメイトだと思う。どのくらいダウンサイドが大きいかを考えると夜も寝れないはずと思う。この株なんか。
インフレが継続して賃上げが発生すればストライキも発生する?
発生すると思いますよ。実際にそういうアブセンティイズムは蔓延している。だからひょっとしたらパウエルが間違えているかもしれない。メチャクチャ間違っているかもしれないというリスクに我々は晒されている。
CURV トーリッド
買い場は、という質問。
今かもしれない。わからない。まだ大底を入れたようなチャートではないので手掛かりに乏しい。
でもどこかで出動する必要がある銘柄と思う。今ではないかもしれない。
S&P500のコンセンサスEPS推移が無料で見れるサイト
Fact setという会社のinsight というタブに行ってブログという項目をクリックして、Allをクリックしたら過去の記事が全部出てきて、今週のS&P500のコンセンサス予想についての記事が週に1回くらいある。それをクリックして完全レポートのダウンロードをクリックしてもらったら市場予想、コンセンサス予想に関する詳細なレポートが手に入る。それを見るのがいいんじゃない。
AVGO ブロードコム
中くらいじゃない、半導体の中では。特に今買いたいとは思わない。よく経営されている会社だが。
あまりワクワクしない。
TA トラベルセンターズオブアメリカ
聞いたことないが、トラベルエージェントみたいな仕事をしている会社なのかな。
もしそうだとしたら凄く好景気だと思う。一つの理由は新型コロナにまつわる海外旅行の煩雑さ、たとえばEUの国に行く場合PCRテストの結果などを提示しなければいけない、あなたがどの国からどの国に行ったとか煩雑な手続きが必要。
トラベルアドバイザーみたいなことをしているなら今すごくブームになっていると思います。
VIXが40になったときに買うべき銘柄は。
わからない。VITかもしれない。全然違うかもしれない。今の段階ではわからない。
1970年代に起きたスタグフレーションのリスクは。
そのリスクはあると思う。まだわからないが。
RIDE ローズタウンモーターズ
潰れると思う。
AAPL アップル、MSFT マイクロソフトどちらを買うか悩んでいる
安全性という点ではMSFT マイクロソフトの方が安全。
INTC インテルとAMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
どっちも感心しない。
PWI
いいかもしれない。こういう銘柄だろうね。これからアウトパフォームするのは。
VIR ヴィア
国防省が購入、日本も承認したがメルクで下げている?
無関係。ヴィアの薬は高いお薬で、起用される局面が違う。相互補完的であっても、相互排他的ではないと思う。
9月中旬からCFD売り建てている。底打ちまでポジションを追加するのにクレバーなやり方は
例えば金曜日高かったので今もう一回売ってみるというやり方はあるかも。方向性としてはまだ下を見ている。
PBRに注目している理由
海底油田主体の会社だから
ハイパーグロース売却してキャッシュポジション高めている。リヴィアンに行きたいと思っている
そうなのかもしれない。リヴィアンのIPOにはぼくも注目している
10月の下落相場はどのくらいの覚悟をしておかなければいけない?20%ある?
それはたぶんないと思う。そこまではひどくないと思う。
でも上か下かと言われれば、もう少し下があるように思える。
AFRM アファーム
いったん売って再度入るべき?という質問。
次の決算様子見てみればいいんじゃないの。かなりたくさんのニュースが出ると思う。アマゾンに実装されるわけだから。そこら辺の裏事情とか次の決算発表のときにわかると思うし僕だったら様子を見る。
2022年の株価は
それなりにいいと思う。まだあまりしっかり考えていないけれど。
USバンコープ
三菱UFJが売却したのはかつてユニオンバンクと呼ばれていたカリフォルニアの地銀それを
バンコープに譲ったと思う。ポートフォリオとしてはUSバンコープが強い地域と、旧ユニオンバンクが強い地域は相互補完的と思う。ダブっている所は支店をつぶしてコストセービングできると思うし。
いい買収だと思う。だからUSバンコープが買いかといと、それはそうじゃないと思うが。
でも買収は理にかなっているということ。
NEM ニューモント
そろそろかもしれない。良いかもしれない。僕も見てます。まだ買っていないけど。
IBN ICICI銀行
インドの銀行で一番しっかり経営されているのはHDFC銀行、主に住宅ローンをやっているがそれがもっともアトラクティブな銀行だと思う。
ICICI銀行は政府系というか日本でいう旧興銀のような政府の国策、政策を色濃く反映する銀行。その関係もあって、不良債権とかは少し多め。経営効率は少し悪め。お役所仕事じゃないけれど、何をやらしてもとろい、そういう銀行がICICI銀行だと思う。
それを分かってそれでもいきたいなら、それはそれでいいと思う。バリュエーション常にやすいので。
でも安かろう、悪かろうで常に低いバリュエーションに甘んじているのがICICI銀行。
VTI
まだ持っています。いざ出動となったときに一つのやり方としてVTIを買い増すやり方がある。もっと言えばクリーンに年末にかけてものすごい上昇局面が来るかはまだわからないと思う。そこまで自信を持てない、そういう展開と思う。グズグズした展開かもしれない。
たとえばパウエル議長はもう続投できないかもしれないし、それがマーケットに与えるコンフィデンスはクエスチョンマークと思う。
パウエルに白羽の矢が回ってこない場合、最有力候補はラエルブレイナードという女性。FRBの委員。かつてたしかオバマ政権の閣僚も経験した人。政治にも明るい。ハト派。でも気を付けなければいけないポイントはブレイナードはハト派だから株にとってプラス、と一直線に結論づけていいのかというと、どうだろうね。スタグフレーションあるいはインフレ局面においてはブレイナードみたいな人事ほど嫌気されるリスクもあるんじゃないかなと僕はふと思う。
なぜかと言うと、今消費者物価は5.2%、長期金利は1.5%。全然ハチャメチャになっているというか逆転しているというか、債券市場間違えているというか、FRBが間違えているというか。要はつじつまが合っていない。今の金利政策のつじつまは全然あっていない。
その時に今までのパウエル議長の采配を忠実に引き継ぐ後継者とみられるブレイナードが市場から歓迎されるかというとちょっとわからない。むしろブレイナードの指名がスタグフレーションの号砲が鳴ったと判断する投資家が出て、債券が余計売られるかもしれない、というリスクはある。
ほとんどいないんじゃないかな。あれよ、あれよという間に債券が売られるその恐怖を味わった人は今これを聞いているライブを聞いている人の中でも1%くらいしかいないんじゃないの?で、債券のベアマーケット怖いよ。
僕は債権のベアマーケット見ているからね。それは1987年?86年?思い出せないがどちらかの東京マーケット。ギトギトの血の出るような債権のベアマーケットがありました。僕はその時に三洋証券という証券会社に入ったばかりで、右も左もわからない、株と債権の違いも分からないそういう新入社員だったんだけれども。
その時に三洋証券の再建トレーディン部長が自殺した。トレーディング損を出したことを苦にして。その人は相場上手いということが有名で、稼ぎ頭だった。ちょっとしたひょんなことから債権のベア相場に巻き込まれ、当時の新入社員のぼくとしては全然想像もつかないような苦しい局面があったと覆う。それで自殺した、ということがあった。
そういう、債券がベア相場になったら死人が出る。でもそのことを身をもって経験した人はウォール街にもほとんど残っていない。それがリスクだと思う。だからパウエル議長の後任の人事もみんなぬるい事言っているけど、そういうぬるい考えでいいのかな、と僕なんかはふと思う。
GOGO
多分経済再開関連で上げていると思う。
あまり感心しない。こういうストーリー株は。ホントくどいけれども、ロビンフッド銘柄、Reddit、Wall street betsとかTwitterとかで銘柄拾ってきて、みんなが買っているから自分も買う、投資のスタイル危ないからやめてください。
なぜかと言うと、ロビンフッドの新規口座開設数見てください。前年同期比-78%なんですよ。
もうそういうロビンフッド銘柄を皆で買いあがろう、という酔狂なバカタレは集めつくした。そういうバカはこの世の中に残っていない。そういうバカタレは株式市場から退場している。
たとえばEH イーハンホールディングスみたいなのでやられている。こんな銘柄ゴロゴロある。ほとんどのロビンフッド銘柄ってこういう銘柄。友達から聞いてきた銘柄で相場張らないでください。危ないから。全滅になると思う。
僕は1980年代の東京マーケットを経験しているから。あの時は相場を知らない素人ほど強かった。なぜかと言うと屈託がないから。リスクをリスクとも思わない、無謀な相場の貼り方をしていたから。新人類相場と言われていた。
それが、相場が終わったら新人類なんて全滅した。
僕は生き残ったよ。なぜ生き残ったかというと、アメリカ来たからだよ。日本を避けたからだよ。だから生き残っているわけでしょ。でも今ロビンフッドで口座開設しているような連中なんて全滅すると思う。一人も残らないと思う。そういう人たちがつついている銘柄は危ない以外の何物でもない。
だからこのGOGOもやらない方がいい。はっきり言って。
NUE ニューコア、MT アルセロール・ミッタル
あまり好きじゃない。
COST コストコ、XOM エクソンモービル
コストコは今かなり苦しんでいるのでは。サプライチェーンの乱れで。ちょっと不安。
XOM エクソンモービルのほうが僕ならどちらかというと良いと思う。
クルーズ、航空買いのタイミングは
今でしょうね
AAPL アップル 売った方がいい?
売った方がいいかもしれない。一つ言えるのはアップルに過去数年間で起こった再評価はほぼ終わりに近づいている。
アップルはむかしPER15倍くらいで買われていた。今は28倍くらい。サブスクリプションモデル、サービス売上高の項目がどんどん大きくしていった。アップルミュージックとかで毎月課金される支出が増えているでしょみんな。
ああいうモデルにやり替えた。それが市場から好感され、アップルのPERが15倍から30倍になったということ。でもそれは1回しか使えないトリックで、常にそういう風に使えるとは限らない。今まで通りのペースでアップルの株価が上がっていくかというと、それはどうだろうねー、という感じで僕なんかは疑問に思う。
iPhoneにしたって、いまは13、次は14だが、12と何が違うのかよくわからない。カメラのレンズが浮き出ているかどうかの違いしかないのでは?そういう理由で買い替える?よくわからないね。
トリップアドバイザー
経済再開関連。良いかもしれないけど、むしろそれを買うなら航空、クルーズなどのオペレーティングレバレッジの大きい銘柄を買ったほうが面白いと思う。
PFE ファイザー
売りかという質問
同じだと思う。モデルナなんかと
SOFI ソーファイ
お呼びでないって感じ。なんで皆こういう銘柄好きなのかね。ソーファイってメチャクチャダサい会社だよ。ダイレクトメールいっぱい来るよ。クレジットカードに入りませんか?って笑
アメリカ住んでないからわからないんだろうね。これチャマスの会社か何かでしょ。
僕だったらこういうクソな銘柄には手を出しません。
インドネシア
インドの方がいい。全然違うと思う。2つの国は。
MCW ミスターカーウォッシュ
鳴かず飛ばずだけど。
一応決算もクリアしている。良いかもしれない。
FTI テクニップFMC、TDW タイドウォーター、OII オーシャニアリングはインフレに強い?
はい、強いです。
利回りが3段飛びのように上昇というのは1日ではなく、1日、2日、3日のことを言う?
はい。そういう意味で言いました
中国の庶民による富裕層たたきの風潮はアメリカにも起こる可能性は?
それはありますよね。もうすでに起きてるという風に言うこともできるかもしれません。
MQ マルケタ
特に材料ない。業績は良いと思うが他のハイパーグロース株並みに売られている。
GILD ギリアド
MRK メルクの経口薬とは直接的には無関係
ドットコムバブル崩壊時、決算ミスの銘柄を売っていたのでダメージなかったとのことだが、今同じ雰囲気を感じている。当時クラッシュ時はオールキャッシュに近かった?
当時何が起きたかというと、2000年問題というのがあった。年号が2000年になると000が続くので古いメインフレームコンピューターが、000を認識できず、ストップするのでは?という都市伝説みたいなのがまことしやかに伝わって、アメリカの企業はみなITを更新しないといけない、2000年になるまでに駆け込み需要でIT投資をしようというブームがあった。
いざ年号が変わり、言われていたように飛行機が墜落したり、コンピューターが泊まるといった問題は起きなかった。よかったね、とみんなで言っていた時に、「設備投資、新規注文が来なくなっちゃった」という感想を漏らす企業が1件、2件でた。
よく考えてみたらひょっとして2000年問題のかけこみ需要でみな機器を新しくした後だからしばらくは設備投資はダメじゃない?という話になり、ぎゃあ―――という形でハイテク株が売られた。
その、EPS、売上、ガイダンスのうち、EPS、売上は〇。ガイダンスだけが×。それがガイダンス×、 ガイダンス×、 ガイダンス×、 、、と続出してそれらの悪い決算を出した銘柄はもう買えなくなっちゃった。これも売り、あれも売り、売り、という形でぜーんぶテクノロジーの株を降りた。
で、やることがなくなって、「広瀬さんどうするんですかー」と言われ、「困ったなー。グラマン買うか!」という風に全然関係ない戦闘機のメーカーとかそういうところに逃げた。当時は。
そんなことをやっていた。傷ついたかというと全然傷つきませんでしたよ。なぜかと言うとそういうスローモーションで再生される脱線事故が起こるぞーという光景が日々展開されていたので、これは危ないと思ったので降りて、と客にも指示していたし、一切無傷でしたよ。
部長に「シリコンバレーダメだわ、僕香港株やりたい。香港株やらせて」とお願いしたんですよね。そしたら部長は「だめだよ、君は稼ぎ頭なんだからシリコンバレーで頑張ってもらわないとダメだよ」と言われて「シュン、俺スネ夫になる」とすねていた。そんなことが2000年のころには起こっていた。
プロフィットウォーニングとか利益警告のスケールは凄く大きかった。今はまだ偏旁しか見えていないが、過去10日間くらいの動きは凄く不穏な動きだよね。
何回も言っているNKE ナイキ、FDX フェデックス、BBBY ベッドバス&ビヨンド、シャオウィンウイリアムスになるが、利益警告している。ひょっとしたらひどい利益警告が続出するのは今週かもしれない。
なぜ今週かというと、先週月替わりになって、四半期が終わって帳簿を閉めたから。それが先週の金曜日だったから。だから月曜日を心配しているという話をしている。
AAL アメリカン航空
いいかもしれない。経済再開の恩恵を被る銘柄。
HA ハワイアン航空
いいと思う。
RDSB ロイヤルダッチシェル
いいと思う。
WST ウェスト・ファーマシューティカル
新型コロナのワクチンの小さい瓶とかを作っている会社じゃないかな。だから売られているのでは。あまり良くないと思う。今入るのは。
キャッシュポジションどのくらい高めている?
高い。凄く高い。
銀行関連は今後どうなる?
長短金利差が拡大するなら貸付利ザヤの面では拡大すると思う。その面ではポジティブ。地銀なんかはその意味では良いかも。
今が買い時かはよくわからない。
でも一般論ではそういえる。
PLTR パランティア
良いと言った理由についての質問。
決算が良かったから。
10月までは厳しい相場ということだが11月以降2022年にかけての相場は
10月半ばになるか11月かは知らないがどこかで1回ドテンして、買いで入らなければいけない場面があるのではと思っている。ぼんやりした感触だが。
いつになるか分からない。11月かもしれない。まだ下げが足りないと思う。
とにかく今回の下げ局面に言えることは、淡々と下げている。ギャ!ゲ!という悲鳴が聞こえてこない。まず悲鳴が聞こえないとダメなんじゃないの。
悲鳴が聞こえたらその時点でどうするか考える。それでも悲鳴の聞こえ方がストーンと来るなら鋭角的にに上がるかもれないが、ジワジワと下げるならずーっと下がるかもしれない。
だらだらした下げが一番やだよね。
債権の動きを見ていると底なし沼的な感じも受けるし。
長期金利の適正水準がどこなのかが、皆目わからない。僕の心の中で。そこで、Line in the sandのように砂浜に線を引くような防戦ラインを描けない。
なぜ描けないかというとインフレ率は5.2%で長期金利は1.5%だから債券がメチャクチャべらぼうにバカな値段がついている、債券にメチャクチャ魅力が無い。いつにどのくらい水準訂正したらお買い得感が出るのか、僕は債権の投資家じゃないのでよくわからない。
で、債券が底なし沼のように利回りが上昇するなら、ハイパーグロース株のバリュエーションも底なし沼的に下がってもおかしくない。
そこがわからない。僕はわからないものは分からない。みんなにもたぶん分からないはずだし。
だから、今後のシナリオを聞かれてもそういう答え方しかできない。
VIXが40のとき利益警告が続出していても買い出動?
利益警告が続出するからVIXが40になるのでは?
決算良かった銘柄も大やられしているが、握りしめている。おかしい?
おかしくない。それでいい。
要するに、今は五里霧中だけれども、そのうちおのずと霧が晴れてくるということ。
決算良かった銘柄持ちたいなら持っていていいと思う。
7月の段階でシティが年末4200~4400の予想をしている
シティのストラテジスト交通事故で亡くなった。非常に残念。相場は別に当たっていなかったと思う。というか僕ストラテジストの意見とか誰も参考にしない。
ユニークな視点で勉強になる人はいる。結論をそのまま受け入れられるかは別として。それはトム・リー。
トム・リーはむかしH&Qで一緒だった。もともとは携帯電話の会社のアナリストだった。彼なんかは普通の人が考えないようなことを考えるストラテジストで、その意味では勉強になる、参考になる、傾聴に値すると思う。相場観が当たるかは別として。
今は凄く干されている。強気だったので。今回の下げを読めなかったのでいじめられているが、僕は彼はちゃんとしたストラテジストと思う。数少ない。
アーク
アークの問題点は金利じゃない?
キャシーは立派な人だと思うよ、だけれどもキャシーの言っているニューエコノミー、ニューテクノロジー、ニューなんちゃら、というのはバブルのあだ花というか、低金利でチャラチャラした銘柄が上がる前提があるから通用するストラテジーで、過去にキャシーと同様に、あるいはそれ以上にもてはやされた時代の寵児みたいなファンドマネージャーは星の数ほどいる。
彼らの末路は結構悲惨。ドットコムバブルのころはギャレットヴァンワゴナーというファンドマネージャーがものすごく羽振りが良くて一世を風靡していたが、今は全然効かない。あるいはラージラジャナトナンというスリランカ人のファンドマネージャー、彼もものすごく羽振り良かったがその後でブタ箱にはいった。過去のスターファンドマネージャーの歴史を見ると、死屍累々なんだよね。
サイクルを通じてサバイブしていけている人間はバフェットくらいじゃない。
後の人たちはサイクルを通じて生き残っていると言えないんじゃないかな。ピーターリンチだって活躍したのはほんの一時期だったし。
ということで歴史はスターファンドマネージャーに対して凄く冷たいよね。
だからアークのキャシーなんかをちやほやする風潮も僕も結構なんかどうだろうねー、と斜に構えてクールに見ているけどね。
なんで僕はそういう風にひねくれた発想しかできないかというと、そういう人たちが客だった。彼らはメチャクチャ横柄なことを言う。このミーティングをセットしろ、とか。今既に予約が入っているこの会合をキャンセルして俺を入れろ、とかそういうことを平気でやる人たち。
アークがそうかは僕は知らないが。でもだいたい羽振りの良いファンドマネージャーはそういう驕ったやつが多い。しばらくするとそういうやつらはみな蚊取り線香を嗅いだ蚊のように、ぽとっ ぽとっ ぽとっ と落ちて消えていく。キャシーも消えていく運命なのかもしれない。分からないけれども。それが消えるのか消えないのかのカギを握っているのは彼女の腕前ではなく、金利。長期金利。それが全てだと思う。
長期金利が今後も下であれば彼女はサバイブすると思う。それだけの知性、相場観、見識は持っている女性だと僕は思う。尊敬している。だけれども、その尊敬も金利には勝てないという話をしている。金利はそのくらい恐ろしいものです。金利を舐めたらとんでもないことになると思う。
決算時の来期の予想で楽観的な数字を述べる場合、どう見分ける?
見分けはつかない。状況が変わったかどうかはその次の決算を見れば口調が変わるから、わかる。今日何回も話をした、NKE ナイキ、シャオウィンウイリアムス、FDX フェデックス、BBBY ベッドバス&ビヨンド、というような銘柄は口調が変わった。
昨日ブルームバーグかウォールストリートジャーナルに出ていた記事で、決算発表で景気がいいときは、Q&Aでアナリストが質問するときは「congratulations(おめでとう)」とまず行ってから質問する。
ところが急に見通しが暗転したら、「Good luck」とアナリストは言う。これほど悲しい言葉はない。
BBBY ベッドバス&ビヨンド、のカンファレンスコールを聞いていたらグッドラックの連発だったとその記事は書いてあって笑ってしまった。
広瀬さんは決算カンファレンスコールで何を見ている、どこを聞いている、というとそういうところを聞いている。アナリストのカリカリ、イライラ、プンプンしたような口調、詰問するような、痛いような矢のような質問のトーンを聞いている。
それとか、よかったね、 congratulations(おめでとう) !いいねー、というアナリストの得心したような様子をヘッドフォンを当ててうーん、と味わい尽くしている。
だからカンファレンスコールの筆おこししたものは僕は使わない。そういうピリピリ、カリカリ、ウキウキ、わくわくした感触が伝わってこないから。それは耳でしか聞くことはできない。
CURV トーリッド、COUR コーセラ
決算良かったので別に売りではない。今悪いのは金利が上がっているから悪いのであって。
アメリカに就職したい
アメリカに留学してくる日本人がいる。
最近も某KKという人が、某ロースクールに来て、某弁護士事務所に来て頑張っているが、難しさは何かというと、アメリカでは一斉にリクルート、就職戦線解禁、新入社員何人撮るの決めて、とかがない。大企業が特定の有名大学のキャンパスを回ってジョブフェアをやるのはあるが、期日とは何も関係が無い。
アメリカの就職は、長期戦ということ。しばらく合格をもらえなくても頑張り続けるスタミナが無いといけない。そのスタミナとはビザ。学生のビザだと勉強が終わったら日本に帰らないといけない。だからいい大学出てチャントシタ勉強をして社会に出ても就職できないのはビザの面でこらえ性が無く、みすみす就職できなくてすごすご日本にしっぽ巻いて帰ってくる。
すると、学生がまず最初に考えなくレはならないのはどうしたら長期戦に持ち込めるか、ということ。それはガールフレンドあるいはボーイフレンド。ガールフレンド、ボーイフレンドが出来れば結婚とまでは言わなくてもロードマップに近いものが描けはじめるかもしれない。
A君も就職かよ、でも就職ないかも、というときビザが無いので就職は難しい、そうすると別れるか、というと彼女がやめて、という、そうなると親も結婚しかないか、となりまず結婚してスパウズでビザが出て、アメリカでゆっくり腰を落ち着けてアメリカで就職さがすとか。
僕が言いたいことはまず深呼吸して、時間的な制約、期限、を取っ払ってじっくりと取り組めば日本の学生はアメリカでも就職は出来る。日本の学生は優秀だから必ず就職はできる。しかし、時間的な制約の中であと3か月で見つけなさい、5か月で、と言われたらそういう仕組みにアメリカの社会はなっていない。だからのそのミスマッチで空振り、全滅で日本に帰ってくる。
順番を間違えるなよ、と僕は言っている。一番難しいものから順に抑えて行けよ、といっている。一番難しいのはビザ。ビザあるのかを聞かれる。君のことは好きだけれども、ビザを会社でアレンジするほどは好きじゃないと言われる。
アメリカの長期債、短期債は何をもって売買されるかわからない
債券の価格の決まり方は、2段階。2段ケーキのように思っていい。
ケーキの1段目は政策金利。ケーキの2段目、上の断は債権の投資家が考える長期でのインフレ率。そうすると長期債ほど2段目に影響を受ける。なぜかというと長期になればなるほど、3か月後のインフレ率は想像できても3年、5年後のインフレ率は想像だにつかない、めくらめっぽうの決め打ちになるということ。だからそういう風に分解できる。
長期債が売られている、短期債にシフトしているそういう場面は債権の投資家はインフレを心配してキャピタル、キャピタルゲインがロスになることを恐れ短期債にシフトしていると言えると思う。
逆に長期金利が低下しているということは債権の投資家はインフレは来ないな、景気はグズグズするな、とグズグズした中で少しでも利回り確保できる長期債の方が有利だろう、という形で短期債を売って長期債にシフトするということが起きているわけですよね。
今は長期債は売られています。それは何を意味するかというと、メルクの新型経口ワクチン薬じゃないけれど、新型コロナが一巡して景気再開して、景気は強いだろうという考えで長期債が売られ、長期金利が上昇しているんじゃないですか?そういう仕組みになっています。
RPRX ロイヤリティファーマ
特に問題ないと思う。
UPST アップスタート
非常にいいんだけれども、やや心配している。まず決算自体は問題なかった。だけれども今金利がすごく上昇している。この会社がやっていることは無担保ローンをやっている。アセット、つまり貸し付けの内容の改善、劣化が金利に左右されやすいと思う。ややコーシャス、用心してみている。
もちろんこれはリパッケージングしてリスクはサードパーティーに飛ばしていると思うが、一番おいしい局面はもう終わったのかなと思っている。
TSLA テスラ
昨日発表された納車台数は予想を大幅に上回った。テスラの決算は納車台数の関数。納車台数が良かったということは次の決算も良くなるということ。テスラは買いです。
キャシーのビジョンの世の中になると思う?
AIとか自動運転車になると思う。それとキャシーの投資が儲かるかは別問題と思う。それはどうだかわからない。別問題の理由は金利。長期金利が上がっている以上アークのETFは上がらないと思う。
ROKU ロク
ずいぶん安くなってきていると思う。金利次第。
TTD トレードデスク
かなり安くなってきていると思う。金利次第。
インフレ局面で長期債から短期債に入れ替える意味は
それはデュレーション、債券の期間が長いほど、金利の上下によって債券価格が大きくスウィングするという計算式になる。今結論だけを説明しているが。金利が低下する局面では長期債の方がキャピタルゲインが大きいんだからキャピタルゲイン狙いをしようと思ったら長期債を買うことによって一番ゲインを得られる。でも金利上昇局面では長期債が一番こっぴどく売られるのでキャピタルロスを避けるためには長期債を売却して短期債、デュレーションの短いものに避難したほうがいい。短期債は避難庫として使われ、長期債は勝負のために使われる。今は金利上昇局面だから勝負すべき局面でないからみんな売っている。
インドETF
INDA,EPIというものがある。どちらでもいい。純資産の規模が大きいのはINDAだがなぜか日本の証券会社は扱ってないところが多い。
利益警告についてまとめて見れる?
見れない。手作業でやらなければいけないものはある。決算なんて最たるもの。それが嫌なら投資しないとか全部ETFにするとかだと思う。
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