2021年7月3日のじっちゃまライブです。
本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。
かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。
- じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
- Q&A
- 7月2日の雇用統計
- 7月の上り調子はピーク気味?IPO系のポジションを落としている。VTI以外のおススメは?
- ARK取引量少ないが何か
- DOCU ドキュサイン
- 木材価格下落、アメリカの住宅ブームはつづく?
- 金融相場はいま何合目?
- 年初ドル円100円という考えについて
- バリュー銘柄の降り時は?
- UAL ユナイテッド航空
- PLTR パランティア
- SPCE ヴァージン・ギャラクティック,ASTR アストラ,SFTW ブラックスカイ,VAXQ
- PLUG プラグパワー
- IPO銘柄の高い、安いの目安は?
- HOOD ロビンフッド
- バリュー株の決算について
- 個別銘柄で短期で今から利益取れそうな銘柄は?
- APPS デジタルタービン
- TTD トレードデスク
- BLDE ブレード
- CURV トーリッド
- MQ マルケタ
- ASTR アストラ 売り時は
- TNP サコスエナジー
- SE Sea
- NTR ニュートリエン
- VT
- GLNG ゴーラーLNG
- KOS コスモスエナジー
- TDW タイドウォーター
- XOM エクソンモービル
- 半導体 ICHR アイコア、QRVO コルボ
- TSLA テスラ
- テーパリング影響 NKE ナイキ ASTR アストラ NIO ニオ
- LZ リーガルズーム
- TDOC テラドック
- HZON
- VIH バクト
- RSI ラッシュストリート
- DOCS ドクシミティ
- FSLY ファストリー
- WISH コンテクストロジック
- アメリカでのクルーズの需要回復
- 水素ビジネスどう?
- バリュー株と決算②
- DHR ダナハ―
- SIRI シリウスXM
- SWBI スミス&ウェッソン
- TSM 台湾セミコンダクター
- GILD ギリアド
- NCLH ノルウェージャン・クルーズライン
- INMD インモード
- PYPL ペイパル
- PFE ファイザー
- 半導体の供給過剰となる時期は?
- 大統領選挙サイクルについて
- ロスチャイルドは世界を裏で動かしている?ただの陰謀論?
- VNQ/VWO/VGKの見通し
- 公募増資について
- MDB モンゴDB
- TERN ターンズファーマシューティカルズ
- NKE ナイキ
- BIIB バイオジェン
- 債権について
- 今注目の銘柄
- ASAN アサナ
- FDX フェデックス
- SPCE ヴァージン・ギャラクティック
- インフレで株が劣後する理由
- 欧米の上流階級とのお付き合いではワインの知識は必要?
- ZTS ゾーティス
- LPX ルイジアナパシフィック
- TRTN トライトン
- 宇宙関連
- IPO初日で株価が上がったら利確すべき?
- ヘルスケア以外に面白いセクター
- DOCS ドクシミティ、XMER ゾーメトリー、CURV トーリッド
- ジムクレイマーについて
- ベトナム株式 VNM
- CRWD クラウドストライク
- 新興国ETF
- 8月に資金を引きあげるならジャクソンホール前と後どっち?
- ICE インターコンチネンタルエクスチェンジ
- VEEV ヴィーバシステムズ
- USB USバンコープ
- AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
- ROKU ロク
- AI シースリーエーアイ
- 今後短期金利が上昇してドル高になることは?
- PLTR パランティア
- GILT ギラット
- FB フェイスブック
- AMZN アマゾン
- GOOG グーグル
- AAPL アップル
- MSFT マイクロソフト
- 7月上を見ているのになぜ広瀬さんはキャッシュ比率を上げている?
- MQ マルケタ
- ETSY エッツィー
- ジェフェリーズについて
- IPO後3回決算確認して良かったらホールドという戦略
- リバモアが現代に転生したら成功する?
- 今はバブル?
- S センチネルワン
- DEN デンベリーリソーシズ
- FRBは引き続き新政策金利決定枠組みを維持する見通しに変更なし?
- 政策金利の手綱さばきなど難しいと思うが、パウエル議長はしっかり対応すると考える?
- LEN
- BNTX バイオンテック、MRNA モデルナ
- TERN ターンズファーマシューティカルズ
- ドットコムバブル、リーマンショックより近年は株価回復が早い理由
- PINS ピンタレスト
じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
きょう趣向を変えて歴史の話をしたい。ロスチャイルドの話。そもそもどうやってロスチャイルドが成功したのか。ロスチャイルド家の初期の話にフォーカス。
ロスチャイルド家
今のドイツのフランクフルトのゲットー、つまりユダヤ人居住区にロスチャイルド家はもともと住んでいた。当時、まだドイツという国はなかった。神聖ローマ帝国。地図の真ん中の〇の場所がヘッセンという諸侯による国で、そこに住んでいた。
当時ユダヤ人は金融業をやることは許されていたが、いろいろな制約があって、ほかのビジネスはやったらいけないとか、夜になったらユダヤ人居住区に帰ってきてそこで過ごさなければならない、というふうに門が閉ざされたりと、フランクフルトのユダヤ人は王様から保護されたが、保護されているというのは名ばかりで、逆に言うと非常に管理された、一定のところに済まされたということ。保護の代わりに自由が制約されていた。
この写真がユダヤ人居住区でロスチャイルド家が住んでいた家の写真。真ん中の家の左半分だけ。
よく見るとそれぞれの家に二つ入口がある。ロスチャイルド家は向かって左側の玄関から入る。5階建て。10人兄弟。最初のロスチャイルドはメイヤー・アムシェル・ロスチャイルド。その人が初代ロスチャイルド家のお父さん。ガトルという女性と結婚し、5人の男の子、5人の女の子がいた。彼らが住んでいたのが、この家。
当時のヨーロッパは非常に混乱期だった。
これは、フランス革命の発端になったバスチーユ監獄の襲撃の絵。
それに端を発し、ヨーロッパは戦乱の時代に入って行く。
バスチーユ監獄の襲撃が起こったのが1789年、その時、メイヤーアムシェルロスチャイルドは45歳。その時までにすでに6人の子供を産んでいて、例えばのちにロンドンロスチャイルドの事務所を開くネイサンロスチャイルドが12歳のときにフランス革命が起こっている。
もう少し当時のヨーロッパの状況を説明すると、イギリスではアークライトの水力紡績機の発明とか、産業革命が起きて、マンチェスターとかそういうところで紡績産業が開花し始めたところ。
アメリカは同だったかというと1776年に独立宣言。1788年に合衆国憲法が定められる。
フランス革命の後で政治が大混乱して、そのあと出てきたのはナポレオン。
ナポレオンはパリの民衆が放棄したときに、それに対して銃撃した人。市民に対して発砲して市民を抑えた。非常に独裁的というか厳しいリーダー。そういう人が出てきてフランスは初めて一つになった。
その後でナポレオンはヨーロッパのいろんなところでどんどん戦争した。
ロスチャイルドに戻って、ロスチャイルドはどうして大きくなったか。ヘッセン・カッセル方伯と呼ばれる王様のところに出入りして大きくなった。もともとはコインディーラーだった。コインディーラーというと骨とう品やのようでパッとしないが、非常に重要な仕事で、どうしてかというと、さっきの地図からもわかるように、当時のドイツは神聖ローマ帝国でたくさんたくさんの諸侯が勝手に国を作って、勝手に硬貨を発行していた。つまりちょっと商業をやろう、と思うと、いろんな国の通貨と交換・換金しなければならない。為替業務は当時非常に大事だった。メイヤー・アムシェルは古い硬貨の目利きがあったし、今流通している硬貨の為替レートにも詳しかった。
さっきのヘッセン・カッセル方伯。英語読みだとウィリアムだけど、日本だとヴィルヘルム1世と呼ばれているのかな。そのウィリアムがクライアント顧客だった。
ひとつの重要なポイントは、ロスチャイルドは最初から王様というか、政府というか、そういう人たちと商売していたということが重要なポイントだと思う。
この絵は想像図で実際にはおこらなかったが、ナポレオンがフランクフルトに攻めてきたときに、ヴィルヘルム1世の財産をメイヤー・アムシェルロスチャイルドが預かってくれ、と頼んでいるところ。メイヤー・アムシェルは預かった宝物や金貨を自分の庭に埋めて隠したときにナポレオンの軍隊が踏み込んできた、という話になっている。ロスチャイルドの家に兵隊がきて、その時に家に財宝が全然なければ、どこかに隠してるんじゃないか、と家探しされる。
ロスチャイルドは、発見されてもいいように、自分の財産は発券されてもいいように隠さなかったが、王様の財産はしっかり隠した。という触れ込みになっている。それを示したのが、この絵。
でも実際には王様はロスチャイルドだけにお金を託したのではなく色んな所に分散していた。この絵はロスチャイルドのサービス・業務を宣伝するある種のマーケティングのカタログ的な絵と言われている。
もう一つ重要な点はヴィルヘルム1世は傭兵、つまり外人部隊みたいに兵隊をヨーロッパの各国に提供していた。つまり、自分の国が戦争するのではなく、他国同士が戦争しているときに自分の臣民、国民を兵隊としてリクルートし、それを外人部隊として各国政府に貸していた。言葉を変えて言うと、人の輸出。兵隊の輸出。
それによって兵隊にも報酬を払い、自分も国庫を潤わせるということをやっていた。
そういう戦争の絵がこれだが、ロスチャイルドは戦争のときに兵隊に対する給料とか食糧とか、支払いのための硬貨の輸送とか、今でいうロジスティックスの仕事をやっていた。
これがどうして非常に重要かというと、のちにネイサンロスチャイルドはイギリスにわたって、マンチェスターの織物をヨーロッパ大陸に輸出する仕事をしていたが、その時にヘッセンカッセル方伯からイギリスの国債を買ってくれ、というリクエストを受けた。
何故そうかというと、ナポレオンがヨーロッパでいろいろ戦争を仕掛けているとき、ヘッセンカッセル方伯のクライアント、商売相手はイギリス政府だった。つまり、イギリス政府がイギリスの軍隊をヨーロッパ大陸内で展開するとき、その助っ人の傭兵部隊を提供していたのはヘッセンカッセル方伯。イギリス軍に合流しているけれども、雇われ舞台でイギリスから給料をもらっていた。何を意味するかというと、ヘッセンカッセル方伯はイギリスにおいて、イギリス政府からお金をもらっている、輸出代金をもらっている構図になっている。それは、貿易黒字が発生していて、イギリスの中にヘッセンカッセル方伯の黒字がたまっている。それを資産運用しなければいけない、ということで債券でも買って下さい、というわけでリクエストが来た。
債権の話をちょっとしたいが、当時のイギリスの債券はコンソルというもの。
これは、アメリカのルイジアナ州が出しているベアラーボンド。
右側を見て欲しいが、投資番号が打ってあって、同じヘタのようなものが4枚付いている。これがクーポン。債券を持ち続けることに対して、利子を払う、その利子部分がクーポンで、今4つ見えているが、一つづつハサミでチョキチョキ切手、利子を払ってもらうという形。
ベアラーボンドを説明すると、ベアラーというのは、それを携える人、持っている人という意味。この券面を示せば、券面を持っている人が正当な所持者であるというのがベアラーボンドの特徴。これが非常に重要。
ベアラーボンドのほかにもう一種類債券があり、それはレジスタードボンド(レジスター)。
レジスターというのは登記された、という意味。登記された、というのは、台帳のようなものに、このボンドのホルダーは○○さんです、というように所有者の名前が書きこまれるもの。
昔から株式の取引をしていた人は見たことがあるかもしれないが、昔は株券を受け渡しのときに実際に動かしていた。株券をひっくり返すと裏側に「裏書」があって、所有者の名前が書きこまれていた。それが記名式の株券。一つのレジスター。台帳そのものは証券会社にある。
なんでそういう事を説明するか。ベアラーボンドは裏書が必要ない。誰が所有しているという記録が必要ない。持っている人が、その債権の正当な所有者。その意味で日本円の紙幣とかコインと一緒。紙幣は持っている人がそれを払うときに提示すると、その人が正当な所有者と見なさすでしょ。それと同じということ。なぜそれが大事かというと、匿名性がある。ということ。真の所有者が誰であるかそれを記録に残す必要が無いということ。
ヘッセンカッセル方伯はロスチャイルドにベアラーボンド買っておいてくれと頼んだ。その時に、イギリスの場合はコンソル債と呼ばれるものが主な取引対象だった。コンソルというのはコンソリデーテッドという英語の略で、永久債、償還期限がない債券、英国政府が出す償還期限のない債券のことをコンソル債という。
それをロスチャイルドはヘッセンカッセル方伯のために買った。しかし、かならずしもヘッセンカッセル方伯は毎回の債券の買い注文を出す時に、買い付け代金の100%を支払ったわけでは無い。不足部分、足りない部分はロスチャイルドが用立てした。それはもう少し踏み込んだ言い方をすると、皆様も今日本でFX取引、CFD取引とかあるいは仮想通貨のレバレッジ取引とかをやっていると思うが、あれに似ている。つまりFXは5倍、10倍とレバレッジをかけることが出来る。レバレッジとは何をやっているかというと、証券会社があなたに信用を供与するとのと同じということ。
それと同じようにヘッセンカッセル方伯とロスチャイルドの関係も皆様とFX会社の関係のように、ロスチャイルドが、ヘッセンカッセル方伯に対し、相場をたてさせてあげていた。
それがどうして重要か、ヘッセンカッセル方伯はドイツにいる。ロスチャイルドはイギリスにいる。ベアラーボンドはイギリスにある。ロスチャイルドの金庫にはベアラーボンドが入っているが、所有権は本当は方伯の持ち物だが、金庫を見るとロスチャイルドが持っている。
(ビデオ飛んでました)
そういう形で二重にも三重にもレバレッジを書けるということが出来た。だから1回の取引でロスチャイルドが方伯からもらう委託手数料は1エース、つまり0.125の比率。委託手数料自体は大したことはない、それにプラスすることでレバレッジの金利を方伯にチャージしていた。
そういった形で一つの取引を何回も収益機会を膨らまし、それを鵜理解することでだんだんロスチャイルドは資産を貯めていったということ。
ロスチャイルド家のロゴを見ると、これは今日のロスチャイルド家のロゴだが、左に5本の矢がある。この5本の矢はメイヤー・アムシェルの5人の男の子に会社を継がせたわけだが、みんな仲良くやりなさいよ、と矢を子供に与えて、へし折ってみろ、といった。1本の矢ならへし折ることが出来たが、5本の矢を束にしてへし折ることはカンタンではない。それで、団結すれば矢が折れなくなる、ファミリービジネスも同じで団結すればビジネスが強くなるということをメイヤーは子供たちに教えた。
5人の子供たちはそれぞれ別の都市に行き、ロスチャイルドの支店を開く。フランクフルトが本店、ほかにパリ、ナポリ、ウイーン、ロンドンとヨーロッパ全体にまたがるネットワークが出来た。その当時のヨーロッパは戦乱に次ぐ戦乱で、今度どこで戦争が起こりそうとか、どこの政府が兵隊を募集しているとかの情報は非常に重要。それとロスチャイルドのメインビジネスは政府へのローンや政府の債券の売買。当時のベアラーボンドの価格は戦争や政治の不安定により乱高下した。国際情勢の早耳情報を持っているものが一番早く、一番有利にトレードを進めることが出来た。ロスチャイルドは信頼できる情報ソース。つまり政府筋、王様のトップの情報を誰よりも早く仕入れ、伝書鳩で伝え、毎日毎日デイリーレポートのようにレターや伝書鳩で5人の兄弟たちが情報を交換し合った。そういった形で有利にトレードを進めていった。
これが家紋だが、CONCORDIA=仲がいい・仲良くしなさい INTEGRITAS=高潔・潔癖・正直・ウソが無い INDUSTRIA=勤勉 ということ。友愛・高潔・勤勉をモットーにロスチャイルド家は大きくなった。ということ。
これがロスチャイルド家の第1世代、第2世代のころの総資産の推移だが、ロスチャイルドのコアビジネスは債券とか、ゴールド、コインのトレーディング。デイトレーダーの皆さんとやっていることは基本的に同じ。会社としての進捗は何で測られるかというと、net asset=総資産であると思う。つまり、ロスチャイルドのビジネスはマネー。そして金が金を生む。トレーディング原子の積み上がりを見なければ意味がない。それを見たのがこの図だが、1815年に初めて5つのカラーが出ていて、子供たちが各国で支店を設けた。その年はワーテルローの戦いでナポレオンが負け、いわゆるナポレオン時代が終わったとき。その時までにはベアラーボンドのトレーディングとかそういうロスチャイルド家の基本的なビジネスモデルは確立していたと思う。戦争が終わっているのになぜロスチャイルドが資産を育むことが出来たのか。その一つの大きなドライバーになったのは賠償金の支払い。賠償金の支払いのやりくり、あるいはお金の送金もロスチャイルドが手掛けた。支店別でいうと、グレーがロンドンでネイサンがいた。パリも大きな視点。フランクフルトが本店、ウイーンとナポリは大したことが無いよね。
これはロスチャイルドの1818年~1846年の累計の融資先のポートフォリオ。①イギリス②フランス③プロシア(今のドイツ)、最後の民間が16%。そうすると、ほとんどが政府相手のビジネスとわかると思う。もうひとつわかることはいろんな政府、自分たちの出身のドイツだけでなく色んな国と手広く商売していたんだということが分かる。もう一つ重要なことはアメリカ大陸はブラジルしかない。この当時既にアメリカ大陸は新王国としてビッグなビジネスオポチュニティでした。たとえば、1803年にフランスはルイジアナをアメリカに対して売却している。その取引、M&Aを仲介したのはイギリスのベアリングブラザーズ、フランシスベアリングという方がアドバイザーになってトランザクションを行った。ベアリングはロスチャイルドのライバル。当時フランシスベアリングは63歳、一方イギリスのネイサンロスチャイルドは26歳。その当時既にアメリカはビッグビジネスだったと言いたい。だけれどもロスチャイルドはアメリカは弱かった。
では、誰がロスチャイルドからアメリカに派遣されたか。それはこの写真の左側のオーギュストベルモント。ロスチャイルド家の事務員みたいなのから身を起こし、ロスチャイルド家のアメリカの代理人として派遣されている。しかし、アメリカロスチャイルドは1837年に倒産している。その時に1837年のパニックがアメリカで起きた。当時の大統領はアンドリュージャクソン。しばしばドナルドトランプと比較される、ポピュリスト、大衆芸語句的な大統領だったと言われる。
アンドリュージャクソンはウォール街が大嫌いで、当時アメリカには中央銀行があった。第2次合衆国銀行と呼ばれるものがあった。ウォール街嫌いのアンドリュージャクソン大統領が合衆国銀行のチャーター(定款)の延長法案に大統領が署名しなかった、という形で合衆国銀行が時間切れ自然消滅してしまい、その後金融パニックが起こった。
(ビデオ飛んでました)
ちょうど折悪く、アメリカでは合衆国銀行がなくなっていたので、最後の貸し手がおらず、泥沼にはまっていった。その時にアメリカロスチャイルドは1回店をたたんでいる。
オーギュストベルモントはロスチャイルドのアメリカの代理人、使者だったので一目置かれていたが、ビジネスマンとしては僕は成功していなかったと思う。彼は注目を浴びるためにアメリカの有名なファミリーの人と、決闘を申し込んで、お互い銃をもって10歩歩いてくるっと向き返り拳銃をバーン、と打ち合うようなことを若いときにやったりもした。太ももを撃ち抜かれ一生びっこを引いていたらしいが、なぜそういう事をやったかというと、アメリカの上流社会に入って行くには同じく上流社会に属している人と果し合いをするとすごく炎上する。ああ、オーギュストベルモントというのが要るんだと有名になるとビジネスがしやすい。そういう形で彼は果し合いを何回もやった。それは昔のアメリカではごく普通のことで、例えば有名な人で決闘で死んだ人はアレキサンダーハミルトン、初代のアメリカの財務長官、そしてバンクオブニューヨークの設立者。それはソサエティ、上流社会に受け入れてもらえるためのチートというかライフハックというかそういうことでオーギュストベルモントも試みた。
だけれどもなかなかアメリカの社会に受け入れられず、ロスチャイルドでも受け入れてもらえなくて、舞踏会とかパーティにも全然呼ばれなかった。デルモニコスというセレブなレストランがあるが、デルモニコスに行って「今度パーティがあるとき僕にも招待状を出してくれ、もし招待をしてくれないなら、あなたのビジネスのスキャンダルを全部暴露します」という文春のようなことをやって、やっと招待状をもらって、デルモニコスに着飾って現れたら自分一人しかいなかった。つまりデルモニコスはパーティをやるんだけれども、オーギュストベルモントがくることでみんな別のところに移動した。そういう風に仲間外れにされていた。
それはロスチャイルドというブランドネームがアメリカでどのくらい神通力を持っていたかを如実に表すエピソードと思う。つまりアメリカ人はロスチャイルドなんて屁とも思わなかったということ。それが非常に重要。
もう一つオーギュストベルモントが狙っていたのは、ユニオンクラブという社交クラブ。上流の人しか入れない。今日のハーバードクラブ、プリンストンクラブ、大学のクラブ。日本でも慶応大学のクラブあるよね。そういうところに入りたかった。全然入れてもらえなかったけれども。彼はそういう状況を克服するために、キャロラインペリーといういいファミリーの出身の奥さんをもらう。写真の右の女性。
キャロラインペリーは黒船来航のペリーのお嬢さん。ペリーはもちろん日本史でも重要な人物だが、そのほかアメリカとメキシコとの戦争でも大活躍している、非常に武運の強いファミリー。だけれども資産はそれほど持っていない。
でも血としては上流の血であるキャロラインをめとって、はじめてユニオンクラブに入れた。そんなかんじでアメリカでのロスチャイルドはストラグル、つまり橋頭堡を気付くのに結構もがいたと言える。
まとめると、ロスチャイルドの成功の理由は①最初から方伯や政府と取引した。取引先が良かった。②ローン・債券・ゴールド・通貨に特化していた。とりわけトレーディングに強かった。③国際取引に非常に強かった。お金をしっかり預かって、確実に送り届けて、資本の出し手と、借り手を結び付けた。それがロスチャイルドの成功の理由だったと思う。
ロスチャイルドの弱点を考えてみるとロスチャイルドのピークは1860年くらいだったと思う。1860年というと、日本だと桜田門外の変とかそういう時期と思う。ずっと昔の話。何が相対的なアドバンテージの喪失につながったかというと、テレグラム(電信)の海底ケーブルが引かれたことで情報面での優位が消えたということ。
もう一つの弱点は同族経営。当時は株式会社は流行っていなかったので、資本を分散させないようにするためにはファミリーの中にトレーディングの資本を残しておかなければならない。そのためには、結婚もファミリーメンバーの中だけで繰り返して、資本がロスチャイルド家以外に分散しないような政略結婚のようなことを繰り返していた。経営スタイルが古いというは資本政策の柔軟性が無かったということが指摘できると思う。
それとさっきも説明したがロスチャイルドの最大の弱点は急成長している国、アメリカに足がかりが無かった、弱かったということ。一応ロスチャイルドは今も投資銀行が存在している。ロンドンのスイッシンレーンにキレイな小さい本社がある。こんにちのロスチャイルドはヨーロッパという小さい市場でのニッチプレイヤーになり下がっている。クライアントはマイニング、消費財など低成長業種の老舗企業が多いと思う。M&Aのアドバイザリーとか資産運用のビジネスすしかやっていない。キャピタルマーケッツ(債券・株式の取引)がない。そもそも債権のディーリングで大きくなった銀行なわけだから、債券のトレーディングルームが無いということはルーツに照らすと非常に良くないと僕は思う。
最後のポイントとして、いま大きな価値が創造されているにハイテク、インターネット、ヘルスケアというビジネスに非常に弱いというかほとんどプレゼンスが無いと同然というのは非常に良くないと思います。
Q&A
一問一答形式のQ&Aです。
※個人的に興味を持った部分の抜粋なので、実際の質問=タイトルではないです。
7月2日の雇用統計
FRBの政策に影響は与えない。予想通りと思う。
7月の上り調子はピーク気味?IPO系のポジションを落としている。VTI以外のおススメは?
それでいいと思う。
宇宙関連銘柄はこれからニュース多くなると思う。7月11日リチャードブランソンがSPCE ヴァージン・ギャラクティックの宇宙遊覧旅行のフライトに乗って、大気圏の薄くまで行くというイベント。直後にジェフベゾスがブルーオリジンというロケットで宇宙旅行する。2人が競争して宇宙ビジネスを推進している。目先はニュースフローが多い。でも基本的には戦線縮小の考えでいいと思う。
ARK取引量少ないが何か
ただ単に皆飽きているということだと思う
DOCU ドキュサイン
ホールドでいいと思う
木材価格下落、アメリカの住宅ブームはつづく?
一つは木材不足でトイレットペーパーのパニック買いのように、材木のパニック買いがあった。それがいまだぶついているということと思う。住宅市場はニーズがあると思うが、先月だけで14%くらいアメリカの住宅価格が上昇した。バイヤーは様子を見ている。下がってきたら手掛けたいという感じだと思う。同じようなことは半導体にも言えるのではと僕は考えている。不足、不足と言われているのでダブルオーダーのようなことが横行しているのではと思う。
金融相場はいま何合目?
この夏のテーパリング、そして多分来年になると思うが利上げによる。
僕は金融相場から業績相場への移行のタイミングは利上げだと考える。最初の利上げが発表された時点でもうそれは金融緩和ではなく金融引き締め。そうすると金融相場という表現は使えない。利上げしているということは経済は良い、企業業績も良いというわけですから、次は業績相場に移行していかなければならない。そういう理解でいいと思います。だから2022年~2023年くらいが金融相場から業績相場に移行するタイミングだと思う。
年初ドル円100円という考えについて
ターゲット100円ではない。ドル円は基本横ばいと考えているが、1年のうちどこかで1回、100円めがけて試しに行く展開があるかもしれない、という言い方をした。厳密な言い方をしているので、みんなも厳密に理解してほしい。基本為替は横ばいを見ている。
バリュー銘柄の降り時は?
バリューと言ってもいろいろ種類がある。工業・素材株は1か月くらい前に降りるのがベストだったのではないか。
例えばFCXフリーポートマクモラン天井は5月9日、BHP オーストラリアの資源のコングロマリッドも5月7日が天井だった。バリュー株の中でも景気敏感なものは旬ではない。僕の考えでは。
UAL ユナイテッド航空
経済再開銘柄。ビジネス・ファーストクラスの予約は戻りが悪い。もっというとzoomがあるから出張しなくていいや、という形。ビジネストラブルはすごく回復が遅れている。いま旅客数でいうとビジネス・ファーストクラスよりエコノミークラスの方がはるかに多い。しかし、航空会社の業績への貢献度はファースト・ビジネスで利益の50%くらい。そのビジネスクラスが復活できていないというのはかなり深刻。これが構造的なことになるかもしれないとみんなが心配している。ビデオで営業した方が手っ取り早いので、半永久的に出張が低水準でとどまるのではないかと心配されているということと思う。
PLTR パランティア
コンサル会社という理解でいいと思う。クライアントは政府、アメリカ軍、その他。ビッグデータ、Excelのスプレッドシートに落とし込めない、粒がそろっていないデータの収集・解析をして解釈を教えるコンサル。具体的な業務は例えば人工衛星から地球を観測して敵の軍隊が動いている、とかそういうデータは粒ぞろいではない。ビッグデータは独特の手法で処理しなければならない。それはつまりAI。AIを駆使して軍隊の動きなどを察知してアメリカ軍に伝えるとか、そういう仕事をしている。その性格上パランティアのビジネスは秘密保持が必要なタイプのビジネスだが、透明性が無い、ビジネスが分かりにくい、という批判もある。
SPCE ヴァージン・ギャラクティック,ASTR アストラ,SFTW ブラックスカイ,VAXQ
SPCE リチャードブランソンがロケットに乗って宇宙に行くというもの。観光業。
ASTR アストラ 小型のロケットの打ち上げの会社。競争相手はロケットラボ・スペースXなど。アストラの特徴は小型のロケットで4人の打ち上げ班でカンタンにセットし打ち上げられる。なぜ小さいロケットに着目するかというと宇宙ビジネスの95%はLEO(低軌道)でまわっている人工衛星がビジネスオポチュニティになる。あまりに地球から離れると衛星写真の解像度の問題がある。星座のようにたくさん衛星を打ち上げ、ネットワークを作って、宇宙から地球に向けてインターネットの接続をするサービス(スペースXのスターリンクがやっているサービス)を構築するときに使われる人工衛星のサイズはトースターくらいの小さな箱。人間や宇宙ステーションを届けるわけでは無いので小さくて済むのがアストラという会社。
SFTW ブラックスカイ(SPAC合併の為社名変更前) 衛星写真をアメリカ国防省に提供している。新しいビジネスではなく、昔ながらのビジネス。長期で買ってくれる上得意のお客さんをしっかり捕まえている。ビジネスモデルの新鮮味という意味ではあんまりないかもしれない。
VACQ ロケットラボ ロケット打ち上げの会社。アストラと同じ商売。ロケットの大きさはアストラよりは大きい。スペースXを除けば一番打ち上げ実績のある会社。アストラは実績が少ない。宇宙というのはニュービジネスなんで海のものとも山のものと思わないリスクがたくさんある。比較的実績があり、安心できる銘柄がロケットラボ。
そういう違いになる。
PLUG プラグパワー
会計面でのやり直しとかいろいろニュース出ている。僕的にはパス。
IPO銘柄の高い、安いの目安は?
難しい質問。売上高成長率前年+100%とかハイグロースの銘柄はべらぼうなバリュエーションでも平気で取引が開始されるので、それはそういうものだから仕方ないな、という風に思う以外ない。
僕がIPO当日に「買って良いんじゃない」「様子見たほうが良いんじゃない」というのは何を見ているかというと、IPOのときに小口注文、retail order、つまり個人投資家に株が回ってきているか。もし個人投資家が今度のIPOの株俺のところに回ってきた、というコメントがtwitterにでていたら、僕はそのディールはパスする。なぜかと言うと、主幹事が売りあぐねているとき以外、個人投資家に株は渡さないから。個人投資家に株が回ってきた、ということは人気が無かったディールなんですよ。機関投資家、ヘッジファンドとかはそういうニュースに非常にピリピリしていて、「なんで個人投資家に渡したの?そんなディールは俺やだ」という風にヘッジファンドはそういうニュースを聞いたらすぐ、その銘柄を売りに行く。そういったニュースが出るのは取引開始前の直前、例えばそういったものを耳を澄ませて僕は聞いている。
HOOD ロビンフッド
今度ロビンフッドのIPOが動き出す。それは何を意味するかというと、個人投資家ブームというか、たとえばGME ゲームストップとか、AMCとか、そういうロビンフッド銘柄がもう一度相場になるかも。ロビンフッドの口座開設も加速するかも。ロビンフッドのIPOは35%、ロビンフッドの口座開設者に株を渡すと言っている。大部分の初心者は「え?ロビンフッドに口座開けるとロビンフッド株もらえるのかよ、IPOしたいね」と口座開設が殺到するかも。直近の目先の動きとしては個人投資家フィーバーが来るかもしれない。しかし、実際にロビンフッドのIPOが値決めされたら、前回コインベースIPOのように値決めがコインベースの天井、ビットコインの天井だったのと同じようなことが起こららない保証はない。
でも僕はそういう持って回った言い方はしたくはない。ロビンフッドのIPOは失敗します。ロビンフッドのIPOは失敗します。ロビンフッドのIPOは失敗します。それは、僕はシンジケートでIPOの実務をやっていたのでそういうことは良くわかる。なぜかと言うと売り出し株数の35%も泡沫的な個人投資家にアロケートして、それどないすんねん、と僕は言いたい。なぜかと言うと、その話を聞きつけてロビンフッドに口座開設する投資家さん、お金持ちだと思います?そもそもロビンフッドに口座開設する人って、18歳~44歳でしょ?でメインはミレニアル世代とかゼット世代のわけだから25歳とか28歳とかの若者。その人たちをバカにしているのではない、その人たちがそういうタイミングで株式投資をはじめるのは非常にいいことだけれども、僕が言いたいのは投資資金が限られているということが言いたい。一生懸命会社で働いて稼いで、ロビンフッドで銀行口座を開いて、ロビンフッド株をIPOで買った、というシナリオになると思うが、そのロビンフッド株がクッと下がったらナンピン出来ます?できないでしょ?ほとんどの個人投資家は株価が下がったらグーっとホールド、ホドルと握りしめることしかできない。それに向けてヘッジファンドが打ってくるから株価は下がる。そういうシナリオが怖いと思う。ロビンフッドの相場も終わるだろうし、IPO市場全体が冷え込む原因になるかもしれない。そういうハイプロファイル、注目度の高いディールがズッコケると冬が来るんですよ。例えばウィワークという会社がIPOできなかった。そのあとディールがパタッと止まってしまった。ああいうパターンになるリスクもあるという風に思う。強気一辺倒はやめてください。ロビンフッドのIPOに向けてみんなが盛り上がるというのは当然あると思うが、その時もクールな態度で突き放してその様子を眺めるということが大事なんじゃないかなと僕は思う。
バリュー株の決算について
市況株・素材株に関しては業績が良くなる前に株価の上昇が始まる。業績が良くなったことを確認してから銘柄に乗ったのでは遅い。その意味で決算は関係ないと言った。
それと同様にいま、バリュー株は業績面白いほど良くなっていると思う。たとえば2021年2QのS&P500のコンセンサスEPSは前年同期比+49%成長と予想されている。(ボトムアップのコンセンサス予想)ということは、いまアメリカ中の企業の業績は良い。そして株式市場はそれをもう織り込んでいる。ということはそのような好業績を出しても織り込み済みで株価は全然反応しないかもしれない。それ、気を付ける必要があると思います。
とりわけ先日製造業購買担当者指数の数字が各国出ていたが、例えば中国なんかは結構低い位置にある。何が言いたいかというと、去年新型コロナが起きたあと中国はいち早く武官を封鎖、外出禁止令で新型コロナの封じ込めをやり、その直後返す刀でインフラ投資とかそういうのをやって経済を刺激した。中国の景気回復は政府主導のインフラ主導型の景気回復だった。今は中国政府はそれを絞り込んでいる。そして例えば銅とか備蓄している素材を放出することによって価格があまり高くならないように、冷やしている。政府が冷やしているときに素材の株なんか買ってもクソの役にも立たないでしょ。だから業績も大事だけれどももっと先を見てください、と僕がお願いしているのはそういう理由です。
個別銘柄で短期で今から利益取れそうな銘柄は?
ASTR アストラとか。VACQ ロケットラボとか。昨日どちらも引け味悪かった。悪かった理由は3連休だから。朝方買われて、その後ズルズルと下がってきている。どうしてかというと独立記念日だから。今週月曜日は株式市場はおやすみになり、みんなバケーションに行く時なので、株式市場は閑散、ややトレーディングしにくい週になると思う。でもさっき言ったロビンフッドのIPOが動き出すと思うので、それに先駆けてロビンフッドで口座開設したいという個人投資家も出てくると思うので相場つきとしてはチャラチャラ系というかテーマ株、材料株、ハイグロース株、そういったものに物色の矛先が向かっていくのかなと思います。要するに前話したと思うけれども、テーマ株とかストーリー株とかを憎んでくださいと僕がお願いしていたころあるよね。なんでそういう風にお願いしたかというと、その時は長期金利がズンズンズンズン上がっていた。それは株式にとってはあまり良くない局面で、チャラチャラして踊っていたら、そういうのはパコーンとやられるのでだから、テーマを憎んでください、ストーリーを憎んでください、という風にお願いしたのは金利を見てんだよ、俺は。わかる?いま長期金利どうですか?ふーっと下がってきているでしょ?ということは、また、鬼の居ぬ間に命の洗濯していいの?ちょっと遊んでいい?という言う具合にみんな遊び始めている。例えばSPAC(特別買収目的会社)のIPOは2020年4Q,2021年1Qはバーンと、ものすごくたくさんのディールがあったが、金利が上昇し始めたら2Qはパタッとなくなった。それはそういうストーリーとかテーマとかそういう投資が無いことを象徴している。今どうなっているかというと、またゾロ出てますという具合でSPACがグワーッと出てくる、復活してきている。だから、足元はそういったチャラチャラ系の世界になると僕は思っています。そして、チャラチャラでいいの?行こう!と思って、それでロビンフッドIPOで行こう!ってかんじでみんながワーッと来たところでパコーンとやられる、そういうパターンをシナリオを僕は今想定している。
APPS デジタルタービン
やめてください。決算提出できていないと思う。6月2日に年次報告書の提出が遅れるというリリースを会社が出していて、6月17日までには提出できますと謳っているが…(edgarを見て)提出されているね、それはOK、何でリリース出さないのかね。提出はされている、上場廃止はない、だけれども僕ならあまりやりたくない銘柄。
TTD トレードデスク
いい会社でこの前急騰した。グーグルがCookie廃止を延期する発表をした。それはトレードデスクのようなプログラマブルオークションの会社にとってはポジティブで跳ねた。ただその材料は織り込まれていると思うので、ここからはいずれ延期されたCookieの廃止はまた実行されると思うのでちょっと苦しいかと思う。ただ、会社としては非常にいい会社だと思う。
BLDE ブレード
ヘリコプターのUBERと思ってください。着眼点は非常に面白い。アメリカには個人経営の小型遊覧飛行会社あるいはヘリコプター会社はたくさんある。そういう会社はたいていベテランパイロットが飛ぶことが好きで会社を始めるパターンが多い。しかし、彼らはパイロットでマーケティングオフィサーではない。つまり、集客が弱い。たいていの個人経営のパイロットは大企業のお抱えパイロットという形で生計を立てていくしかない。飛行機が飛んでいない、稼働していない時間が非常に多い、という話をしている。ブレードはアプリの会社で、今アプリからヘリコプター呼べる?というかたちでマーケティングをする。実際のヘリコプターが来るのは個人経営のヘリコプターや水上飛行機など。ウーバーのドライバーがウーバーの社員ではなく個人がギグエコノミーで運転しているのと一緒。そういう感じのビジネスモデル。去年新型コロナでハンプトンのような郊外とマンハッタンを結ぶ、週1回出社するというニーズが増え、ブレードのサービスが注目されたが、中長期的に見て面白い銘柄と思う。
CURV トーリッド
今後について、よくわからない。少し上あるかもしれない。基本的にはIPO後初の決算発表を数字出せるかに注目。
MQ マルケタ
同じ。IPO後初の決算発表が数字出せるかがカギを握っていると思う。
たとえば日本でも蒲田あたりにすごく高度な技術を持った町工場はたくさんあると思う。そういう人たちとメーカーたとえば宇宙ロケットを開発するスペースXとかを結びつけるオンライン上のマーケットプレイスを製造業のためにやっているのがゾーメトリー。ゾーメトリーに町工場が参加するとクレジットカードのようなカードが送られてくる。それはおたく(町工場)が受注したときに、受注代金の1/3をすぐゾーメトリーがあなたのところに振り込みます。その手付金、前受け金で材料を買ったり工員さんの給料を払ってください。という形で運転資金を融通する。その瞬時に代金を払い込む作業をやっているのがマルケタ。マルケタというとクレジットカード、デビットカードの会社かとみんな思うかもしれないが、伝統的なビザ、マスターカードがやっていることよりもはるかにフレキシブルな、はるかに踏み込んだサービスを構築することが可能。それがマルケタという会社。
ASTR アストラ 売り時は
売上ほぼゼロと思う。そもそも打ち上げ実験の段階。実際にお客様の人工衛星を乗せて商業ベースで打ち上げが始まるのは2023年くらいじゃない?決算的には良い決算も悪い決算も関係ないというかそれ以前の問題と思う。ストーリー一発と思う。
TNP サコスエナジー
サコスもいい会社。だけれどもバランスシートはEURN ユーロナブのほうが良いと思う。
この銘柄(サコス)も噴き始めたらものすごく噴くかも。リバーススプリットしているから高値が200ドルとかべらぼうになっていると思うがずーっとダダ下がり。倒産さえしなければこの会社はどこかで来るかも。昔のDAC ダナオスと似ている。3ドル➡75ドルに来ている。コンテナ船の船主。
サコス・ユーロナブはタンカー。需給関係でいうとコンテナ船・バラ積み船の需給関係とタンカーの需給関係はほとんど差異無い。ではなぜ去年コンテナ船が去年バーッと来たかというと、新型コロナでみな家に閉じ込められ、アマゾンをポチるしかない、とモノが動き始めたのでコンテナが足らなくなりコンテナ船が大相場になった。その後で中国が経済再開、インフラ投資、ついては鉄鉱石、石炭を中国に運ばなくては、ということで来たのがスターバルク。5ドルから20ドルに上がった。ダイアナシッピングも1.4ドルから5ドル近くに上がった。次はタンカーじゃないかなと思っている。だけれどもこの手のストーリーは来るまでは来ない。待たされる。だけど来たら来る。メチャクチャな表現だけども笑
相場になるまではギトギトの苦しみを味わうと思う。とりわけサコスエナジーはバランスシートあまり強くないから倒産はしないと思うが苦しいのではと思う。ユーロナブは潰れることはまずないと思うが、そんな楽じゃないと思う。そんなストーリー。
経済は今経済再開して、非常に強い。ガソリンの消費はドンドン消費されている。石油は動くと思う。そしたらタンカーも必要になる、そういうストーリー。
SE Sea
シンガポールの銘柄だっけ?すごいね。完全に見逃しているね。すみません。でもよくわからない。今から乗れるかどうか。メルカドリブレとか、アメリカ中国以外のEコマースも注目したほうが良いよね。
最近僕がやった銘柄はDLO ディローカルちょっと乗りましたね。30ドルから50ドルくらいまであったけど。これなんかもEコマース関連。このスペースは良いスペースだと思う。引き続き研究していきたいと思う。
NTR ニュートリエン
特にニュースない。いまなんだかんだ言って中国の養豚業、豚の飼育は順調に拡大しているらしい。いま養豚業立て直しているところだから、目先は飼料が必要で需要は崩れないと思う。
VT
新興国が良くなると新興国の比率は高くなる?という質問。
高くなると思うが、世界全体でみると新興国の割合は小さいので、割合の大きいアメリカ、欧州の動きがVTの値運びを決める。新興国は関係ないと思う。
GLNG ゴーラーLNG
すごく安定した値運びだけれども、このままの状態でひたひた行くのでは。そもそも需要がグワングワンに変わるビジネスではないから。ゴーラーは契約も長期が多いと思う。持ってていいんじゃない。
KOS コスモスエナジー
アフリカのナイジェリアとかの沖合のオフショア油田で石油生産をしている。非常にロングライフ、今後何年間にもわたって石油を生産できる油田を主に手掛けている。そういった意味では退屈なストーリー。もちろん原油価格の上下に株価は左右される。だけれども、業績の内容自体は、生産量自体はそれほど変動しないと思う。
TDW タイドウォーター
艀のビジネス。オフショアのオイルリグに色んなサプライ、人員を送り届けるタグボート。
いま石油価格が安定してだんだん高くなっているのでこういう銘柄にも物色の矛先が回ってくるのではと僕は考える。
XOM エクソンモービル
アメリカで一番大きな石油株。非常に安定している。増配の余地がある。
半導体 ICHR アイコア、QRVO コルボ
大丈夫と思う。
TSLA テスラ
昨日四半期の生産台数発表されていたが少しショートした。多分半導体不足の影響と思う。投資家はそれほど嫌気しないと思う。僕もあまり重視していない。テスラはいま下半期に入ろうとしているが、2021年下半期はものすごく重要な時期で、ベルリンギガファクトリー、オースティンギガファクトリー2つを両方立ち上げなければならない、大変準備に忙しい時期に差し掛かっている。今のところ変なニュースは聞いていないが、立ち上げがもし遅れている、という状況ならばそれこそ生産計画にものすごく影響出るので株価が大変動すると思う。もしそれがうまくいけば、テスラの株はもっともっと上に行くと思う。結局のところ昨年後半の上げは何だったかというと、上海ギガファクトリーの立ち上げがうまくいっている、アップサイド、アップサイド、アップサイドのサプライズが出た。それで株価上がった面があるので、どのくらいすんなりと新しい工場が生産していけるかが非常に重要と思う。
テーパリング影響 NKE ナイキ ASTR アストラ NIO ニオ
テーパリング発表されたらマーケット全体がギクシャクすることがあるのでそれに気を付ける必要がある。マーケット全体がギクシャクしたらPERが高い株、バリュエーションが高い株は売られるリスクがあるかも。個別のセクターがどうこうという前にそういうマーケット全体、β(マーケットが1動いたとき)に個々のセクターや銘柄がどのくらい動くんだ、そういう問題を主に心配している。業績自体はテーパリングになってもNKE ナイキとか、ASTR アストラとか、NIO ニオとかに全然影響はないと思う。だけれども株価は別。
LZ リーガルズーム
特に問題なさそう。ホールドでいいと思う。僕もホールドしている。投資している。
TDOC テラドック
リボンゴ買収後消化に苦しんでいる感じするが、基本的にストーリーは嫌いじゃない。僕は。しばらくは横ばいの展開かも。
HZON
エアタクシーの会社?10ドル以下だね。なんでかね。ちょっと良くわからないね。普通10ドルだと思うけど(SPAC)
VIH バクト
10ドルとツラなので問題ない。良いのでは。
RSI ラッシュストリート
ちょっと元気ないね。もっと買われていいと思うけど。あとで見ておきますね。でも全般的に言えるのはこの辺チャンスあるかもしれないね。ひょっとしたら。しばらく放置していたんだけど。どうしてかというとさっきも言ったように物色の矛先はこの手のストーリー株というかSPACというかテーマ株というかチャラチャラ系に物色の矛先が向き始めているとき。当然このへんの銘柄再注目されてもいいと思う。旬じゃないかなと思う。
DOCS ドクシミティ
いいかもしれない。5分足でソーサーボトム的。いい会社だと思う。いけるんじゃない、多分。
FSLY ファストリー
この前もちょっと阻喪(ふぁるとリーが止まっていた)。何とも言えない。決算待ったほうが良いのでは。この前のトラブルは何だったのか、その後でお客さんとの契約でペナルティがあったかとかが知りたい。
WISH コンテクストロジック
CFOが変わった。
5月12日決算発表
EPS予想-15¢、 結果-21¢
売上予想7.43億ドル 結果7.72億ドル(前年+75.5%)
2Q売上予想7.59億ドル、 新ガイダンス7.15-7.3億ドル。
ガイダンスが非常に悪かった。責任を取らされる形でCFOがクビになったということ。慌てて出動せずにしっかり良い数字出せるようになってからで遅くないのでは。
アメリカでのクルーズの需要回復
予約注文はつみあがっている。でも政府がクルーズ出航していいという兼ね合いは今まで2回、3回と再開延期している。今はそろそろいけるという形になっているが、それでも延期になるかも。この前再開第1号になるクルーズでコロナが発生して急遽取りやめとかそういうのが出ていた。まだもたもたしているのでは、そういう状況と思う。でもクルーズいきたいという風にウズウズして待っている消費者はたくさんいる。
水素ビジネスどう?
物色が回ってくる可能性ないとは言えない。世の中チャラチャラした方向に向かい始めているから。やりたいならやってもいいのでは。
バリュー株と決算②
石油とか素材とかコモディティ価格に業績が左右されやすい銘柄はEPS,売り上げのミスはざらにある。僕は決算原理主義で決算非常に大事であるということには全然変わりはない。しかし、同じ決算でもセクターや企業の歴史によって重要度はおのずと変わってくる。例えば成長企業にとって決算は決定的に重要です。決定的に重要。これはデートでいえば初デート、2回目のデートそのくらいのタイミング。だから渋谷の忠犬ハチ公の前で待ち合わせして、時間になっても全然来ないぞ、すっぽかされたかな、という感じで、1回目、2回目のデートすっぽかします?すっぽかさないでしょ?すっぽかしたということは彼女はあなたを愛していないんですよ。クソどうでもいいと思っているんですよあなたなんか。そうすると脈が無いな、と諦めるほかない。そういった具体にIPOされたての若い会社の場合、決算というのは超超超重要ですよ。だけれども例えば僕なんかは結婚して30年くらい経ってるんですよ。そうすると、(デートに)来なくても別にいいんじゃない、とすっぽかされてもなんか事情があったんだろうと大騒ぎにはならない。オールドエコノミーの会社、バリュー株の多くは100年とかの歴史がある会社が多いわけだから、その100年の歴史の中ではかつてはそういう企業も若くてピチピチした時代があって、その時にうんと成長して、うんと成功したからそれらの企業の今日があるわけだから、例えばP&Gとか、XOM エクソンモービルとか、ジョンソン&ジョンソンとか、そこらの銘柄がちょっと決算をずっこけても屁でもないよね、みんな気にしないよね。それはなぜかというと、長い長い長年の信頼、積み上げがあるから1回くらいはまあねえ、と許してくれるけれども若い会社だったら許さないよね。そういう見方をしてください。
DHR ダナハ―
特にずっと右肩上がりでこのまま持っていていいのでは。特にチャートポイントは感じない。業績的にはしっかりした会社。
SIRI シリウスXM
ビジネス自体は安定しているはず。だけれどもサブスクライバー伸びてないのでは?見ていないので自信ないが。わからない。ごめんなさい。
SWBI スミス&ウェッソン
この手の銘柄は銃規制があるというニュースがあるとポジティブ。規制前に買おうという特需がある。最近なんで上がっているかニュースを見たが、新規の規制のニュースはない。バックグラウンドチェックの回数は減っているというニュースが昨日でたのかな。それで急落しているのかな。6月のバックグラウンドチェック回数6月305万件、5月322万件、4月351万件、3月469万件、なんか毎月毎月下がってるね。バックグラウンドチェックはお店で銃を買うときに売っていいかを過去の犯罪歴などをチェックする回数だと思う。なんで減っているかわからないが株価下がっているのはそういう事だと思う。
TSM 台湾セミコンダクター
いいと思う
GILD ギリアド
いいと思う
今後尻上がりに業績良くなると思う。
NCLH ノルウェージャン・クルーズライン
ヨーロッパの方がクルーズ再開は早いのでアメリカが一番遅い。目的地側の再開遅れは心配しないでいい。
INMD インモード
随分騰がった。
今が買い時かどうかはわからない。
PYPL ペイパル
ピボットのシグナルが出かかっている。309.14ドル超えたら早い展開になると思う。
PFE ファイザー
安い株と思う。業績も伸びてるし良いんじゃない。株価的にはおっとり下値運びだけれども。
半導体の供給過剰となる時期は?
分かりません。でもまたフォードが工場止めてるよね。ああいう風に自動車会社が工場ストップするというニュースが出ているうちは半導体不足が解消されていないから、いいと思う。しかし、自動車会社の生産が再開したら(音飛んでましたが半導体の供給過剰や在庫過多リスク注意という文脈だと思います。)
大統領選挙サイクルについて
大統領選挙の翌年は株式市場があまり良くなく、2・3・4年目は良いというのが大統領選挙サイクルと呼ばれるもの。それに反して今年の上半期のパフォーマンスは非常に良かった。これほど上半期のパフォーマンスが良かったのはドットコムブーム以来じゃないかな。今年は明らかにそれ(大統領選挙サイクル)が当てはまらなかったという風に言えると思う。
ひょっとしたら株価の水準が高いので秋の調整が深くなるかもしれない、でもそれはまだわからない。今から決めてかかることはできない。観察するしかない。
ロスチャイルドは世界を裏で動かしている?ただの陰謀論?
動かしてないと思う。ただの陰謀論だと思う。きょう冒頭で説明したがロスチャイルドのピークは1860年くらいだったわけでそれは日本でいうと桜田門外の変があったころじゃないの?知らんけど。いつまでもロスチャイルドがー、と言っていてもしょうがないんじゃない?
もう一つはロスチャイルドはアメリカで成功していない。アメリカに世界の金融資産が一番あるわけだから、そこで全然プレゼンスのないファミリーが裏で世界を操っていると思う?僕はそれちょっと違うんじゃないかなと思う。過去の栄光という面では実際ロスチャイルドは1830年代くらいから1910年くらいまでは総資産ベースで世界一大きかった金融機関だった。パワフルだった時代はある。だけれどもそれって今より100年以上も昔の話。いまJPモルガンチェースとMNロスチャイルドの総資産を比べたら1/100とは言わないけれどもそのくらいの差があるんじゃないの?軽く言って。もっと差があるかもしれない。ロスチャイルドなんか調べてないから、どうでもいいから、僕知らないんだけどそのくらいの差がついていると思うよ。
こういう事じゃない?たとえて言うならば零戦ってあるよね。零戦は傑作機だったわけですよ。第二次大戦のころは世界で一番性能のいい戦闘機だったかもしれない。零戦すげー、スキだ、というのは全然いい。それでいい。美しい飛行機。だけれどもだから今日戦えるかというと世界はいまF-35で戦っているわけですよ。そこに零戦持ってきたって何の意味もないわけでしょ。だからロスチャイルドの栄光は零戦と同じで現代のファイナンスの世界では全くrelevanceないと思うよ。僕に言わせれば。
VNQ/VWO/VGKの見通し
VGKあたりは直近では面白いかと思っている。今週製造業購買担当者指数発表されたが、ヨーロッパ強い。アジアはダメ。マレーシアとかベトナムとかASEAN諸国の製造業ちょっと落ち込んでいる。多分新型コロナがぶり返している影響と思う。新興国のETFがいいか、ヨーロッパのETFが良いかでいうと、ごくごく目先ではヨーロッパのほうが良いのではと思います。
公募増資について
インサイダーが株を売ることについてあまり気にしないでいいのではと昔僕が言った事があるが、それに対する質問と思う。
モデルナが高値で公募して、その後株価下がって大顰蹙を買ったことがあったが、今その水準は超えている。関係ないと言えば関係ないし、一瞬下がっているので関係あると言えばある。
特にバイオテクノロジーなんかによく言えるが、バイオの経営者は苦労している、お金カツカツの人が多い。ちょっと株価が上がったら自社株を売りたいという人は多い。それは生活しなければ、家族喰わせなければいけないから良いんじゃないの?僕はそういう社長のところに営業に行っていたから事情はよくわかるんだけれども。みんな企業の経営者は腹黒い人ばかりで、絶頂のタイミングを知っていて、狙いすましたかのように株を売ってくる、という思い込みが強すぎません?現実はそうじゃないよ。社長さんが証券会社に電話してきて、「言い出しにくいことですけど、個人的にお金借りることできます?」とかそういう話を普段している。カツカツなわけ。決算発表が無いとき、臨床試験の結果の発表が無いとき、そういうニュースが無いときにインサイダーが株を売っていいウインドウで(音飛んでました)そういうやり取り(タイミング)でしかやった記憶ない。僕の場合は。インサイダーのタイミングを過大評価しないほうが良い。
MDB モンゴDB
365ドルで公募、今362ドルで引けている。公募価格より下。やや消化に手間取るかも。少なくとも公募価格の365ドルをクリアして、その上で買ってください。
TERN ターンズファーマシューティカルズ
特にネガティブなニュースない。6月14日にTERN101のフェーズtoAのトップラインリザルトはポジティブだったというニュース。
NKE ナイキ
決算良かった。持っていていい。
BIIB バイオジェン
いいと思う。昨日買った。そろそろいいタイミングと思う。
債権について
リタイア直前やリタイア済みの高齢者ならある程度財産のうち債権で持つ、銀行預金で持つ必要があると思う。今は長短金利差がそれほどないので短期債持とうが長期債持とうが、長期債を持つことに対する利回りの良さは雀の涙程度。あなたがもし若い30代、40代である程度リタイア前リスクを取れるのなら、株式を持った方がはるかにいいと思う。利回りが低い米10年債で1.4%とかは債券価格という意味では買われ過ぎ、高値になりすぎを意味する。債券とはいえ必ずしも安心ではない、要するにバリューが無いということ。債券をポートフォリオの何%にするかという判断は真剣に考えなければならない。その時に主に考えなければならないのは自分に残された時間、命の時間が考察ポイントになる。
今注目の銘柄
ポートフォリオのコアはVTI。これがドーンとある。それ以外に長期で保有しているOKTA オクタ、ZM ズームビデオのようなSaaS系の銘柄も保有している。それに加えてちょろっ、ちょろっとIPOもプレイしている。それはもう早ければ1日、2日くらいで出たり入ったりしている。あとバイオジェンとか、製薬株とかも持っている。でも方向性としてはポートフォリオを整理して銘柄数を少なくしている。キャッシュを引き上げている。引き上げたキャッシュをIPOに投入しては逃げ、投入しては逃げている。それももうそろそろやめようかと思っている。ロビンフッドがIPOされるまでにはチャラチャラしたトレードはストップしようと思っている。
ASAN アサナ
決算良かったよね子の前の、噴いてるねえ、まあ当然でしょうね
FDX フェデックス
可もなく不可もなくって感じ。基本的にネット通販は今後も強いと思うけれども。好きでも嫌いでもない。
SPCE ヴァージン・ギャラクティック
短期で取れるかという質問。
たぶん成功すると思う。フライトは11日。その時の位置によるが過去の高値62.60ドルをフライトの11日より前に上に切り、新波動に入っていると理想的。そうならないリスクもあるが。いずれにせよリチャードブランソンが飛んだ、宇宙船からスマホでライブをしている、その時が株価の天井になるかも。僕だったらごく短期のワンポイントトレードなら、グッドニュースが出た時に、理想買い「現実売り」で降りますね。
インフレで株が劣後する理由
なぜかと言うと、株のバリュエーションの理論価格を計算するときにインフレ率は分母に来るから。配当割引モデルとかキャッシュフロー割引モデルとか難しいファイナンスの理論がいろいろあるが、それらはいずれも数式の分母に市中金利がきている。インフレ局面では分母の市中金利が大きくなる。そうすると算数的には計算結果=バリュエーション=理論価格は下がる、という単純な話。
欧米の上流階級とのお付き合いではワインの知識は必要?
勉強したという感じではないがカリフォルニアに住んでいた時にはサンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡って、マリン郡、それもソノマと境界線に近いくらいのところに住んでいた。何が言いたいかというとワインの本場のソノマとは目と鼻の先、車で20分くらい走ったらワイナリーがあるところに住んでいた。ワイナリーはよく行ったし、お客さんが海外から来た時にシリコンバレーの会社を訪問し、土日にはナパを案内したりしていた。
当時は上場会社にロバートモンダヴィという会社があって、モンダヴィは僕が務めていた証券会社H&Qが幹事。レイヴンズウッドという上場銘柄があるが、それも経営者とつながりがあったのでそういったところは回った。でも研究したかというと一通りは知っているが(例えばナパの中でもどの地域がどんな土壌か、とか)そういう事はワイナリーの人に教えてもらってテイスティングして一通り走っているが、ワインに詳しいかというとそれほどではない。
仕事の上で必要かというとそういうケースもある。ファンドマネージャーと会社訪問する段階では必要ない。だけれども経営者とかばん持ちして機関投資家を回るときは上流階級の付き合いというとあれだけれどもそういう話も出来なきゃいけない場合もあると思う。
ZTS ゾーティス
いい感じで伸びてきている。アニマルヘルスの会社。レジスタンスを抜けてきているので値運びが軽くなっていると思う。今一番面白いように値が伸びている局面。
LPX ルイジアナパシフィック
木のおがくずとかそういうのを固めてウッドプレートにして建材として売る会社。いま材木の値段が高騰していたのでルイジアナパシフィックも大相場になった。2年くらい前に面白いよ、というはなしをしたが随分相場になったので今から買ってもしょうがないんじゃないかな。僕だったら買わないね。
TRTN トライトン
まだいいと思う。コンテナ不足していると思う。この前の決算イマイチだったのはなぜかと首をかしげているがビジネスは良いはず。良くなければおかしい。
宇宙関連
用心し始めるタイミングはスターリンクのIPO。メチャクチャフィーバーすると思うが、そこで材料出尽くしになるので、まだ始まってもいない。宇宙関連銘柄は。
IPO初日で株価が上がったら利確すべき?
はい。例えばゾーメトリーは上場直後にバコーンと上がった。僕はそのとき売って、今回の下げには引っかかっていないが、良ければまた入りたいと思っている。リーガルズームは全然動いていないので、それは持ったままにしている。ようするにIPOは上場後初の決算は鬼門。上場後初の決算だけは跨ぎたくないと思っている。IPO直後のボラタイルな相場を取るというならそれはそれでOK。だけれどもそれで1回転取れたら、あるいは捕まったら最初の決算発表までは死に金。そして最初の決算発表は超リスキー。ほとんどのしっかりした機関投資家は最初の決算発表で確実にいい決算が出せると確認した後でBig Moneyは出動する。それを覚えておいてください。
ヘルスケア以外に面白いセクター
面白いということでいえば宇宙関連。
なんで僕が宇宙宇宙という風に言っているかというとそこには知識の真空があるから。つまりみんな宇宙のビジネスがどのくらい大きいかということを知らない。でも宇宙のビジネスのアドレサブルマーケット、潜在市場はバカでかい。2000億ドルくらいある。そのかなりの部分、半分以上は宇宙から地球へのインターネットサービスだけど。それを除くと他のビジネスはあんまり大きくない。でもそれでもグッドサイズなビジネスはあり得る。衛星写真とか。ブラックスカイ、パランティアなど。スノーフレークも結局彼が何をやっているかというと衛星写真とかそういうのをストレージに蓄積している。前回と比較し、あれ、地面が30㎝動いているぞ、これだとコンドミニアムが倒壊するのでは?と衛星写真で判断する。今フロリダのコンドミニアムの衛星写真とかそういうマーケットもクレイジーになっているのでは?地盤沈下しまくっているから「うちも調べて」という感じで調べまくってると思う。宇宙ビジネスってすごい事なんですよ。宇宙からのインターネットサービスは人工衛星がポコポコポコポコ1回の打ち上げで30個とか50個とか鮭が卵を放出するよnnオうな感じでどんどん出てくる。大きさはトースターのようなサイズ。羽みたいなソーラーパネルが出て空を飛ぶ。そんなビジネス。知っている人がほとんどいない。だけれども宇宙ビジネスの大部分がサブスクリプションビジネス。つまり毎月のスマホ代のように定額課金のビジネスがものすごく多い。宇宙サービスのアストラとかロケットラボは収益構造は違う。彼らはたとえて言うとUPSやフェデックスのようなビジネスに近い。でもそのビジネスも面白いと思う。
DOCS ドクシミティ、XMER ゾーメトリー、CURV トーリッド
9月まで持つのは危険?という質問。
IPO後初の決算発表をうまく乗り切れるかが、不安だよね。
ジムクレイマーについて
一緒に働いていたわけでは無い。ジムクレイマーは客。クレーマー&カンパニー、前はクレイマーバークウィッズというヘッジファンドが客だった。
クレイマーの話をすると、彼のオフィスは昔のウォールストリートの、ゴールドマンの旧本店から数歩東に歩いたところにデルモニコスというレストランがあるが、そのステーキハウスの3階か4階か忘れたが、デルモニコスの上にあった。クレイマーの座っている席は三角形の敷地のビルだったが、三角形のとんがったところに角部屋があってクレイマーが座っていた。そのオフィスビルの選択の理由は、ジムクレイマーの人柄をものすごく反映している選択肢だと思う。普通ヘッジファンドって新しいビルが好きだよね。トレーディングルームだから近代的でITとか整ったビルのほうが良い。そういったところにみんな入居している。あるいはヘッジファンドモーテルと呼ばれるヘッジファンドだけは言っている雑居ビルとかに大多数のヘッジファンドは行く。だけれども彼はデルモニコスの上階に入っている。それはどうしてかというと、デルモニコスというレストランの歴史を彼が凄く重視しているから。
さっき説明したロスチャイルドのアメリカでのエージェント、オーギュストベルモントだが、オーギュストベルモントがアメリカのソサエティに受け入れてもらえず、著名レストラン、デルモニコスでのパーティに招待状を送ってくれと言って、「さもなくばお前らの秘密をばらす」と脅した。そうしたらユダヤ人のソサエティのお友達が「わかりました、招待状送ります」と送った。オーギュストベルモントがデルモニコスに行ってみたら自分一人しかいなかった。みんなは別のところに行ってしまった。オーギュストベルモントは常にパーティに遅れてくることで有名だった。8時から舞踏会が始まると言ったらオーギュストは10時から11時にならないとそこに行かなかった。なぜかと言うとパーティに遅れていくということがファッショナブルだったから。アメリカ人が時間を守らない、わざと遅れてくる、それがエチケットだとすら思っている節がアメリカ人にはある。そういう習慣を始めた人がオーギュストベルモントという人。彼はなぜそういう習慣を始めたのかというと、これがヨーロッパ流、ロスチャイルドのやり方とアメリカのハイソサエティに教えようとした。それに対してアメリカのパワフルな社交界の人は8時に集まって一通り飯食べたらフーンという感じで引き揚げてしまった。だからデルモニコスはそういう由緒正しい歴史を持ったレストラン。
たとえばパナマ運河を建設するときにフェルディナンドレセップスというフランス人がプロジェクトをやったが、レセップスが資金調達のためにロードショーをしたのはデルモニコス。その時代から資金調達と言えばデルモニコスで投資家ミーティングをやるというのがお定まりのパターン。
ジムが何でデルモニコスの角部屋の一番上に事務所を構えたか。①説明する必要が一切ない。デルモニコスと言えば説明不要。②投資家ミーティングのほとんどはデルモニコスでやっていた。ロードショー見たければすぐに見ることが出来て便利。すごく効率がいい。ジムはそういう男。彼は勤勉な方ですごくすごくカンファレンスコールとか丁寧に聞いているし、僕が電話して間違ったこと言っていると、「お前カンファレンスコール聞いたのか?」と突っ込まれてスゴいうるさい客で、恐ろしい客でした。でも小さいアカウントだったけれども。手数料的には重要ではなかった。だけれども彼の知見というか書いたもの「NewYork Magazine」のコラムで株コラムがあった。1990年代初頭、クレイマーバーコウィッズを担当する前からジムの書いたものは読んでいて、同僚のベテランのセールスマンに売り出し中のヘッジファンドマネージャーで鋭い記事を書くから読んだほうが良い、と勧められた。
毎週彼の書くものを読み始めたら文章がうまい。それもそのはず、ハーバード大学のハーバードクリムゾンという学生新聞の共同編集長だった。ハーバードクリムゾンの編集長はメチャクチャ×2プレステージアスなポジション。歴代の大統領が編集長を務めるとか、そういうポジション。まずクリムゾンの編集長というのは僕の中ではすごく重いことだった。
そしたら上司に呼ばれてクレイマーバーコウィッズ担当しろと言われ驚いた。
それ以降は毎週金曜日に新しいニューヨークマガジンが発売になる。ニューヨークで一番最初に印刷所から届くのがグランドセントラルステーションのコンコースからエスカレーターを登った上にあるキヨスク。それを調べた。その売店の兄ちゃんと友達になって、ニューヨークマガジンが届く時間に売店に行って雑誌のビニール袋を空けてその場で読んで、ジムクレイマーに感想を電話する、それが毎週の日課だった。
ウォール街の株屋はそういう風にして営業する。僕はそういう風にしてジムと付き合っていた。
最初は忙しい男なので5秒くらいしゃべったら電話切れ、きょうは5秒、10秒という感じで1分くらい話せればよかった。ある日ジムがキャリートレードについて書いた。日本の投資家から見ると為替リスクを加味したうえでもアメリカの債券をキャリーする価値が十分ある、ということに関して彼が記事を書いたことがあって、その時に「記事を読みました。僕の客日本の生命保険とかで、そこら辺の事情はある程度分かります」ということを話していたら「そうか、タカオは日本人だったよな。じゃあ俺の書いたこと間違ってなかったのね」という形でその時に初めて30分くらい話することが出来た。
後ろの方でトレーダーの女の子が「ジム!ジム」と絶叫している中でずーっと話し込んで初めてしっかりしたリレーションシップが出来るようになった。そんな記憶、思い出がある。
ベトナム株式 VNM
カップウィズハンドルではないのでは。買い場のピボットタイミングより上に来たので買いタイミングでもない。ただターゲットは上なので今はネガのビルに任せておけば株価が騰がるかもしれない。でもカップウィズハンドルとは違う。
CRWD クラウドストライク
今ちょうどチャートポイント。過去の上値抵抗線を上に切ってピボット(買いシグナル)が出ている。
新興国ETF
新興国通貨が心配だが、ドル高のときに売られやすい。今気持ちドル高に振れているので今は手掛けにくい局面では。
8月に資金を引きあげるならジャクソンホール前と後どっち?
僕だったらジャクソンホールで話されることをじっくり見てからでも遅くないと思う。何も出ないリスクもある。
ICE インターコンチネンタルエクスチェンジ
今世界の取引所の出来高が気持ち少なくなってきている。シーズナルな(夏場だから)という理由と思うのであまり心配しなくていいと思うが、そういった意味ではちょっとどうかなと思う。一応カップが出ていて、カップの柄の部分を作りに行っている。
VEEV ヴィーバシステムズ
いい感じ。目先は325ドルのレジスタンスを上に切ってくる必要がある。一応カップでている。
USB USバンコープ
微妙なチャート。長期金利が下落し、長短金利差が狭くなっている。銀行は金利差で儲けているので儲からないパターンになり始めているという風にも取れる。注意する必要があると思う。
AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズ
一応長いカップが出ている。長すぎるので僕は嫌いだけれども。99ドル超えたら面白い展開だと思う。
ROKU ロク
こっちの方がチャート的に好き。深いカップが出来ている。早い段階で486ドルをクリアする必要がある。もし今秋以降もズルズルと下がるなら急速に崩れてくる形になるが、高いうちは良いと思う。
AI シースリーエーアイ
底値を這っていて手掛かりに欠けるチャート。強気でも弱気でもない。
今後短期金利が上昇してドル高になることは?
もし長期金利が今のように低い状況であれば短期金利を引き上げるシナリオはあり得ない。なぜかと言うとその必要が無いから。長期金利が低いということは投資家、市場参加者のインフレ期待が低い位置でアンカーされているということだから、FRBが利上げをするまでもなくインフレリスクは低い。なぜFRBが利上げしなきゃいけないの?
慌てふためいてFRBが利上げするシナリオは①インフレがどんどん進行している。②長期金利もそれにつられて上昇している。
今の長期金利の動きは景気のスローダウン、かげりすら感じさせさえする。
このまえFOMCでFRBは今後インフレ退治をメインにするというメッセージをはっきり出した。だけれどもそれに従ってFRBが引き締めをしなければならないという必要十分条件はまだ満たされていない。
あれは単に緩和も引き締めもできる中立なポジション確保のためにやったことでまだFRBはマーケットを観察中。結果いかんによっては何もやらないシナリオもある。
PLTR パランティア
2021年5月11日決算発表
EPS予想4¢、結果4¢
売上予想3.3億ドル 結果3.41億ドル(前年+48.8%)
来期売上予想 3.42億ドル 新ガイダンス3.6億ドル。
いい、今のところ問題ない。
GILT ギラット
宇宙関連銘柄。ひょっとしたら動意づくかも。順番的にはアストラとかロケットラボの方が先。
FB フェイスブック
どちらかというと利食いゾーンが近い。
AMZN アマゾン
ちょうどレンジをぶち抜けようとしている、抜けたらすごいことになると思う。
GOOG グーグル
ずっと上がってきているので妙味ない
AAPL アップル
これからブレイクアウトするかというピボットゾーン。
MSFT マイクロソフト
だいぶ上がっている。旬ではない。
7月上を見ているのになぜ広瀬さんはキャッシュ比率を上げている?
自分が間違っているかもしれないから。その場合、ダウンサイドの方が怖いのでキャッシュポジションを引き上げている。
MQ マルケタ
ホールドします。
ETSY エッツィー
これもホールドします。良いと思います。
ジェフェリーズについて
いいかもしれない。というのはランキングでいうと投資銀行フィは上半期18.6億ドル、グローバルランキング第8位 その上はバークレイズで25.5億ドル、その下は17.3億ドルのドイチェバンク、その下にUBS 14.1億ドル。第2グループの真ん中くらいにつけている。
投資銀行フィ1位 JPモルガン 62.6億ドル シェア9.5% 2位ゴールドマンサックス フィ59.5億ドル、マーケットシェア9.1% 3位モルガンスタンレー 43.1億ドル 6.6% 4位BofAセキュリティズ 40.9億ドル、 シェア6.2% 5位シティグループ 38.2億ドル 5.8% 6位クレディスイス26.2億ドル 4% 7位バークレイズ25.5億ドル 3.9% 8位ジェフェリーズ 18.6億ドル 2.8%。
トップ10にジェフェリーズが入っているのはすごい立派。なぜかと言うとジェフェリーズは1970年代くらいにロサンゼルスで始められた証券会社で当初は時間外取引をした最初の証券会社。もともとトレーディングが強くて、それからインベストメントバンキングが始まっている。
エクイティのランキングは9位。ECMディール件数は215件。まずまず良い。リードマネージャーのティールは少ない。だけれどもほとんどのリードにCo リード。副幹事みたいなかんじで絡んでいるケースが多い。だからディールの数はそれなりに多いと思う。リサーチもまあそれなりにしっかりしてると思う。
シリコンバレーとかヘルスケアとかそういった分野でもそれなりにやっている。特にヘルスケアは割としっかりしている。
門前払いを喰らうということは少ないんじゃない。でもブローカーリストに付き合う証券会社に乗るのはしんどいかもしれない。商売して当然という証券会社ではない。でも本来の格付け異常にアウトパフォームしている投資銀行の一つと僕は思う。
IPO後3回決算確認して良かったらホールドという戦略
ZM ズームビデオ、ZI ズームインフォ、U ユニティ、ASAN アサナにからVTIや制約に乗り換えるべきか。という質問。
その辺の銘柄は長期金利の低下時にアウトパフォームしやすい。今の長期金利低下がどのくらい長続きするかは分からない。今ちょうどいい感じで値が伸びている銘柄が多いわけでしょ。なんで売るわけ?そっちのほうが早くキャピタルゲインが出ると思うよ。
理想のポートフォリオとしてVTIをこんもり持ちますよと前から言っていて、実行していてパフォーマンスも出ていると思うが、たまたまあなたのポートフォリオがそうでなくて、でも足元のパフォーマンスが出ているなら持っていればいいんじゃないの、そういった銘柄を。いま、連戦連勝している銘柄をなぜ売るんですか?新値追っているならばなすがままに放置しておけばいいのでは?
ある時点で例えば長期金利が反転するとか、状況が変わればその時に考えれば良いわけで、これはこの質問者さんに限ったことではないが、てめえがアッと思いついたときが旬な時と決めてかかる人が多い。でも僕はそうじゃない。シナリオがあってもコロッと状況が変わったらその瞬間に考え方をがらっと入れ替えればいい。てめえのスケジュール、てめえの予定表はクソの役にも立たないよ。たとえばSPCE ヴァージン・ギャラクティックという銘柄。僕クソミソにけなしていた。この前ロケット点火成功というニュースを聞き、悔い改めます、ポジティブと意見変更した。君子豹変しなければいけない。なぜみんなは経済指標、決算を追う?それはそういった形で入ってくるニュースが好転、暗転した瞬間をとらえるために日々訓練しているわけでしょ。そうなんだったらいいニュースが出てきたら、悪いニュースが出てきたら意見を変えろよということ。意見を変えない人間はバカだけだという格言が欧米にはある。
広瀬さんコロコロ意見変わっているとバカにしているやつがいるが、そうじゃない。賢者は意見が変わる。状況が変われば。あくまでデータが変わる、状況が変わるというのが大前提。意見変更は必ず理由が無ければいけない。それもデータに裏付けされてなければいけない。だけれどもデータがそういうならスッと意見変更してください。
世の中を見ると意見を変更しない連中の死屍累々でしょ。例えばインパール作戦。やると決めたらどこまでもやると決めてかかって意見を変えない愚かさの代表。ミッドウェーの海戦で負けが確定していたこともそう。意見を変えない人は愚鈍な人が多い。日頃からピリピリしながら観察しない人が意見を変えられない。意見を変えられない人にはならないで。
リバモアが現代に転生したら成功する?
成功するんじゃない。そう考える理由は彼は相場に謙虚だから。自分が勝てなくなったらなぜ勝てないかに向き合ってストラテジーを変える。
彼は1・2・3回くらい投資に対するアプローチを全面的に変えているが、それはその時々に合わせて考えるという態度が出来ている人の特徴。みんなもそういう投資家になってください。
やってほしくないこと。自分はバリュー投資家、グロース投資家と決めつけて、勝ててもいないのに頑張り続けるとか。そういうのって意味がない。しばらく一定期間やってみて成績を振り返り、反省してみていけないわと思ったらやめればいい。そういうのをやってください。
今はバブル?
バブルかもしれない。
S センチネルワン
クラウドストライクになれるか、という問い。
分かりません、決算次第。ちょっと赤字が多いと思う。でもコンサルの評判はいい。
DEN デンベリーリソーシズ
地球温暖化ガスを閉じ込めて再利用する技術を持った石油関連銘柄じゃないかな。株価すごいけれどもグリーン関連で上がっているのかも
FRBは引き続き新政策金利決定枠組みを維持する見通しに変更なし?
基本的には変わりなし
政策金利の手綱さばきなど難しいと思うが、パウエル議長はしっかり対応すると考える?
はい、そのように考えます。
LEN
まだカップ完成には程遠い
住宅関連は短期的には上がりすぎた
BNTX バイオンテック、MRNA モデルナ
一番おいしい部分は終わっていると思う
TERN ターンズファーマシューティカルズ
いい会社と思うが、新薬の開発一発、ハイリスクストーリー
ドットコムバブル、リーマンショックより近年は株価回復が早い理由
パウエル議長の動きがものすごく迅速だった。
PINS ピンタレスト
いいチャート。88ドルを上に切ってきたら展開早くなる。
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