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九条の大罪 第110審 あらすじ ネタバレ注意
九条と烏丸が釣りをしている
民事裁判なのでリモートで釣りをしながら対応ができるらしい
リゾートホテルのロビーのようなところで沖縄県民っぽいおじさんが九条に感謝している
共同相続した軍用地の賃貸契約を継続したい遺族と、売ってしまって現金化したい遺族に分かれているようだが、話をうまくまとめてくれたようで感謝している
九条はこの話をまとめるのには相続人との仲介の烏丸が貢献したということを言っているが、依頼人の沖縄県民っぽいおじさんは九条に対してベッド一つのいい部屋を取っておいたようで、遊んで行ってくださいねという
九条は烏丸とのじゃんけんで負けたためベッドを譲りソファで寝ることにする
水着を買ってプールサイドでビールを楽しむ九条と烏丸
毎朝新聞の市田記者と薬師前が空港に来ている
薬師前は離島出身のようで市田の取材についてきたが、実家が離島らしい
市田と薬師前が恋人や好きな人について話す
薬師前は付き合っておらず、来週に39歳以下の婚活パーティーにお金を払って参加するらしい
市田は好きな人いるんですか?と薬師前に聞かれ、少し間をおいてよさげな人でも嫌なことがあるとブロックしてしまうという
薬師前は短大出身でテレアポの仕事がつまらなくて人と向き合う仕事をしたくなり、今のソーシャルワークをしている、と自身を語る
一方市田は北関東出身だが、田舎で楽に生きることを嫌い、東京で勝負しているという
薬師前は雫やリスクのある売春をしている子たちをかわいそうに思っており、一歩生まれた環境が違えば自分もそうだったかもしれないという気持ちがあるという
市田も女性に生まれると性的搾取に思うところがあるという
取材を続けるという市田に対し、薬師前はホテルにマッサージを呼ぶ
マッサージを終え市田に会った薬師前は微妙な表情だ
男性のマッサージ師に陰部を押し付けられたという
弁護士に相談しよう!という市田
烏丸とプールサイドでくつろいでいる九条のスマートフォンに着信が入る
九条の大罪 第111審 感想
新章に入った
タイトルの曖昧の判断 という内容からこのマッサージ師の話に終始するかは不明だが、セクハラなどが主題になるのだろうか
ヤクザが登場したり、人命などに関わった前回までと比べるとマイルドな内容に感じるが人によってはセクハラも大問題になりうるし、特に女性であればより深刻にとらえることが多いだろう
最近、男性の家に女性が入るということは性行為がOKのサインかそうでないか、というような議論がテレビ番組であったが男性側の主張としては危険な可能性もあると思い行動してよいのでは?という意見だったが、女性側の意見として有力だったのが、男性が加害者にならないための教育も大事(つまり家に来た=OKではない)という意見だったと捉えている
セクハラというワードが登場したのは1980年代らしいが、日本で一般に浸透したのが1989年、その後はより重要性を増しつつもあいまいさも残す分野だと捉えており、今回、市田が言っている「セクハラと感じたらそれはセクハラである」ということについて、おおむね理解できるもののどのように線を引くのか、というのはいまだ難しい問題なのではないか
今回は、
一言でいうと九条・烏丸、薬師前・市田が別々に沖縄に行き、
薬師前がマッサージ師に陰部を押し付けられたと主張している
という話であった
体を使うマッサージなのであれば指以外も施術の際に客に触れるだろうが、果たして陰部に当たりそれが故意であるということを主張できるのだろうか
また、陰部を押し付けられただけでなく、施術に当たって下半身が下着姿になっていたり、それに伴ってマッサージなのか「おさわり」なのか微妙な行為があったとして、その施術者を二度と呼ばないことはできても、何らかの罪に問うことは可能なのか、極めて難しそうに感じる
九条の大罪 第111審以降の展開は?
セクハラ マッサージ で調べると結構な件数の弁護士への相談が発生していそうだった
どの程度なのかはケースによるだろうが、通常このような場合においてマッサージを受ける側の人間は録画や録音をしていないことが多いのではないだろうか
施術を受ける側としても密室に施術師と二人になるわけだからそれなりの警戒は必要なのかもしれないが、被害者が自身を責めるような世であってほしくないようにも思える
施術氏側としても必要なサービスをセクハラ・痴漢行為とされてしまっては、サービスの本領を発揮できず常にビクビクすることになりたまったものではない
九条への相談内容と解決の方向性が気になるところである
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