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九条の大罪 第39審 あらすじ ネタバレ注意
なぜ九条を弁護士にたてたのか、よくわかっていない亀岡が、九条を飲みに誘う。
どうせ暇でしょ、という言い方も実に彼女らしい。本当は興味津々なのにあくまで九条とは対等以上である、というスタンスを崩したくないように見える。
何十件も同時に案件を抱える九条は、暇ではないですよ、というが、
却下。と断じる亀岡。蟹に誘っている。
何となく蟹が好きそうにも見えるが、そうではなく高い食事であることを言い訳に九条と飲みたくて仕方ないように見える。
たぶん、店についてすぐのシーンに見えるが、
で、何で九条くんなの?と尋ねる亀岡。
九条は「人の話を聞いてくれそうだから、依頼されました」
というが、それを受けて亀岡は、自分は人の話に耳を貸さないってこと?と突っかかる。
見透かしたように「ほら、そういうとこ」
亀岡は合理的過ぎて相手が見えていない時がある、と指摘する。
豪快に蟹を食べる亀岡はカチンとくる、ムカつく、といいつつ、倫理観を捨てた人間に1ミリたりとも言われたくないわ。というが、本気で怒っているわけではないように見える。
なぜ亀岡が性産業を目の敵にするのか、と聞く九条に対し、法律がそうしているから、というような答えをする亀岡。私だけの問題じゃない。と。
亀岡はキャサリン・マッケノンをリスペクトしていた、という九条。
シスヘテロの女性が一番搾取されていた、社会全体が根本的に男性中心に出来ていると考えていると思い込んでいる?と問いかける九条。
額を出した髪型だった亀岡は前髪を下ろし、九条にいう。
もっと単純な理由だと。
亀岡の双子の妹は勉強もせず、男遊びを続けていた。その妹と見た目が似ているので妹と勘違いをされ、性的な目で見られていた亀岡の体験、あるいは援助交際で16歳で子供を産み、父親は不明、そのまま出産をし、生まれた子を施設に預けその後は妊娠と堕胎を繰り返す妹をだらしないものとおもっていたようだ。
凛々しい感じの亀岡(姉)と違い妹はいまもキャップをかぶり、ちょっとと市街の無いファッションに見える。そして、体形も崩れはじめている。
水商売や清掃員をしながら男をとっかえひっかえだらしなく暮らしている。
弁護士を目指した理由は女性に対して平等ではないから、その不平等を正していくことが、私の尊厳を守ってくれると信じている
という亀岡。
髪は下ろされたまま、視線は九条を直視していないようだ。
すでに結構飲んでいるが、さらに激しく飲酒をすることを九条に促し、寝ながら社員証でナンパしてくる男のダメ出しをする亀岡。
九条はタクシーで送ります。という。
髪を整えた亀岡と九条が飲み屋を出たシーンだと思われる。
朝のようだ。笠置雫を救えるのは九条だけだ、頼むわね、という亀岡にグッドサイン👍を出す九条。
それに👍のハンドシグナルで答える亀岡。
デリヘルのオーナーを待つ外畠は一瞬でビニール袋をかぶされ拉致される。
オーナーは壬生のようだ。もしくはオーナーをさらに雇っているのが壬生なのかもしれない。
とにかく壬生のガレージに連行された外畠は、ビニールをかぶったままなのでだれかはわからない中、デリヘルで働く女の子に手を出したことを壬生に指摘され、一生使い物にさせねえ、と股間にスタンガンを放たれる。
つづく
九条の大罪 第39審 感想
今回は雫は出てこなかったが、外畠の股間以外はスッキリした回であった
九条と亀岡麗子。セクハラという言葉を定義したアメリカの弁護士
キャサリン・マッケノンが何なのか知らなかったのでググってみたが、アメリカの弁護士で、「セクハラ」というワードを世に知らしめた人らしい。
つまり数々のおっさんを悩ませ、数々の女性を救った人なんだろうと思うが、とにかくそういう人を尊敬している亀岡の根本に九条は迫っている。
思えば山城とも激しく飲酒していたので弁護士同士が腹を割るシーンは激しい飲酒、身内同士が腹を割るシーンは屋上のチープなご飯なのかもしれない、とふと思っている。
激しい飲酒と下ろした前髪というのが、砕けた本心の亀岡だとおもう。
その上で、なぜ自分が今の立場を取るのかについて、赤裸々に話している。亀岡の極端な感じには何か裏がありそうに思えたが、妹を通じて自分が感じたくやしさというか、妹に対する不甲斐なさ、とかいろいろなものが今の亀岡をつくり、それは変えられないものである、ということを泥酔しながら告白しているように思える。
再び髪を整えた亀岡は九条にグッドサインをした。
本音でいえば九条の言っていることもわかりながらも、建前の自分、今の自分がそういった女性の不平等を正したいという生き方をしているいう前提に立つならば、不平等を正したい自分と、雫を救いたい九条という、全然相いれない生き方に対して、雫を救うのは自分ではなく、九条しかいない、ということを改めて伝えている。
これからも亀岡はツンツンしているのだろうが、要は九条の仲間というか、いい関係性のキャラとして登場しそうである。
圧倒的なクズ、外畠。壬生による制裁で股間にスタンガンを喰らう。
デリヘルのオーナー、というのがどういう人なのか分からないが、かなり気合の入った人である可能性もあると思っており、外畠は悠長に出勤を増やしてもらえるのか、などと思っているが、どうももっと悪い未来が待ちかまえていそうである。
と前回レビューしたが、まさに一話にして股間が使い物にならなくなった可能性がある。
非常に外畠らしい結末であるが、大変痛そうである。
後輩が外畠を始末させようとしている、と思っていたが、殺すまでもなく外畠の長所である「性欲」を奪ってしまったようだ。
壬生は厳重なグローブをし、2コマに渡り股間に電撃を喰らっている。あっさりと金本を殺害した同じあのガレージで外畠に掌を加えるわけもなさそうだ。
今後の外畠と笠置衣子との関係性も心配である。
第40審以降の展開は?
そろそろ、シリーズが終わってもおかしくない。
ここまでお膳立てさせられたら、雫の減刑はなされ、もしかしたら執行猶予付きなのかもしれない。
そして、それ以上に雫の将来に対しどのように九条がかかわっていくのかが見どころである。
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