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九条の大罪 第46審 あらすじ ネタバレ注意
川辺で首を絞められる嵐山信子(愛美?)を強姦した過去を思い出しながら、刑務所で男にフェラチオをさせる犬飼勇人。
フェラチオをしている男は上手になったかと聞くが、得意げな様子に腹を立て指を折る犬飼。
フェラの男はどうも変態のようで、指を折られても気持ち良さそうだ。
衣笠に電話する嵐山。「P5」「P7」と言うメールのやり取りが何かを知りたがっている。「P」は「パパ」活で5や7は売春の値段、5万円や7万円であることを教えられる。
複数の愛人を言いなりにして小山は売春をさせていたようだ。
そんな小山の言いなりになる嵐山娘は、彼女自身が売春をしていたのか、それとも小山の売春を助けていたのか分からないが、衣笠美穂がいうに、親に褒められたことがないから酷いことをされている、とわかっていても現実をごまかして捉えてしまうようだ。
九条の事務所には金ヶ原と言う女性が来ている。壬生が連れてきたようだ。
昔ヤクザと付き合っていたせいで自宅が薬物の隠し場所となり捕まったため、銀行口座が作れず、店の経営は順調だが、家賃の銀行振込ができないと嘆いている。
金ヶ原は金髪だか茶髪で、眼鏡をかけ、シャネルのバッグをもっている。風体からすると水商売系のお店の店長かなにかだと思われる。
九条は銀行口座を作りましょうと言う。
警察庁の暴力団データベースを「九条の事務所の工作員」である「元刑事の探偵」経由で探るようだ。そこにヤクザの名前がないということが重要なポイントとなるようだ。
壬生はこの不良の元刑事に興味を持ち、実は探偵事務所をやりたかった、と言っている。
金ヶ原と壬生が去り、デスクで寝言を言う九条にやさしく服をかける烏丸。だが京極から電話が掛かってきた電話で九条は目を覚ます。
場面変わって警察の中だと思うが、嵐山と小山が面会している。
つづく。
九条の大罪 第46審 感想
とりあえず表向きの事件についてはここで見える形で読者にも明らかになった。
あとは嵐山がどのように真相に迫っていくか、というところである。
新キャラの金ヶ原登場。京都府長岡京市の地名。
モブキャラっぽい金ヶ原であるが、一応京都の地名のようだ。
登場人物は最初にリスト化しているが、ほとんどのキャラが京都の地名が付いているようなので、もはやキャラの重要度とはあまり関係ないのかもしれない。
多分、壬生あるいは京極がこの金ヶ原のお店の売上・利益の一部をもらっているのだろう。
今のところはそのくらいの感想である。
嵐山信子の殺害の実行犯は間違いなく犬飼勇人だった。
どうも今回を見ると犬飼という男について大物っぽいとか思っていたが、これまで深く考えすぎていたように考え直さざるを得ない。
それはなぜかと言うと男にフェラチオをさせていたからである。
変態っぽいからということではなく、犬飼は自分の欲をコントロールできていない、という描写に思える。
一方、事件の関係者と思われる壬生は人生のすべてと言っても過言ではない「おもち」を失った悲しみを体に刻み込みこそすれ、感情や欲を抑えて今やるべきことをやっているようだ。
このあたりの違いが、壬生と犬飼の違いで、15年前に犬飼は無知により300万円の対価の代わりに刑務所に入り、15年経った今、流木の会話を聞く限り、15年前を悔いるくらいの成長はあったのかもしれないが、人間の本質としては変わっていないのである。
犬飼は刑務所内で無双するくらいの腕力や強引さは持っているのかもしれないが、複雑な要素が絡み合うシャバ、世間においては京極や壬生の様な強者に対しては無力なのだろう、と思わされる。
第47審以降の展開は?
ついに嵐山が今の小山にたどり着いた。
これまでの嵐山から考えると、小山は「悪」と決め込んだうえで接すると想像される。そして、直接的に娘とかかわりのある小山へは、久我を締め付けた以上の執拗さで臨むのではないかと思われる。
小山も立派な悪党であり、きっと胆力も兼ね備えていると思うが、非常に有能そうに描かれている久我をもってしてもカンモクできるかな、と不安にさせる嵐山の圧力に屈してしまわないかどうかが気になる点である。
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