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九条の大罪 第76審 あらすじ ネタバレ注意
九条を密入国の業者かと壬生に聞く犬飼。
九条は、壬生に弁護人選任届を結ぶよう依頼する。
それを受け、すぐさまサインする壬生。
犬飼は九条を万が一パクられたあとの弁護士かと言うが、そうではなく京極の息子を殺した犬飼とは、委任契約を結べない、と九条はいう。
京極との利益相反になるからだ。
一方、海外逃亡のプランについて犬飼に尋ねる壬生だが、資金の少なさなど計画は不十分である。
先週は呑気にスイーツの話をしていた2名の仲間はすでに京極に捕まっており、強烈な拷問されている。
九条は「独り言」と前置きし、犬飼に死体遺棄での出頭を勧める。
最大3年、犬飼は累犯前科があり倍の6年になるそうだ。
さらに、埋めた死体が死蝋(しろう)化もしくは白骨化するなら
検察は「食わない」=起訴しない そうだ。
殺害行為と死亡の因果が特定できず起訴できないと、補足する壬生。一年逃げて出頭したらどうだと犬飼に勧める。
「ここからが本題」とし、京極の武器庫を知っているか聞く九条。壬生は知ってるも何も自分が預かっているという。
その武器を持って出頭してください
という九条。
何事もなく夜が明け、菅原は輩たちと駐車場に待機したままだ。
一方壬生の車庫では伏見組の構成員が映り込んだ防犯カメラから、伏見組と壬生の関係悪化を知り、両方潰すにはいいチャンスだと嵐山がいう。
九条の大罪 第76審 感想
まず、弁護人選任届とは何なのかよくわからなかったので流行りのChatGPT様に聞いてみると以下のような回答が得られる。
弁護人選任届とは、被告人が裁判所に提出する書面で、自分が被告人として裁判にかけられること、そして自分の弁護を担当する弁護士を選任する旨を申し出るものです。
この書面を提出することで、被告人は法律上の権利である弁護士による弁護を受けることができます。また、弁護人選任届には、被告人が選任した弁護士の氏名や事務所名、連絡先などが記載されます。
これから選任届を出す人は被告人として裁判をかけられることが前提となっている。
しかし、現在進行形では壬生を訴えてきそうな人はいない。
京極の息子が死んだことには直接関与していないし、そもそも反社の方が訴えたりできるのかがよくわからず、たぶんそういうことはできないorしないのではと思う。
では壬生自身はというと、至って潔白である。強いて言えば、前回書いたことだが、
①金本を倉庫内でスタンガンで気絶させ溺死させる②九条と組んで菅原と輝興儀の老人虐待をニュース化して徹底させる③(たぶん)植田に金を貸して、家を奪い、最終的に自殺に追い込む④菅原の仲間を寝返らせ(もともと壬生の仲間だった?)ボコボコにする。
くらいしか壬生は主体的に悪事を働いておらず、よくよく見ればいくらでも壬生を訴えてきそうなキャラはいそうである。
輩2名は残念ながらアウトのようだが、壬生と犬飼は九条の策を授かった形である。
武器庫にある武器、というのは包丁とかではなく「拳銃」を指すに違いないと思うが、所持の際は1年~10年の有期懲役に当たるようだ。
壬生の場合、あくまで拳銃の存在を共有しているだけで、所持しているのは京極あるいは伏見組、ということとするのだろうか。
この辺りは次の話を楽しみにしたいと思っているが、おそらく京極や伏見組と壬生とでは刑が異なるということは言えそうである。
一方でシンプルに壬生は逮捕されると思うが、それが短期的ではなく壬生を守る最上の策であるということで、最初に述べた弁護士選任届で何らかの事件の被疑者となり、それと前後し拳銃の存在を明かしつつ出頭することで、何らか京極の手の付けられないポジションに居られるのでは、と思われる。
私が思うに反社の方は必ず報復をするし、それが刑務所内であっても何らかの手段は講じれそうに思える。
壬生がただ単に刑務所に入り、その間の安全を確保する、ということでは不安もあるし出所した後どうするのかという問題が解決されていない。
いっぽうで、京極が刑務所により長い時間はいることになれば時間稼ぎにはなりそうに思えるが、壬生自身が犬飼を諭しているように、短期的な解決は意味をなさないということが言える。
おそらくは逮捕されていない京極関係者による嫌がらせでは済まないレベルの行為が壬生を襲うであろう。
犬飼を諭しているシーンは犬飼の未熟さ、短絡さを表すと同時に以下に壬生が問題解決を行い、そのために日々準備しているのかを示すポイントなのかと思う。
九条の大罪 第77審以降の展開は?
嵐山が登場してきたが、どこか周回遅れ感がある。
すでに事件の全容を知り全力で動き始めている九条ー壬生と京極に対し、いま「揉めている」と言うことが分かっただけでは追いつけ無さそうである。
一方でここのところ登場がない鞍馬検事は不気味である。
九条のプランは完璧なのだろうが、鞍馬が立件する何らかの出来事が九条や壬生を窮地に追い込むのではないか、と思われる。
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